『優しくしないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
─優しくしないで─
私、あなたのことが嫌いです。
私を一番にしてくれないあなたが。
私だけに優しいふりして思わせ振りしたあなたが。
ここまで私をおかしくしたあなたが。
でも、あなたと出会ってからの私も嫌い。
最初は明るすぎて嫌いだったはずなのに、いつの日か好きになって。
片思いでいいからって、あなたを見守るだけの恋をして。
あなたのことを嫌いになろうとしても逆効果で。
どうしてもあなたに期待してしまう私が嫌い。
だからもう私に笑い掛けたりしないで。
もう私に話し掛けないで。
もっとあなたが好きになって、自分が嫌いになっちゃうから。
あなたの「自分を好きになれ」って言葉を、私は守り続けたいから。
酷いことを言ってるのは分かってる。
でも私、傷つきたくないの。
だからもう、私に優しくしないで。
「優しくしないで」5/2
アナタを好きになった。
告白した、フラれた。
それなのに、アナタは変わらず優しい。
ねぇ、いっそ気持ち悪いって言って、
嫌いだって言ってよ。
どうか、諦めさせてよ
優しくしないでなんて
言えない
優しくしてほしいから
いつもごめんね
夫よ
【優しくしないで】
私は比較的甘やかされて育ってきた人間だろう
家族や友達に恵まれ、平凡な家庭で生きてきたはず。
でも、迷惑だったかもしれない。
本当は関わりたくなかったかもしれない
仕方なく関わってくれたかもしれない
この関係はすぐ終わるかもしれない
そんな"かもしれない"という疑心が重なり
疑心暗鬼になった。
いい家庭、いい友達、いい環境…
たくさんの"いい"が集まった場所に生まれてきて
本当に良かったのか?
もっと他に、この場所にふさわしい人間がいたはずだ
なぜ 神は私を選んだんだろうか。
優しくしたら付け上がる性質なのが私だ
"いい"を利用して甘え出すのが私だ
この"いい"を見習って将来に活かせるような人間に…
私はこの場所にいてはいけない
もっと厳しい場所に行かなくてはいけない。
優しくされてはいけない。
優しくしてはいけない。
でももし…叶うならば
弟だけじゃなくて…
私もその"いい"に触れたい。
1度だけでもいいから。
――――――――見てるだけでも温かいけど
おまえが、たまたま優しい奴だったから、オレみたいなのに好かれて、可哀想だ。
優しくして、祟られて。恩を仇で返されて。
だから、これ以上は…………。
もう関わるなと言えよ、オレ。さあ、早く。
「なあ、もうオレのことは…………」
放っておいてくれと続けたかったんだが、おまえが、オレの手を取るから。
「…………」
口を閉じてしまった。
空いている方の手で、オレの頭を撫でるおまえ。
オレは、くしゃりと笑った。
僕に優しくしないで
その優しさが僕の心を抉るんだ
【優しくしないで】
#7
①
あなたに幸せをあげるのが、
私の役目なのです。
あなたのためならなんでもできるのです。
なんだって捨てれるし、
どんなことだってできるし、
死など拒みません。
しかしあなたは私にも幸せを与えようとします。
私にはそれがどうしてなのかわかりません。
きっと私に優しくすればするほど、
あなたの手を煩わせ、
あなたは迷惑に感じるはずなのです。
あなたが私に優しくすればするほど、
私は自分の役目を果たせなくなり、
自分の意義を見失うのです。
だからどうかもう優しくしないでください。
私をなくしてしまう前に。
「優しくしないで」
「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
というオプチャの管理人でーす!
気軽においでね!!
管理人は絶賛落ち込み中なので、
あんまり陽気に話せないかもしれないけど、
すぐ戻るから!!!安心してね!!
②
私は愛を欲していた。
その愛は、君からでなくても、多分良かった。
しかし君から欲しがったのは、
色々な偶然が重なったからである。
君も、多分愛を欲していた。
その愛は、私からでなくても、良かった。
君は、多分優しい人だから、
少なくともそう思われたいと思っているから、
みんなに対して優しかった。
私に対しても優しかった。
でもみんなに対して優しいわけであって、
私だけに対してではないわけであって、
多分特別な人は他にいるのであって、
そういう風に考えたら、
私は自分の愛にすっかり溺れてしまって、
声を出すのもままならなくなってしまった。
君の優しさは私の愛を後押ししてしまうから、
もう優しくしないで、私を救い上げて。
「優しくしないで」
↑の詩がフィクションなのかノンフィクションなのか気になった人は、ぜひ、
「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
というオプチャに来て、みりんに聞いてみてね!!
お願いだから優しくしないで
優しくされると弱くなるの
強くあらなきゃいけないのに
その優しさに包まれる度弱くなってく
優しさという温もりを知ってしまったらもう戻れない
冷たい現実以外の何も知らなかったあの頃には
戻れなくなっていく
温もりを知ってしまったからもうその温もりを
手放せない
もう離れられない
だから
だから……
-僕に優しくしないで。
見捨ててよ、こんな役たたずで愚鈍な僕を。
その温もりで僕を包まないで。
愛してるなんて、言わないで。
どうして彼女がいるのに、私なんかに優しくするの?
SNSで知り合った男性、相互フォローで共通の趣味のある彼。
ある日私は、SNS内で叩かれた。特に悪いことをした覚えはないけれども、叩かれた。
外野は煽るだけで、私を擁護する人などいなかった。面白がって一緒に引用して叩いたり、空リプでリアクションをとったり。
そんな時に助け船を出してくれたのが彼だった。表で私を守ってくれて、裏のメッセージでは励ましてくれた。
そんなことをされたら、好きになっちゃうじゃない。
それがきっかけで、電話をするようになった。
毎日メッセージのやりとりを、おはようとおやすみの二回は確実にしてくれて。
まさかオフ会とは言えない人数だけど、何人かで一緒に会ってくれた。
その会った時に紹介された、彼には彼女がいる、と。彼の隣におしとやかな女性がいて、それが彼女だ、と。
どうして彼女がいるのに、こんなに私に優しくしてくれるの?
