『冬になったら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
さむーい!
なんて友達と話してた事
この時期になるとよく思い出す
寒いとか言うくせにミニスカ履いてて
良くタイツはきなよとか言ったっけな
寒いはずなのに寒くねぇしとか言いながら半袖半ズボンのやつもいて
すっごい震えてておもしろくて牛乳吹き出したこともあったな
今でも思い出して笑っちゃう
冬になると思い出す
あの日、みんなでバスに乗って旅行に向かっている途中居眠り運転でトラックがバスに突っ込んで来て崖の上を走っていたバスとトラックが崖から落ち私以外みんな天国へ行ってしまったあの日を
私も下半身不随になってしまったけど
未だに泣いてしまうのは私が弱いせいかな
冬になったら美味しいおでんを食べながら
こたつでぬくぬくしたいな。
こたつなんて家にはないけど。
現実では雪かきが待ってるね。
雪かきで冷えた体を癒すために、
今年はこたつを買ってみようかな。
【冬になったら】
冬になったら、必ず思い出すことがある。
自分でもバカな別れ方をしたと思う。
12月23日。
クリスマスイブの前日。
私は彼氏を振った。
理由は、、ない。
ただ、好きと言われて何となく付き合っただけ。
気持ちが舞い上がってOKしてしまっただけ。
クズな私なりに考えた、別れの仕方。
LINEで告白されたから、LINEで別れよう。
みんなも悪いんだよ。
わーわー茶化して、私にストレスを与えて。
だから、、嫌なんだよ。友達なんて。
そのうち、付き合うのが何かわからなくなった。
目の前の彼が、気持ち悪くて、吐き気がして、視界に入れたくなくて。
でも、別れてみて気づいたこともある。
ストレスからは解放されたけれど、別れをLINEで告げた時、涙が出た。
何でだろう。
考えてもこればかりはわからない。
私には難しいかったんだ。
誰かと付き合うことが。
もう一つ、気づいたことがある。
こんな私を好きでいてくれる人は、あの人しかいなかったんじゃないかなぁって、時々思うこと。
まだまだ人生は長いけれど、私は早めに逝きたい。
世間が怖い。老いる体を見るのが怖い。
だからこそ、
私を好きになってくれた人は、あの人しかいないのでは?
頭の中がそればっかりになって、ちょっとだけ、後悔してる。
冬になると、カカオ80%ほどのビターチョコレートの様な苦い思い出が、蘇る。
※私の実話です
「冬になったら」
冬になったら着るものが増えて、おしゃれの選択肢が増える。今日は何を着ようかと悩む時間が大好きだ。
でも寒いのは嫌いだ。
冬になったら
冬になったら、寒くなったら、
お呼びでなかったわがままボディが、
わりかし役に立つみたい。
冷たい風が吹く中を、寄り集まった私たち。
落語のマクラを思い出す。
――だって寒いんだもん。
#91
最も始まりが穏やかな季節
その瞬間は誰も知らない
「冬になったら」
そう思いながら過ごす夏
やがて夏が終わって
セミも鳴かなくなって
扇風機を使わなくなって
アイスを買う数も減って
押し入れから毛布を引っ張り出して
朝布団から出るのがつらくなって
灯油のにおいが懐かしくて
手袋やマフラーも欲しくなって
こたつが恋しくて
「冬になったな」
今年もわからなかった
~冬になったら~
鍋をやろうか?
散歩に行こうか? ……え、寒いって?
でもその後でコタツでアイスってのも良いなぁ。
あ、後はシチューも食べたいな。
なんであの時期のシチューって美味しいのかねぇ。
後は……お寿司も食べに行こう?
なんだか食べることばっかりだねぇ。
”冬になったら”したいこと、まだまだありそう。
また、できたらいいな。
冬になったら
昼下がり年寄だけの打ち放し疎らな打音冬の稲妻
ワンワンと吠えかかりくるチワワ犬縋るトイプー僕はレスキュー
海外の白い街でクリスマスパーティーがしたい
雪が振る中2人でマーケットまで買い出しに行って
サンタの形をした置物に、大きすぎるモミノキ、バニラクッキーに、アイシング用のペン、お揃いのクリスマスカラーのマグカップ…
リビングの広い家で、クリスマスの飾りつけをして、地味だけど幸せな2人きりのクリスマス
朝の4時。いつもの小さなアラーム音で目が覚めた。隣の彼女を起こさないように朝の支度を静かに始める。簡単な朝食を済ませ、家を出るいつもの時間になった。なんとなく、目に入った冷蔵庫横にあるホワイトボード。100均で買ったそれに彼女はよく予定を書き込んでいる。僕も、夕飯が要らなかったりする時は書いておくように言われている。朝が早い僕と夜が遅い彼女の一種の連絡を取るツールになっていた。今日は珍しく字列が並んでるなと思った。良く見てみると、
去年の裏起毛パジャマ出す
箱でみかん買う
クリスマスツリーの飾りつけ
週末どっちか鍋パ
イルミネーションに連れてってもらう
もこもこの靴下を新調すること
今年こそコタツを買う!
