『同情』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
同情
「ごめん。」
「いきなりなに?」
貴方に謝られるようなことなんて何もない。
人間が「俺」を忌み嫌うのは仕方のないことだ。
誰だって自分と同じ形をしているくせに違う生き物を怖がるのは当然だろう。
特に俺なんて彼らにとっては全く持って理解のできない化け物にしか見えないだろう。
彼らが当たり前に持っているモノを持たないくせにそれでも生きているのだから。
だからまあこの身体の傷はしょうがないことなのだ。
「なに?とめられなかったから?助けられなかったから?いいよ別に助けなんて求めてないし。」
事実なのに貴方は顔を俯ける。
罪悪感なんて感じる必要はないのに。
そうやって見ないふりもできやしない。
なんて可愛そうな貴方。
誰よりも強大で素晴らしい力を持つ俺と同じ生き物。
人間の役に立つ力を持つが故に人間に受け入れられてしまった異物。
「貴方も俺と同じなのにね。」
ホント可哀想。
人間と同じモノだと思われているなんて。
【表裏一体】
私の好きな相手は私に同情しているらしい
それはあんまり嬉しくない
なんなら悲しい
同情してそばにいようとしているなら
それは受け取りがたい
私は愛情がほしい
一文字違うだけだが意味合いは大分違う
大丈夫?って言葉より
心配してくれることより
好きだよって言葉がほしいの
傷ついた私と傷つけた私が悪いかな
同情から戻れないのかな愛情には
嬉しい 楽しい
ポジティブな感情より
さみしい 悲しい
ネガティブな感情を
共感し共有できる人を 私は一番求めている
同情なんかいらない。馴れ合うつもりもない。
私は“私が居たい人達”と強く生きていくから。
君を糧にして私は成長する。
でも君は、私のことを心配してくれるよね。
その私の悲しみは真っ赤な嘘なのに。
その私の辛みは、完璧な演技なのに。
そんな私に同情して、君は、おちていく。
君を糧にして私は成長する。
おちてゆく君を横目に、
私は登っていく。
「同情」
お題 同情
茜色に染まる夕焼けを一人で見つめる
「辛かったね」と同情してくれた
あなたはもういない
同じ時の中で巡り逢えて良かったと
夢が覚めてもそう思う
寂しいよね?寂しかったよね。
大丈夫だよ。
僕がいるよ。
僕だけが君の味方だよ。
すべてわかってるよ。
そんな言葉をくれるあなたが大嫌い。
わかったフリして。
同情の眼差しを向け。
あなただけに私を向かせようとする。
そんなあなたが大嫌い。
貴方は、友達からいじめの相談を受けています。
貴方は、それに心から同情できますか?
心から同情して、友達を守ることができますか?
きっと即答できないでしょう。
なぜ?
自分を保護するのに必死だから。
怖いから。
自分もターゲットにされるかもしれない
からだよね。
でも、悪くないよ。
それだけ自分を大切にしている印だから。
自分を大切にして!
とても傲慢かもしれませんが
ただわたしの話しを
何も言わずに聞いてもらえませんか?
それだけで救われることがあるのです
貴女を失い途方にくれる私を見て同情するやからが大嫌いだ。同情されたくらいじゃ傷は埋まらない。同情されても貴方は帰ってこない。もう私を見ないでくれ。
同情するなら金をくれ
金でどうしようもない問題に限っては
時を戻してくれ
幾らはたいたってよくならない
幾らはたいたって戻ってこない
後悔の渦
同情するなら時を戻してくれ
同情は嫌いだ。
だってそれを「嬉しい」って、
認めるってことは、
自分がその人より下だって認めるのと同じでしょ?
「大丈夫?ひどいよね、あの子達」
じゃあ、なんであなたも笑ってたの?なんで助けてくれなかったの?
「ひとり親って貧乏でしょ?お金足りてる?少しだけど分けてあげようか?」
ひとり親の私達家族は、あなたがいなきゃお金も稼げない、やってけないってこと?
「可哀想に。今まで辛かったね」
あなたに何がわかるの?私の身に今まで何が起こったかなんて、ほんの一欠片しか知らないくせに。
「うるさい」「関係ないでしょ」「放っといてよ」
そう言うと、皆んな離れていった。
自分は悪くない、仕方ないんだって言い聞かせる道具にしないで。
優越感に浸るために、優しいって周りにアピールするために、優しくされるぐらいならいっそのたれ死んだ方がマシ。
安い同情で、「可哀想」の一言で片付けられるほど、私の苦労・・人生は安くない。
そうやって疑心暗鬼になって、周りを拒むほど、私の中の黒い感情が大きくなっていく。
本当はわかってる。優しい言葉に助けられたこともあるって。でも仕方ないじゃん。今更・・素直になんてなれないよ。そしたら今までの私を全否定することになってしまうから。
ねぇ、あなたもつい同情してしまうなら、心に留めておいてあげて。「可哀想」とか「助けてあげる」とかそんな一言一言に傷つくんだ。
心無い同情で、むやみに私達を傷つけないで。
同情より共感が好き。
するのもされるのも。
似てるようで違う。
皆違うからこそ、相手を思いやる必要があって、
違うから面白くて、魅力的で、
違うからこそ、共感出来た時に嬉しく感じる。
友達が病気にかかった。
肺癌のレベル4らしい。
僕がお見舞いに行くと、毎回咳き込んでいて、とても苦しそうだった。
彼は学校の人気者で、学校の人たちが病気のことを知ると、みんな泣きじゃくって、暗い顔をしていて、授業なんてまともに受けれなかった。
癌にかかったらどんな気持ちなんだろう。
