『優しくしないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
優しくされると涙が出る。突き放してしまう。だけど本当は抱きしめて欲しい
言葉なんていらないから、黙って抱きしめて欲しい。
お休みなさい。
優しくしないで
私の事なんかほっといてよ…
話しかけてこないでよ…
心配しないでよ…
貴方に優しくされたらこの気持ちが諦められなくなる。
私は次の一歩を歩み始めたいの。
だから…、
『優しくしないで』
優しくしないで
勘違いして好きになります。
優しくしないで
結局は傷ついてしまうから。
優しくしないで
でもありがとう
【優しくしないで】
同僚の川原さんという男性がいる。
すごく仕事ができるのにそれを鼻にかけることもなく、気配り上手でみんなに好かれている人だ。
私が仕事でミスをした時も、さりげなくフォローをしてくれた。疲れている時には、そっと缶コーヒーを渡してくれた。仕事がうまくいった時は、一緒に喜んでくれた。
私がそんな川原さんを好きになるのには、あまり時間を要さなかった。川原さんへの気持ちに気付いてからは、毎日の仕事が楽しくなった。職場に行けば、川原さんに会えるから。
だけど、その幸せは長くは続かなかった。
川原さんと他の社員が話しているのをたまたま聞いてしまったから。
来週、奥さんと旅行に行くのだと、川原さんが話していたのだ。
まさか、川原さんが既婚者だったなんて。全然知らなかった。普段は結婚指輪をしていないから、独身なのだろうと思い込んでいた。
不倫なんて絶対にしたくないから、川原さんのことはこのまま諦めよう。私の想いは封印しよう。そう思ったのに。
私の気持ちなんて知らない川原さんは、暗い顔をしている私に優しく話しかけてくるんだ。
元気がないなら話聞くよ。それとも、嫌なこと忘れられるようにみんなでパーッと飲みに行く?なんて言うんだ。
お願い。これ以上、優しくしないで。
ますますあなたを好きになってしまうから。
このままだと、育ててはいけない私の恋心を殺せないから。
優しく、しないで。
優しくしないで
高校生の頃、傾倒していたオフコースの歌。
「愛を止めないで」という歌がある。
歌い出しが、「優しくしないで」だった。
このテーマを見た時、すぐ思い出した。
恋に臆病な女の子を思いやる詩である。
小田和正らしい、優しい歌詞である。
今の自分には、優しくしてもらいたいが、
若い頃は、人生の修行として、厳しくされた方が
いい時もあった。
突き放されて、考え直す機会も与えられた。
成長期には必要なことなのかもしれない。
優しくしないことが。
300字小説
精霊の森の守り人
『優しくしないで。短い時を生きる貴方に出来ることなんてない』
この精霊の森を、その主である私を守りたいと言った貴方の言葉を私はすげなく否定した。人の時は短い。なのに貪欲に生息範囲を広げていく。それを止められるものか。失望するくらいなら、期待などしない方が良い。そう冷たく言い放った私に貴方はただ笑っていた。
そして、貴方はやり遂げた。その短い人生を森と私に捧げ、同志を集め、交渉を続け、とうとう森を保護する法を作り上げた。
こうして森と私は貴方の言葉とおりに守られ、穏やかに暮らせるようになった。
たった一つ以前と変わったのは、私の視線の先、森の様々な光景に、思い出の中の貴方の姿が映り込むようになったこと。
お前「優しくしないで」
優しくされると、泣きそうになってしまう
だから、貴方は皆の所へ戻って
いつもと同じように過ごしていてください。
「別れよ...」
体が後ろに引っ張られる気がした。
「ほんとに、それでいいの?」
ドキッとした
ああ、もう終わりなのか
「僕は嫌だよ」
そして
この言葉で落ち着く
まるで待っていたかのように
腑に落ちる
..最初から言わなければいいのにね..w
【優しくしないで】
『優しくしないで』
あなたの優しさに溺れかけたこともあった。
でもその優しさは私だけのものじゃなかった。
他のみんなにも同じように優しくしてるのに
私は勘違いしちゃうから。
そんなのあなたにとって迷惑でしょう?
だからお願い。
優しくしないで。
優しくしないで
優しくしないで。そう言われた瞬間尽くした言葉は砕けていき、もう貴方にかける言葉が出てこない。
代わりに無性に泣きたくなった。
独り善がりだった自分を恥じて、貴方に拒絶されたことを悲しんで。
――私なんかより何も言わない人形の方が、よっぽど貴方に寄り添えたかもしれない。
日々家
優しい人ほど嘘の愛を伝えて
優しくない人ほど本当の愛を伝える
ゲームで知り合って仲良くなった男の子
『ずっと好きだったけど、自信なくて告白できなかった』
出会って数ヶ月後に、そう告白してくれたよね
あの時は驚いたなぁ
まさか両思いだったなんてってね
ゲームのチャットでしか話せないってゆう関係だったし
友達にも
『あんたそれ騙されてんじゃないの〜?』
そう何回も言われたけど
あたしはずっと
あなただけを信じてました
…もうゲームで会えなくなってから何ヶ月経ったのかなぁ
結局あなたはあたしを騙したの?
真実は何も分からないまま
ただあなたとまたチャットで話せる日を
ずっとここで待ってます
元気にしてる?
…もしかしてもうアプリ消しちゃった?
