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『君と一緒に』

吹き抜ける 夕暮れ時を 風と記憶


湖の傍で佇む横顔が
夕日に照らされて
それが どうにも儚くて
消えてしまいそうで


久しぶりに帰ってきた
家は まだそこにあった
変わってしまったところもあったが
一緒に過ごした あの家だった

彼女が【ただいま】という
まるで【お帰り】と返すように
風が吹き抜けていった

1/6/2025, 12:36:22 PM