半袖』の作文集

Open App

半袖』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

5/28/2023, 2:34:56 PM

─半袖─

たしか、今年で一番暑い日だったかな。
君は半袖の服を着て、縁側でスイカを食べていたよね。
私も暑そうな君の隣で、スイカを食べていた。

その後公園に行って、一緒に帰って、
私が見えなくなるまで笑って手を振っていた。

それが昨日の記憶。

そして今日。君が死んだ。
病気だったんだって。

何で私に言わなかったの?
そんなに信用なかった?
もう半袖で笑う君は見れないの?

私の頭は疑問でいっぱいになった。
昨日まであんなに元気で、明るく、
楽しそうに笑っていたじゃないか。

...私と遊んだせい?
私と遊んだから病気が悪化したの?
そもそも私が病気に気がつかなかったせい?

どちらにせよ君は戻ってこないのに。
私に笑ってくれる君は、もう居ないのに。


人は皆、平等です。
死ぬのも生きるのも、決められないんです。
もしかしたら、家族が明日死ぬかも。
もしかしたら、私が明日死ぬかも。
だから周りの人を大切に、そしてあなたも大切にされてください。
以上、作者より。

5/28/2023, 2:34:04 PM

半袖
6月になると、衣替えになる。厚手の長袖制服から、白い半袖制服へと替わる。毎年、半袖セーラー服の女子を見るのが一寸ドキドキした。半袖は、袖が広く、冬のセーラー服にはついている胸当てがない。思春期の男子には、と言うか、凡そ女子とは交流のない僕には、刺戟的だった…そして、密かに片想いしていた後輩の女子には…

5/28/2023, 2:32:39 PM

【半袖】

暑くてバテそう。半袖じゃなくてもはやタンクトップにするんだった。そんな、悪態を心の中で吐きながら自転車で10分。坂は無いけど信号が結構ある道を走っていく。暗い時間ならいいものの明るくてかなわん。
「よっ。」
信号待ちのところで声をかけられる。
「よくも、そんな清々しい顔できる。この暑さに半袖で。」
「さっきアイス食ったからさ。コンビニいたの。」
コンビニで買った証拠として袋を見せられる。アイス、いいな。元気に走り回る子どもが声を上げて信号を渡り始めた。青だ。
「じゃあ、図書館行くから失礼するわ。エアコンの素晴らしさ感じてくる。どこ行くか知らんけど倒れんなよ。」
「倒れんわ。ってか、行くとこ一緒だし。」
歩きと自転車。明らかにスピードは違う。だから、風も感じられない。この暑さに嫌な思いをするだけ。残り5分程の道を終わるななんてさっきとは真逆なことを思いながら歩みを進める。

5/28/2023, 2:32:37 PM

白いセーラー服の袖から出ている白くて細長い華奢な腕が、いかにも病人って感じがしてあまり好きじゃなかった。実際にその子は体調を崩すことが多くて、朝礼があったりするとよく貧血で倒れていた。常に血色が悪くて今にも死んでしまいそうな女の子。それが彼女に対する印象だった。
 それが変わったのは、三学期が始まった頃だった。六限目が終わり、先生に保健室で休んでいるあの子にプリントを届けて欲しいと言われた。保健委員だったから断れず引き受けたが、気が進まなかった。
 保健室に入ると、その子はベッドに座って校庭を眺めていた。運動部の活動がよく見える。プリントを届けに来たことを伝えて、部屋を出ようとすると呼び止められた。
「図々しいかもしれないけど、お願いがあるの」
 そう言って彼女が取り出したのは大量の封筒だった。どれも可愛らしい封筒で一つ一つにクラスメイトの名前が書かれている。思わず、なにこれと言ってしまった。
「私ね、もう卒業できないから最期の日にみんなにそれを渡してほしいの」
「死ぬわけじゃあるまいし、自分から直接渡しなよ」
 そう言った瞬間、悲しそうな顔をして俯いた。微かに笑いながら、それができないんだぁと呟いたのが聞こえた。
「今日で学校は最後なの。明日から治療に専念するけど、延命できる見込みはなし。もう待つだけなの。もうみんなに会えないから」
「そんな重いこと私に頼らないでよ。そんなに仲良くした覚えもないし、ごめんだけど無理」
 そう言って渡された封筒たちを返した。罪悪感はあったけど、あんな遺書みたいなものを彼女が死ぬまで持ち続けるなんて絶対に嫌だった。そのまま保健室を出て部活に向かったが、自分のしたことが正解だったのかどうかわからず集中できなかった。
 あれから数ヶ月経って、新年度が始まった日。まだクラス発表がなくて去年と同じクラスに座って始業式が始まるのを待っていた。そして、教室に入ってきた担任の先生から配られたのは、新しいクラス表とあの日私が断った名前の書かれた封筒だった。その場で読む勇気がなくて私は家に持ち帰った。
 帰宅後、微かに震える手で便箋を取り出した。便箋は二枚入っていた。大して話したこともないのに、私の長所や好きなところが書かれていた。本当はもっと仲良くしたかったと。そして、二枚目には震えた字で謝罪の文が書かれていた。これを読んで私は後悔した。あの日、私が引き受けていれば彼女がこんなふうに罪悪感を抱いて辛いのを我慢しながらこんな震えた文字の手紙を用意する必要なんてなかったのだと。遅すぎる後悔に私は泣くことしかできなかった。
 次の日、彼女の家を訪れて線香をあげに行った。忘れてしまわないよう、毎年ここを訪れると彼女の母に約束した。
 大人になって、十年以上経った今でも通い続けている。

