『半袖』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
貴方の手が好きです
半袖の貴方の腕が
【半袖】
【高校で有名なヤンキーと出会ってしまってから(4)】
ー
あのあと途中の道で別れ、今日のことを夜思い悩んでいた。相変わらず、自分の言動には後悔しかない。俺は結局、なりたい自分を探している。ほんとはこんな自分に嫌気がさして「ヤンキー」として悪目立ちしているだけ。実際に昔はグレていたけど。そんな黒歴史をなかったことにして、新しい人生を生きようと頑張ったつもりだった。
「はぁ。」
心の中を表現したようなため息が出る。結局何がしたいんだろう。まぁ、何か分かるかもしれない。このまま続けておこう。
ー
時間の流れは早いものだ。もうお昼なのか。いつも通り、屋上のドアを開けて飛び出す。
「やぁやぁ、お嬢…ちゃん?」
(ピンクが2人?おっと?増えてるぞ?昨日までは1人だったはず。おかしいな。俺の目が腐っているのかもしれない。)
「あ、先輩。こんにちはです。」
「こんにちはです。さとりん。この人。ナンパものなんじゃない?」
「あのー、聞こえてまっせ。」
その子はロングヘアでさとりと同じくピンク髪だった。
「君は?」
「うちは
半袖
暑い、なんて陽射し
プールで思う存分泳ぎたい
それなのになんで怪我しちゃったかなぁ
見せたくないから長袖を着てる
治った時はもう半袖の季節じゃない
せっかく買った新しい服の出番は来ない
着たいな、着ちゃおうかな
ハンガーを見つめたら
風が入ってこっちにおいでとゆらめく
立ち上がり手に取とうとしたら
くるりと背を向けられた
半袖
長袖と半袖
中間はなくはないけど
何袖だろう
あとノースリーブは何袖かな
基準の基準がお互いにあって
それぞれを表してる
暇だから
考えてたんだけど
村や町 集落を行き来してたんじゃないかと
固定で実は住んでなかったのでは
もっと言ってしまえば
循環してた範囲と役割があったかも
一部は固定だったかもしれないけれど
固定されてから争った
争ったってより先に所有してた
土地とか海は共有されていて
最初から誰のモノでもなかったのでは?
常に感謝し
時に畏怖され
人と共に生きた
とんでもなく関係ない考えだなっと
半袖で済むなら
半袖でいいけど
紫外線や暑さ次第かな
まだ日が出ても行動が出来る範囲内
無理になったら夜に過ごすしかなくなるね
私は半袖が着れない。
昔からアトピー性皮膚炎に悩まされているせいである。
関節の皮膚がぼろぼろだから、夏でもシアーシャツの長袖や七分袖のインナーで見えないように誤魔化してきた。「成人したら治るよ」なんて医者は言ったが、ほんの少しマシになっただけで完治はしていない。腕の内側、太ももの裏、首、肩、皮膚が薄くよく伸縮するようなところが痒くなる。アトピー性皮膚炎の中でもまだ軽いほうだと言われたが、長く悩まされてきた私にとっては父の遺伝を恨むくらいには憎たらしい病だった。ひどいときは眠っていても無意識に肌をかいていて、それで目が覚めてしまうこともあった。
ステロイドや掻きすぎで皮膚が薄くなり、シワができてしまっている部分もある。小さい頃は家族から我慢しろと言われたが、殆どの親族はアトピーを持っていなかった。別に掻きたくて掻いているわけじゃない。本当にどうしようもないのだ。頭がおかしくなるほど強烈な痒みなんて、同じ疾患を持つ者にしかこの苦しみは分からないだろう。
治したいという気持ちはずっとある。まっさらな肌に憧れて、掻かないように我慢した日々はたくさんある。医者に行き薬をもらって治そうとしてきた。でも気を抜くと爪を立てて掻きむしっている。
関節部分以外はまったく傷はないが、痒い場所が場所なので短いパンツやインナーは着ることができない。今はだいぶ傷も無くなっているけど、あまりにも汚い肌を露出するのは抵抗があった。どれだけ我慢しても治りそうでも、気を抜くと汗や乾燥でかゆくなってしまう。どうして自分は我慢ができないのかと惨めな気持ちになるほどだ。
だから夏でも肌が隠れるような服をいつも着ている。タンクトップや袖の短いTシャツ、足の出るようなパンツ、そういった露出の高い服を着て堂々と歩く人とすれ違うたび、羨ましいなあと思う。はやく冬が来てくれたらいいなあ、とも。
夏は私にとってまさしく地獄である。
ジリジリと
肌を焦がす真夏の太陽
蝉がミーンミンミンと
鳴いてる中でも
羽織った半袖靡かせて
ヒラヒラ、ハタハタと音を立て
自転車漕いで、駆けてくる
熱中症警戒アラートが発令されて
どんなに暑い昼間でも
心の芯まで冷めゆく夕立
雨風に打たれたって
君は、ヒラヒラ、ハタハタ
半袖を靡かせて、駆けてくる
受験生でしょ? 忙しいんでしょ?
わざわざ会いに来なくても……
言いかけても、君は無視して
ヒラヒラ、ハタハタ
羽織った半袖を靡かせて
私に会いに、駆けてくるんだ
愛しいよね?切ないよね?