温泉も行きたいなあ
可愛いヤツだな、と思った。彼女の冬にやりたいことリストが見れたところで、今度こそ僕は靴を履く。
「行ってきます」
まだ静まり返った寝室に向かって呟いた。一先ず、今日の帰りにもこもこの靴下を買って帰ろう。
冬が楽しみだな。
「冬って好き?」
「うーん」
考えるように一呼吸置いて、她は「嫌いだな」と答えた。
「ふうん。なんで?」
「なんでとは」
她はさらに首を捻る。
「強いていえば、寒いから、かな。ほら、わたしは冷え症が酷いでしょ。カイロの消費がとんでもないし、無くなったとき買いに行かなきゃいけないのも嫌だから。寒くてお布団から離れるのが憂鬱になりがちなのも理由の一つかな」
ま、鍋物とかおでんは美味しいけどね、と她は付け加える。微笑ましくてつい「そっかそっか」とうなずくと少しムッとした顔を見せた。
「そういうアンタはどうなのさ。アンタも毎年冷えに悩まされてるじゃない」
「ぼく? ぼくは割と好きだよ」
「なんで?」
声音にはからかいが混じっているが、表情は至極マジメだった。倣って、ぼくも至極マジメな顔で答える。
「冬になったらこうしてくっつけるから」
「……あっそ」
照れたように身体を預ける她を温めるように肩を抱くと、わたしも好きになれそう、と小さく聞こえた。
ぼくが好きなのは她といっしょに過ごす冬だけだなんて、とてもじゃないが今はまだ言えないなぁ。
▶冬になったら #40
冬になったら、
リンゴを煮つめて、パンにのせて、
はちみつをかけて、シナモンをふりかけて、
暖かい部屋で、温かいチャイティー飲みながら、
本を読んで過ごしたいの
『冬になったら』
お題:冬になったら
過ぎる街路樹を横目に、ちらつく木漏れ日にすら焼かれそうで、つんと鼻を刺す北風吸って、解けた靴紐も放ったらかして、歩いて歩いて彷徨って、どこへ行こうというものか。鬱陶しいまま息白き。
雪かきをしなきゃいけない地域に住んでるので、冬になる前から、今年は暖冬かそうでないかを気にしてる。
いざ冬になったら、なんて。
まだ考えたくもない。
冬になったら
冬になったら寒いだろうけど暖かい洋服を来て、ホッカイロ持参すれば出かけることは出来る。
冬らしい装いにして、好きな歌手のライブや好きなイベント、旅行なんて行きたいな。
冬ならではの催しもやってるから出かけて楽しみたいね。
終わり
「冬になったら」
窓を閉め切ってカーテンキッチリ閉めて
外の騒がしさをシャットダウン
炬燵に入ってテレビ観ながら鍋をつつき
酒を飲む なかなか楽しいよ、一人でも
また冬が来る。
寒いし雪で滑るし鍋は熱くて火傷するし餅で死にかけるしそこまで冬!!きて!!!って感じじゃない。
まぁ、来たらきたで楽しいけど……。
これから二季になるとか言われてるし春とか秋とかもっと楽しめたらいいんだけどなってのが本音。
今年だって秋なかったし。3日もあったかどうか。その割には銀杏があって臭いがする。
もう冬……なのか……?
