『同情』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
同情するなら休みくれ!
懐かしいなぁ。
安達祐実と同じ歳だよ。
わたしのかみさまは誰にも同情などしない。かと言って誰かを尊重したりもしない。もちろんおれにもだ。
わたしのかみさまは誰にでも尊大で親切で優しくて、残酷なくらいすべてを平等に扱うのだ。
そのくせおれに「きみは特別だから」などとのたまうのだ。知っているぞ、おまえは誰にでもそう言うんだ。アイツにもソイツにもおれの嫌いなアイツにだって、あんたは誰にでも秘密の話を持ってきたようなイタズラっぽい笑顔で「きみだけは特別だから」とこしょこしょと少女のような声で耳打ちするのだ。
ああ、ほんとうにおれだけがあなたの特別だったら良かったのに。そうだったら良かったのに。そうだったら良かったのに。
お題「同情」 おまねむ
「同情」って嫌われ者
「同情なんてしないでっ!」
「同情するなら金おくれ(古っw)」…etc
「同情」って気持ちを同じにすることよね?
ならあたしは「同情」してほしい
寄り添って
気持ちを同じにしてほしい
『同情』
同情なんかいらない。
ただ何も言わずに隣にいてくれるだけでいい。
同情
同情しても違う情
違うから同情できる
全く同じ情なら
同情する余裕はおそらくない
わかるのもわからなくはない
似たようなの塩梅次第
通ずる道はない
ただ揺られる情けはある
それはそれとして
同情した振りをしても
どうにもならない
少しでも気持ちが分かるなら
ちょっとは救えるかもよ
しかしさてとて
手をださないことも優しさ
同情より
同情の振りが楽で
側で行動を遅らせて
後から全容に挑み易くする
酔うだけなら
なにもしないよりタチが悪い
分かろうとして
考えてみるのは悪くはない
ただ答えは変容するから
落ち着いてから確認しませう
確認しないなら予想で
私はなら確認しない
同情なんてしない
わからなくもないだけです
慈悲喜捨
この中なら
ほとんどの反応は悲と喜で
同情をしてあげれるなら
同情は慈悲で
同情し伝えたこと
それを喜捨にしてあげれれば
それはもはや愛
私はまだ全然
慈悲喜捨がぼんやりしてる
分かるなら祓えるはず
何か、悲しいことや辛いことがあった時に、『理解』はしてほしいが『同情』はしてほしくない。
あなたに同情されたってどうにもならないし、同情されなくたって私は大丈夫だ。
『共感』してしまうのはしょうがない。私も無意識のうちに自己投影をしてしまうこともよくある。人によっては避けようがないのだ。
しかし『同情』はあなたが理解できないこと、共感できないことでもできる、意識的なものだ。
よかれと思って同情するくらいなら、私を気にかけずにいつも通りを過ごしてほしい。
なんて、我儘を言ってみる。
「うるさい
うるさいうるさいうるさい
同情なんか要らないんだよ、 どうせ私の事”可哀想な子”とか思ってんだろ?!ずっと片思いの私を見下してるんだろ?!」
そう言って荒れる君に僕は
「うん。可哀想だよ。僕の気持ちにも気づくことが出来ない君は可哀想だよ。」
と言葉をかけることしか出来なかった。
テーマ 同情
遠くに行く目をしたキミに
とっさに手首を掴んだけれど
貴女に私の声は届かず
構わず貴女は行ってしまうの
いくら走っても届かない
いくら叫んでも届かない
いくら足掻いても届かない
貴女は私の涙が好きで
冷たい夜は数知れず
今日も明日も一昨日も
貴女に届かないことが、辛くてたまらないのさ
Theme.同情
人によっては辛いもの
人によっては楽なもの
人によっては嬉しいもの
私は、嬉しいもの
同情だけでは救えないけれど
同情なしに救えるものはない
/お題「同情」より
『同情』
同情、お情け、そんなものいらない。
そんな慈悲なんていらないんだ。
「おーい!楓~!一緒に帰ろ?」
はぁ、またこいつか…
クラス一の人気者とも言えるほど友達が多くて元気なこいつ「柴野」は何故か私に話しかけてくる。
全く…いつもこうだ。
私が一人でいれば隙ありとでも言うかのような勢いで私のところへ来て話しかける。
「ごめん、私今日は一人で」
自分は人気者だからアンタみたいなのとも仲良く出来るってか?なーんてそんな捻くれた妄想をしながら一人教室を出る。
…本当はそんな子いないのにな。
私は今日も同情欲しさに悲しい妄想を帰路で繰り広げていた。
同情
