『力を込めて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
力を込めて、君を殴る。
そんな簡単なことさえ出来ない。
僕は幽霊。
この世界に未練があってここにいるらしい。
その願いは、彼女の唇に触れること。
僕は病気で、彼女に触れることさえも許されなかったから。
でも、そんなのは無理な話だ。
僕は幽霊なんだから。
僕が死んでから84年が経ち彼女の余命は残り少ない。
ねえ。
置いてかないでよ。
ひとりにしないで。
八つ当たりとわかっていても、腹いせに彼女を殴る。
僕は彼女をすり抜ける。
ああ。
僕はもう誰かに注目されて、怒ってもらうことすらできないんだ。
堪えきれなくなって流した一筋の涙は、
彼女の頬を濡らすこともなく、
空に溶けた。
私は泣き虫だ。
どんな些細なことでも、
嫌だったり辛かったり悲しかったりしたら
すぐ泣いてしまう。
だからほぼ毎日、
私の目は腫れていて
最初は心配してくれた友人たちも
もう気にかけてくれなくなった。
人は慣れるのが得意なようで。
でも私はそれがまた悲しく思えて。
負の連鎖だった。
ある日、
あまり好きではない、むしろ嫌いな友人の
友人に話しかけられた。
人見知りすぎて黙っていると、
よく覚えていないが
色々言われた。
それが凄く鬱陶しくて、
この人を摘んで富士山の山頂に置きたい
なんて考えていた。
その日はなんてことなかった。
"Good Midnight!"
と言い、よく眠れた。
しかしその翌日、
用事があり出かけていた。
家に帰って
昨日あんなことを考えていた自分に
腹が立って、
イライラしてたけど、
すぐに情けなくなってきて
カーテンに縋り
叫んだ。
溢れる涙と力を込めて。
今日も泣いたので
私の目は腫れている。
でも悲しいほどに
今日の天気は晴れている。
【力を込めて】
あー…これは…。
「何とかしてよ郵便屋さん」
えぇ!?私ですか!?対処出来なくはないですが…。
「アンタしか頼れないべ」
うっ…押しには弱いので…。せーの!
―
サイバー?っていうのあれ。この辺じゃ見ない格好だけどあの郵便屋はよく見る。最新技術ってスゲーんだな。道塞いでた巨岩を拳で砕くんだもの。だとしてもだ。反動ヤバそう。やっぱり、あの郵便屋自体も強くないか?ん?郵便屋の見た目?気弱な女子だが?正直あの体躯でありとあらゆる場所に郵便物届けてるっての信じられない程にか弱そうだけどね。
5.力を込めて
——————
手首から力を込めて
握り殺す 気の毒なエゴは
目の前にすら吐き出せず
掌には紫の爪の跡
「力を込めて」
くじ引きをする時、当たれ〜と力を込めて
くじをひいたり、ガラガラを回す。
ビンゴも力を込めて穴を開けていく。
そしていつも当たらない。
何も考えず引けば、当たるのでは?と思うのだけど、
どうしても力を込めてしまう。
欲望のままに力を込めてしまう。
そんなんでは、絶対に当たらないよね。
赤信号から青信号へ
生を渡りきるまでは
「ごめんね」「がんばれ」
からだに力を込めて
「ありがとう」「がんばれ」
ひとりじゃないよ
点と点と続いて
今何度目かのステージを
力増し増しで飛び越える
力を込めて
力を込めて私はあなたに伝えたい
迷惑だなんて誰も思ってないよ
私は迷惑だ
なんて思って生きないで欲しい
自分が迷惑だと思って生きてるなんて悲しいよ
少なくとも私はあなたが大好きだよ
だから
自分は必要な人間だ
生きていますが何か?