『冬になったら』
冬になったら
服は重ね着したり、おしゃれができる。
暖かい食べ物がしみる
とか、いいことたくさんあるけど。
冬は耐えられない。
冬になったら寂寥の緑棘に身を投げてしまおう
下から吹き上げる鉄風に遺言を紛れさせ
空にもたれてやるんだ
『冬になったら』
突然の強い風に、思わず私はコートの前を寄せる。
「もう秋も終わりかな」つい、そんな言葉が冷たい風に乗って飛んで行く。
11月も後半だ。無理もない。
「今夜は鍋焼うどんかな」そんな独り言を言いながら、少し淋しくなる。
恋人、と呼べるのか今つきあっている
彼がこの冬にいよいよこの町からいなくなるのだ。
と言っても喧嘩別れではない。
彼のご両親が以前から、帰ってきて家業の店を継いでくれと言われていて、なんだかんだ言って逃げてきた彼も、父親が夏の終わりに一度体調を崩して二、三日入院し、それ以来、気弱になり帰ってほしいと弱々しい声で電話をしてきたというのだ。
これには、彼も無下に断れず、いずれは継ぐものとどこかで思っていたらしく、「仕事が片づく冬になったら帰るよ」と言わざるを得なかったらしい。
つまり、彼との今のおつきあいも冬になるとおしまいなのだ。
でも私は絶対に感情的になるまい、と固く心に誓っていた。最後まで明るく振る舞って『手放したくなかった女』
として彼の記憶に残りたいのだ。
今夜はうちに来ると言っていた。
私の作る鍋焼うどんは彼の大好物だ。
少しでも、一つでも、良い思い出として残りたい、と素直に思っている。
だって、彼の実家は代々続いた有名な菓子店で、長男である彼はいずれ家業を継ぐつもりだと言っていたのだから。
正直言うと、私はもう少し先の話だろうと呑気に構えていた。
しかし、父親が入院したと聞いた時、ああ、もうあと少しになったのだと覚悟をした。
「美味かったよ、ごちそうさま!」
いつものように彼は大好きな鍋焼うどんをとても美味しそうに食べ終わると、笑顔で言った。チクッと魚の小骨が刺さったように心に軽く痛みを覚えた。
「お粗末さまでした。それにしても、いつもながら美味しそうに食べるのね」と笑顔で言うと「君の料理はなんでも美味しいけれど、やっぱり鍋焼うどんは絶品だよ」とくつろいだ顔に笑みを浮かべて彼が言う。
(この笑顔もじきに見られなくなる)
そう思うとやっぱり切なくなった。
しかし私は笑顔のままおどけたように「そんな事言っても、もう何も出ないわよ」と肩をすくめた。
あははと彼は笑いながら「君のそういう所も大好きだよ」と言った。そしてそのまま優しく抱きしめてくる。
今、私の顔を見ないで。きっと泣きそうな顔だから。彼の肩に顔をもたれながらきつく唇を噛む。泣くまい、決して。笑顔を覚えておいてもらうんだ、そう心に言い聞かせ感情の波が去るのを待った。
もう大丈夫、笑顔を作り彼の顔を見つめるた。
私も12月に入り仕事が忙しくなり、なかなか今までの様に彼との時間が作れずにいた。
一秒でもそばにいたいのに、それが叶わない。彼も忙しいのか連絡が減った。
仕方がない、仕事の引き継ぎをして会社を辞めるのだから。私なんかよりずっと忙しいはずだ。
そんな金曜日の夜遅くに、久しぶりに彼から連絡が来た。「忙しい?」同時に聞いて思わず笑ってしまった。
「遅くて悪いけれどそっちに行ってもいいかな?」いいわよ、待ってるね、と答えたが心臓がバクバクしてきた。
週末だ。これで日曜日に行くのだろうか。
最後に週末を一緒に過ごそうと思ったのだろうか。
急いで鏡を見て口紅だけつけた。
泣くもんか、絶対に笑顔を覚えていてもらうんだ。心が落ち着いてきた。
ドアチャイムが鳴った。
「うー、寒い寒い!とうとう雪が降ってきたよ、少しだけどさ」と彼が言った。
雪が降ってきたよ……雪が……とうとう冬だ。私は自分が意外と落ち着いてる事に安心した。
「いつで会社を辞めるの?」
あえて避けてきた事をやっと聞けた。
「来週いっぱいだよ、引き継ぎがなかなか時間がかかってね」ハーブティーを入れて置いた私にそう言いながら、余程寒かったのか、すぐにカップを取り、フーフーと冷ましながらこくんと飲む。そしてついでのように
「君は?」と言うので「何が?」と言うと
「仕事を辞めるのがさ」と言いながらハーブティーを自分で二杯目を注いで飲みながらなんでもないように言う。
私は、なんのことだか全然わからずにポカンとして「なんで私が仕事辞めると思ったの?」と言うと、今度は彼がポカンとして
「え?だから俺が家業を継ぐじゃない?」と言うので、ますます混乱して「ちょっと待って、なんであなたが家業を継ぐと私も仕事を辞めるの?」と言うと彼は「だから結婚して一緒に行くじゃない?」と言うので、もう何がなんだかわからず「何言ってるの?!あなたが家業を継ぐのに結婚相手と行くって事?なんでそれで私が仕事を辞めるのよ!!」
そう言うと、彼はボーッと途方に暮れた子供のような顔をしていたと思うと、次の瞬間「ああーっ!!」と言ってテーブルに顔を伏せ頭をかきむしり「馬鹿だ!馬鹿だ!」と言い出したので、私は、忙しさのあまり彼の神経が病んでしまったのかと本気で心配していた。
すると次の瞬間、素早く顔を上げ私に言ったのだ。「もしかして」「俺、プロポーズしてなかったっけ?」「……何も、聞いてないけど……」すると彼は慌てたように「ごめん、ごめんね、俺、うちで何度も何度も練習してたから、てっきり言ったと思ってたんだよ」
すると私は、可笑しさがこみ上げてきて、こらえきれず大笑いをしてしまった。
泣くまい、と思ってはいたけれど、まさかこんな大笑いをするなんて。
あんまり笑ってお腹が痛くなって、でも一息ついてから彼に「私、何も聞いてないの、ちゃんと言ってくれる?」と今までで最高の笑顔で言った。