『半袖』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
半袖。夜勤だからまだ長袖だな。流石に薄手のパーカー一枚羽織る程度だけど。
しかし今年は気温のぶれが激しいね。昨日暑いと思ったら今日は涼しい。今日くらいの気温が理想的だけどあまり温度差でこられると風邪引いちゃうよ。
最近は暖かくなってきたから虫がわいてくるの嫌だな。蚊がいなくなるスプレーが必須だ。生ゴミにもいつも以上の注意が必要だ。
半袖となると気になるのは体型。最近結構ダイエットガチってるから痩せられそうな手応えはあるけど効果が出るのは一年は必須だ。なのでまだお腹がぽっこりで恥ずかしい季節。
恥ずかしいのはお腹だけじゃなくて上半身全部ではあるけどね。全体的に太いし胸とかも気になる。デブは恥ぞ。早く痩せたいけどそう簡単にはいかない。年単位の時間が必要だ。
そういえば半袖と言えば冷感のやつが気になってるんだよな。やっぱ暑いのは耐えがたいから服も夏仕様の快適なやつが欲しい。
今持ってる半袖は普通のやつなんだよね。これを冷感にしたら夏も快適に過ごせそう。でも今持っている服はまだ着れるからな。もったいないんだよな。
まぁ今年は買い換えなくていいだろ。今着てる服が着れなくなったらでいいや。いつになるかわからんけど。
半袖
「だる……」
暑さで目が覚めるほど不快なことはない。
寝る時は冷えてた空気が、生ぬるく重さを持って身体にまとわりついてくる。
そういう時期だ。分かってる。
喉がひっついてカラカラ。朝に水飲んだらお腹壊すのに。
――今日は一日晴天、行楽日和でしょう。
うるさい、うるさいうるさい。
ゴールデンウィークがなんだってんだ。世の中の、アンタたちが享受してる「楽しい」を作り出してる側の気持ちにもなれば?
「ほんとサイアク」
人前に出れたもんじゃない仏頂面をマスクで隠して、バス乗って、電車乗って、歩いて。
サイアクサイアクサイアクサイアクサイアクサイアクあ~~~~~~~~~~~~~~~~~
「なっちゃーん!」
あ。半袖。
「なっちゃん、おはよ」
「はよ。半袖じゃん」
袖口の広い、ゆったりしたデザインの白カットソー。よく似合ってる。
「今日暑いって聞いたから! がんばろうねっ」
「そーね」
バイト仲間の、風になびく半袖で許されるくらい、アタシの世界は単純。
5月12日
晃がオンラインのゲーム買ったみたいで
放課後初めてオンラインでやった
負けまくったけどそれより
ぎこちないのに一部の操作だけ
上手いのがなんかつぼだった
けど、これは上手くなりそうな気がする
期待
#89 半袖
夏服の
袖からのぞく
二の腕を
恥じらいながら
夏を始める
お題「半袖」
陽射しが強くなってきた今日この頃。周りも風通しの良い涼しげな格好をする人が増えてきた。朝の通学途中に見える風景の中ですら、制服が長袖のシャツのままだったり、早くも夏用の半袖シャツを着ていたりとそれぞれだ。
私はまだ半袖に腕を通すほどではないから、長袖シャツにときおり学校指定のカーディガンを羽織ったりして体感温度を調節している。
「よーっ、いつも早いな」
後ろから肩を軽く叩かれた。思わず心臓が跳ねる。振り返ればそこには同じクラスの彼がいて、爽やかな明るい笑顔を私に向けてくれている。
「おはよう・・・・・・」
何とか朝の挨拶を絞り出す。私にとってはこれが精一杯の発言だった。
「つーかっ、聞いてくれよ。俺、朝が苦手なんだけど、今朝は部活の朝練の鍵当番でさー。だから、昨日は念のため目覚まし3個かけて準備しといたわけよ」
彼は口数の少ない私の代わりに、とりとめのない話題をふって会話を続けてくれる。私はそれに小さく頷き返しながら耳を澄ます。
「けど、そういう時に限って、目覚ましにセットした時間よりも早くに目が覚めんの。これって何でなんかね?」
彼は今朝の様子でも思い出しているのか、おもむろに頭の後ろに両手を組んでは、目線を上へと放る。
「・・・・・・二度寝しなくて、良かったね」
私はというと、隣を歩く彼の半袖のシャツから覗いた、その腕の形や筋肉のつきかたなどがまじまじと視界に入ってしまい、慌てて顔を逸らした。
「そういえば、今日は暑くなるんだってよー。思わず夏用のシャツ引っ張り出しちまったよ」
「そう、なんだ・・・・・・」
現在進行形で私の体温が上がっていることなど、きっと彼は知るよしもないだろう。
とりあえず、今日はカーディガンの出番はなさそうだ。
【半袖】
「半袖」
なんだろ 制服が夏服にかわった途端
あの娘の無防備な白い腕がまぶしい
これぞ青春制服マジック!
