『冬は一緒に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「さむさむ…」
思わず呟きながら窓を開ける。
朝の冷え込む空気に息を吐いた。
白い息が何だか楽しくて、
はぁーーーー
長く息を吐く。
ほぉ…
済んだ青空を見上げながら、
愛しい人を想う。
今何をしてるのかな…
今年の大晦日は逢える?
いつもならそろそろ予定が分かる頃。
でも今年はまだ何も…。
お知らせくれたら最優先で予定入れるのに。
去年は逢いに行けなかったから、、
今年は逢いたいの。
想う気持ちは誰にも負けないから。
どうか一緒に新年を迎えられますように…
早くお知らせください。
お願いカウコン。
『冬は一緒に』
白一色に埋もれる地平
音もなく熱もなく色もなく
君と二人手を繋いで
静かな世界に呑まれたら
春など待たずに居られるのに
冬の夜空はやけに透明だということを、
今更になって思い出した。
あのどこまでも深い穴のような空を、
なぜ忘れていれたんだろうか。
綺麗と笑う、君の吐き出した息の白さが、
その色をより際立たせた。
一緒に落ちてはくれないか。
あの穴の中ででも、その白ささえあれば、
気を違えずに居られそうなんだ。
冬の夜空は透明だから、
白さだけが際立った。
#冬は一緒に
『冬は一緒に』
子鳥のさえずりが聞こえてこなくなってきた。
ふと当たりを見渡すといつの間にか綺麗に染っていた木々は葉を落とし、気温はグッと下がっていた。
白い息がかかり、霜がおり、地面が凍り、動物たちは冬眠し、農作物も収穫の秋を迎えたことになにか物寂しいものとなる。
辺りはとても静かになる。
うるさいほど泣き叫ぶセミもいなければ、夜の演奏会を主催するコオロギたちもいなくなる。
その時は鬱陶しいが、いざ静かになるとそれらがふと恋しくなる。
……いや、そうはならないか。
周りの人達は体を温めるため身体を震わせ、衣類を倍ぐらいに羽織、暖かいものを好むようになる。
そして、まだかまだかと春を待つ。
だが、冬の夜空は一段と美しい。
大気中に含む水蒸気が少なく、塵やほこりも夏と比べると少なく、空が澄んで見える。
そして、日本一の山も同じ原理で美しく見える。
その上、地上でもキラキラと星空に負けないくらい輝く光もある。
だが、それらの光はどこか儚く、暖かい。
そんな冬が好きだ。
冬は一緒に私たちと共に長い夜を明るく照らしている。
天然の星々と、人工の光で。
だが、私たちが立っているこの場所から真下の国々では、長い昼をギンギンと照らしている太陽がある。
その上、衣類も私たちとは真逆にできるだけ涼しく、通気性を求める服装になる。
同じ地球だと言うのにこれほどにも全く違う。
あぁ、世界はなんて、美しいのだ。
そして半年後には真下の人々も冬の美しさに感嘆し、私たちは夏の暑さに驚愕する。
たしかに、冬はどこかに存在し、共に、一緒に地球を回っている。
日本には四季と云うものがある。
暖かい春。暑苦しい夏。爽やかな秋。そして寒い冬。
ヨーロッパに行くとその括りは無くなってしまう。
四季があるのは、日本だけなのだ。
春。それは雪が溶け始めた頃、土のしたから新しい生命が生まれ始める。
春風は音を乗せ、言葉を乗せ、私達人類の冬眠を覚ますためにやってくる。
卯月になると、桜の門をくぐっていく少年少女が笑顔で学舎へ向かう。
入学式と書かれた看板の前で写真を撮る親子は、
人生のなかでも大きな出来事を体験していることを身体全体で感じさせられる。
始まりである春。
そして
終わりである冬。
冬。それは段々と山々も雪化粧をし、霜柱も珍しくない頃。
