『勿忘草(わすれなぐさ)』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
1人でいる時不安になったり楽だと思ったりするのってなんでだろう?不安に思うけど1人でいたと思うのも不思議。でもそう思っているのは自分だけかもしれない。
あまり人に曲をすすめられるのが好きじゃない。
よっぽど好みが合う人からのおすすめじゃないと、微妙な感想しか持てないから。
付き合ってる人から「今の自分の気持ちだよ」といって曲を送られるのも得意じゃない。
そんなのはクサく感じるし、あなたの事は好きだけど、あなたの好みを好きなわけじゃないんだよね。
と思ってるのに、送ってきた人がいた。
尾崎豊の「Forget-me-not」。
街に埋もれそうな恋人同士。
愛する君が教えてくれた花の名前。
踏みにじられるふたりの愛を、勿忘草に投影してるんだとしたら
忘れないで、って言ってる相手は恋人なのか、社会なのか。
尾崎豊にはぜんぜん興味が無くて
やっぱり感想は微妙ではあったんだけど
でも、この曲を送ってきた人の気持ちには興味惹かれて
得意じゃない事でも寄り添えるのが愛ってもんよね、とか思ったりしながら
また尾崎きいている。
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【48】勿忘草(わすれなぐさ)
300字小説
私を忘れないで
その青い花がどうして、ここで咲いているのかは誰も知らない。
地球脱出の混乱期、それ以前の移転先の惑星環境を厳守する、というルールは完全に無視されていた。
滅びゆく地球環境から植物や動物が持ち出され、あっという間に太陽系のあらゆる惑星、衛星に広まった。もちろん、故意以外のウイルスや菌なども。
だから、その青い花も誰かがいつの間にか持ち込んだものなのだろう。そこに意味などあろうはずもない。
月衛星基地。太陽系で一番地球に近い場所の展望台公園にその青い花が群生になって咲いている。
勿忘草。強化ガラスの向こうに浮かぶ、もう以前の青さの欠けらも無い、赤茶けてしまった地球が
『私を忘れないで』
訴えているかのように。
お題「勿忘草」
勿忘草(わすれなぐさ)という曲をいくつか知っていてそれぞれに良い曲だと思っていた。
どんな花か知らなかったことに今日気付いた。
これまでもったいないことをしてきた気もするが、知らずにその曲を聞いてたのもまたよかった気もする。
【勿忘草(わすれなぐさ)】
「最近さ、花言葉調べるのハマってんだけど」
と、カフェでくつろいでいる時に唐突に友達が話し出す。
「は?急に何?」
「いや、この間彼氏にバラ貰ってさ。テレビでやってたんだけどバラの本数とかでも意味が変わるって言ってんの思い出して」
それで色んな花にどんな花言葉があるか興味を持ったらしい。
なんだそりゃ、と内心思いながらへぇ。と相槌を打つ。
「そんで誕生花って言うのもあるみたいで調べたんだよね」
誕生花。聞いたことはあるが…
「で、アンタのはなんだったの?」
「藤と、勿忘草と、花海棠らしい」
私の質問に彼女が答える。
「勿忘草ってよく聞くけどどんな花なん?」
そう言うとこんなの。とスマホの画面を見せてくる友達。そこには、青い小さな花が集まっている画像が映されていた。
「あー、よく道端で見るやつね。これってそんな名前なんだ」
よく聞く名前だからてっきり有名な花かと正直思った。
「ね、ちょっと意外だよね」
と、彼女は私から画面を離して話す。
「でも名前の由来はちょっと切ないんだよ」
そう言って簡単なあらすじを私に聞かせた。
その後しばらくカフェで話をしたあと私たちは店を出た。彼女と別れる際、その奥に青く小さい花が咲いているのを見つけた。
勿忘草はムラサキ科ワスレナグサ属に属する一年草・多年草の植物です。
10~50cmほどに成長し、4~5月に見頃を迎えます。
庭や公園などに植えられていることが多く、開花とともに春の訪れを感じます。
アメリカでは「祖父母の日」に勿忘草をプレゼントするのが定番となっています。
勿忘草には色によって花言葉が違います。
白い勿忘草の花言葉は「私を忘れないで」です。ドイツに古くから伝わる悲恋の物語が由来です。
青い勿忘草の花言葉は「真実の愛」「誠の愛」です。
ピンクの勿忘草の花言葉は「真実の友情」「誠実な友情」といった花言葉がついています。
【勿忘草】
病的なまでに忘れっぽい性格で昔から色んな人に嫌味を言われきたが、一つだけ鮮明に覚えている事がある。
その日、草原の一本道で男の人とぶつかった。
すみません、と咄嗟に謝ったが、その男の人は私の顔を見るなり、有り得ない!とでも言いたそうな、驚いた表情を浮かべ、こちらも驚いた。
知らない人であるはずなのに、何故か懐かしさで心臓がむずむずと痒くなった。その痒みから逃れたいのか、はたまた無意識的な別の理由からか、その人に声をかけた。
しかし、その人は私が微塵も思っても見ない一言を放った。
ピストルで撃たれたような衝撃だった。今までの人生で一度も体験したことのない、上手く言葉に変換出来ない摩訶不思議な感覚に包まれる内に?その人は私が歩いてきた道をスタスタと行ってしまった。
残念ながら、失うことに慣れちまったお前には用が無ぇんだわ。
その日以降、彼には一度も会えた事はない。忘れっぽい性格も変わることなく、なんでも忘れる。
