『力を込めて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「力を込めて」
大人を生きるのは簡単じゃない。
けど進まなければならない。
一歩一歩でいい。
自分なりの力を込めて、先へ。
#
力を込めて
よくあること
ジャムの蓋
思いっきり
ひねると
蓋は開かないのに
筋だけ痛める
それしかできない。私の小指はあなたとの約束を切るためにとうに失われていて、こめられる力は僅かだけれど。それでもいい?この力で足りる?あなたをここから引き上げるために、他に何が必要?
満月の下、やつと俺は崖の上にいた
絶体絶命
殺るか殺られるか
ほかに道はない
俺たちはにらみ合う
と、そのとき、雲が月を隠し、辺りが闇に包まれた
今だ!
俺は渾身の力を込めて、やつを突き飛ばした
叫び声が奈落の底へと落ちて行く
あなたと離れたくありません。
だから、しっかりと手を繋ぎます。
力と愛を込めて。
「力を込めて」
力を込めて扉を押す
一体僕はいつまで
この部屋に居れば良いのだろうか
同期はあっという間に階段を登っている
しかし僕はまだ
この部屋から出れたことがない
一体どんな力があるのだろうか
ドアノブに手を掛けたまま息を整えていると
ガチャリと扉が開いた
どうやらこの扉は引戸だったらしい
一度冷静になることは
生きる上で必要なこと
どうにかしたかった。
やっぱり諦めきれなかった。
無駄でも、足掻きたかった。
ただそれだけの思いが、嗤われて終わる想いが、何かを変える出来事になる。
”力を込めて”叫んだ、踏み出した、押し出した。
例えばその全てが無意味だとしても、それでも構わないくらいに大切なことなんだ。
力を込めて
「力を込めて」
孤独な部屋で一人
私はこの感情を抑えるために
刃物を持った手に力を込めて
その刃を自分の手首へ近づける
ある休日のお昼ごはん。
あるもので済ませたい。
何があるかな…
そうめん、冷凍うどん、パスタにチキンラーメン。
う~ん…チキンラーメン食べてくれないかな。
夫君。
卵を落とせば、たんぱく質も摂れるし、何よりラクだ。
夫に聞く。
「お昼なんだけどさぁ…ええとね、そうめん、うどん、パスタ、チキンラーメンどれがいい?」
最後のチキンラーメンに力を込める。
夫「う~んと…チキンラーメンかな」
やった。
paki
力を込めて
想いを馳せる
何故…力を込めるのか
わからないの…
きっと…
念を込めることなの
かもしれない
こだわり派のわたしは
変えたくないから…
強い念
力を込めて…
念を唱える…
力を込めていたら
疲れて…
夢の中へ…
誘われた
そんなに力を込めないで
天使の声…
力を抜いて…
ふーっと
ラクになった
拳を握り締める。
手を開くと、血が流れていた。
私の悪い癖が出た。
感情を抑えるために、必死に握り締めた拳。
私は、多くの……数え切れないほどの……人を殺した。
殺人は、罪だ。
例え、それが上からの命令だとしても……。
私は、数々の戦場で……数多の理由から……、
多くの、途方もない数の人を殺してきた。
なのに、どうして、私は………、
一度たりとも……罪を問われることも、罪を裁かれることも、無いのだ。
自己の選択で、多くの人々を殺した。
多くの人々の人生を狂わし、奪ってきた。
なのに、どうしてだろう。
私は、疾うの昔に…人を捨てたからだろうか。
それとも、職務を全うしてきたからだろうか。
私は、何故、罪を裁かれないのだろう。
罪の無き、人々までも……平然と殺してきた。
なのに、どうして、私の罪は裁かれない。
どれだけ、王に懇願しても、叶わない。
本来なら、疾うに処刑にされるべきなのに。
私のような者は、生きるために多くを奪える者は……、生きてはいけない。
私のような者は、いつか…必ず…又…罪を犯す。
なのに、王は……部下たちは……同業者たちは……この国の民たちは……、
皆、そんなことはないと……、あなたは被害者だと……、私を慰める。
その優しさが、どうしようもなく、辛かった。
私の重ねてきた、重罪ともいえる罪は……いつ裁かれるのだろうか。
早めの秋が空から降ってきた
力を込めると目の前で砕けた
秋が手の中で解れる音がする
解れた秋は手のひらにこびり付く
どうしてか、心地よさまで感じた
#力を込めると
力を込めて。
力を込めて
2人を
見て行こう。
どんなに凹んだとしても
少しだけでも顔が見れれば大丈夫。
おじいちゃんは強かった。
台所からブチブチと音が聞こえる。
台拭きがおじいちゃんに絞られていた。
おじいちゃんちの台拭きはいつも穴が空いていた。
おじいちゃんより強い人はいなかった。
そしておじいちゃんは優しかった。
おじいちゃんより優しい人はいなかった。
おじいちゃんより優しい人がいない。
おじいちゃんに会いたい。
(力を込めて)
力を込めて立ち止まったあの日。
力を込めて踏み出す今日。
力を込めて誰かの背を押すいつの日か。
どんな日だって力はいる。
力がない日には力をくれる誰かが必ずいる。
なんでこうなった?
