『別れ際に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
別れ際にあなたはなんて言ったっけ「またね」じゃなかったことは確かね
「別れ際に」
時過ぎて
きみの記憶が
たどれない
最後に交わした
一言さえも
同級生のキミと合うのは久しぶりだ。
何年経ってもあの頃の面影を残すキミと、話すと
学生時代にタイムスリップしてしまう。
話も楽しくて時間が経つのなんてあっという間だ
新幹線の発車時間がうらめしい
別れ際に「楽しかった。またね!」って
僕が改札口から見えなくなるまで手を振ってくれた
うっかり泣きそうになるじゃないか
手を振り返したあと、顔を見られないように
早足でエスカレーターに乗ってしまった僕
またね。今度はもっとゆっくり
沢山話そう。また会える日まで。どうか元気で…
別れ際に
貴方と別れる時
僕は貴方に云った
「どうせまた会えるよ、だから泣かないで」
こうしてついた嘘は
自分への慰め
もう会えないことは分かりきっている
こんな僕の言葉、信じないでいいから
どうか幸せに生きて
貴方の最期まで
もう戻って来ることはない
貴方に会うのももう最後
さようなら
『別れ際に』
別れ際、私は割と振り返って相手の行動をチラッと見ちゃいますね。
なんか気になる。
そして、相手もそれをしてくる事ってあまりないかな。
特に現代では人と別れたらすぐスマホいじり始める人多いよね。
私はそこまでスマホが気になる人ではないからそんなに見ないんだよね。
別れ際に君にキスをした。
これからは多分、君のそばにいれないから。
ずっと一緒にいたい、君と幸せになりたい
君はどんな思いなの?分からない。
君は僕がいなくても、過ごしていけるかな。
遠くからは見てられる。君は普段と変わらない。
君がいつか幸せになるときがくれば、どんなになるか
「別れ際」
いつから『またね』という挨拶が祈りになったのだろう。
子どもの頃、夕暮れの公園で「また明日」と声をかけ合って別れた。必ず明日また会えると、そんなことを考えることもなく。
大人になってからの「また会おうね」は次に会う約束の言葉。一ヶ月か一年後になるかはわからないが,会えると確信していた。
『またね』と言ったまま、二度と会えない人がいる。その人数がだんだん増えていく。いつ私がその立場になるかもわからない。
せめて、心を込めて祈りたい。
『またね』『また会えますように』
No.135『別れ際に』
別れ際に見た君の無理矢理な笑顔がどうにも頭から離れない。
あの時、手を差し伸べておけばよかった。
そうすればこんなことにはならなかったはずなのに…!
楽しい時間はすぐに終わる
同じ時間なのに何故なのか
仕事や勉強はものすごく長いのに
大好きな時間だとあっという間
もうちょっとだけってつい思ってしまう
君との別れもそう
少しでも一緒に居たくて
つい手を繋いだり
そういえばさ なんてなんでもない話をしたり
また明日会えるのに寂しくなるんだ
当たり前の幸せが心地よくて
全てを放り出して縋っていたくなる
この幸せが当たり前ではなく
永遠でもないことを知っているからこそ
君には「さよなら」は言いたくないんだ
だから「また明日ね」って言うんだ
約束して絶対君と会うために
「別れ際に」
別れ際に
プレゼントをして、「また会おうね」「また明日」と、挨拶を交わした。
別れ際に
人間関係がバイトくらいしかないからお疲れ様です以外いわない。そんな人生です。
まぁそんな感じだからこのお題だと話が広がらないな。なので連日だけど別のことあを書こう。
最近は涼しくなってきたけどなんだかんだで暑い日が続く。朝と夜は大丈夫なんだけどやっぱり昼間が暑い。なので最近は昼だけエアコンつけたりしてる。
でも今日は一日涼しそうだからエアコンなしで大丈夫そうだな。今日くらいが一番過ごしやすい季節だ。
あとはなんだろ。特に書くことないな。まぁ今日はこれで終わりでいいか。
『別れ際に』
魔王を倒すために組まれたパーティは宿願を果たして魔王を討ち取り、世界を蝕んでいた瘴気は跡形も無く消え去って真の平和が訪れた。仲間たちの心は晴れやかなものであったけれど、魔王を討てと命じた王のおわす城への足取りはみな僅かに重かったように思う。城にたどり着けば長かった旅は終わり、それぞれの生活ヘ帰ることになるからだ。だから転移魔法をわざわざ一つ前の村に設定し、ほんの少しの時間稼ぎのために徒歩で城へと向かっている。
