『何気ないふり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
曲がり角から3本めの電信柱
その少し手前に消火栓
ブレザーの裾が揺れた先
たった4、5歩で進んだ先
押したそれに気が付いた、髪を抑えて振り返る
ローファーの先
そこから、そっと上げて
春を追う
何気ないふり
でも、そういうのがいちばん心に残ったりする
『何気ないふり』
話すことがほとんどない男子と、日直になってた。
今朝取りに行ったから、日誌はあたしが持ってたし、当然あたしが書いた記録がある。
どうしよ。
とりあえず、やれることはやって、記入しないと。
背伸びしてやっと消せるところまで、びっしり書かれてる。その上を軽々いってしまう男子の手。
日誌持ってる?
そう言ってきて、声が出せなくて、指差しをした。
ぱらぱら捲って、シャーペン借りていい? その声にも頷いて返事するのが精一杯。
「黒板、上のほう、消してくれてありがとう」
「……別に。そういうの言われ慣れてないから、知らない振りしとけよな~」
言わなきゃよかったかな、なんか気まずい。
窓も閉まってる、あとは鍵をかけて日誌も一緒に職員室へ持っていけばいいだけ、なんだけど。
日誌を持っていた両手が、突然軽くなる。
「日誌、俺のすることほとんど無かったし」
そう言ったら、鍵も一緒に持って行ってしまった。また言うと気まずい空気になっちゃう? でも、「ありがとっ」そう言い切ったら「んー、じゃあな」そう返ってきた。
見てないようで見てる
見てるようで見てない
灯台下暗し
木を見て森を見ず
子供のころ想像してたスマートな大人にはなれない
どんなに酷いことされても。
何気ないふりしてても。
結局、私のことだもん。
私にはバレちゃう……だよね。
私の得意なこと、
何気ないフリをする。
本当はすごく特別を感じることも心の中に閉じ込める。
でも打ち明けたことがある、本人に。
『私にとって、あなたとの時間はとても大切ですごく特別を感じる。
あなたといると落ち着いくの、すごく気が合っちゃうから
ありのままの自分になれるの。
でも、もうこうやって話すのは最後な気がする。』
帰り道での話だ。
彼はこう答えた。
『そんなこと言うなよ。また、話しかけに来てよ。俺も頑張るから。』
何気ないフリ。
また、やってしまった。
#何気ないふり
何気ないふり
私の人生の殆どは
これで乗り切ってきた気がする
誰かの明らかな嫌がらせにも
笑って誤魔化して使うし
悲しい時に泣かなかったり
本当はめちゃくちゃ嬉しいのに
喜んでない様に見せたり
逆に相手側からしたら
コイツに喜怒哀楽はないのか?と
思うだろう…
それによって相手を不快にさせることも
多かった気がする
いい意味でも悪い意味でも使われる言葉
でも私はもうそれをやめたの
「何気ないふり」して自分の気持ちも
相手の気持ちも惑わす事はもうやめた
結果
会社でもみんなに可愛がられ
大切な仲間が沢山出来た
本当の自分を曝け出すのが
怖かっただけなんだって
やっと分かった
いいことだけ見せたいのはわかるけど
自分の気持ちに素直に生きないと苦しいんだ
ってことがやっと分かった
でも
何気ないふりをしたい人もいるよね
だからみんながみんな
どっちが幸せかなんてわかんない
相手がそうしたいんだろうなと思ったら
察してあげることにしている
私自身はもうやめたけど
色々な考えがあっていいし
色々な生き方があっていい
【何気ないふり】
何気ないふり
続けていたら本当に
何気なくなった。
何かを失くして
何かを手に入れた。
何気ないふり
あなたが近くにいる時は
いつも何気ないふりして
あなたの行動を気にしている。
そろそろコーヒー飲むかな?
あ、テレビはニュースに?
お風呂の準備しましょうか?
今日の夕飯はお腹いっぱいになった?
