『入道雲』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夏を感じるなんて
あんまりも安易かもしれないけど
それくらいしか
思い入れなんて無いんだもの
入道雲
入道雲を見ていつも思うこと
絶対あの中にラピュタある。
お題『入道雲』
遠くで雷が鳴った。
大きな、大きな、もくもくとした雲がのっしのっしと近づいてきて、頭の上で泣き出した。
あまりにも激しく泣くものだから、私は言ったの。
『あなたの涙は私を部屋に閉じ込めたけれど、草木や作物をうるおしてくれた。それに低くうなる雷鳴も、地面を叩きつける雨音も、たまには気分転換になるもの。だから、ありがとう。泣きたくなったらまた来てね』
「……どうかしら、フェネス?」
主様は街にいる、教育環境の整っていない子どもたちを集めてミヤジさんが開く勉強会によく参加なさっている。
年齢も性別もバラバラな参加者の中でも、特に幼い子どもに絵本の読み聞かせをしているのは俺も知っていた。
そして、ただ絵本を読むだけでは物足りなくなったらしく、とうとう絵本そのものを完成させたのだ。スケッチブックに描かれた積乱雲の絵は立体感も素晴らしく、そして添えられた文章からは主様のやさしい心が垣間見れて……俺は、俺はこのように素敵な女性に育ちつつある主様を誇らしく思う。
「なんで泣いてるの? そんなに酷かった?」
ボロボロ泣く俺なんかのことまで気遣ってくださる。
「いえ、俺は感動してしまいました」
ハンカチで目頭を押さえれば「大げさ」と肩を竦めて笑っていらっしゃる。
「フェネスの涙じゃ草木も作物も潤わない。だから、仕方がないから私がそばにいて守ってあげる」
俺の隣に座った主様は、そのままこてんと俺の腕に頭を預けてきた。
入道雲
青空で晴れたとある夏の日。
空を見上げると入道雲が目に入る。
雲は流れるままにゆっくりと姿を大きく見せる。
そのまま、絵を描きたい程の鮮明さ。
麦わら帽子、向日葵、自転車、 カモメ 、海、山、色々な光景が、色々な世代の物、場所、人物、食べ物が浮かんでくる。
一番の光景が目に浮かんでくるのは、釣りをしている人達だ。
これから釣れるであろう、旨い魚に向かって、餌となる餌を、魚も魚なりに頭が良いから上手い餌を厳選し、選び抜き餌を見つけ、釣り針に餌を付け、ルアーを振り上げ、海に向かって、魚釣りを始める。
やがて、ウキを目処に魚を引き上げ、旨い魚を釣り上げる。
まさに今じゃ風物詩となったものだろう。
どう調理するのかは、釣り師の腕の見せどころ(魅せどころ)。
こちらはそれを他の海の生物のように黙ってそれを見ている。
おっと、話はだいぶそれてしまったが、
釣り師の今後の活躍に私は期待しよう。
これからの良い夏と共に
そして、
これから訪れる春夏秋冬と共に。
[入道雲]
みなさんは、なぜ入道雲と呼ばれているか知ってい
ますか?それは‥
力持ちの体の大きなお坊さんを「入道」といい、
雲の形が力こぶのある入道に似ていることから、
入道雲という名前がつけられましたそうです。
(Google先生)
「あの雲の上の向こうにラピュタはある!」
見たら絶対思い出す笑
#6 入道雲
入道雲
わたしは入道雲なの…
ふわふわふわふわ
浮いて…おさんぽ
涙雨も流れて
わたしもきえて
しまう
つらいの
かなしいの…
入道雲さん
助けてね…
ゆっくり入道雲さん
と眠ることにします
おやすみ
「入道雲」
この雲は夏を感じさせながら
雷を運んでくる
その夏らしい清々しさとは裏腹に。
君の人生もきっと言わないだけで
辛いこと、いっぱいあったんだろうな。
君の辛いことを全部僕が
肩代わりできればいいのにな
楽しいの絶頂と少しの現実逃避の時間。
入道雲が消える頃、私は今日も宿題やらなかったなあって他人事のように思っていた。
【入道雲】
近所の家から聴こえてくる風鈴の音色。
窓がピシャリと閉じる音が重なる。
夏の風は君の髪をなびかせて
君は僕の偽名を呼んだ。
僕等は一本の傘を開かせた。
僕等は雲と同じようなものだ。
雲が覆い被さると雨が降ってくる。
龍愛を雨のように降り注げば
欲望と屈辱とに我が身がずぶ濡れになる。
蒸発した想いの行き先は何処へ。
【アニメ補正】
入道雲…いつもあれ見ると思うんだけどさ…。
ラピュタの『龍の巣』思い出しちゃうんだよね…。
入道雲のお化けみたいなバカでかい雲
個人的にジブリ作品の中で物凄くインパクトあると思っている画の1つが『龍の巣』なんだよね
雲の画は私にとってはTheジブリって感じがして好きなんだよね♪
雲=ジブリ
しかも入道雲の親玉『龍の巣』だからね♪
気流の流れも外と中で逆風に吹いていてアニメ補正かかってるから奇跡的に行けたけど…パズーとシータが乗ってた小さい乗り物(名前わからん)が現実なら穴空いて失速だろうね…
ドーラ一家のタイガーモス号もムスカ達の戦艦ゴリアテも多分、逆風吹いてる境目に入って本当なら壊れてバラバラ…空中分解必死!!