素晴らしく書きやすいお題だと飛びついてみる。ふんわりと善意を見せておきながら、実際のところあなたの欲を満たしてるだけなんですねって見えるあの情。酒が入っているし少し失礼なことを言うが同情というのは優しさでもなんでもなく向こうのクソくだらない欲求というかカスみたいな欲求を満たしているのだと思う。前提として自分が優位でなければ同情は成立しない。だけど誰もが持っている感情で人間的だとも思う。
ので、結論としては人間味が出るところだなと思うし悪いことではないと思う。しかし自分に向けられるのは耐え難い。
同情ってさ、〈 正義のヒーローもどき 〉がするもンなんだよ ? 笑
あの子が、笑いながら放った言葉。
同情されるのがどれだけ辛いか知っている。
それでも私は、同情ばかりしていた。
恋人と別れちゃった、
それは辛いね、
思いっきり転んじゃった
え〜っ!?痛、
火事が起きたんだって。
え!?辛いじゃん、
バカみたいに同情しまくって、
結局省かれた。
それだけなら、私は全然気にしなかったのに。
私はあの一言で、不登校になった。
同情だらけの私に光を。
没
私はそんなに情けなくなんかない
私をそんな目で見るな
見えない手で胸を掴まれて捻り潰されたような痛みが走り涙になって溢れてきそうだ
ああ、この子とはもう、一緒にいるのをやめよう
有り難がるような声色と表情を製造してその場を済ませ
背を向けた瞬間、心の中で今生の別れを告げた
【同情】
『同情』
この言葉を聞くと私は、
「うわ、可哀想〜笑笑」とか、
馬鹿にする言葉に聞こえる。
本当は、
「自分の事のように親身に共に感じること。」
なのに。
だけど、私には馬鹿にしてるように聞こえる。
あなたはどう聞こえる?
#『同情』
No.49
されたくないから、人にもしない
これって優しさじゃないの?ねぇ
#同情
同情
「同情するよ」
気持ちをわかってくれているのか?
それとも
かわいそうな人だと、見下されているのか?
私は信じていたい
あの、同情するよと
あなたが言ってくれたこと
涙を流してくれたこと
ギュッと抱きしめてくれたこと
「いってえな、ババアどこ見てンだ」
うっさいね、そっちからぶつかってきといて。
しかし随分とまぁ明るい不良だねぇ。
あたしン頃の不良といえばたいてい孤児かまともに飯の食わせてもらえねえ拗ねたガキどもだってのに、ブランドモンの派手な外套が衣擦れてネオンが反射してらぁ。
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貧乏なんてのはほんとはエンタメでよ、こんな日本で餓死なんかするわきゃないのにさ、ウチらの間ではあったんだ。いや、食おうとすればいっくらでも食えたけど、なんか国には頼りたくなかったんかもね。
つるんでたゆみこも痩せっぽちでさ、それで大学生にもらったシンナー吸って死んじまって、めっきりあたしシラけたんだよね。
そっからキャバレーだのショーパブだの回ったけど、他の女に紛れンのが合わなくて娼婦に落ち着いたってわけ。
ジャパユキの嬢ちゃんたちがうまく金持ちとっ捕まえるからさ、あたいらもカタコト真似したね。
そんで気付いたら毎日毎日オェーって吐くようになって、なんだー? と思ったら出来てやがったんよ。
大山房子さん、おめでとうございます。
コレ、母子手帳ネ。
生もうかな、なんて簡単に考えた時もあったよね。
手帳に日記みたいなの書いちゃったりして。好きなアイドルの名前つけたりしちゃってサ。
けどさぁ。人の道には戻れるつもりもなかったし、ひとりで育てる自信もなかった。
結局、降ろしちゃった。
いらなくなった母子手帳なんべんも見返してさ、ヤケになって飲みに出たっけね。
したらなんだ、欲しくても生まれない人もいるのよってオカマにドヤされて気分悪いのなんのって。
てめえらの気持ちなんか知ったこっちゃねえやって思うし、てめえらの粉吹いてるイカれツラでなに時世を語ってンだって、ムカムカ腹が立ってきちまって。ぶん殴って唾吐いてやった。
ざまあみろ人間まがいのクセに!
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あの日は落ち着かなかったからとりあえず誰かといたかったんだよね。
最初に知らせたのがヤツだったんだけどさ、なんか、そいつ、泣いてたなァ。
なんか悪いことしちゃったかなーって、さすがに思って。
まあ他に行くあてもなかったしさ。
そういうわけで、いま、ここにいるの。
同情
優しい同情の目を避けてしまう。可哀想と思われているのか。見下されているのか。どちらも余計なお世話だ。
ただ、うまくやれないだけなのに。ただ、うまくいかないだけなのに。
きっと、もっと余裕のある人間ならこんなことは考えずに済むのだろう。最低だ。
同情
僕の周りは慰めるふりして
裏では嘲笑ってる人の形をした悪魔だ