『力を込めて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「力を込めて」
疲れて全てを
消し去りたいと思う前に
今 あなたの手に 足に
力を込めて
とどまりなさい
嵐はやがて晴れる
「力を込めて」
ああ、また食いしばっている。
気がつくといつも奥歯に力がこもっている。
別に怒っているわけではない。
何かをがんばっているわけでもない。
だが、なぜか力を込めて奥歯を噛み締めている。
こんな癖があることに気がついたのは最近だ。
体があちこち痛いので、病院に行ったら、医師から
「体中に力が入ってますね」と言われた。
確かに、自分で腕や足の筋肉を触ってみるとガチガチだった。
もっとリラックスして力を抜いて
そうアドバイスされたけれど、これが難しい。
「もっと力を出して」
「全力で取り組んで」
「死ぬ気でがんばって」
世の中にそんな言葉が溢れている中で生きてきたような気がする。知らず知らずに、自分にもそう言い聞かせているのかもしれない。
自分で自分に呪いをけかけているのか?
呪いを解くために、奥歯から力を抜き、口をゆるめて、とぼけた顔で少し笑ってみる。
胸からこみ上げる熱い気持ち。
僕らはそれを感じると、力を込めて言う。
「ありがとう」と。
力を込めていいます!
「あなたに会いたい!」
こんなご時世になってから、あなた(推しのグループ)たち(複数形(笑))に会いに行けてないんです!
近くの会場に来てくれないのもありますしね・・・・
いつか絶対また会いに行きます!!
力をこめて
ずっと会えなくて、寂しさをがまん
ほんの束の間、会えることに
並んで歩く、寒い日
彼のポケットに冷たい手を入れる
彼はゆっくりと指をからめ
力をこめて、握りしめる
彼の気持ちが伝わってきた❤️
「力を込めて」 10月8日
力を込めて。
心に。
何だか君をいつもより遠く感じて
手を繋ぐ力をちょっと強めた
君のしたいこと頑張りたいこと分かってるけど
この時間だけは私をゆるして
戸惑うことはない
自分が決めた道だから
勇気を持って大空へ
力を込めて…
さあ 飛び立とう
ちからをこめて
いとをひっぱった
それは かみのけだった
ちからをこめて
ぼうをひっぱった
それは ほねだった
ちからをこめて
かたまりをひっぱった
それは わたしじしんだった
わたしは うめられていたのだ
なにがあったんだっけ
だれがわたしを
ころして
うめたんだっけ
もう わすれたい
わたしを うめたひとのこと
しあわせに やってるそうです
わすれられないのは
わたしが ほねになってしまったから
でしょうか
だから
ちからをこめて
あなを うめます
つぎのいっぽが
ふめる ように
【お題】力を込めて
あなたに握られた手が熱い。
俺よりも大きくて温かい大好きな手。
俺が初めて自分の秘密を彼に打ち明けたときすぐに信じてもらえたこと、そして気持ち悪がらず受け入れてくれたことに感極まって俯いた俺の頭を彼はその大きな手で優しく撫でてくれた。
そのとき、涙は嬉しいときにも出るんだって思い出した。
今そんな大好きな手と俺の左手は繋がれている。
俗にいう“恋人繋ぎ”だ。
【続きます】
高く高く空に掲げた。見合ったそいつの顔はまだ笑っていた。太陽は見ている。僕はいつになったらこの戦いに勝てるのだろう。床に這っていったゴキブリが自分達の存在価値を表している気がした。
[力を込めて]
雨の
My Birthday
空よ
貴方も泣いてるの・・・?