強くなるために日々魔物たちを打ち倒したことや、武器防具を揃えるための金策に走ったこと、新たに覚えた魔法を実戦で使えるようになって大喜びしたことなどの些細な昔話に花が咲いていたが、景色の中に城門が見えてきたときにふとみんな静かになった。
「もう一回最初から冒険したいぐらいだな」
ぽろりとこぼした言葉には各々真反対の意見が返ってきた。
「いや、今回は大冒険過ぎた」
「二度とごめんだわ」
「何回死にかけたと思ってるんですか……!」
人並み外れた勇者はやっぱりちょっとズレてるな、と他3人はわだかまってこちらを見てはひそひそと話し始めた。自分のことは至って普通だと思っているのだけれど、そんなにだろうか。仲間はずれにしょんぼりしていると、3人の忍び笑いが聞こえてから肩に重みがかかった。
「冒険はしばらくこりごりだが、酒と飯ならいつでも付き合うぜ」
「じゃあ私はショッピング。あなた荷物持ちね」
「わ、私は、あなたとならなんでも……!」
城門手前で立ち止まっていた魔王討伐パーティはやがてゆっくりと解散に向けて歩き出す。胸に一抹残る寂しさは寂しさのままに、これから先のことを想えるという輝かしさにそのときようやく気がついた。
だいすきなにおい。
だいすきなひとがすわってたばしょ。
だいすきなひとでくしゃくしゃになったおふとん。
まだあたたかいおへやは
わたしのだいすきなひとの
あたたかくてすきなものでいっぱい。
あなたをすぅーってすったら
わたしのむねから きゅうっておとがする。
かえりみちは気をつけてね。寒いからあたたかくしてねむってね。
だいすきなひとと
だいすきっておもうじかん。
ふわふわおちるやさしい雪のなかの
かえりみちのぽつんてした灯りみたい。
わたしだけのおへやで
あなたがいたらなぁって
さみしがりなゆうれいが ぽつりとつぶやいた
だいすきなひととまたねをしたおへやのなかで
わたしはひとりめをつむる
ずっといっしょのやくそく◝⭐︎
きょうもあなたでいっぱいのなか ゆめになあれ。
別れ際、彼女はいつも僕シーグラスを1つ渡して
こう言う。
「毎日君に渡すシーグラスが、
君のことを大事に思う人がいる証。
君は独りじゃないってこと、私の存在を、
どうか忘れないでね。」
彼女は夕凪さん。ちなみに本名ではない。
名前を聞いたら、あだ名をつけてほしいと言われたから、
夕凪さんと呼んでいる。
彼女は10年ほど前に病気で亡くなった幽霊で、夕方にだけこの砂浜に姿を現す。
彼女には健康に生まれ育った妹がいたらしいが、人と話すのが苦手で、学校にも近所にも友達がいなかった。思春期に入り、孤独や不安を募らせた妹は、数年前この海で自殺未遂を図ったそうだ。夕凪さんは母親とずっと病室で過ごし、妹さんは昼間は学校、夜は父親が仕事から帰るまで家で一人で過ごしていたため、夕凪さんが妹と過ごす時間は、父親が妹を病室に連れて来てくれる休日の数時間だけだった。姉妹で過ごす時間が短かったこともあり、夕凪さんは妹の悩みに気付けなかったそうだ。だから夕凪さんは、死後にこの海に一人でやって来る少年少女に声をかけているらしい。
僕はこの波打ち際で、彼女の隣に座り、
海を眺めているだけで、気持ちが楽になる。
シーグラスは、僕が孤独ではない証であり、
夕凪さんの優しさの証でもある。
その優しさに触れるため、忘れないために、
僕は毎日学校帰りにこの砂浜に来るのだ。
お題「別れ際に」(雑記・途中投稿)
……駄目だ思いつかない。
と書いてから思い出した。
物語で付き合っている二人が「おやすみ」って別れる? 場面があるから、友達と夜遅くまで遊んで別れる時に「次はお正月に!」とか次の予定じゃなくて「おやすみ」なの、たまに不思議な気分になる。
まあたまに「お疲れ」が出てくるけど。
一人暮らししているとおやすみって言わなくなってくる。おはようございますは職場で言うんだけど。
「思い起こすと、あれがあの人との最後になってしまった…」
ということが、人生には時として起こる
特に最近の世の中では
朝の「いってらっしゃい!」
が、最期の言葉になってしまうこともある
もちろん、毎回「これが最後かも…」と思いながら過ごしていくのは簡単なことではないけれど、
そういう心づもりが必要な時代に生きていることは確かだ
久しぶりに会う友人との別れ際や、
帰省時の両親との挨拶や、
その後久しく会わないだろう人との別れ際には、しっかりと心を込めて
「また会おうね」を伝えたいとあらためて思う
もちろん、夫や妻を送り出す時の「いってらっしゃい!」も笑顔で、
喧嘩中でもその時ばかりは一時休戦して、心を込めて送り出すという『別れ際』を心掛けたいと思う
『別れ際に』
別れ際に
さよならまたね!