もう治すことが難しくて、あと少しで死んでしまうかもしれない。もし自分がそうなったら、どう思うだろう。僕はそんな事をずっと考えてた。
ある日僕が彼の見舞いに行った時、彼はなんだか
いつもより元気がなさそうだった。そして彼は僕に
小さな声で言った。
「僕こわいんだ。すごくこわい。死ぬのが嫌なんだ。もっとみんなとおしゃべりして、もっと楽しいことをしていたい。でも、もうだめみたい。僕の分まで生きてね。」
そう彼が言うと、彼は目を閉じ、ベッドサイドモニターは直線になった。
「おい、おい!!しっかりしろ、目ぇあけろよぉ!!」
死ぬ人の気持ちなんか分からない。けど、僕は涙を流しながら、彼に何度も呼びかけていた。
同情
今日も私は私らしく生きています。
もし、あなたが同情するなら、
私らしさを、損なわず、
引き立てる様にして下さい。
今日も明日も私は私らしく生きています。
同情____
2021/08/31 小説日記
優しいとは穏やかで柔らかな感じを与える有様だ。とGoogleは答えた。
私には、ピンとこなかった。
優しさってどこから優しさのかな。
みんなは、言う。私は優しいと。
でも違う。毎回、その言葉が出てくるたんびにモヤッとなる。だって本当は、優しくないのだから。自分では、優しくしている覚えがない。私がなにかしたときには、優しいと言う。でも、その私がした行動は、優しくない。だってみんなもやっている。優しさとは、どこからなんだろうか。お節介とはどこからなんだろうか。きっと人によって違う。優しさの境界線もお節介の境界線も。
私は、人に優しくできていない。どれだけ優しいと言われてもそれが本当の言葉とは思ったことがない。だってみんなやっているんだから。
約一年前班で、一人ずつ長所を言い合った。5人中なんと全員一致の「優しい」。
それ以外の長所は、なかった。あ。私はそれしかないんだと。薄々感じていたことを突きつけられたようだった。きっと優しさなんてなんの役にも立たない。
私の優しさの意味は、
同情。
同情から優しさは生まれる。
でも、本当に優しい人の優しさの意味は、
勇気とか強さ。
例えば、誰かが、いじめにあっているとする。その人を助けようとするが、助ければ自分もいじめられる。そんなとき、同情と、勇気。どちらかが勝つかが、本当に優しいかを決める。私は、きっと助けられない。
私は、同情から芽生える優しさだ。弱い優しさなんて、この世にないほうがいい。
私の長所が、同情からの優しさしかないのなら、それ以外の長所がないのなら、
勇気から芽生える優しさがほしい。
じゃないと今の私の長所は、なくなる。
いつの間にか私は、悪口も陰口もいえなくなっていた。私は、勇気から芽生える優しさも少し手に入れた気がした。
でも、私は、また勇気の種をこぼした。強いグループには当然悪口がある。私が入った強いグループは、悪口ばかり。
言うな。言ったら勇気の優しさがなくなる。
でも、私は、言ってしまった。言えるようになってしまった。悪口を言わなければいい子ちゃんぶってると仲間はずれにされるのを恐れて言ってしまった。私の手から勇気の種はなくなっていった。そして、どんどんどんどん同情の種が私の手に溢れんばかりに降ってきた。
人はそれぞれ。悪口を我慢できない人もいる。それを我慢していると苦しい人もいる。そんなふうに色々な目線から見ると仕方がないと思ってしまうようになった。
だってそうじゃないか。きっと大嫌いな人からなにかされたら言いたくなる。その大嫌いな人がどれだけ嫌いかも人それぞれ。ムカついたり傷ついたりする大きさも人それぞれ。
私は、その人の性格やプライド。心の大きさや弱いところ、強いところを確認しその人になりきったつもりで、その人からの目線で見ると、悪口を言わずにはいられないのかもしれない。そう思うようになってしまった。
でも、私達も中学生。
我慢というものを覚えるべきだとも思った。
だけど、私には歯向かう勇気の種なんてなかった。
所詮、私の優しさは、同情の種から芽生えた真っ黒な花の優しさ。
いつになったら勇気の種から芽生えた真っ白な花が私の手から咲くんだろう。
同情
私は重度の知的障害と自閉症を姉を持つ
高学年の時に、人権アニメ(自閉症のこと)を見て
作文の感想を書いたら、代表として選ばれた。
最初はみんな分かってくれると希望で満ち溢れてた。
しかし、1週間前に代表を辞退した。
当時、私はクラスの嫌われ者で話を聞いても
何も変わらない…そう同情で終わることが嫌で
泣いてしまった。
今思うと、私の考えは間違っていないし
代表を辞退して良かったと思った。
「同情」
私には要らないもの
その分だけ重く感じてしまう
「そっか、、、」くらいで充分
だから私もであからさまにはしない
薄情だと思われても全然構わない
私に期待するなよと一言いうだけ
それでも長く付き合える友達はいる
Nerr
満たされないから
満たそうとし
失いと秤を掛けて
孤独が纏わり
締め付けられた…
求められないから
求めるが故に
自我を殺め続けて
狂しい傷みに
刻み付けられた…
上手く嗤えないから
哀しみが積り
上手く演じないから
切なさの雫は
「堕チテ ヒビ割レタ…」
崩壊の連鎖
鎖錠の想鬱
悲哀の現冷
冷焉の虚幻
心黎の永悠
悠罪の在概
サァ… 共ニ…
同情
同情じゃなくて
愛してください
同情じゃなくて
寄り添ってください
同情じゃなくて
家族をください
そう叫ぶ私のことを
みんなは同情している
もしもあなたに好きと言ったら
同情はなくなるの
もしも私がいなくなったら
同情はなくなるの
同情は
また明日も私のとなり