雪を投げ合って遊ぶ子供たちを横目に、暖房の効いた部屋でゆっくりとアイスを食べるのもよい。
師走になると、師走と言うだけあって、ツリーに飾りを付けていたかと思えば、
気づいた頃には御節を家族で食べているものである。
膝の上の猫も炬燵に潜り込んで、簡単には出てこない。
春は、事を問わず始まりの四季である。
私達は四季の節目という事にすることで新しいことに挑戦できてしまう。
冬は、私達と共に学び、遊び、変わる。
冬は一緒に。
〈冬は一緒に〉12/18
冬は一緒に
冬の月日は
楽しかった思い出と
一緒にすぎていく
でも、また冬はくる
そして、何かと一緒にすぎていく
冬は一緒に
雪だるまを作ろう。
手の感覚がなるくらいの大きいやつ。
三段にしてもいいかもね。
愛犬は雪を食べちゃうから注意しないとね。
私は被害妄想的な馬鹿には騙されない。
よく、偽善を吐き、偽物の仮面で笑い、自己中心的に物事を考える者がいる。
そいつらは、我々を騙そうと匠な話術を使い、我々のすぐそばに潜んでいる。
そして、我々をマインドコントロールして、傲慢の限りを尽くすのだ。
そいつらは、群れを作り、我々を誘い込み、駄目人間を量産していく。
いつしか地球は駄目人間に支配され、滅びてしまう運命にあるのだ。
恐ろしい話こそ、現実味を帯びている。
現実味を帯びているからこそ、恐ろしいのだ。
それがいつ起こってもおかしくはない。
彼らが正常である根拠もない。
馬鹿は馬鹿だか、利口である。
すぐに糸口を見つけると、小さいオツムで通り抜けてゆく。
馬鹿に殺されるのは、現実味を知っている者なのだ。
ぼんやりとした視界が次第にクリアになる。あとから、ほんのりと感じていた温度がキンっと張り詰めたものであることを認識する。
5時半。深夜を思うほど暗い。
ちょっと前まで、4時頃には小鳥の鳴く声と登り始めた明かりが指していたのに。
どんなに暗かろうと動かなければ。布団を出ようとした時、ふと、足元に重みが。
ああ、お前もそんなとこで寝てたのか。それなりに大きい毛玉はこちらに気づくとそっと傍に来てまた、寝入ってしまった。どんな野蛮な心を持っていたらこの毛玉の魔力に逆らえようか。私はそっと目を閉じた。
『幸福の夜』
寒い部屋
孤独の夜
毛布に包まる
暗い部屋
静かな夜
今夜もあいつがやってくる
音もなく
鋭く光る眼を持つ獣が
頭をカリカリ爪で掻く
仕方なく
毛布を開けてそいつを入れれば
ゴロゴロと喉を鳴らす
勝手に人の腕に
脚を乗せ
ふみふみしながら爪を立ててくる
少し痛いけどこれが僕の幸福な夜
冬の夜
愛しい獣が
ぬくもりを求めてやってくる
いつもご飯ばかりねだる獣は
夜にだけ
暖かな毛玉になる
寝る前に
「おやすみ」といえば
「にゃおん」と返す
そして次の日には
またご飯をねだってくるのだろう
冬は一緒に
ぬくぬくしよう
外は寒いから
家にこもって
暖まろう
暖かい部屋の中で
アイスを食べて
贅沢な気分になろう
-冬は一緒に-
世の中で言うリア充になりたいわけじゃない。
ただ、一人でいたくないだけ。
本当は、もう消えたいくらい。
でも、今日も、星が綺麗なんだよね。
だから、死ねないの。
なんでだろうね。
「君なら、この答え分かる?」
冬は一緒に
ちょっと寒いなぁ最近
君がいてくれたら
なんて
冬は一緒にいてくれないと
寒すぎて凍えちゃうよ
今日、雪なんて滅多に降らない私の住んでる街で、
雪が降ったの。まぁ、雪って言ってもすぐ止んだし、かざはなくらいかな。
でも、すごく嬉しかった。
このまま、明日まで降って、積もるかな?
まだ作ったことない雪だるま、作れるかな?
