『同情』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
好きな人に失恋した。
2年越しの片思い。あっけなく付き合っている人がいると玉砕。
そしたら仲のいい男友達が慰めてくれた。
その男友達は落ち込み続ける私にいつも気持ちが明るくなる言葉をくれた。
だから、だんだん気持ちも回復して、3ヶ月経った頃には平気になってた・・・だけど・・・
その日私はテストの点数が悪くて落ち込んでた。
そこへ男友達の航大がやって来る。
私の表情をみて、気遣うような顔をしている。
「大丈夫か?落ち込んでる?」
「大丈夫だよ、あのね・・・」
航大の顔つきで私が失恋のショックで落ち込んでると思ってるのが分かる。
「失恋したのは、もう気になってないから。気にしないでいいよ。今回の数学のミニテストの点数悪くて」
机に伏せながら見上げると、航大は、頷いた。
「分かる。俺も点数最悪だった。今度一緒に勉強しようよ。じゃあ春菜は、もう失恋のショックからは立ち直ったの?」
「うん、立ち直ったよ、だからもう同情で私を慰めなくていいよ、ありがとね。航大の言葉で凄く助けられたよ」
「それなら良かった・・・でもさ」
航大は、私が顔を伏せている机にグッと顔を近づけてくる。
私は航大の顔が急に近くに来てドキッとした。
「慰めてたの、同情だと思ってるの?」
「え?どういう意味?」
私が近くに来た航大に驚いて起き上がると航大は私の髪をサラッと梳いてから私から視線を離さないで言う。
「それは、春菜が好きな人忘れるまで、手助けして、俺のこと考えてくれるまで待ってたって意味だよ」
「えっ!?」
思わず大声が出る。
航大は、てっきり私に同情してくれてたのだとばかり思ってた・・・。
友達として、慰めてくれているのだとばかり・・・。
急に顔が赤面する。
「と、友達としての慰めじゃ、なかった・・・ってこと?」
「んー、まぁ、春菜がちゃんと前の彼を忘れるまでは友達として接してたよ。内心はどうあれ」
含みのある笑顔で答えられて、私は動揺を隠せない。
「え、えーと、いきなりすぎて・・・頭が・・・」
「分かってる。ゆっくり考えて。どうせ俺は春菜の側にずっといるんだから。付き合ってもいいって思えたら俺を選んで」
私の手をいつの間にか取って余裕な感じの笑顔で私に話す航大。
「うん・・・分かった・・・」
私はそれしか言えなかった。
何だか外堀から埋められているような。
捕らえられて逃げられないような、そんな気持ち。
それでも、私の中には航大に対する好意も確実にあるから。
「もう少し・・・待っててくれる?」
私がそう問いかけると、航大はニコッと笑って頷いた。
その笑顔が何だか眩しく感じている私は航大の思惑に既に捕らえられているのかもしれない、と思った。
同情。それは私が最も嫌いなもの。「可哀想」なんて言葉を言うからもっと不幸になるの。その言葉で、その表情で、その態度で接することでどんどん私が惨めになるの。私にも原因はあるのかもしれない。だけど、周りの環境によって苦しめられる事もあると思う。
かわいそう
もっと痩せてればとか
もっとパーツが良かったらとか
もっと性格が明るければとか
もっと付き合いが良ければとか
本当どうでもいい
同情?なんの意味もなさないからそれ
自分自身これでいいと思っている人間に
他人がとやかくいう筋合いはないんだよ
家族でもね
それは強制ですか?