彼女の方も嫉妬とかしないの?
私だったら絶対に妬いてしまう。彼女でもないのに、今現在、妬いている。
それが彼の長所なのかもしれない。でも、私がその気になっちゃうじゃない。
あの時助けてくれたのは、本当に感謝している。感謝してもしきれないくらいに。
だけど、これ以上、優しくしないで……。
【優しくしないで】
#20「優しくしないで」
その顔
その声
その目
その笑顔
その優しさ
すべて俺のものにしたかった
でも君は俺のことを拒否をした
俺じゃダメだと
恋人だと言えないと
だから話す機会があってもこれからは優しくしないでほしい
また、君に惚れてしまうじゃないか
優しくしないで?
私は別に優しくなんかないよ。
ただ、弱いだけ。
自分よりちからのないものに
寄り添うのは、私が弱いから。
もっと強かったら
きっともっと大きなものに
立ち向かっていけると
思うんだ。
だから、私のは、優しさなんか
じゃない。ただの甘さ。
きみは私の知らない場所で
どれだけの苦味を
味わってきたのか、
正直な所、まだ何も知らないし、
わかってあげられないかも
しれない。
私が本当に強くて
本当に優しさがある人間だったら、
同じ分だけ、歩みよって
あげられるのにね。
ごめんね。
変わってるよね、という言葉に関しては、もはや悪口と感じるセンサーに引っかからなくなって久しい。
優しい肌触り、敏感肌にも優しい、髪に優しい。
それらの謳い文句が並ぶ商品は、みなお財布にだけは優しくない。
変わってるよね、とまた云われた。
わざと流行遅れの、棚の端に追いやられた商品ばかりのカゴを見下ろす。一瞬こちらを窺う、店員のまなざし。
肌に優しくなくていい、髪に優しくなくていい、周囲の誰も彼も別に優しくしなくていい。私を理解しなくていい。
お財布に優しいことを第一に考えているだけです。だから、セール品に身を包み、特売品を買うばかりの人間のことを、変わっているとか、可哀想とか売れ残りなんて、陳腐な謳い文句でくくらないでください。
(優しくしないで)
※フィクションですのでお気遣いなく。
小さい頃に両親が亡くなってから
私は施設で育った…
優しくされたこともしたこともない
だから人と関われない
今日はそんな私を引き取ってくれた人に聞いてみた
なんで私を引き取ったの?
「だって優しそうだったから」
どうゆう事だろうか
優しさよくわかんない自分にそんなことを言うの?
「それに昔の私にとても似ていてね」
この感情は初めてで戸惑った
この人の言ってることはよくわかんないし
この人の表情も見た事ない
混乱していると頭を撫でられた…
「優しくしないで! 」
反射的にでた言葉だった
悲しそうな顔で謝ったその人を見て辛くなって
涙が溢れた、それと同時に忘れてた小さい頃の出来事を思い出した。
「お母さん…今日ね…」
「うるさいから喋んな」
この繰り返しで痣が増えていったこと…
その人は優しく私を撫でた…
『生きててごめんなさい…ごめんなさい…』
そう繰り返す私に優しく
『大丈夫』とだけ言ってくれた
その言葉が優しさなのだと知った…
未来に行ってきた。
いや、見た?
…彼の、死の未来を。
一ヶ月後の…
これ以上、優しくしないでよ
泣きたくなるじゃない
お題
優しくしないで より
優しくしていいのはたまにだけにして
その方がひとつの優しさにグサッと来るから
完
優しくしないで、、、男みたいな性格だから恋愛はしないって
決めたのに、、、先生2人がにこにこしたりしてるから、、、
あんま他の女の子と話して欲しくないなんてw身勝手な事
言って、叶うわけもないのにさ どうしたらいいのやらw
「「優しくしないで」」
「これ、持とうか?」
「いい…大丈夫。」
「そっか、分かった」
私は、本当は、彼が好きだった。
でも、
彼女がいるなんて、知らなかった
好きになってごめんなさい
「何か、手伝おうか?」
「ねぇ、」
「?どうした?」
「もう、これ以上、」
「優しくしないで!!!」
その目が嫌いだ。
慈愛に満ちた様な素振りで笑う、
貴方のその目が嫌いだ。
その手が嫌いだ。
温もりなど欲しくはないから、
貴方の暖かい手が嫌いだ。
哀れみなど欲しくないからと、
遠ざけても追ってくる。
貴方のその足が嫌いだ。
焦がれていた気がする言葉を
歌のように口ずさむ、
貴方のその口が嫌いだ。
その目が嫌いだ、哀れみではなく、
ただ無垢で透明な、薄い蒼に染まる目が嫌いだ。
その澄んだ、狂いそうな蒼が憎かった。
#優しくしないで
〜優しくしないで〜
「どきんっと胸がなった」
優しくしないでまたあなたを好きになってしまうから
せっかく諦めようと思ったのに
もう苦しい思いはしたくない
あなたを苦しめたくもない
お互いのためじゃないか
でもそんなに優しくされたらあきらめられないよ
だって、だいすきだったから。
もっともっといっしょにいたかったから
今度はその優しさで、あなたの隣の人を包んであげてね。
優しくはしてほしい。
大いにしてほしい。
「優しくしないで」と、
思わないですむような状況で、
いられたらいいなと思う。
#優しくしないで