『冬のはじまり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
題 冬のはじまり
乾燥、粉吹き、ひび割れ
寒さ、哀愁、悲観
どちらももう始まっている
唯一の光は、サンタがいると
思い出させてくれること
おでんのしみしみ大根がやたら美味しく感じたら
それが冬のはじまり
#冬の始まり
少しだけぬくもり感じ寝る夜に
猫がもぐって冬がはじまる
起きて来て君が僕の手しがみつく
朝早いだろギュッと抱いてみる
少し寒くなってきて
ちょっと衣替え
ついでに汚い部屋を片付け
棚の奥に
手袋とマフラーを見つけ
鏡の前でつけてみた
"冬のはじまり"
「冬のはじまり」
我が家では、冬のはじまりといえば鍋だ。
鍋はいい。温まるし、普段不足しがちな野菜もいっぱい取れる。娘も鍋は大好きだ。しかしそんな理由は、私にとって二の次だ。では、一番の理由は何か。そう、楽だからだ。
もちろん栄養を、ないがしろにするつもりはない。大切だと思う。また栄養満点でも、娘が食べてくれなければ、意味がない。ただそれを上回るほど、楽であるということは、重要なのだ。
うちは共働きなので、食事の準備はどちらかできる方がするのだが、二人そろって「楽」信者である。楽は正義だ。いやどこぞの三代目にように、泥棒だけど人気者みたいな、多少悪かろうが、足りなかろうが、楽が優先されて何が悪いと思っている。
なんといっても、いちいち悩む必要がない。冷蔵庫にある肉やら野菜やらを、適当に切って入れるだけだ。鍋つゆも作らない。私が作るより、プロが作った美味しい鍋つゆが、この時期スーパーの棚に、所狭しと並べられているではないか。寄せ鍋、キムチ鍋、カレー鍋、豆乳鍋などなど。悩むのなんて、せいぜい買う時ぐらいだ。なんて素晴らしい鍋ライフ!
ただ一点、忘れてはならないのが、我が家では麺が必須であるということ。普通麺はシメの一品だと思うが、我が家では、最初から投入されている。そんなことしたら、麺が伸びるじゃんと思われるかもしれないが、我が家ではお構いなしである。逆に娘曰く、麺のない鍋はいらない、らしい。それなら最初からラーメンでいいのでは?という、ごもっともなご意見もあろうかと思いますが、却下します。我が家では、これが鍋です。鍋なんです。
先週、今年初めて夕食を鍋にしたら、娘が「ついに冬がきたか」といって笑っていた。
我が家では、冬のはじまりは、鍋なのだ。
冬のはじまり
本格的に冬が到来しそうな11月下旬。
もしかして、もう冬だった?
今自分が来ているコートは冬物だな。
気付かぬうちに、冬が始まっている。
風は流れていく、行く道を外れては戻る、待たなくとも流れて、それは水の中のようで心地いい、雨の日の風の中で、うつらうつらとして、息が白くなるのをそれでも待っている
『冬のはじまり』
『冬のはじまり』
1日の気温が20℃を超える日が、12月に入った途端
見つからない。
週刊天気予報を眺めていて、気がついた。
いよいよ、冬到来か、、、
気がつけば、街中のお店の入り口には
鏡餅たちが、我が物顔で整列している。
もう何度も見る光景なのに、
まるで人生の総決算のような
慌ただしい気持ちにもなる。
昨日はみかんを食べた。
スーパーの店頭に並ぶ、オレンジ色の顔たちが
私を食べてと、呼んでいるように見えた。
乾燥しているこの季節に、みかんの口いっぱいに
広がる果汁は、喉の渇きを潤すだけでなく
体にも染み渡るようだ。
クリスマスの彩りも、街中にどんどん増えてきた。
今年は、幸か不幸か、
土日にイヴとクリスマスを迎える。
一人でも多くの人が、心温まるおだやかな夜を
過ごせることを願う。
そんなことに思いを巡らすのは、
冬のはじまり なのだろう
隣に暖かみを感じられない朝はもう、嫌いじゃない。冬を愛すようになったのは、きみのうまれた日が冬だと知ってからだった。出逢った季節よりもきみの苦しみを愛すのは、きっと僕が君を愛しているから。
四苦
【冬のはじまり】
寒いけど
冬は大好き
なぜか冬は 心が躍る
髪型もキマるし
汗をかかないので
お化粧もバッチリ👌
冬のはじまりは
ワクワクする❣️
カーテンの隙間から射す光が眩しくて
布団を深くかぶろうとした私に
「こら,もう起きるよ。」
そんな彼の声がした。
「あとちょっだけ...」
そんなことを言う私に彼は
「布団とから無理やり出させるよ。」
なんて言ってくる。
「もう寒すぎて動けない...。」
だらける私にしっかり者の彼は
手を出して起き上がらせてくれる。
「もう冬みたいだね。」
まだ寝ていたい私は彼に言った。
「うん。寒いけど布団に戻らないよ。」
しっかり私の手を引いてリビングに連れてってくれた。
「顔洗って目覚ましてきな」
「うん」
彼の優しい声を聞きながら
短い返事をして洗面所に向かった。
顔を洗ったら少し頭がスッキリした。
それから彼と一緒にご飯を食べたり,
今日の準備をして外に出た。
外に出ると寒さに身を震わせていた。
彼は私の手を繋いで一緒に歩き出した。
冬が始まって寒さが厳しくなるのは嫌だけど
彼と一緒に入れるならこんな日も良いかも。
─────『冬のはじまり』
「冬のはじまリ」
いつもの時間に起きるのに
陽のあたるのが遅くなる
いつもの時間に家を出るのに
吐く息の白さに気づく
いつもの時間に帰宅するのに
もう陽はみえない
いつもの時間に空を見上げるのに
もう夜になっている
長い夜のはじまり
冬のはじまり
【冬のはじまり】
ゆーきやこんこん、あられやコンコン、降って降ってずんずん積もる。
いーぬは喜び、家駆け回る。ねーこはこたつで丸くなる。
歌あってるかな?
