『優しくしないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
テーマ:優しくしないで #171
優しくしないで
自分が弱くなってしまうから
優しくしないで
頑張れなくなってしまうから
優しくしないで
涙が出てしまうから
優しくしないで
心が温かくなるから……
私は優しくするのが得意。
優しくされるのは苦手だ。
自分に厳しくしていないと
自分が崩れてしまいそうになるから。
それが怖い。
でも、本当はこうやって言いたい。
「優しくしてくれてありがとう」
って。
優しくしないで
このお題見た時なんか
イラってきた。
贅沢な話だなぁぁぁぁぁぁあ?
振り返って思うことがあるんだ
近くにいればいる程
色んな表情を知ることになるよね
それは時に
心に刺が刺さったり
心が温かくなったり
全て、“人”だから
時には八つ当たりのもあったかも知れない
それでも
相手を思っての顔
怒ることも
喧嘩だって
全部、裏を返すと優しさだった
それに気付いたのは失いかけた時
優しくされれば、される程
別れは辛く、涙は止まらなくて
優しさに気付かなければ
優しさを知らなければ
優しさを知らなければ……
こんなにも辛さを感じることなんて
なかったのに……
そんなことを思った
けどね、
ふと……そんなことを思う自分
これも……優しさなんだろうなって
(2023.05.02/優しくしないで)
優しくしないで
オフコースの、「愛を止めないで」の歌い出し。
「やさしくしないで」君はあれから新しい別れを恐れている‥
懐かしいなぁ
食べたいものがあれば
食べたくないものがある
読みたい本があれば
読みたくない本がある
好きな音楽があれば
好きではない音楽がある
観たい映画があれば
観たくない映画がある
いいなと思う人がいれば
嫌だなと思う人がいる
何かを好きだと思うことは
好きではないものを弾き出すこと
好きなものだけを自分の周りに掻き集めて
それらを繋いだ鎧を纏い、
言葉を固めたレンガで城を築く
いまからわたしはそこに
独りでこもるのだから
私の世界に要らないものは
堀の底深くに沈めるのだから
そんな私に どうか 優しくしないで
「優しくしないで」
「優しくしないで」
「まぁ、みんな一度はやるから、気にしないで」
「うえええ優しくしないでください好きになっちゃう〜」
「好きになってもいいけど私はラブラブなダーリンが居るのでごめんね?」
「うえええええ〜〜振られた〜〜〜〜」
仕事でミスをして地の底まで落ち込んでいる後輩を誘い、休憩スペースの片隅でココアなどおごってやったのが今。
後輩は休憩スペースのテーブルにほっぺたをつけ、ぐずぐずとぐずりながら器用にココアを啜っている。器用なやつである。
「優しくしてほしくないなら今後スパルタで行きますけどー?」
「あ、うそうそ嫌です優しくしてくださいでろっでろに甘やかしてください褒められて伸びる子なんで!」
がばっと起き上がって、今度は子犬のようにきゃんきゃんと鳴いて主張してくる。
「仕方ないなー。じゃあとりあえず始末書の書き方から教えてやるかー」
「うああああ始末書書くんだああああ」
「安心しな、みんな山ほど書いてっから」
「それはそれでどうなんです?」
ココアの缶を捨てながら、二人で執務室に戻る。
何だかんだ立ち直りの早いやつである。
2023.05.02
「…二番じゃ、嫌……一番がいいの…」
昨晩の僕を見て面倒臭い、そう思われたかもしれない。
でも彼は酷く優しく笑って僕を抱きしめた。
「君はずっと、僕の一番だよ」
「………うん」
彼の薬指で銀に輝くリングをみてしまったのを知らないフリして「ありがとう」と広い背中に腕を回した。
────どうせ一番にしてくれないなら優しくしないで。
そんなこと言えるはずがないのに心の中で何度も繰り返す僕とリングを隠しもしない彼が大嫌いで、大好きだった。
お題:優しくしないで
高宮早苗は割と脆い。脆いというか体が弱い。いつもテンションが高くて退屈が嫌いで面白いことは率先してやりたがるやつで、元気いっぱいのイメージが強いのだが、見かけだけだ。あんまりテンション高く過ごしていると次の日には熱を出す。ひどい時にはその場で吐く。月に一回はしんどそうにしている時もある。精神は逞しいのに身体は脆いのだから厄介なことこの上ない。