この多様性の時代に同情はいらない
必要なのは自然とできる人がすればいい
共感だけ
同情なんかいらない。
あなた達は、「かわいそう」「辛いよね」「いつでも味方だから」と言いながら、何かしてくれたことはあっただろうか。
あの地獄としかいえない場所で、「これは間違っている」と訴えてくれたことはあっただろうか。
善人の面を被りたいだけか。
そんな薄っぺらな同情より、本物の濃厚な同情をもらいたい。
言葉を失ったままでいる。
他人の苦しみについて。
私の心は、反射的に同情している。憐れんでいる。
そして一生、彼の人の苦しみを理解することは出来ない。
理解出来る筈もないと分かっている。
だけど。孤独に耐えきれないような顔をするあなたに、同情でも疎外でも憐れみでもない何かをあげたかった。
それなのに、言葉も感情もどれも不適切な気がするのだ。すべてがあなたを傷つける気がするのだ。
『普通に生まれたかった』
あなたの言葉がまだ焼き付いている。
寄り添うことすら、上手にできない。ごめんね。
でもいつか、きちんと言葉にするから。それまでは沈黙と体温で、どうか許してほしい。
あなたのことを、思っているから。
同情
あの人がいなくなって長い時が過ぎ、近所の村の人に同情の目で見られるようになった。
何故あのような目で見るのか理解が出来ない。
私の中でごうごうと機会が動いている音がする。
相手の心には
自分の心が映るもの
惑わされてはいけないよ
踏み込みすぎてもいけないよ
ぬくくてやわくて壊れやすい
その愛らしい存在を
受け取ること
「同情」
いくら同情しようとも相手が卑屈に取るならば、こちらの心は届いていない。
なぜならば相手が自分自身を低く見ていることに価値を見出す故に、傲慢になっているからだ。
そんなふうに考えれば、こちらも傷つかない。
近寄りすぎず、遠すぎず。
そう接すればいい。
最初は何を言っているのか分からなかった
このお題を見た時、ha? と思ってしまった
まあまあそんなことはおいといてだが
何もかもが同情だけででうまくいくとは限らん
けれども同情がなくては何も変わんないまま
アンダー・ザ・シー(スーサイド)
少しずつ僕は沈んでいく
二度と浮き上がることはできない
この箱の中からは出られないんだ
でももう手遅れ
もうあの世界には戻れない
自分で決めたことだから
肺を水が満たしていく
これが苦痛で、これこそが僕
これが生きているということ
だけどもう僕は手遅れなんだ
これでいいんだよ、もう
僕の居場所はどこにもなかったんだから
やっと解放される
やっと安らげる
やっと笑える
やっと、やっと、やっと…
苦しい…僕は解放されたはずなのに
怖い…海の底は美しいはずなのに
寒い…ここは暖かいはずなのに
後悔している(もう手遅れだよ)
心の底から反省している(君がそれを望んだんだ)
助けてくれ…!(…)
誰か救いだしてくれ…!!(…)
あなたの気持ちはあなたしか
わからないよね、そう思う
同情されるのイヤなのも
関係ないと触れられないのも
イヤかもしれない、そうかもね
あなたの気持ちをまるごとに
わかってあげられないけれど
2月の今日は初夏みたいな日で
あなたのようにあたたかかったよ
わたしにくれたやさしさみたいに
あなたがくれた言葉のように
宮沢賢治さんの雨ニモマケズを
声に出して読みたいそんな日
同情しないで
「かわいそう」なんて
薄っぺらい言葉を言うくらいなら
いっそ何も言わないで
ただそばにいてくれればいいの
同情しないで
今は私
一人でいたいの
頭を空っぽにしたいの
同情しないで
ほんとは同情されるより
「心配」して欲しいから
「私」のことで頭がいっぱいになるくらい
心配してほしいから
【同情】
顔を見れば何となくわかる。
声を聞けばなんとなく分かる。
人の顔色を、声色を伺いながら生きているから。
私の不幸話に耳を傾ける人が同情してるのか
心配しているのか興味がないのか。
わかっちゃうものだからね。
だから悲しくなるんだよ。
いつも努力してる君を見てる
いつも人1倍勉強してる君を見てる
なのに努力が報われない君
結果を見て膝から崩れ落ちる君
それを自分はみてるだけ
今日もそんな生真面目な君に
同情の視線を向ける
同情
「あー、やっぱり好きだわー。」
「それ口癖だよね。」
最近学校では、いつもこの会話から始まる。
私のクラスには隠れイケメンと言われている□□くんがいる。
私は密かに□□くんに好意を寄せていた。
学校の中で知っているのは親友の♡♡だけだ。
♡♡はいつも私を支えてくれる。
けれどなぜだか急に甘えてばかりはだめだと感じ、自分で行動しようと思った。
今日、告白しよう。
「私、今日告白しようと思う。」
「えぇー!急に?!」
「頑張るね。」
「う、うん。頑張って。」
この手の話には食いつきがいい♡♡が少し動揺して不安そうにしていた。
心臓からドッキンドッキンと音がする。
顔に血がのぼってきた。
□□くんはすぐそばにいる。
「あ、あのー□□くん。」
呼べた!