大盛況の花火大会の日にだって
ヒラヒラ、ハタハタ
羽織った半袖靡かせて
自転車漕いで、駆けてくる
愛しいね、優しいね
半袖王子の名があれば
きっと君の事を言うだろう
ヒラヒラ、ハタハタ
今日も自転車漕いで、漕いで
君は、半袖靡かせて
駆けてくるんだ、駆けてくる
星降る夜にも、晴れ渡る朝も
私の事を思い出して
ヒラヒラ、ハタハタ
駆けてくる
愛しい愛しい、半袖王子
愛してるよ
ー半袖ー
*お題アーカイブ用 7/25
【半袖】
「半袖なんか大嫌いだよ」
「半袖、似合うね」
太陽を背に、少し照れながら笑顔で言ってくれた君。
また、冬になったら
「長袖、似合うね」
そう言ってくれることを楽しみにしている
2025/07/25 「半袖」
半袖さぁ…。
めっちゃ脇毛見えるから、剃らなあかんねん。
汗臭うから、拭かなあかんし。
袖少し長いのがいいなぁ…。
半袖
彼女と出会って三か月経ちました
守りたい人のか細さを知りました
ずらしたカーデとの隙間に見える素肌がセクシーだね。
毎年この時期になると着る半袖。
半袖と言っても色んな半袖の洋服がある。
だが君は際どい半袖を着て現れるもんだから
理性とずっと奮闘しているのは知らないだろう。
可愛いけど…可愛いけれど!
半袖、今の時期には必要不可欠なモノになって、
とても大変や時期にも入ってきて、少し憂鬱に、
感じてしまうのは、自分だけなのだろうかと、
思っている節があるけど、そんなことないのかな
分からないけどね、皆この暑さってなれたのかな
俺にとっては、この夏は人生史上一番の暑さだと
自負しても、文句無しの暑さとなってると、
思いたいんだけど、そう言う時期には、アイスだ
冷たい飲み物だ、涼しい場所だ、勉強だ、青春だ
なんやらかんやら、様々な可能性に秘めた時期で
楽しみも膨らむと思うけど、俺にとっては、
それは、叶わないことだ。だって、俺はそこに、
入れてやいないのだから、蚊帳の外だからだ。
簡単に言ってやろうか。
"人柱なんだよ、俺、皆の為の犠牲者だぜ?"
それを聞いても、こんな無駄話に付き合って、
真面目に話し掛けてくれる君を好きになったのは
寿命が尽きたとしても、言えない秘密な事には、
変わりはないのだが、早く唸る暑さよ、
消えてくれ、この温かい感情と共に。
君は半袖を着ない。
いつだって長袖。
「暑そうだね。」
「日焼けしたくないの。」
長い髪は袖の肘の部分にかかる。
汗っかきで、夏は
「暑い」
が口癖で、体育館の競技ですら長袖を着る君。
日に日に違和感を覚える長袖。
私はいつだって半袖を羽織る君の姿を想う。
放課後、一人で帰っていたら、君は少し年上くらいの
男といた。でも、それは違和感だった。
君の立ち方は落ち着いていなかったし、男は君の腕を
こっちから見てもいた差がわかるほどきつく握っていた。君と目があったが、君は男の目を伺い、私を無視した。
君のその謎を秘めた長袖の下には、何が隠されているのだろう。
「半袖って名前だけ聞いたら5分丈のことじゃね」
「屁理屈、じゃあ二の腕の半分ってこと」
「え、2の半分で1だったら長袖のことじゃん!?」
「うるせー」
※半袖
昨今、太陽が焼き殺しにくるため出番を失った半袖。
───と去年かその前の私は思っていたらしい。
去年 緊急入院→難病→実家に戻る をした中で
引越し荷物の中に半袖が1枚もない、というか夏服のほとんどが無くなっていた。
夏服として仕舞われていたのは、夏ポンチョとタンクトップ3枚、日傘である。
ワ、ワンチャン、ジャージ2セット追加……?
ともかく今年は夏服買いにダッシュしたよねー
Honeysでお買い物しました
おチビなのでユニクロ等はサイズが無いのよ……!
夏の光、蝉の鳴き声、花火、夏祭り。
思い浮かぶ、忘れられないあの日の出来事。
私の帰れる場所なんて、すでになかったんだ。
雨の気配、アスファルトの匂い、夜風、鈴虫の鳴き声。それから――こちらに背を向ける貴方の影。
半袖
臆病者は半袖を着れない。
計画の露見。
降り積もる罪。
己のコンプレックス。
隠したい過去。
外部からの攻撃。
自分を守るための長い袖。
抱え過ぎた慎重さから
肌を晒すことは己を晒すこと
と、意識の最も深い場所で
無意識に認知している。
もし、臆病者が半袖を着ているならば
それは、臆病者にとって大きな成長。
もしくは、全てを諦めた末路かもしれない。
私は好きな人とも距離を置く性格
平気でそーする
あちらからしたらすごく感じ悪い
自分からは声かけないなんてどんだけ偉そーなんよと思われてもしゃーない
けれども生姜ないのだ
どーしても近づけない
性格かと思ってたけど違ったらしい
なんとかパーソナリティ障害という奴らしい
半世紀生きてやっとわかった
それもなんパターンかあるらしく自分がどれに当てはまるのかてんでわからない
けど、そーなんだとわかったらめちゃくちゃ楽だと思う
まっすぐな家庭に育ったならこーはならないんだろうか
遺伝?もあるんかな
これでも昔はそんなじゃなかった気がする
いやぁ、、わからんね
親兄弟とは縁薄い星のもとに生まれた気はしてる
それも私の性格、障害が引き起こしたんだろうな
1人で食う定食と家族で食うマクドナルド
どちらがうまい?
end
半袖のワイシャツを、私は着ない。
だって寒いんだもん。
クーラーガンガンついてるのに半袖でいる勇者たちを畏敬の目で見つつ、私は腕まくりした袖をおろす。
やはり長袖で袖まくりしか勝たんのだよ。
調節しやすいし。うん。
……………………………。
ほんとは半袖が着たいんだよォ!!!
夏らしくて超青春みたいじゃん!!!!!
なんで私冷え性なんだよ、
もーーーーーー!!!