もう中学生にもなったのに、そんなこと考えた。
いくつになっても雪が降ったら嬉しいもんだね。
私が片想いしてる相手に彼女がいたから、失恋して好きな人なんていないんだけどさ。
好きな人がいたら一緒に見たかったなー。
まぁ、いないんだけどね。
それに、こんな勇気もないんだけどね。
来年も、少しは降るかな?あ、来年は受験生か。
でも、その時には私に好きな人がいて、もしかしたら彼氏とかいるかな?
来年の私へ。
もし、好きな人がいるならさ、『冬は一緒に』って、
伝えてくんない?
まぁ、私は臆病者だから、期待はしないけどね。
テーマ 冬は一緒に
雪が積もっていた。
歩くと、不思議な音がする。
冬が好きだ! 私は、家の前で
はしゃいでくるくる回る。
散歩をする。これが日課だ!
寒いけど、マフラーをつけてるから
首元は暖かい!
彼は''冬''になると、一緒に出かける。
彼がいると、公園で一緒に遊ぶ!
私は楽しい!
家に帰ると、ご飯の時間だ!
言葉の意味は分からないけど、みんな楽しそうなら
いいっか!
夜は、彼の布団の中で寝ている。
でも、朝起きると彼の服が毛だらけになってる。
彼は文句を言いながら、私の頭を撫でた。
あれ? もしかして、君
そう。実は私は……犬なんです!
彼は、遠いところで一人暮らしをしているの!
冬になると、彼いや…ご主人様はいつも帰ってくる。
冬は一緒に過ごすことが、私にとって幸せなことだ!
「今日のお鍋は柚子風味♪」
我が家の冬ご飯は鍋一択である。
今日は休日
休みの日は引きこもるに限る!
そんな気持ちで1日を過ごし夜は鍋を食べる
これぞ冬って感じ?
そしてお風呂で身体の外も中も温めたところでお布団に入る
『にゃ〜ん』
そこには先客がいた
我が家の湯たんぽ兼いたずら係の猫である
冬場は寒さからか布団で私の湯たんぽとして夜は一緒に寝ているのだ
昼間も寝てたので夜中に突然スイッチ入ることがあるのでいたずら係も兼任しているのだ
「明日からまたお仕事頑張らなきゃな」
『にゃ〜(スリスリ)』
こちらの事情などつゆ知らず、のんきに甘えてくる猫
この子のためにももう少し、もう少しだけ頑張らないとな
「おやすみ。私の可愛いこねこ。」
こうして一緒に夢の世界に飛び込むのだった
春は、満開に咲く桜を
夏は、大空に散る花火を
秋は、澄み渡る空に映える紅葉を
冬は、満点の星空を
四季折々を貴方と共に
冬は一緒に
「世界が終わった景色に似てる」
誰かがそう言った。世界の終わりなんて誰も見たこともないのに、それなのに誰かのその言葉に納得してしまった自分がいた。
たとえば、葉がすべて落ちた木々や雪で隠れる人工物。シン、とした空気が、いつもよりも響くような音たちが、まるで世界の終わりのような気がして。
誰もいない街に一人分の足跡しか残らない雪の上でたしかにこの光景は世界が終わった景色に似ているのかもしれない。そう思った。
だからもしよかったら、冬は一緒に僕と世界が終わった景色を見に行こうよ。
世界が終わったあとで、君と二人だけの世界にいるかのようなそんな幻想を味わうために。そんな夢を叶えるために。
ちょっと 今 しんどくて 体が鉛のようで 動けない 笑えない 話せない 書けない
情けない
『とりとめもない話』
お題《冬は一緒に》
煌めく冬の結晶がこころに降り
聖なる季節の始まりを告げる
「おかえりアシュレイっ」
「ただいま――エリアーデ」
緋色の髪が白銀の世界で灯火となる。
遠い異国の地で戦い、あかい花を見つけた時、必ず帰るんだと心に強く炎を灯して――アシュレイはやっと帰ってきた。
青年にとっては彼女の髪が、夜明けの色だから。
この髪に導かれたのだ。