だけどあなたは私を見ない。
話しかけるとたまに頷くだけ。
あなたが寝室に行った。
あーやっと自分だけの時間になった。
こんな日々を重ねて
私は年を取っていく。
あなたには何気ないふり、
私自身には幸せなふり。
本当は人見知りなのに
初めて来た街、初めて入った
居酒屋さん
さも、会話が得意なふりを
している自分でした。
学校の廊下で彼女が近づいてきて一枚の紙片を僕に差し出した。
「成瀬君、私の名刺よ」と彼女は笑顔で言って立ち去っていった。
手に取った名刺には"うさぎの後ろ足"という文字とインスタのQRコードだけが印刷されている。
入学したばかりで僕はまだ彼女の名前を知らなかった。
でも彼女は僕の名前を知っている。
僕は顔が熱くなるのを感じた。
何気ないふりをしようにも身体のバランスを失ってるような感覚だった。
右手と右足が同時に前に出る歩き方になりそうだった。
題「何気ないふり」
人が想いを受け取るには
その器の大きさに合わせて
伝えたほうがよい
溢れてしまうぶんは
ちゃんと伝わらないし
あまりにも大量だと
それはもうパニック映画のごとく
受け取る側はお手数ですが
ここまでは受け取れたよと
伝えてくれると嬉しいな
どんなに話が重かろうとも
思いやりはいつだって
「何気ないふり」
八月二十四日。今日はこんな早くに目が覚めちゃった。午前4時半…と数分。時計は薄暗くてよく見えなかったけど、とにかく早く起きすぎちゃった。
そしてすぐ、君のことを思い出してしまった。
夏休みに入ってから長い間ずっとこうだ。ここ一ヶ月会えていないからか、余計に君のことを考える時間が長くなっている。
やっぱり外は薄暗い。ちょっと気になって日の出時刻を調べてみた。
五時十分頃。日の出を見てみようかな。
日が昇る。私の頬を紅くしているのは、きっと真っ赤な太陽だ。脳裏に浮かぶ君の顔じゃないはず…
思わず口角が上がってしまった。
ああ、何気ないふりくらいさせてよ。
何気ない
振りをしながら
覗き見る
愛しいあなたの
嬉しそうな顔を
「新しい貴方の一面に、また恋をするのです!」
カヤの振りをしながら楽しそうにする夫を視る弟橘媛
(Fateサムライレムナント)
《何気ないふり》
顔に出てしまうので
何気ないフリは出来ない か
損な性格
何気ないふり
天気良いですね
とかかな
入り口を探す
これが中々の難題
書くことにおいて
始めの第一歩
これさえ踏めるなら
後は割と続けれる
書き出して
並べて
並びを変えて
まとめる
型は複数あると
幅が広がる
とりあえず真似でよい
それぽい?くらい
基礎ではあるけど
拘る必要はない
特に日本語は
読者も日本人だから
なんとなくでも伝わる
伝わり方が
割とそれぞれ
だから
それなりに伝えたい
それなら形が大切
作っていくうちに
それなりの自作になる
楽しめることが重要かな
書いてみたら
書いてみたで
問題が見つかるけど
問題が新たな課題になる
書いていくうちに
なんとなくのテーマ
これが判る
あと拘りたいなら
好きなモチーフを幾つか
メインが主ではなく
サブが好きで
読んでる作品が多い
SFとか推理してない
解るときは
何処かであれってなる
書くのに必要な
幾つかある内の
自分が好きな部分
その部分の為に
前振りを用意する
そんなんでいいと思う
「うん。ドレッシングがいいね、とても美味しいよ」
何気ないふりをして
大嫌いな野菜を口に運ぶ
「えへへ♪初挑戦した手作りドレッシングなんだ♡」
ほらね
"ふり"をするだけで
君はそんなにも
笑ってくれるんだもん
#何気ないふり
「自販機で当てた」と君からコーラもらう 慰め方がヘタかよサイコー
題-何気ないふり
誰しも本性を大っぴらに見せることは、
滅多に無いだろう。
何気ないふりをして取り繕い誤魔化す、
そういった事はよくあるのではなかろうか。
この人には見られたくない,
この人にはこの様な姿でありたい,
本当のわたしを包み隠し、
こうありたいを相手に写す。
確かに良い印象を与えるだろう。しかし、
そう長続きするとは限らない、
何事にも終わりがあるからだ。
詰まるところ、
ある程度の節度をもって
「何気ないふり」をしていこう。
以上.
『何気ないふり』
何気ない優しさを振りまける人が苦手です。
優しすぎて、少し怖い気がしてしまいます。
何気ないふりをした優しさのほうが、人間味があるかもしれませんね。