…やられたっ…ドキドキする(恥っ)
半袖
私は半袖を着るのが怖い。
醜い腕を出すことになるから。
ボロボロの腕を見せたくはない。
でも暑いから見せることになる。
暑さには勝てない。こんなふうに葛藤しなきゃならないから夏は苦手だなと思う
半袖に包まれて
はみ出した
たわわな二の腕を
隠さず歩く爽快さを
いつか
自分の勇気の力で
手に入れてみたい
半袖は色々と見えてしまう。
肌の色、ほくろの数、その他諸々。
だから恥ずかしい。だから着たくない。どんなに夏が暑くても。
「半袖着たらいいのに」
「むりだよう」
「気にしなくていいのに」
私が気にしなくても皆が気にするんだよ。
#26 半袖
真っ白い半袖から覗く、透明感のある細くて美しい腕。
さらり、と揺れるポニーテール。
私は先輩の、ハリのあるトランペットの音が大好きだ。
私の事を「後輩くん」って呼んでくれる、元気な声も。
人一倍優しいところも。
「後輩くん、今日は一緒に帰ろう」
なんて言われた部活終わり。
もちろん断るわけがなく、彼女の隣を歩く。
色んな話ができて、楽しかったなぁ。
〜半袖〜
半袖
袖の長い衣服が、袖の短い衣服に変わると夏が来たなと実感する。
暑い、死ぬほど暑い、今日も暑いし、昨日も暑かった。きっと明日も暑いだろう。
暑い季節は好きではないが嫌いでもない。
ただ強いて言うなら寒い季節の方が個人的に好きだ。
なんでかって言うと、寒さを理由に好きな人にくっつけるから。暑いと近づくことでさえお互いに暑くて無理。
ただ夏にも良い事がある。半袖になると好きな人の肌が見える。
活発な人だから、春の始まりから夏の終わりに日焼けした笑顔がとても眩しくて、その過程をそばで見れるのが嬉しくて、好きな人を肌から感じる。
近づけはしないけど、そばにはいれる。
互いに暑い暑いと言い合いながら短い季節を謳歌する。
たまに触れるしっかりした腕に胸を打たれてるなんて知らないだろう。
肌と肌が触れる、これは恋人じゃない夏の半袖の時期にしかできない事。
半袖は夏感あって好き
半袖でアイス食べながら海行きたい!
半袖
袖に守られず腕をさらけだし、
日焼けも気にせず無我夢中で遊んだあの頃。
蝉の煩い時期に笑顔で駆け抜けたひまわり畑。
みんなで食べた色とりどりのかき氷達。
あの頃に戻りたい。
そう思う私は日差しが照り付けるというのに長袖のスーツを着こなす。
寒い寒い冬を過ぎ
少し暖かな春が過ぎ
半袖になる季節が来ると決まって
汗かくからすぐ上の服脱ぐ
こっちの心臓が持たないからちゃんと着てよ..
私以外に見せないでよ
【半袖】#10
Tシャツ売場で思うこと。
メンズTシャツの半袖はさ、
確かに長袖の半分くらいだよね。
でもさ、レディースTシャツの半袖ってさ、
半分より短くない?
二の腕のぷよぷよが隠せん。泣笑
太陽が高く昇り、蝉の声が聞こえ始める中、
彼女は半袖をまくり上げた。
その腕には、日焼け跡がうっすらと
浮かび上がっていた。
風が彼女の髪をなびかせ、
彼女の瞳は、まるで碧い海のように輝いていた。
彼女の美しさに見とれていた私は、
彼女が口を開くのを待った。
「あのね、今日のランチ、何にする?」
彼女の声は、まるで小鳥のさえずりのように
柔らかく、耳に心地よく響いた。
私は、思わずにっこりと笑ってしまった。
「何でもいいよ。あなたが決めてくれたら、
私はそれでいいよ」
彼女は、にっこりと笑って、
私の手を握ってくれた。
その手は、とても暖かかった。
半袖を着る時期には少し暑すぎたかもしれない。
私は、幸せな気持ちに包まれながら、
彼女と一緒にランチを楽しんだのでした。
─────『半袖』
半袖は腕がみえるから嫌い。
アムカしてたら1発でバレるし日焼けするしムダ毛処理しなきゃいけないからめんどくさい。
~半袖~
そんな季節ですか
あの方も私たちも関係ありませんが
見た目を考えるとそうも言ってられないのです
56文字の黒の史書
きみの願いどおりセーラー服、海に還したよ。
#半袖
分厚いカーテンを引いて、電気代の節約のため、30度だけどまだまだ扇風機に頑張ってもらってる私の部屋。多少はましだけど、じっとりと汗がにじむ。
「暑いな」なんてあのひとが言いながら、私を背後から抱きしめる。
「暑いんじゃなかったの?」
暑いだけじゃない体温が上がってドキドキする。これからのことを期待して、緊張して手が震えたりなんかする。
「それとこれとは、話が別」
あのひとはそう言いながら、半袖から伸びるプニプニの私の腕を優しくつまんでいる。
「やめてよ〜」
そう言いながらも、あのひとの手の感触がいとおしい。
「君の腕、気持ちいい」
なんて、あのひとはしばらくむにむにしてたけど、再び私の背中をぎゅっと抱きしめて顔を首筋に埋めてきた。
そのまましばらく黙ってたけど、あのひとの震える声が首筋にかかる。
「好きになってごめん。でも、離せない」
しかし、私はあのひとの言葉に返事をしなかった。しばらく経って、ようやく声にできた。
「……私も、あなたにそばにいてほしい」そういうのがやっとだった。
言うまでもなく私達は、誰にも理解されていない想いで結ばれていた。どのようにしてこうなったのか。
お互いに意識しあって、触れ合って、そして、さらに。
その関係は、私達だけが知っていれば良いことだと分かっていた。実際、誰にもまだ、明らかになっていない。でもいつか、この関係も皆の知るところになるのだろう。
だから隠しておかなくてはという気持ちと、それでも皆に、私とあのひとは結ばれていると叫びたい気持ちが、私の心でせめぎ合っている。
半袖