自然様の力は侮れないのよ本当に(꒪꒫꒪ )
まあアニメだから、たどり着けなかったら続かないから行けるけどね♪
あそこで、たどり着けなかったらムスカも『人がゴミのようだ〜』の仲間入りだったね(*´艸`)
話それたね(笑)
テーマ【入道雲】
入道雲
これと言えば夏
夏の絵を描けと言われれば、
この雲のイメージが出てくる。
高いよね。どこまで続くんだろう。
雲の上に乗ることはありえないんやけど、夢だよね。
高みを目指して生きたい。
入道雲
夏の暑さ
アイスの冷たさ
汗が流れるほど暑いあの夏を
皆冬に買い求める
冬になると皆口を揃えて言う。
夏をください
冬に積もった恋の雪を
夏の暑さが溶かしてしまうから
そして、貴方自身も溶かしてくれるから
夏は、恋を溶かし、冬になれば
手を繋ぐ理由をくれる。
素敵な夏。ありがとう
ある古い書物の一節にて。
入道雲の上には巨人が住むという言い伝えがある。
それは黒いダイダラボッチのような黒い巨人だ。
その巨人は悪さはしない。たまに風を起こしたり、入道雲からひょっこりと顔を出して下の世界をみたりする。人を助けることもある。
昔は神として崇められた。最近では驚かされて、怖がられる存在となってしまった。
この巨人は見た目とは裏腹に、心の優しい巨人なのだ。
ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー
「入道雲ってさ 夏にも多いけど 大雨の前にも多い雲だよね」
「夏もワクワクだし、雨も部屋でごろごろできて良いよねぇ。」
「でも夏は暑いし、雨の日はなんにもできない。」
「結局、どの道を選んでも不幸も幸運もある時があるんだよね。」
「そんな状況でも生きてける君には尊敬しちゃう、な」
「表向きはワクワクするけど胸焼けするくらい暑苦しい方か
ひんやりしてて何もできないかもしれないけど落ち着けるような方、
君はどっちを取るのかな?」
窓から覗く入道雲を眺めながら
動かなくなった俺の彼女の体は
口だけを動かして俺に語りかけてきた。
「お前となら、どっちでもいいよ。」
溢れ出る涙と共に、君の少しずつ閉じる瞳。
「入道雲、最後に見れてよかった。」
「「愛してる」」
生気の無くなった頬に
静かにキスをした
#入道雲
「あっつー、」
近くのコンビニで買ったアイスはこの暑さでぽたぽたと音を鳴らして地面に落ちる。
最後の一欠片を口に含んでから見た空は白い入道雲が辺り一面に広がっていた。
今年の夏も、似たような夏。
日射しにうんざりして、デケェ雲見て、ひまわり畑を横目にして、アイス齧りながら、独りきりの家に帰る。
よく、考えることがある。この日常を壊す方法。
例えば、おまえに「好きだ」と告げてみるとか。
でも、壊せないままでいる。この手で終わらせるまでもなく、日常なんてものは、どうしようもなく壊されてしまっているし。
ただ、オレは、かつての夏の残りカスを握っている。
入道雲。
入道雲を
撮ると
迫力があるなあって
思ってた。
でもその中では
土砂降り。
梅雨早く明けて。
外のイベントが
増えてくから。
「入道雲」
「魚」
「え?どこにいるの?」
「ドーナツ」
「ん?食べたいの?食べる?」
「綿あめ」
「綿あめは流石に持ってないなぁ」
「かき氷」
「鞄に入れてたらぐちゃぐちゃになっちゃうよ」
「雲」
「えー。気づいてくれたの?この雲ストラップ!」
「怪獣」
「ウギャア!」
「さっきから何言ってるの?」
「あんたこそ何いってんのよ」
「雲だよ。ほら、あれが魚。そんで、ドーナツ。横に綿あめ、かき氷。でも、これ全部雲なんだよなぁ」
「ふーん。怪獣は?」
「怪獣は本当」
「あっ、ホントだ。……ぎぃやぁぁぁ!」
空を見上げれば入道雲。
大きな綿あめみたいな入道雲。
端っこでもいいからちぎって食べてみたい。
甘い甘い入道雲。