けれど、そう言った彼の事だけは今でも忘れようにも忘れられなくて、ずっと苦しい。
【勿忘草】
花言葉『私を忘れないで』
できれば誰の記憶にも残りたくないなぁ…
わたしの事は忘れて下さい
#勿忘草
勿忘草
淑女が「美しい花だ」と言った
騎士はそれを摘み取ろうとして
川の濁流に呑まれた
騎士は手の中の花を淑女に投げ
「私を忘れないで」と消えていった
人は忘れる生き物
忘れることで 明日を生きられることもあるし
昔言われた一言を糧に
今日を生き長らえることもある
淑女はその花を髪に飾り 騎士を想い続けたという
騎士の言葉は
生きろ という呪いでもあり 愛でもある
2023/02/02
約束を守るために、自己犠牲する癖があるんだけども…例えばタクシーを使って約束の時間に間に合わせるとか、予定を断るとか。相手がその約束を忘れてたり大事に思ってないとガッカリしてしまうし凹んでしまう
【勿忘草(わすれなぐさ)】
花に詳しい人は素敵である。
普段「あぁ、あの花言葉はね…。」などと、貴族のような会話をしている人を私は見たことがない。
ドラマなんかではよく見るのであるが。
散歩していると、そこら辺に生えている花の名前が気になる。
そりゃチューリップやバラなんかはわかる。
私を侮ってもらっては困る。
問題は私が知らないその他大勢である。
「あの花ってなんだっけ?見たことあるんだけどな。」
「うーん、私もわかんない。」
という脳を1ミリも使用しない会話を幾度となく繰り返している。
花の名前を書いたボードを見て、そういう名前なのか!と思ったのも束の間、三歩歩けば忘れる。
「あれ、なんだったっけな」と三歩戻って再確認する。しかし明日には忘れる。全くもって無駄な時間である。
勿忘草も名前は聞いたことがあるが、どんな姿形かわからない。
調べてみると見たことがあるようなないようなどっち付かずである。
花言葉は「私を忘れないで」とのことである。
何とロマンチックであろうか。
そうは言っても記憶力の悪い私は明日には忘れてしまうのである。困ったものだ。
だがこういった花の名前も花言葉も、誰かが考えたものであるのだ。
ならばそこまで懸命に覚えなくてもよいのではないか。
そう思う私は愚かだ。身も蓋もありゃしない。
勿忘草(わすれなぐさ)
名前しか知らない
どんな草だろう
字面だけだと草だと忘れてそう
わからないものは
ググるか置いとくとして
とりあえず先に進めたらいい
書かれて様子で
なんとなくわかったり
全然それが噛み合わなかったり
あくまでも大概は一部で
全体がわからないでもない
その単語が何を表しているか
それを調べるのは後
全然文脈すらわからなくてもね
それからでいいはず
直ぐに把握する必要は少ない
単語だけで終わるような場合は
調べてみるしかないけど
言葉から形式を覚えてない
この場合に言われたら
意味は分かるね
ここまで書いて
身近なゲームなら
麻雀が最たるって思ったり
言葉だけが馴染みがないだけで
特殊なルールを把握する
この必要がある
どの分野でも同じだね
だけど誰にでも読み易くしたい
だから雰囲気と簡潔さ
これをやり過ぎると説明になる
水月
水面月
水面に映る月
水の面に映っている月
とかね
調べて貰えるくらいに
書けていたら幸いで
興味を持って貰いたいなら
ポイントで使わないと損します
字面や響きよいと特かな
先パイが
幸せかい?と
歌い、知る
勿忘草と
尾崎豊と
お題☆勿忘草
少女の手に小さく束ねた
可憐な忘れな草。
淡い恋の想い。
白いコットンワンピース。
初夏の風に
やさしく青く揺れる。
題「勿忘草(わすれなぐさ)」
récit œuvre originale
勿忘草
私を忘れないで
それは儚い恋の物語
愛おしい人に花を
その人が大好きな可憐で、ありふれた
やっさしい青。
自分の思いも含めて
詰みに行くが、
崖から落ちて帰らぬ人に
愛おしい人思うその花を
私は忘れない
悲しい悲恋物語
「勿忘草」
空は私みたいに綺麗な青
海も私のように綺麗な青
私のような綺麗な青は,神秘的なんだって
でも違うことを言ってた人もいた。
私のように綺麗な青は,寂しくて悲しいんだってだからみんな忘れちゃうんだよ。
私のことも綺麗な青のことも
勿忘草って名前は有名だけど、どんな花かすぐには思い浮かばないな
あまりにも情緒的でロマンチックな名前が一人歩きしてない?
それはそうと、よく思うのは、今世界中で僕のことを考えている人は一人もいないんだろうなっていうこと
誰からも忘れ去られた影のうすい存在
それが僕
花屋さんに並ぶ鉢植えのなかに
薄青色の花が咲いていた
「わぁ。綺麗な花!」
思わず声に出すと
水やりをしていた店員さんが微笑んだ
「勿忘草と言います。花言葉は"私を忘れないで"
…だそうですよ」
「あ、あの、その鉢植えをひとつ下さい」
店員さんに恋をしていた私は
"忘れないで"
と言えるくらい気にして欲しくて
想いを
『勿忘草』に託した
#勿忘草
勿忘草っていう花綺麗だね。って言った君は本当に花言葉は知ってるのだろうか…?僕は君に勿忘草をプレゼントするね。だってこの勿忘草の花言葉は私を忘れないで。っていう意味で送ります。#勿忘草(わすれなぐさ)
微量の毒性をもつ勿忘草。とても小柄で非常に可愛らしい見た目の反面、その奥底に潜むその毒はじんわりと確実に私たちの体を蝕んでいく。
#勿忘草(わすれなぐさ)