『入道雲』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
この夏全てを味方につけて
大きく高くふんぞり返るアイツに
見下されてる気がした
「いいよなぁ、のんきにフワフワと」
バカにしてやったのかもしれないし
ただ羨ましかっただけかもしれない
あの頃の僕は
すごい天の邪鬼だったから
もしかしたら
アイツもそうだったんだろうか
あの時一緒に泣きたかったんだろうか
『入道雲』
遠い夏の記憶。
あの大きな雲の中には
誰かが住んでるって思ってた。
空に浮かぶ天空城。
可愛い天使が
雲のベッドで夢を見る。
綿菓子みたいに甘いお城を
鳥達がこっそり啄んでいく。
そんな子供の夢。
ビル街から覗く狭い空に
大きな入道雲。
あの時と変わらない空。
だけど、
今は小さな記憶がふと頭を掠める
ただそれだけ。
入道雲
入道雲を見ると
夏だなぁって
思うよね。
空中に
たくさんの
入道雲が
見たい。
暑いけど
夏を感じたい。
絵の具で豪快に染めたみたいな青と、丁寧に積み重ねたような白。空はいかにも夏という感じの見事な景色。
これ以上ないくらいの爽やかさを背景に、心は裏腹。重たい足を引きずるようにやっと進む。頬を伝ってぬるい水が、アスファルトに落ちた。
夏は嫌いだ。
汗をかくのも嫌だし、日差しが痛いのも嫌だ。
明るさが何でも鮮明に映し出してしまうところも。
小学生の頃、意味もなく家を飛び出して、道もわからないままただ歩いた夏の日。汗ばかりかくからやたらと喉がかわいて、自販機で買った水の残りは荷物になって重かった。
何というわけじゃない。でも何かを探したかった。見つけたかった。なくしてしまった大切なものの代わりに、何で胸を埋めたらいいのか、あの頃はわからなかった。
結局何も得られないまま、汗だくになって帰った。残ったのは飲み残した水と、少しだけ軽くなったお財布。ぐしゃぐしゃの自分。
この気温と日差しとが引き金になって、どうしても思い出してしまうから、夏はやっぱり嫌いだ。
日傘も差さずに歩く。
あの道とは違うけど。
たぶんあの夏の、あの道とあの空は、一生忘れない。忘れられない。
入道雲 22.6.29
入道雲…
雲に入るための道
道に入ると雲がある
入る道は雲だ
入道雲
それは、何にでもとらわれない
道に入ると雲のように先が見えない
入道雲
それは、人生
…こんなコトを未成年が呟いていてすいま1000
暑いね
なんて言った貴方
私への心配じゃない
どこかワクワクした声
貴方は私を見ていない
それを知ってる
だから私も貴方を見ない
私は貴方と同じものを見ていたい
だから空を見上げるの
空にのみまれると怖かったあの雲
貴方が「大丈夫」と手を繋いで睨みつけていたあの雲
貴方を初めて好きになったあの入道雲を
今は貴方と笑って見てる
~入道雲~
入道雲かー、夏!て感じするね。あと蝉の声が聞こえてきたら尚良。
でも最近は見てない気がする…小学生くらいまではわりと見かけてた気がするんだけど…空見なくなったってことだよね。入道雲が無くなるなんてことは無いだろうから…笑
つまり、ずっと下向いて生きてるってことか。まー、そうだわな。元々俯きがちだったのが更にエスカレートしてるのか。気持ちが下がってるからどうしても顔あげられないんだよね…今は他人見たくないし((
心と体が繋がってるってこういう事なのかな((((違う
「入道雲」
波打ち際 あなたと 潮風感じて
遊んでた 水平線の向こうには 入道雲 僕もあなたにとって 包み込むように 大きい存在になりたい
「入道雲」NO.2
彼方に見える 入道雲 大きく ふわふわで 美味しそうだ 眺めながら ソフトクリームを 頬張る
夏の強い日差しに目を背ける。
良い天気としか言い様の無い空は清々しい青。
遠くには入道雲が見える。
あの大きな雲の下はどんな天気なのだろう。
此処とは違う感情があるのだろうか。
あぁ、もうすぐ雨が降るんだな…
入道雲は、青空の中で派手に存在を主張する夏のシンボルである。
あまりにも存在感が大きいので、私はいつも入道雲を前にすると畏怖に近い感情を抱く。それと同時に、どこか寂しさを感じるのは、入道雲が「夏に多く見られる」=「夏以外には滅多にお目にかかれない」からだろうか。
大きくも、儚い入道雲。今年も暑い夏が来る。
風鈴の音
麦わら帽子
ギラギラな太陽
夏を感じる
夏の匂いがする
ふと空を見上げれば
入道雲がいた
苛立ちや葛藤
衝動的な怒り
やり切れない涙
抱えられないほどに
高く大きく育つ
他者や自己への不信感。
時が過ぎ振り返ってみると
それはまるで入道雲のように
青空に映える真っ白い心の表れだった
「入道雲」
2022/06/29
入道雲を見て雨が降るの知ってても
傘は持たない
ほら、私の隣空いてるよ
零れる涙も雨のせいにできるでしょ
傘を持ってる君へ
生きていたくなくて、死ぬ勇気もなくて
そんな人間で、それを毎日繰り返して
産まれてきたことを後悔して、謝って、勝手に苦しんで。
私は明るく生きたいだけなのに
入道雲。
真っ白い大きな雲。
真っ白に見えるのは、空が青いから。
空がきれいな青に見えるのは、
太陽の光を反射した雲が真っ白だから。
このコントラストが、立体感を感じさせる。
手が届きそうな気がする。
大人になった今でも、手が届きそうな気がする。
この前見たクマみたいな雲
あの人も見てたかな
暑い夏はあまり好きじゃないけど
同じように汗を流して
同じ空を見上げたい
入道雲 を
入道雲を見ると、あ〜夏だなぁ!と思う。向日葵と青空に映える入道雲の組み合わせは色鮮やかで目に眩しいけど元気をもらえる気がします。
そういう景色が似合うのは断然田舎の田んぼ道や昔ながらの建物だと思います。想像するだけで郷愁に駆られそうになります。
昔ながらの家の中で風鈴の音を聞きながら…何をしましょうか?すいかを食べたり本を読んだり、もしかしたら宿題に追われているかもしれません。時間がゆっくりと過ぎていき、瞼が重くなっていきます。…おや?何か騒がしいですね。
ふと目を上げると虫とり網を持った男の子たち。その空には真っ白な入道雲がただ浮かんでいるのでした。
夏、汗が頬を伝っていく。
蝉の声が頭に響く中、私は自転車を走らせていた。
生暖かい風に吹かれながら、小さい頃から通っている駄菓子屋に行く。
着いたら、アイスを買って、ラムネで喉を潤す。
そんな些細な未来を考える。
いや、考えることができる。
けれども、将来の自分の姿は考えることが出来ない。
目の前のことで頭がいっぱいになってしまう。
心に、入道雲のように大きな雲がかかったかのように
私の将来、、夢が見当たらない。
でも、こんな人生を送る私が、この人生においての
『主役』なんだ。
お題『入道雲』なのに、主役がお題みたいになってますね。
文での表し方が下手でごめんなさい。
窓側の席で風に吹かれて見る入道雲が好き。それが国語の授業ならより良さが出るよね。静かななんとも言えない夏って感じ