『半袖』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
拝啓、お母さん様。
お久しぶりです。お元気でしたか?最近は気温も上がり、夏に弱いお母さんはバテちゃいそうですね(笑)
#半袖
「あっつー」
パタパタと服で扇ぐいるま。
「なんでお前長袖来てんの?暑くね、?」
「ううん、暑くないよ」
「タオルいる?扇風機もあるよ」
小型の持ち運び出来る扇風機をいるまに見せると、いるまは俺を崇めるように扇風機を受け取る。
「まじ神、借りるわ」
「ん、」
早速扇風機の電源をつけて涼むいるま。髪が風の方向で少し靡く。ふと、いるまが何かに気付いた様に俺に向き直る。
「ちょっと腕貸して」
「え?なんで…」
ぐいっ
差し出すのをほんの少し渋っていると腕を引かれる。いるまが俺の服の裾を捲ろうとするのが分かった。
バチンッ
「っ…、あ、ごめ…」
思わずいるまの腕を払いのけてしまった。強くやりすぎたかもしれない。
「いや…、別にいいけど…」
少し驚いたよう。あぁ、どうしようどうしようと慌てるが、いるまは先程の事を気にしていないように俺の頭に手を置く。
「無理すんなよ」
「…、うん」ニコ
あぁ、切り傷とアザで塗れた赤と青紫の腕が憎くなる。
この腕がもっと綺麗だったら、いるまが愛してくれるのを素直に受け入れてたのかな
もっといるまを愛せてたかな
5/28 お題「半袖」
信じられなかった。ここの人間は肌を露出している。顔、首、手、腕、脚。中には上半身裸で寛ぐ男までいる。
「あなたの国では考えられない光景でしょう?」
馬車の振動に揺られながら、隣の女が笑む。
「顔を出せとまでは言わないけれど。郷に入っては郷に従え、あなたも少しだけ歩み寄ってくれないかな」
手渡されたのは上着。途中までしか袖がない。彼らが着ているものと同じだ。
「今の季節は暑くなるから、あなたの体にとっても悪くないと思うし」
考えておく、と返して上着を膝に置いた。馬車は元首のもとへと坂を登り始める。
(所要時間:28分)
背が低い彼も
ちょっとぽっちゃりな彼も
いつも髪の毛ボサボサの彼も
腕、もりってなってるの見るだけで
ちょっとよく見える
それは多分あいつのせいだ
皮下脂肪が無くて
うっすら柔らかい毛が生えてて
日焼けしてなくて白くて綺麗で
でもたくましい
そんなあいつの腕が好きだった
半袖の季節
それでも見えるか見えないかのラインで
もったいぶってる感じもいい。
#半袖
「半袖」
夏になると大半の人が半袖を着る
夏は悩む人は多い
「二の腕が気になる」、「日焼けする」とか
そのために痩せようとしたり、日焼け対策を四六時中する。
自分は別にしなくてもいいと思ってても、「周りの目が気になる。」これの一点張り。
人生は1度きり!自分らしい人生を送って何がいけないの?自分の人生なんだから楽しまないでどうするの?
周りの目が気になるなら、気にならないぐらい、今この瞬間を思いっきり楽しんじゃえばいい!
私はこう思う!!!