そのため、小学校の頃はよく遠足に行けなかったそうだ。前日に張り切りすぎて熱を出してしまうので。他にも修学旅行後は一週間寝込んだりもしたらしい。高校になってからはかなり体調に気をつけてはいるが、それでもたまに吐いたり熱を出したりしている。今日もまたマラソン中にぶっ倒れて熱が出た。全力疾走なんてするからだとは思うが、「やるからには全力で」がモットーなやつだ。多分、誰が何を言っても聞かないだろう。
そう言うわけで、放課後、宮川翔吾は大きくため息をつきながら、保健室の前にいた。手には二つの鞄を持っている。一つは自分の。もう一つは早苗の。帰ろうとしたところ担任に持って行くようにと言われたからだ。ついでに「送ってやれ」という言葉も一緒に同封されていた。
翔吾から見たらそこまで大事にする必要はあるのかと思う。いくら体が脆いとはいえ自業自得だ。そもそも熱が出た時の対処なんかは心得ているだろう。仮にも早苗自身の体だ。高校入学から関係がスタートした自分なんかより知っているものがあるだろう。
だがまあ担任に言われたからには仕方がない。冷たいやつとクラスの人間全員から後ろ指を刺されるのも面倒だ。なので早苗に鞄を持って行って送ってやる必要がある。
ガラリ、と保健室の扉を開けて「早苗」と声をかけた。保健室の先生は、どうやら席を外しているらしい。複数台並ぶベッドスペースに一つだけカーテンで仕切られているベッドがあったためカーテンを開いて中を見た。早苗が「やあやあやあ」とあまり元気ではなさそうな声で翔吾に返事をした。
「鞄を持ってきてくれたようだね。わざわざありがとう。それにしても困ったものだ。5キロメートルの残り2キロを全力疾走しようとしただけで息が上がって熱が出るとは。体力がないとしかいえないな。これから毎日少しずつ走るようにしたほうがいいかな」
早苗はそう言って体を起こしてベッドから出ようとする。よくもまあ回る口だなと半分呆れた。と、同時に思っていたよりも蒼白な顔とぎこちない動きで嫌な気持ちになった。すでに何回か見ているはずなのに、弱っている早苗の姿は好きになれない。
「走るなら熱を治してからにしろ」
翔吾はふい、と早苗から目を逸らしながら言った。ついでに鞄を放り投げてやる。担任がいうには中に制服が入っているらしい。早苗はマラソン中にぶっ倒れたので体操服のままだ。帰るためにはとりあえず制服に着替えてもらう必要がある。
「それもそうだな。ならさっさと治してしまおう。家に帰ったら薬でも飲むさ」
早苗はベッドの上にボスンと音を立てて落ちてきた鞄を受け取りながらそういった。それを見て翔吾は踵を返して立ち去ろうとする。
だが、早苗が「そういえば」と声をかけてきた。
「古典の授業はどうだったんだい? 先生が面白い話をしてやるとつい先日言っていたから気になっていたんだ」
「そうだな。梅を詠んだ和歌の話をいくつかしてたな。あんまり覚えてねえよ」
「そうか。梅を詠んだ歌か。惜しいことをしたな」
「仕方ねえだろ。熱出ちまったんだから」
「そう。そうだな。わかっているんだ。でも──」
ただ走っただけで熱が出る体が、心底恨めしいよ。
ぽつり、と言葉が溢れていた。多分、早苗にとっては無意識だろう。
だがその声が存外細くなっていたのには驚いた。そして早苗も自分自身から出たものだと信じられないような、泣きそうな顔をした。
「いや、いや、忘れてくれ。僕がマラソン中に全力疾走をしなければ聞けた話なんだ。君が言っていたように仕方ない話だ。自業自得にも程がある。それに個人的に先生に聞けば良いんだ。だから、僕が恨めしいとか惜しいと言っていい道理は、どこにも……」
早苗は泣きそうに笑いながら話をする。嫌だな。今日は心まで弱ってしまっている。やっぱり早く帰って寝たほうがいいな。そんなことを言いながら、弱音を言ってすまないと翔吾に時々謝り続けた。
自分が言える立場じゃない。自業自得。ペース配分が悪い。体が弱い。そう言ってずっと熱が出たことを自分の非であるかのように責めながら。