くらい思って生きて欲しい
宜しくお願いします
大切な人が泣いていた。
私には手の届かない、遠いところで。
私には、
あの人の涙を拭うことも、
手を繋ぐことも、
あの人を傷付けるものを壊すことも、
なにも出来なかった。
私はただ、ペンを持った。
どうしようもなく遠い距離を打ち消すように、
どうしようもなく遠い距離を飛び越えるように、
私はただ、手紙を書いた。
[力をこめて]
力を込めて貴方にエールを
忙しくて、とても大変な日々を送っている貴方へ
私は頑張っている姿を応援して見守ることしか出来ないけれど、応援は少しでも貴方の力になると信じてる
どうかくじけないで
貴方の頑張りを見ている人は必ず居る
たまにはゆっくり休んで
私はいつでも貴方を応援してるよ
地図を見る。ここからは見えない場所を見る。胸がきゅうっとする。あの日のあのお出かけ。そこで今日も暮らしている人。
抱きしめる力の強さで伝えたい
言葉にならぬ熱い想いを
#力を込めて
【力を込めて】
力と、心を込めて、この愛の歌を歌う。
あの人に、届きますように。
『力を込めて』
見なくていい
これは私の生きている証明だ。
けれど見て欲しい
これは私の生きている証明だ。
笑っていて欲しい。
私が生きていた証明だから。
生きて欲しい。
私が生きる理由になるから。
あなたの正しさを。
あなたの清福を。
あなたの価値を。
私は私の言葉であなたの肯定を、続ける。
私は私の言葉でわたしの肯定を、続ける。
この生き様で私の証明とする。
力を込めて
10月7日、月曜日。午前8時13分。次の休みまであと5日。
数ヶ月に一回。滅多にない会話の機会の妄想に、
たてつけの悪いドアにひっかけた指先に力を込めて。
この喧騒のなかで、少し頑張る"力"にさせてもらうね、
力を込めて
「塩とって」
きみに塩を渡すたび
わたしは塩に
愛の魔法をかける
(魔)力を込めて?
もう
来年のことを
考えている。
あなたの
誕生日に
どこに行こう?
何をしよう?
YouTubeや
Instagramを
調べまくり。
あなたの
喜ぶ顔を
また、
隣で見たいから。
#力を込めて
はい!!!!!
見つけた!!!!!!!!
(ここでペロッと舌なめずり)
見つかった
年末。
久しぶりに帰った実家で、ゴロゴロしながらスマホをいじっていたときのこと。
『もういなくなりたい』
『私なんて生きてても意味ない』
SNSを眺めていたら、そんな投稿が流れてきた。投稿時間は5分前。
何気なく投稿主の名前を見て、私はガバリと起き上がった。コートとマフラーを雑に身につけて、家を飛び出す。
投稿主は、幼稚園からの幼馴染のカナちゃんだった。私が上京して以来疎遠になって、もう5年は会ってない。今は、SNSで繋がってるだけの間柄だ。
確か、まだ実家に住んでいたはず――。
記憶の中のカナちゃんの家へと走る。
頭の中を巡るのは、今走っている理由。小さい頃一緒に遊んだ思い出もそうだけど、一番は、高3の終わり。受験に失敗して浪人決定して、絶望してた私の手を握ってくれた、カナちゃんのぬくもり。「大丈夫だよ。」優しくて強い、言葉と眼差し。
私は、根拠のないその言葉に、カナちゃんの優しい力強さに、救われたから。カナちゃんが傷ついてどうしようもないときは、私がカナちゃんを助けようって思ったんだ。
きっと、今がそのとき。
左手に三角公園、カナちゃんの家までもうすぐだ、と思ったとき、公園のベンチにうつむき座る女性を発見して、私は急ブレーキをかけた。
「カナちゃん!!!」
叫べば、女性は顔を上げた。私の顔を見て、目を見開く。
「もしかして、アキちゃん……?どうして……?」
その目から、ポロリと雫が溢れ落ちた。
私は駆け寄り、思いっきり彼女を抱きしめた。
「受験のとき凹みまくって死にそうだった私を助けてくれたこと、今でも感謝してる!ありがとう!!」
彼女が身じろぐ。私は、構わず続けた。
「この5年、SNS見て、カナちゃんもどっかで頑張ってるんだと思って、私も頑張ってた!一緒に頑張ってる気持ちになってた!」
抱きしめた腕を緩めて、彼女の濡れた瞳をまっすぐ見つめて、私は、言葉を伝える。
「だから、大丈夫!!」
何の事情も知らないけれど。めちゃくちゃかもしれないけれど。それでも、あなたに伝えたい。
“私は、あなたに生きててほしい”
たったそれだけの思いを、力を込めて、言葉に乗せた。
力を込めて」
運営さん!うんえいさん!
なんかどっかのページの左上のなんかのボタンを押してURLをコピーしてブラウザに持って行ってそこで開いたら全テキスト見れました!
流石運営さんですね!お忙しいなかありがとうございます!
因みにハートフルなポエムの方は揉め事解決したんですか?
よけいなおせわですね!
がんばってください!
運営さんたち聞こえてますか⁈
おつかれさまです!
力を込めて叩く叩く叩く
汗を散らしてひたすら叩く
体はどんどん熱くなる
心もどんどん熱くなる
その場の温度を上げていく
見るものの熱気も上げていく
太鼓の音が周囲に響き渡り
人々の腹を震わせ
人々の心も震わせ
力を込めてまだまだ叩く
力を込めてドンドン響かす
力いっぱいいい音を鳴らす
それも大事だけれど
心を込めて叩く
これも同じくらい大事なこと