そう言って笑顔で去っていった君
まさかあの会話が最後になるなんて。
私を置いてあなたは一人空の上に行ってしまった。酷いよ、もっとあなたと一緒に過ごしていたかったのに。
でも、もう大丈夫。
今日もあなたが空の上から見守ってくれていると信じてるから。ありがとう
別れ際に嫁とその家族が留守宅に来て、金目のものを根こそぎ持っていかれた友人がいた。
破産宣告した小企業社長の三人娘だったそう。(要警戒!)
「お母さん! 受かったよ、大学」
私は大学受験の結果を見に行った。その結果合格だったのだ。
片道六時間の大学にワクワクとドキドキを抱えながら向かう。自分の受験番号と貼り紙を照らし合わせると、そこには自分の番号があった。もちろん興奮していたのだが、手元にあるスマホでお母さんには伝えず、口で伝えることにした。
「お母さん! 受かったよ、大学」
お母さんは目を大きく開き、まるでお母さんのところにしか光が存在しないかのように輝いていた。
「良かったわねぇ〜! 私も嬉しい…」
そう言ってお母さんは泣き出した。合格を発表したときとは反対に悲しげな顔をしていた。
理由は片道六時間の大学を今の実家から通うのは現実的に考えて厳しい。だから…引っ越さなきゃいけない。きっと、悲しそうな表情は「別れ」を悲しんでいるんだろう。
引っ越すことを止められはしなかったが、心配そうに見つめている。ずっと、ずっとずっと。
「お母さん。そろそろ実家(ここ)を出る」
「うん。あのね、最後に言いたいことがあるの。もし今度、自立することがあったら…って」
下を向いていたお母さんの眼はまっすぐこっちを見ている。
「あなたは私の本当の子じゃないの。本当のお母さんは私の姉なのよ。」
自立することがこんなにも大きなものを動かすのかと、これは夢か疑った。もう一度訊き直しても同じ返答が帰ってくる。
「あなたのお母さん、そして私の姉は、あなたをここにおいて消えたの。私の母はその時もう亡くなっていたし、お父さんも認知症を患っていたから、会社等を除けば姉を覚えているのは私しかいない。今、どこにいるのかもわからない。別れの際にあなたにこう言った『私みたいな道を辿らないで』と。それを私は見届けたきり、見たりもも、話したりももしていない」
新しい住居に向かうバスでほぼ無心に近かったと思う。今の私は、今のお母さんを受け止めるべきか、それとも本当のお母さんを探すべきか…
✻
お母さんは誰かに電話を掛ける
「もしもしお姉ちゃん? いまそっちに向かってる。だからもうすぐ出会えると思うよ」
『ありがとう。ここまで育ててくれて。親という形ではどうしても再会できないけど、大家として精一杯サポートしたいわ。本当にありがとうね』
お母さんは笑顔を完全に消して、闇のように暗い顔へと変化していく。
テーマ-【別れの際に】
別れ際に感じる寂しさを埋めてくれるのは、もう一度君と出会うことだけだ。