確かに、自業自得だと思う。体が弱いとわかっているのに、全力で何かするなんて、熱を出しに行きますと言っているようなものだ。
でも、熱が出ることも、体が弱いことも、早苗は本当は望んでいない。そもそも、全力を出す前に熱が出てできなくなったり、志なかばで終わってしまうものが早苗には多いのだ。小学校の遠足は、きちんと眠っていたのに熱が出たと言っていた。修学旅行は気合いで乗り切っただけで、旅行中も体調は悪かった。高校の授業も、なんとか休まず受けているけれど、休憩時間は机に突っ伏して動けなくなっている時もある。普段明るく振る舞っているのは、おそらく、そうでもしないとやってられないからだ。熱が出てフラフラなのに早口でまくしたてる口調になるのも、ずっと笑っているのも、多分、心を折らないようにしているからだ。
そのことに、翔吾は今、気がついた。気がついてしまった。
大きなため息が出た。
「職員室行くぞ」
「え」
「まさか、今から先生に授業のことを聞きに行こうっって魂胆じゃないだろうな。でもそういう優しさはよしてくれ。いや、優しくしないでくれ。これは俺の自業自得だ」
「そうだな。てめえの自業自得だ」
「だろう? だったら──」
「気が変わった」
早苗の手を掴んで保健室から出た。早苗が大きな声で「ちょっとちょっとちょっと」と声を張り上げている。そんなこと知るか。
「てめえ退屈してんだろ。それに今俺は退屈してんだよ。なら付き合え。それでいいだろう」
ストップをかける早苗をそう言って引きずった。多分、熱はまだ出ているのだろう。掴んだ手の温度からそれが伝わってくる。それでも、別に止まる気はない。
全力でやりたいのなら、熱が出てもやればいい。
中途半端になるから恨めしく思うのだ。誰かの力を借りてでも好きにすればいい。しかも、自分は周りからニコイチだとか保護者だとか言われているくらい、早苗の隣にいるのだ。早苗が自分に迷惑をかけても別に困らない。
それに──
しょげて強がるこいつより、全力で笑って全力で遊んでいるこいつの方がいいしな。
そう思うと不思議と楽しくなってきた。先生の話を聞いて大興奮した早苗は、また熱を出すだろう。フラフラになりながら帰ることになるかもしれない。それを抱えて帰るなり支えて帰るなりして、こいつの家の布団に投げ捨ててしまおう。幸い早苗は、体調は悪くなることは多いが治りが早い。明日には酷い目にあったといつも通り大騒ぎする早苗の姿を見れるはずだ。
「だから、私に優しくしないでってば!」
「やだね」
「なら、せめて、手を、離してくれたまえ……!」
放課後の職員室前の廊下には、早苗の声が大きく響きわたっていた。
これ以上優しくしないで
君はいつだって、誰にだって優しくて
相手を笑顔にさせるんだ
僕が特別だって勘違いしてしまいそうだから
僕にも、皆にも、優しくしないで
君の特別なんて人は誰もいないんだって思わせて
(優しくしないで)
優しくしないで。こんな私に。
男「あっ!優馬!一緒に行こうぜ!」
優しくしないで。優しくされたら胸の中に虚しさが残っちゃうから。劣等感とか、罪悪感とか、苦しい気持ちでいっぱいになるから。
...それなのに、やめてくれない君と、優しく接してくれることを求めてる僕がいる。
あぁ、こんなの、1つも希望なんか見えるわけがないのに。
ほんとに、馬鹿だな。
優しくしないで
「もうあまり、俺には構わないでくれ」
俺は君にそう言い放ってしまった
別に喧嘩とか嫌がらせされたんじゃない
ただ、君があまりにも優しくて、
今までこんな扱いされたことなかった
だからどうすれば良いのか分からなかった
これ以上優しくされたら泣き出してしまいそうだった
だからこんなこと言ってしまった
君は悲しそうな顔してた
でもしょうがない
言葉は取り消せない
あぁまた、君は俺に優しくするなんでなんだよ
優しくしないでくれ
夢の中でも、あなたは優しい人。
でも、そんな所まで優しくなくていいよ。
だって、あなたは過去の人だもの。
「優しくしないで」
そんなに優しく
呼びかけないでください
あの日
あたたかなあなたの手を
振りほどき
ひとり
歩き出すことを選択した
わたしに
星のない空に怯え
夜風の冷たさに震え
どんなに