一つのフォルダに纏めた
貴方との思い出達
もう振り返らない
今
揺らぐ心に力を込めて
クリックした
さよなら
愛した人
「力を込めて」
力を込めて
久しぶりに
僕ら2人のお気に入りの場所に行った
そしたらそこには
もういないはずの友達がいた
声をかけても反応はしない
一点を見つめて立っている
どこか寂しそうな気がした
だからギュッと抱きしめた
もう大丈夫だよ、安心していいよって
そしたら
だんだん薄くなっていき
消えていった
その時少し笑ったように感じた
『力を込めて』
ケンカの原因が私の時は
次の日のお弁当に
愛情も力もいっぱい込めて作ってる
あと、おまけのお手紙も
これで仲直り間違いなしです
思わず手に力が入る
目をそらしたらいけないのに
思わず目を閉じてしまう
目の前のあなたが
どんなに頑張っていたかを
私は知ってるから
あなたの辛そうな顔を
見るのも辛い
私に出来るのは
お腹に力を込めて
あなたの名前を呼ぶ事だけ
頑張って!!
「ここにストレッチパワーがぁぁあああ!!! 溜まってきただろぉぉおおお!!!!」って知ってんのかな今の子は。なんか知らん元気なおっさんが全身タイツ着て隕石爆破させてるの。その後レンジャーみたくなったけどやっぱ最初のそのおっさんがインパクトつよつよ。
【力を込めて】
この世界に来て間もない君は、
力いっぱいに小さな手脚をバタバタさせる
顔には満面の笑みを湛えて
嬉しい・楽しい気持ちを表現する
お風呂の中では力いっぱいにキックを繰り出す
ドボンドボンとお湯に沈む重たい踵
泣く時も力いっぱい
眉間にシワを寄せて眉を下げ、大きな大きな声で泣く
おむつ替えを嫌がって仰反る時も
生え始めの歯が気持ち悪くて噛もうとする時も
いつでも容赦はない
快も不快も力いっぱいに
この世界に来て間もない君は、
まだ言葉を持たない
代わりに、体全体を使い力を込めて表現してくれる
“力を込めて ≒ 一生懸命に”
2022.10.07
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1週間後には8ヶ月になる息子
小さな足を使ってのつかまり立ちも慣れたもの
すでに伝い歩きをすることも
立つと視界が広くなるから楽しいんだね
でもまずはハイハイの練習をしようか
何にでも一生懸命な君が好き
力を込めて、振りぬく。
一体何を。
何の為に。
何に向けて?
例えばそれは、刀を模った竹かもしれない。
しん、と冷えた空気を切り裂く様に一人振り抜く
そんな事もあるだろう。
例えばそれは、硬い材質の球かもしれない。
ワッ、と歓声と期待を背にして応える様に投げる
そんな事もあるだろう。
例えばそれは、競技としての走りでもある事だ。
脚に力を込めて、誰かの背を置いていく様に走る
そんな事も…
「なぁんて、私には出来なかったなぁ」
どくどくと、荒い心音が煩い。
遥か先、息を散らしながらも歓声を身に受ける彼女
自分に真面目で、
期待を掛けられて
そうして気付けば私を追い抜いていった彼女
幼い頃から続けて早十数年、
「好き」の感情だけで走り続けた時に目にした彼女
単に目に入っただけなのに気になって
遠巻きに勝手にライバル視して
彼女は何も知らぬ間に私を負かしただけの事
ただ、名も無く埋没していくのは私の方で
「彼女」は、これから先進み続けて
栄光を手にするのかもしれない
それが悔しいのか或いは羨ましいのか
いいや、そんなもの。
「ただの言い訳にしかならないや」
ある少女は、栄えある台に立つ事も出来ず。
ある少女は、そんな誰かの感情も知る事無く。
そうしてある夏が終わったのである。
あいや〜
ベンチプレス105kg!!
力を込めて
‐毎回恒例
お題が気に入らないので
勝手にかく‐
晩秋の海は青白く荒れ
鈍くうねる青銅色
渦卷く雲と風の流れに
逆らい乍ら風切る猛禽
波打ち際にて弄ばれては
よせてはかへす
硝子のやうな海月の躯は
虚しく現世を漂ふばかり