勢いで呼んでしまったけれど、すでにくじけそうで逃げ出したくなった。
「ん?どした?」
「えっと、その、このあと時間ある?」
「うん、あるよー。」
「できれば、人があまりいないところでお話したいことがあって。」
「あー、じゃあ3階の踊り場いく?」
「あ、うん!」
しっかり喋れているだろうか。
今にも倒れそうなくらい緊張して、変な汗もかいてきた。
よし、とりあえず誘うことはできた。
そこでチラッと♡♡を見た。
♡♡は親指を立ててニッカリとしている。
けれどなんだろう。
表情が少し曇っているような気がする。
足を止めて体調の調子を聞こうと思ったが、すぐに♡♡に「行け」の合図をされた。
私もOKの合図を送る。
貴重な体験だ。
頑張ろう。
「話って?」
踊り場についてしまった。
言う覚悟はできている。
「その…□□くんのことが好きです!」
「……えっと…ごめん。君の気持ちには応えられない。」
頭にのぼっていた血が一気に下がり、冷静になった。
「そう…だよね。聞いてくれてありがと。」
これが今言える限界だ。
私はすぐさま走って♡♡を探した。
「うわっ!」
人にぶつかったけれどすぐにそれは♡♡だということがわかった。
ずっとなっていた耳鳴りがそこでやっと静かになる。
「私ね、言ったよ。
告白したよ。
振られたけど、悔いはないよ。
でも、でもね…。」
それ以上は涙が止まらなくて喋れない。
けれど♡♡には私の心はお見通しなのだ。
「うん。
悲しかったんだよね。
悲しいよね。
大丈夫、大丈夫だよ。」
♡♡はいつものように私に同情してくれた。
また私は♡♡に甘えている。
♡♡のそばにいると落ち着く。
次の日□□くんが告白されて付き合ったという噂が広まった。
私は、噂が尾びれ背びれついて広まってしまったのだと思いこんでいた。
告白した身としては居心地が悪い。
運良くまだ□□くんは学校に来てないけれど。
それにしても今日は♡♡も来るのが遅い。
まだかまだかと窓を見ながら待っていると、♡♡の姿が見えた。
安心と嬉しさで体を上げて目を凝らすと♡♡は誰かと楽しそうに話している。
二人は校門の前に立つなり、繋いでいた手をほどいた。
あの同情は何だったのか。
私は思わず呟いた。
「□□くん…。」
「同情」
同情って難しいと思う。
同情して「可哀想。」と言ったりするけど
結局、同情をしていると事に
自己満足してるだけっぽい。
「同情するなら金をくれ。」というセリフで
有名なドラマがいい例かな。
誰も助けてなかった気がする。
うろ覚えだけど。
そういう方が多い気がする。
同情する前に"助ける"という行動をしたいけど、
なかなか出来ないな…。
同情とは
この世でもっとも難しい感情だと思います。
私は、2年前にADHDとASDと診断されました。
それだけでなく、小学校の時に医師から数字の概念が生まれつき弱く数字を扱う作業は普通の人よりも苦労するといわれたこともあります。
多くのかたは、私に同情すると思います。
ただ、その人たちは私の代わりに障害者になれと
言われたら断るでしょう。私だって、そうです。
石川の方々、とくに輪島や珠洲の住人の方々は大変だと思います。ただ、自分が年明け早々に被災して家がなくなり水もない生活になりたいか
なりたくありません。他人の苦しみを可哀想と思うけど、自分が代われるかと頼まれたら断る人が多いでしょう。改めて、人間は身勝手な生き物だと痛感する言葉ですね
同情
同情はしないで…
理解してくれたら
それだけで…
安心する
同じ気持ちになるなんて
ありえないのだから…
同情
私の友達はなにかが合わない。
気が合わないっと言ったらいいだろうか
でもこの前、友達の彼氏が浮気をした。
いつもなら気も合わないし、言うことも合わない。
だがこの時はさすがに同情した。
でもそのおかげで友達と仲が深まった_。
自分の気持ちを見下されるような共感
悪いことじゃないよね
でも欲しいのは同じ目線
僕が貰えなかったのは対等
平等なのは結果じゃない
だから同情なんてものが生まれるんだ
生きづらい世の中ですこと。