私にとっては、毎年冬のはじまりの定番かな?
冬のはじまり
朝通学する時に、マフラーや手袋などをつけないとだめだな。
駅まで自転車を走らせていて、冷たい風に、そう思った。
駅近くのコインパーキングに、自転車を止めたら、少し離れたところで同じように自転車を止めている人を発見する。
見覚えのある後ろ姿に、私はその隣に足を進める。
こちらを見た相手が、無言で自分のマフラーを外し、私に巻いてくれる。
それが与えてくれる温もりに、これこそ「冬のはじまり」だと、思った。
『冬のはじまり』
冬は寒い。
雪が降る。
だが冬にしか見られないものもある。
それが雪。
雪というものは美しい。
雪が溶けると雨になる。
雪が凍るとヒョウになる。
いろんなものに姿を変え、一生懸命生きている。
冬のはじまり
冬は寒いことだけが苦手だ。
だけど、クリスマスにイルミネーションと楽しみなことが盛りだくさんな季節である。
お店は可愛いクリスマス雑貨、サンタ帽を被るスタッフたちがそろそろ目に入る頃だろう。
お気に入りのストールを巻き、クリスマスの魔法がかけられたいつもの街を歩くと少しだけ毎日が楽しくなる。
「今朝も寒い…」
小さく呟けば、友達や家族、一緒にいる人も寒いねと返してくる。そんな共感もあることも、なんだか嬉しい。
今日は、温かいココアを飲もう。ささやかな楽しみを頭に浮かべ、冬が始まった道を歩いていった。
お題《冬のはじまり》
冬の淡い陽が天窓からさしこむ。
森は眠り夢幻に包まれている。
氷の精霊の朝が始まる。
花の精霊が彩り鮮やかな朝食を運んできて、始まる冬のおとずれ。
冬のはじまりは花と。
「今年は大雪になると予想され…」毎年読まれるニュースの台本が今年も聞こえてくるこの時期は、綿のようにモヤモヤとした悩みが私に降り注ぐ。
言葉にできない。けれど、理解してほしい。誰でもいい。私が抱える形のない不安や悲しみを分けあって理解して寄り添って認めてほしい。
考えた“あぁこれが思春期なのか”。周りが思春期·反抗期で悩みを抱えているのは分かっていたがこんなにも辛いモノだったのか。私は分かってた。でも、理解していなかった。
クラスの友達にメールを送った「授業に飽きたから学校休むね」返事は「それはただのサボりって言うんだぜ」
悲しかったでも当然の返事だとも思った。本音と健全がぐるぐる回って、回って、回って、、、泣きたくなる。
テスト前日なのに。テスト範囲が終わってない教科があるのに。やらないといけないのに…。動けない自分に悔しさが込み上げてくる。
数時間経って、休日を満喫しているはずなのにどこか盛り上がらない。つまらない。学校行けば良かった…。けど後悔はしてないと思う。胸張って言えないけど、今日は休み。いろいろ考えて、明日も頑張る!
人生を季節に例えたとき
辛い時はいつも冬と表現される
「寒い冬を乗り越えて」なんてよく聞く言葉だ
冬は寂しくて辛く、誰もが春の訪れを待っている
夏は楽しく明るくて秋になるとだんだん寂しくなってくる…
でも…
私は夏の暑さに息苦しさを感じるタイプだ
人々の賑わいに、その周囲の明るさに置いてけぼりにされて居心地の悪さを感じる
そして冬の静けさに心が落ち着く
あたりはしんとして、肌に纏う冷気が心地よい
こんな人間もいるのだ
冬の訪れを心待ちする人間も
『冬のはじまり』
人生がどうでもよくなってしまった
必要のないことに疲れすぎた
命が生きたいと言っていた輝かしい日々
あんなにも激しく打ち付けられていた拍動が
今は胸に手を当ててもなにも感じないほどに
抜け落ちるように、「生きたさ」を忘れてしまった
ああどうか
どうか、次は
死にたくないと思える時間を
冬の始まりのように冷たかった時間を
凍りついて動かなくなった私の心臓を
死ぬ間際に、まだ生きたいと思える人生を
epilogue