enjoy this moment!!!♡
「半袖」
凍える大地
蠢くおぞましき蟲ども
舌なめずりをする雷神 風神
自分を守ってくれていたよろい
疲れ果てた翼を折られ
風切羽を切られたような
この心細さはどうだろう
空を飛べなくなったわたしに
どうしろというのか
新たな武器を身につけよとでもいうのか
なんと酷い
この 半袖
まだ半袖には肌寒い、さりとて長袖は暑すぎる
でも毛むくじゃらだし今日は暑いから半袖にしようかな……
そんなふうに悩みつつ、私は犬に半袖シャツを着せた
この頃少し暑くなり始めたので、
制服の衣替えをした。
ちょっとまだ肌寒いけど。
僕の好きな人も衣替えをしたようだ。
袖の隙間から見える二の腕や、脇が
最高に婀娜っぽい。
僕はきっと変態。
お題 : 半袖 #4
ある初夏に海沿いの町へ旅行に行った。
あまりにいい天気だったのに、調子に乗っていた私は半袖Tシャツで過ごしてしまった。
普段インドア派だったせいか日焼け止めの重要性がわかっていなかった。
後悔あとの祭りである。
ほぼ火傷状態で水疱だらけになったわが腕は二度と元に戻らないと思った。
しかしありがたいことに少しずつ回復し今ではその痕跡は無い。
細胞さんたちにめっちゃ感謝。
そしてもう絶対上着は着る。
半袖と聞いて思い出した話しでした。ホント太陽エネルギー恐るべし。
あの子が、通り魔にあったのが
冬であればよかった
もしあの時、冬で、長袖だったら
傷は、少し浅くて
あの子は助かったかもしれない
そんなわけないのに
そう、考えてしまう
あの子が半袖ではなく
長袖だったら…
あの子は今も私の隣で
笑っていただろうか…
《半袖》#3
僕のクラスにはいつも長袖を着ている女の子がいる。その女の子は半袖を来てこいと毎日のように先生に言われていた。
いつもクラスを仕切っていて成績も優秀、そんな女の子が、半袖だけは着られないと先生に抗議する。先生にいつも従う聞き分けの良い子だったので先生もその剣幕に圧巻されていた。
その子の長袖の下には痛々しい傷跡が残っていることを僕以外だれも気づいていない様子だった。
傷跡は今まであなたが頑張って生きてきた証
傷をつくらないと生きていけないほど辛かった過去を乗り越えた証
今まで辛かったね
頑張ったね
今日はのんびり休んでみよう
半袖
汗が光る
首元をパタパタと仰ぐ
黒く焼けた肌
紐がよれた靴
大きな声
走る音
整った顔
輝く笑顔
こっちに目を向ける
目が合う
心臓が高鳴る
手を振る
彼も手を振る
はぁ
好き
〈半袖〉
半袖苦手。
自分を守ってくれる面積が減るから
心細く感じてしまう。
世間に怯え始めると
身を守る手段として
お洋服を見ちゃうんだ。
怖い季節がやってくる。
–半袖–
¿?
あついな もう半袖の季節か
ついこないだまでは 心地よい春だったのに。
あと 何ヶ月生きれるんだろう
あと 何日生きれるのだろうか。
木漏れ日の隙影に覆われた私は
そんな事を思うしかできない
半袖
洋服のリメイクが好き。
着なくなったブラウス。
長袖を半袖に切って
リメイクした。
雰囲気が変わり素敵に
見える。
北国の5月は、まだまだ
肌寒いけど温暖化で最近暑い。
そろそろ半袖も活躍しそう。
リメイクブラウス着れそう。
心地よい温かさの春から雲一つない蒸し暑い季節へと変わった。
僕の通っている高校は夏はみんな強制的に半袖になる必要がある。半袖を着ていないと先生から注意を受け親の元へ連絡が行く。
ここの地域は他のところよりも気温が高いからこういった熱中症対策が必要なのだ。
僕の親は、僕に罵詈雑言を言ったり機嫌が悪ければ暴力を振るったりする。
そんな奴らに電話してみろ。
機嫌がすぐに悪くなり僕をサンドバッグのように痛めつけるに決まっている。
だから今日も腕についた傷や痣を包帯で隠して学校に登校する。
お題 半袖
風が身体を通り抜ける心地よさと、美しくも隠したくなる傷跡が顕になる。この傷跡をなぞることが、私に大きな安心と少しの不安を与えてくれる。
お題 半袖
陽が昇って少し暑い夏の日
みんなで遊びに行った
風に揺れる半袖の服が
青春の風を運んで来て
帰り際の夜の道あなたは
無邪気で微笑んだ
涼しい風が二人の時を止めて
二人のシーンを輝かせてく
「暑くなってきたな…」
照りつける太陽の下でボソッと声に出す。
そろそろ半袖出さないと…そう思った次の日。
「さっむ…」
昨日の勢いで半袖で出てきたら肌寒くて、私にどうしろっていうの?半袖着たら寒いし、長袖きたら暑いし…早くどっちかになってくれないかな。
暑くなったら仮面ライダーと戦隊の映画あるから夏になって欲しい想いと、暑いのは単純に嫌いなので冬になって欲しい思い。そんな複雑な気持ちを胸に、半袖に腕を通す。
題.半袖
見せたくないものも、
隠したいものも、
守りたいものも、
あったから。