『君と一緒に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「君と一緒に」
私は恋がわからない。
だけど、ふと君のことを思い出す。
君が一緒にいたら、と思う瞬間がある。
これが恋なのかな。
君と一緒に
砂浜を一歩一歩踏んで足跡を残していく。ふたりで並んで歩くと寄り添うような後が砂に刻まれた。
その後を波が攫っていって、寄り添った足跡が消える。後ろ背に残念がったのは内緒にしておこう。
握ってくれた手に少し力が入って、どうしたなんて聞く君に、なんでもないって小さな嘘をつく。
あの日と同じように繋いでくれる手の温かさをずっと独り占めできることが嬉しい。独占欲が強いなんていわれそうだけど、他人にいわれたって痛くも痒くもない。
君がやめてほしいというならちゃんとやめるつもりだから問題ないと自分を肯定することにした。
これからも君と手を繋いで歩いていきたい。どこまでも一緒にふたり寄り添って。
競走だ競走だと周りに勝手にセッティングされ、何かも分からずスタートラインに立たされて、気が付いたらスタートの号令が発せられ、急げ走れと周りから声が飛び交い、とりあえず走り出したのはいいものの、隣で一緒に走る相手も何が何だか分かっていない様子で、むしろ自分に合わせて歩いている様な状態で。
「ねぇねぇ、なんで僕達走らさせられてるの?」
「こっちも分からないよ。いきなり走れって」
走らされていることはもう始まっているので仕方ない。兎と亀、亀と兎、君と一緒に走ってゴールを目指す。
(君と一緒に)
兎と亀のオマージュ、本人達は何が何だか分かっていない状態で走っているバージョン。
あの頃、君と一緒に映画館で観た映画を、家のリビングで、娘達と観る。
君とは違う人と結婚して、子供が生まれて、家族が出来た。
今頃どうしてるかな。この映画のこと、覚えてるかな。
エンディングは悲しい展開。
ハッピーエンドが良かったのに。
映画楽しかったね、と話したかったのに。
子供達も食い入るように見てた、エンディングシーン。
これはこれで、心に残る映画になったのかな。
何故だか少しだけ、心がじわりと滲んでゆく。
君と観た時は、封切りされたばかりの作品だったけど、もはや色褪せて、たくさんの作品に埋もれていた。
思い出も埋もれてゆく。
その中から時折、引っ張り出しては、あの頃とは違う暮らしの中で紐解いてゆく。
君と一緒に過ごした時代。
もう還らない、遠い存在。
ハッピーエンドにはならなくて、悲しい展開を迎えたけど、今はこうしてこのリビングで、感動を共有しながら過ごせる家族がいる。
そんな、一人想い。
エンドロールが流れるスクリーンの向こうに、確かにあの頃の自分がいた。
君と一緒にシートに並んで。
幸せだったんだと、思う。
「悲しかったけど、イイ映画だったね」
娘達が感想を言い合ってる。
そーだな。悲しいからって、ダメなわけじゃない。
それまでの過程や出来事が、積み重なって作品に彩りを与えてゆく。
「買い物にでも行こうか」
リビングで声を掛けると、三人のはしゃいだ声が返ってくる。
「いいねー、欲しかった本があるんだ」
「帰ってきたら、また違う映画、観る?」
「今日の夕飯、何がいい?今、冷蔵庫空っぽだよ」
この作品のエンディングは、幸せに包まれたまま、迎えられますように。
最終の保育園バスにおともだちと乗って
帰ってすぐピアノの練習しなさいと言われるのはわかっていても
早くあなたの待つ団地に着いて
夕焼けの中並んで歩きたかった
「君といっしょに」
『君と一緒に』
吹き抜ける 夕暮れ時を 風と記憶
湖の傍で佇む横顔が
夕日に照らされて
それが どうにも儚くて
消えてしまいそうで
久しぶりに帰ってきた
家は まだそこにあった
変わってしまったところもあったが
一緒に過ごした あの家だった
彼女が【ただいま】という
まるで【お帰り】と返すように
風が吹き抜けていった
君と長くはいられない、
そう、わかってる。
ねぇ、美味しい?