5/28/2023, 2:30:48 PM

見られるのが嫌だと隠した
それは何人かに知れ渡っている過去に似ていた

暑さは容赦なく布を剥ぎ取って
滲む汗が拍車をかける

仕方なく選んだ白
知らないコード進行に乗って

踊る半袖
怖くない
怖くないよと
叫んで

5/28/2023, 2:29:18 PM

昔…
小学生の頃
必ず冬でも半袖半ズボンの男子が居たよ
決まってポリシーの如く
毎日毎日半袖半ズボン
よくよく思い出すと
風邪ひいて休んだことないなぁ
皆さんの学校にも居ませんでしたか?
おうちの事情なんてことも
あったのかもしれません
彼はとても楽しいいい子でした
今頃どんな人生歩んでいるのかな
幸あれ

5/28/2023, 2:26:05 PM

いち早く 夏めく腕で指差した 飛行機の雲 深い青空

#短歌 #書く習慣 20230528「半袖」

5/28/2023, 2:23:48 PM

頭と心が追いつかない...

頭で理解してても心が追いつかい
推し様やる事は応援したい...
けど会える機会があるのに会えないの辛い...

ただのわがままなのも分かってる
けどやっぱり会えないのは苦しい...

5/28/2023, 2:22:20 PM

五月らしい爽やかな風が吹く公園で、ブランコに乗る子供の背を優しく押す。

キャッキャ、と嬉しそうな我が子の笑い声に破顔する。

 父親になるという現実に右往左往している間に産まれて、気が付いたら寝返り、ハイハイ、二足歩行をしていて、オムツ交換に手間取らなくなってきた頃にオムツを卒業。

 そして、今年から幼稚園の年小さんに。

あっという間だね、なんて子供の寝顔を見ながら妻と二人、寝落ちするまで語りあった。

2880グラム、あんなに小さくてフニャフニャのへにゃへにゃだったのに。

今では、抱き上げる為に「よいしょ」と声が出はじめる位には重くなった。

 遊び疲れて電池が切れた玩具のように動かなくなった息子を抱きかかえて、家路につく。

夕方の涼やかな風が、むき出しの腕へと抜けていった。

テーマ「半袖」

5/28/2023, 2:20:54 PM

〖半袖〗

もう暑くなってきたから半袖出さないとね、

と。

夏への準備がはじまった

5/28/2023, 2:18:13 PM

また夏が来た
忌々しい季節だ
雲一つ無い空も憎い
今でも思い出す
あの夏の匂い
あの日の一つ一つがまだ消えない
でも
いいか
あの日と同じ
半袖の服に着替えて
君がいなくなった季節に
僕もいなくなる
また会おう

5/28/2023, 2:17:11 PM

半袖の季節になっただけで、
なんか、少し自由になった気がする。



#半袖

5/28/2023, 2:17:07 PM

【半袖】

夏。半袖の時期。

ついつい見てしまう、
冬の厚着で隠された他人の肌。
半袖になるタイミングは人それぞれで。
半袖の人がいると、夏が来たと思う。

5/28/2023, 2:14:05 PM

半袖が似合うあの子。

「あ~も~焼けたくないねんけど!」

焼けた姿が似合うあの子。

焼けたくないとかいいながらも、絶対夏が似合うようなあの子。

「○○~?」

心の距離は知り合い以上友達未満。

友達にすらなりきれてなくて、

君の恋路を邪魔したくなくて、

話題があってもLINEはしない日々が続く。

事情を知る友達からは「後悔しないの?」と、言われる。

ね、……するわけないじゃん!