ああ、自分のせいか
最早涙も枯れた
力なくただただボーっと立ち尽くす
生きている意味はなんだろう
もうこんなポンコツな自分に
心底疲れたよ
迷惑掛けた皆さん
心から申し訳ございません
わたしはわたしを消したい
こんな存在が煩わしい
ロボットのように
ただひたすらに働く
そんな感じでいい
掃除が好きだ
初めて大人の企画したお祭りの手伝いをした。
流石にみんなが使っていて、ゴミや食べ物のカスが散乱していた。
それでもアリーナが綺麗ならとても嬉しいなと思い、力と心を込めて掃除した。
みんなが喜んでくれればいいと思う。
結果、アリーナは使う前より綺麗になり改めて思った
『掃除ってなんでこんなに楽しいんだろう、やっぱり、掃除が好きだ』
ねえ、あなたは私をどう思ってるの?
「可愛い」とか「声が好き」とか
あなたの彼女でもないのに…
誰にでも言ってるのかな?
「私が嬉し涙流すまで絶対そばを離れない」って
どう言うこと?
期待してもいいの?
それに気づかないあなたはホント鈍感なのね
次 会った時にでも言ってやる
「好きです」って
私は今、ステージの上に立っている。
スポットライトを浴びて、大きく息を吸う。
クラリネットの柔らかい音色を、力を込めて遠くへ飛ばす。
この音が、誰かの心に響きますように。
力を込めて
僕は貴方が好き。
だけど、
あなたの隣に立っているのは僕じゃない。
僕はずっと前から貴方が好きだった。
貴方が選んだのは僕じゃなかった。
僕よりずっといい人で、
僕なんかよりも善人で、
その人の周りにはたくさんの人がいた。
僕なんか思っている事や、言いたいことが言う前に思ってもない事が先に出てしまう。
だから、僕の事を良いって言う人まで、傷付けてしまい僕の周りから人はいなくなった。
「僕は障害者...?出来損ない...?」
そんな事ばかり考えるようになってしまった。
僕の体は、色々と受け付けなくなってしまって、食事...睡眠...欲...何もかも良いとは思えなくなってしまった。
日に日に僕は衰弱していった。
遂には入院まで
「ハハ...、僕は何をやってるんだろ...」
そう言葉を零すようになっていった。
医者も手を付けられないぐらいだった。
僕は医者に最後の願いを言った。
「あの人に...最後ぐらい...会わせて...。」
数時間後...
貴方は僕がいる病室まで来てくれた。
だけど、
君の隣にはやっぱり空いていなかった。
僕は最に貴方に抱きついた。
「僕は貴方に会えて幸せだった。
貴方が好きだったから...。」
僕は最後の力を込めて、貴方に痕が残るぐらい抱きしめた。
貴方が帰った後
僕はまるで眠り姫のように...
来世ではBADENDではなく...
HAPPY ENDで人生を終わらせたいな...