と、君が言う
ああ、美味しいよ
嘘だ ほんとはもう味なんてわからない。
良かった、と笑う、
君と一緒に/夜凪
君と一緒に
今日はとことんついてなかった。
急な業務変更にボールペンのインク切れ、保存を忘れてデータを一から入力し直す。もう私の気力と体力は底をついた。
家に着いたらもう何もしない。私はお気に入りの抱き枕を抱きしめ、夢の中へと旅立った。
君と一緒に
幼稚園からずっと一緒で仲が良かった幼馴染、
小学校になってもそのままの関係だった。
中学校は少し疎遠になったがいい関係で
高校は進路があり、違う高校になった。
大学からはそれっきり連絡が無くなった。
「また会えるかな。」
と思いつつ地元に帰る。
あの時の町を少しブラブラして歩いていたら
彼が居た。
向こうも私に気づいたみたいで、声をかけてきた。
急に彼に告白された、私は勿論OKを出した。
これからはずっと君と一緒に居たいな。
君と一緒にいたいと思うのはわがままだろうか。
「君と一緒に」
君と一緒に
君と一緒に笑いたい
君と一緒に仕事がしたい
君と一緒に楽しいを経験したい
言われたい言葉である
信頼関係がないと言われない言葉である
私は時々思う
私はこの人に必要とされているのだろうか?
私は私が必要である
だけど人にコントロールされるような必要の仕方にはなりたくないのである
ちゃんと私の良いところ見てくれてるのかな?
そんな不安がよぎってしまうのである
『君と一緒に』
これから先も君と一緒にいられたらいいのに。
近くにいても遠く離れて感じる君のこと、誰にも気づかれないようにそっと抱き締めたかった。
ただそれだけ。
あんなことや
こんなこと
楽しくて悲しい
たくさんの思い出
すべてが私の中にある
君と一緒に
私の推し((推ω推))に向けて描きます⸜❤︎⸝
(私はあなたとならなんだってできる!生と死の挑戦もなんだって( ・`ω・´)でもいちばん重要なのは、君がそばにいること。君と一緒に(*・∀・)/💖\(・∀・*))
私は年の差が大きい推しがいます✨なので日頃元気をもらってる推しに向けて描きました(´>∀<`)ゝ
君と一緒に
だれかと一緒に何かしたいとか思ったことないから分からないけど、そんな相手に選ばれたり、選ぶ相手がいることは良いなと思う。人付き合いは傷付いたり傷付けたりしてないか考えたり、気にしないようにしてもどこか気にしてて疲れる。でもほんとに1人で生きていくことはできないから、今日は君に共寝を頼むね。ブラックニッカ。
「君と一緒に」
今年も君と一緒に、色々な場所に行って楽しみたいなぁと僕は、思う。
「君と一緒に」
私には元々そこまで仲良くなかった友達がいる。
喧嘩で「もう〇〇ちゃんなんて嫌い!」そう言われ、ショックで人と関わる事が苦手になった自分。
人見知りになり、誰とも仲良くできなかった。だから(今仲良いことだけと遊ぼう)そう思ってしまい、どんどん関わる事が無くなってきてしまった。
でも何日も経つとやっぱり話したくなってしまう
でも、人見知りや喋れなくなってきてしまい自分から謝ることが怖くなった。でもやっぱり喋りたい事に変わりはなかった。だから勇気を出して謝った
「前はごめん」と、そしたらあの子も「私もごめん、あんな事言っちゃって、、」そう言ってくれた。同じことを思っててくれて、仲直り出来て嬉しかった。そこからは徐々にいつもの2人に戻っていき、気づけば友達から親友になっていて私の一番の存在になっていた。そして仲良くなった私たちは毎日一緒に居て連絡も毎日するようになった。ある日連絡してる途中「やっぱ〇〇ちゃんが一番の友達だわ」と言われほんとに嬉しかった。でも喧嘩も一緒にいるとよくあるが、(やっぱりこの人がいないと楽しくない)そう思えた。だから「これからもあなたと一緒にいたい」口では恥ずかしくて言えないが、毎日そう思えるまで仲良くなれた事がとても嬉しかった。
「君と一緒に」
そんな事は言わないよ。
せめて君だけでも。
叶うなら同じ歩幅で、君が先に私が後に、虹の橋を渡りたい。
どこか遠くに行きたい。今ぼくは、手を伸ばせど雲の中にいるようで、地面を諦めた脚の裏は宙に浮いている。
――ような。白昼夢を、見る。
ほんの数秒の浮遊感を、心は求めてしまう。
人は生身で空を飛ぶことはできない。
密度と水分量の多い肉と骨を、鳥と同等の翼を持ってしても持ち上げることはできないと、むかかし何かの本で読んだ。
知という呪いで脳みそはどんどん大きくなっててていき、ぼくのは正しく使われ呪いることななく萎縮していくだろう。
ほんの数秒の浮遊感を、□は求めてしまう。
白い夢、赤い花、すみれ色の泡沫。
求め続けて、いつか何もかもばらばらになってしまうだろろろう。
本当にばらばらばらばらば浮遊らばになってしまっいたぼくの姿をぼくはまだ知らななななない。
灰色の灰、焔立つ炎、あざみ色の泡沫。
ぼんやりとしている僕は、今朝も鏡と向かって玄米を食む。
ほんの数秒の浮遊感を、心は求めてしまっている。
「君と一緒に」2025/01/06