離れてても、もう君の記憶から僕が消えていても。

誰もが君を忘れたとしても。

僕だけは、君の幸せを一生願っている人でありたい。

テーマ:「半袖」

5/28/2023, 2:11:52 PM

⌇天国と地獄⌇
私にとっての天国は学校に行ける事
私にとっての地獄は学校が休みな事
別に勉強が好きな訳でもない
だからといって友達がたくさんいるわけでもない
ただ、いつこの毎日学校に行けると言う当たり前の環境がなくなるか分からないからこそ学校に行ける事が天国なんだ

5/28/2023, 2:09:45 PM

夏に長袖着てるとさ色々言われるけどさ、別に良くね?
こっちの自由なんだから。
そもそも、僕は腕出すのが好きじゃない。
別にリスカとかしてるわけじゃないんだよ?
でもさ、な〜んか腕出すの嫌なんだよね。
まぁ、理由があったとしても言う気ないから言わない!だってめんどくさいも〜ん。
あとから、施設の職員とか、子供たちがギャーギャーねだから、言わないんだよね。
でも、リスカって長袖ずっと来てる僕の解釈なんだけど少し上の方ならバレないんじゃねって。
痛いのは嫌だけど、やってみたいんだよね〜。
半袖嫌いな僕にとってはこういう時にだいぶ有利なんよ学校の制服半袖必ず着れって言われたらどうしよ。
まっ、そんとき考えればいっか!
取り敢えず!僕は半袖大っきらい!

#16

5/28/2023, 2:09:01 PM

制服が半袖に変わった前の席の男の子
意外と筋肉のついた腕に少しどきっとした
もうすぐ今年の夏が始まる

『半袖』

5/28/2023, 2:06:51 PM

半袖の季節になって 君の「君自身」がもっと見えるようになった
君を君たらしめている色、産毛、血潮、曲線、すべてが振り向いた先にある
幻なんかじゃない、この世に生きた紛れもない「人間」の君を 「人間」としてそばに置きたい

5/28/2023, 2:05:56 PM

ー半袖ー
半袖は苦手だ。自分の腕が太いのも原因だろうが、
私の周りには華奢な女の子しかいない。
人前には恥ずかしくてだせないけど、
ふっくら、もちもちの腕をこれからも私は愛す。

5/28/2023, 2:04:42 PM

半袖

 リアリティが売りの、仮想空間体験だった。
 目の前には果てしない雪原が広がり、一歩進めばぎゅっとした感触と共にくっきりとその跡が残る。暴れる風に乗った氷の小さな欠片が、礫のように体を打つ。髪は風にもてあそばれていた。
 けれど、指先まで凍えるような寒さは感じなかった。
「物足りないなあ」
「半袖姿で何言ってんだか」
「でも、もうちょっとリアルを感じたいじゃん?」
 月面に雪は降らない。それどころか、雨もなく、雲さえできはしない。風だって、人工的なものしかない。
 意識を丸ごと仮想空間に接続することで、この上ないリアルを感じられるというアクティビティが今の流行だった。その割に、はである。
「地球の南極の風景の再現だろ? 気温まで再現したって、誰も喜ばないよ。意識だけの接続とはいえ、下手すりゃ死ぬし」
「せめて肌寒いくらいは感じてもいいかなと思うけど……」
 むき出しの腕を自分でさする必要さえない。月面では「寒い」という状況がほとんどないから、ちょっと体験してみたかったのだが。
 物足りなさを感じながら、ほとんど色のない世界をぐるりと見回していたら、黒く小さな点が、遠くに見えた。
 何だろうと思って見ていると、だんだんと近付いてくる。全身はほとんど黒、おなかと目の周りは真っ白。オールのような翼を広げ、よたよたと歩いている。歩くのにあまり向いていなさそうな体つきだが、その姿は荒れ狂う風よりも激しくかわいい。
 その愛らしさに、半袖で南極に立つことのリアリティなんてどうでもよくなった。

Next