何かあったのかな
心配だよ
…はじめからあたしのこと騙すつもりだったんならさ
…優しくしないでほしかったな
おかげであたし期待ばっかしちゃって
騙されてたってことも
証拠がない限りは
信じれなくなっちゃってるよ
ただ忙しいだけなんじゃないのかって
最近アプリ開いてないだけなんじゃないかって
今でも信じてるよ
あなたの言葉で
あたしに真実を教えて下さい
【優しくしないで】
優しくしないで
決意が揺らぐから
優しくしないで
あなたの優しさという毒で
わたしは動けなくなる
「優しくしないで」
やめて、"優しくしないで"。
「冷たくするなら最初から、優しくするなら最後まで」
この言葉あるでしょ?
言葉通りだよ。
結局優しくしてもいつか冷たくなるんでしょ?
なら、
"優しくしないで"
あんまり優しくしないで
好きになっちゃうから
弱ってるとき
淋しいとき
苦しいとき
優しくされると
素敵に見えちゃうんだ
顔も性格もわかってないうちに
運命だと思ってしまう
浅はかな昔のわたし
今は弱さは見せない
一歩引いて相手を見れる
もしこの先パートナーに出逢えるなら
時間をかけて妥協点を探すだろう
一生は長いから
誰にだって恋は出来るんだよ
私には好きな人がいた。しかもその人には彼女がいるのに。会うたびに優しく接してくれて嬉しかった。
本当に性格いいのが滲み出てて、みんなに優しいんだろうなって思った。そうやって優しくされるたびに、好きになっていく気持ちが止まらなくてどうしたらいいかわからない。まあ、届かない思いだけどね
やさしさは共通言語ではないみたいだ。
同じ国や地域で育って一度はこころを通わせたあの子でさえ、きみが傷つかないようにだとか、きみが重いと感じないようにだとか、きみが疲れてしまうとおもってだとか言って不思議なことをやさしさと表現するのだから。
そんなことを考えていると、わたしが迷って頼まなかったオレンジパイを注文したあの子は、わたしのお皿にはんぶんこにしたオレンジパイを乗せた。
それもらったらわたしのチョコパイもはんぶんあげなきゃいけない空気になるじゃない。
˗ˋˏ 優しくしないでˎˊ˗
「ねえ、どうしてこんなことするの?」
彼女は静かにそう問う。誰に向かってか……なんて、私はもちろん分かっていた。
「逆に、どうしてそんなこと聞くの?」
わざと口角を上げてそう聞くと、彼女は黙って下を向いた。その手はギュッと強く握りしめられている。そんなに強くしたら、血が出ちゃうよ。そう思っても、私は口に出さない。
「だって、おかしいじゃない。あなた、私が誰だか分かってるの? こんなの、納得いかない」
ようやく黙ったと思ったらまた話し始めた彼女を見て、私は嘲笑する。
「そんなの、決まってる。だってあんたは私を…」
「いじめたじゃない!」
続きを言おうとすると大声で遮られ、私は驚きで口をポカンと開けた。
「私はあんたをいじめたの! そんなの、他でもない私が分かってるわよ、いじめたくていじめたんだから!」
そうわめき散らす彼女に、私はようやく元の表情を取り戻し、ニッコリと笑った。
「そうよ、あんたは私をいじめた。立派ないじめっ子」
「だったら、なんで!!」
「なんで……何?」
意地悪くそう聞くと、彼女は唇をかみ締めてから私をまっすぐに見つめて言い放った。
「こんな、気持ち悪いくらい優しくするの?って聞きたいの! 毎回車道側に行ってくれたり、誕プレにほしいもの調査して買ってくれたり、お弁当忘れたときにおかずを分けてくれたり!!あげく、こんなところに呼び出して、「今、美恵がキモがってる男子がいたの、危なかったねー」ですって!? あんた、どっかおかしいんじゃ」
「私はおかしくないよ」
彼女……美恵の声を遮ってそう言うと、彼女は黙って私のことを真ん丸な目で見つめた。
「ただの、復讐。たっくさん優しくして恩を売ったあとで、いーっぱいひどいことしてあげる♡ 言っておくけど、あんたの味方、もう誰もいないよ。言い寄ったらすーぐ寝返るんだから、あの人たち」
美恵の顔が、どんどん青くなっていく。私はそれを見て満足し、うなずきながら微笑んだ。
「美恵って、人望ないね」
「やめて」
「でも大丈夫、私たちはまだ友達だよ」
「やめて!」
「実際、美恵は私に頼りっぱなしだもんね」
「やめてよ!」
「明日からいつもと同じようにすれば、美恵は今日のことを夢だと思うでしょ、知ってるんだから」
「ねえやめて!!」
「友達の間は、たっくさん優しくしてあげる、そのあとで」
「やめ、」
「最後の友達を失う気分、存分に味わわせてあげるからね♡」
「やめてええええ!!」
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#優しくしないで
こんにちは、しばらくこのアプリを開いていなかったらアカウントが消えていたなぎさです。
暇な時にやる感じになります。
優しくしないで
期待するでしょ…
余計に傷つくの
あなたの優しさに惹かれて
…年月が経っても…
あなたを忘れられなくて
突然、鳴る音に敏感に
反応してしまうの…
優しくしないで…
わたしを想っていないなら
つらいの…
涙溢れて…
あの頃には
戻れない…
「優しくしないで」
後になって
こんなに泣かせるんだったら
気まぐれに
優しくしないでほしかった
楽しすぎたから
浮かれすぎたから
余計に切なくなるじゃない…
信じすぎたから
愛しすぎたから
余計に追いたくなるじゃない…