暗く淋しい夜を重ねても
あなたのもとへ
戻る切符は
心のなかのどこを探しても
無いのです
どうかもう
そんなに優しく
呼びかけないで…
# 優しくしないで (127)
優しくしないでって思う人は厳しくしてほしいのかな。そういえば職場がホワイトだからやめるみたいな記事をネットで見たな。
ホワイトだからってより向上心がないというかぬるい環境だからやめるみたいな記事だったような気もする。どっちでもいいけど。
成り上がりたい人からすると優しさは甘さでしかないのかね。俺はぬるま湯に浸かったような人生を送りたいもんだが。
なにもせずだらだら生きてさっさと死にたいものだ。この人生にはもう希望がないよ。
全くもってくだらない人生だ。とここまで書いて思ったがまだ死にたくないな。
fgoが終わるまでは生きていたいね。ほかにも読んでいる漫画とかあるけどその辺は割りと諦められるというか生きる苦痛に耐えてまで続き読みたいかっていうとそうでもない。
とはいえいざ死ぬときがきたら死にたくないとあがくんだろうな。ここまで虚無な人生でも死ぬのは単純に怖い。
その腕へ身を投げ君へ明け渡す 甘やかさないで 罰せられたい
#短歌 #書く習慣 20230502「優しくしないで」
優しくしないで
絆されて
貴方に堕ちてしまうから
「もう私に優しくしないでください」
耐えきれなくなった私は、帰り際にそう吐き出した。しんと静まり返った夜の空気に、その声はやけにはっきりと響く。
「どういう意味?」
私の少し前を行く彼は、足を止めて振り返る。いつもの穏やかな顔を、街灯が照らす。
ああ、やっぱりわかっていないのか。いや、わかっていてこれなのか。私は胸中で苦笑した。どちらだってかまわない。今はこの胸の内を吐露するだけだ。
「そのままの意味です。あなたが私に優しくすればするだけ、やっかみがひどいんです」
そう告げてみれば、彼の表情が少しだけ歪んだ。その事実自体は、彼だってとうに知っていただろうに。それでいてわかりやすく傷ついた顔をする彼は、ある意味では卑怯者だ。
「だからもうこういうことは止めてください」
それでも心折れない私は、ただ繰り返す。
もうこれ以上勘違いしたくはなかった。私が勘違いすればするだけ、周りのあたりは強くなる。そう、嬉しいという感情はどうしたって隠せないから。
「それは難しいな」
「どうしてですか」
「好きな人に優しくしたくなるのは仕方ないだろう?」
それなのに彼はうそぶいた。まるで特別なことであるかのように、平然とそう言った。彼の好きな人が一体どれだけいるのか、私が知らないとでも思ってるんだろうか。
「本当に好きなら止めてください」
「無理だね」
優しくおおらかな彼の愛は、等しく均等に、公平にだ。その特別の座を狙って皆、他者を蹴落とそうとする。
そんなことをしたって、彼は本当の意味では誰も好きにはならないだろうに。それでも優しくされ慣れていない私たちは、彼のそばを離れられないのだ。
「そう、ですか」
彼は愛を与えたがる。決して欲したりはしない。それがわかるくらいには近くで彼を見ていた。彼を知ってしまった。
「わかり、ました」
私は唇を引き結んだ。予想通りだった。やっぱり彼は自分を曲げるつもりはないらしい。
「それなら、これでお別れです」
だから私はそう言い切った。
私は絶対に彼を好きにはならない。その決意を固く、胸に秘めながら。
私は自分を偽り貴方に嘘をついている
本当のことを知ったら貴方は…
お願い
貴方は何も知らないままでいて
これ以上私に優しくしないで
わたしに微笑まないでね。
わたしに触れないでね。
わたしに話しかけないでね。
わたしのために泣かないでね。
わたしのために頑張らないでね。
全部、あなた自身のために取っておいてね。
わたしはなんにもいらないから、あなたが、きっと幸せになってね。
わたしに優しくしないでね。
あなたが、あなた自身に優しくしてあげてね。
きっとよ。きっとだからね。
#優しくしないで
やってみたら楽しくなかった面白くなかった
そうゆうのが私はあって結局試しても辞めてしまう
それを親に指摘される
自分の人生自由にさせて欲しい
しつこい親が嫌いだった しつこい親に似た自分も嫌いだ