『何もいらない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
透明な世界を彼女は歩いていた。
ただ、澄み渡る水面の上をゆっくりと歩くように。
喧騒もなく、人の行き交いも無い。
琴線に触れる旋律も、愛を囁く声も。
その耳は静寂のみを捉えている。
その視線は虚無を見ていた。
だが虚しさよりも温かさを湛えた慈愛さえ感じる凪いだ眼差しであった。
何も無い世界を見守る慈母の瞳が透明な世界を見ている。
鼻腔を楽しませる香りも無い。
美味しそうな匂いも、不快な悪臭も無い。
懐かしささえどこかへやって、彼女は香りというものを感じない。
透明な世界を、彼女は歩いていた。
何もいらない。
なぜなら、彼女は既に満ち足りていたから。
美味しそうに頬張る彼女の姿を見ていると、微笑ましい気持ちになる。口元のソースを拭き取るついでに口付けてみれば、彼女はあっという間に頬を染めた。
迷いの多い人生だが、彼女を守りたいという気持ちは確かにある。
守るための剣
「何もいらない」
「誕生日?」
自室の机で作業する葉瀬(ようせ)が俺の方を向く。
「そうだよ。プレゼント何がいい?」
「えぇ~、んー...地球温暖化する前の地球」
「俺が用意できる範囲内でお願いします」
「ぶえー駄目か」
葉瀬は腕を振り上げ、椅子にもたれかかる。
彼女がそういうのも無理はない。何せ彼女の誕生日は8月の中旬、夏真っ只中だ。以前から、暑い暑いと訴えていたのを覚えている。
「玲人(れいと)なら模擬地球なんて、ぽんって出せるでしょ」
「俺をなんだと思ってるわけ?」
「玲人は玲人でしょ」
毎度の事ながらコイツ阿保かって思いました。
「だって今欲しいものってそれくらいしかないし...」
「規模を考えろ、規模を」
「ちっ」
「あ、舌打ち。しかも出来てないやつ」
「仕方ないでしょー!?小さい時親に止められたんだから」
「へったくそ」
「なんだと!!?」
こんなことが毎年続いている。欲しいものを聞けば有り得ない規模の物を言い、冗談だと言って次になんでもいいよと返す。
本人は欲しいものがない、と言っているが欲しいものがないんじゃなくて知らず知らずに諦めているのだ。
「......本当にない?欲しいもの」
「ん、んー...」
葉瀬は首を擦る。
「...例えばさ、どっか遊びに行きたいとか。このお菓子食べたいとかでもいいんだよ」
「んんー...!」
あ、これはちょっと思い浮かんだけど言っていいのかな、の顔だ。
「......えっと」
「うん」
「............んー...」
「.........」
「.........玲人と一日一緒に居たいなー...なんて」
俺はその言葉を聞いて彼女を思わず抱き締めた。
「え、ちょっ、は」
「うん!いいよ!一緒に居よう!」
わしゃわしゃと頭を撫でると葉瀬はくすぐったそうにした。
「他にもあったら言っていいよ」
「ん?ふふっ、無いよ。玲人が一緒に居てくれるなら、何もいらない」
なんて笑顔で言うから、俺は大きなケーキを買ってこようと考えてる。
この後、暑苦しいと言われて渋々離れた。
お題 「何もいらない」
出演 玲人 葉瀬
彼女の部屋には水だけが入った水槽がある。
微生物を飼っている訳ではない。
「水の中の空気が好き、この音も」
ブルーライトに照らされた透明な水中に、エアポンプがコポコポと空気を送っている。
「何もいらない、これが好きなの」
何もいらない、君さえいればいい
って何もいらなくないやん
その瞬間に冷めるんだよね
手を大きく開いて、
すべてのものを投げ捨てて、
この身も捨てて、
新しい私になる。
そのために、必要なものは、
なにもない
誕生日プレゼント何がいい?
え、うーん。なんだろ。
まあとりあえず言ってみなよ。用意できるかは分からないけど。
あー、ちょっとまって。考える。
こういうのぱっと思いつかないタイプ?
そうかも。
この前新作ゲーム欲しいって言ってなかったっけ?
そういうのは自分で買いたい。
そっかあ。
うーん。思いつかないや。
ほんと?物欲ないなあ。食べ物とかでもいいよ。
食べ物…。エビフライとか?
それ今食べたいやつでしょ。もっとさぁ、有名店のケーキとかないの?
んー。駄目だ。思いつかないや。おまかせで。
いちばん困るオーダーありがとう。もー。こうなるの嫌だったからわざわざ聞いたのに。
割となんでも嬉しいよ?
全自動卵割り機でも?
それは、うーん、まあ。
冗談だよ。ま、考えとく。
あ、別に無理して用意しなくてもいいよ。正直、君が祝ってくれることが一番のプレゼントだから。
へぇ?じゃ、それ超えるプレゼント選ぶね。
だからいらないって…ありがと。
『何もいらない』
何もいらない、なんて思っている人がこの世にいるのだろうか。
テーマ 何もいらない
まいにち、そこに笑顔と思い遣りが有れば、もう何もいらないよね。
心の安らぎこそが幸せなのだから
そこには二人いないとだめなの?
笑顔と思い遣りが生まれない?
そうだね。一人よりは幸せ感じること多いかもね。
でも、一人じゃないからこそ、気遣いと我慢も必要になるんだよ。
それを乗り越えることが出来る人だけが、白髪頭で手を繋いでお買い物できるのさ。
僕は無理そうだ。
何もいらない。子どもたちといられるなら。
でも子どもたちを守るためには、お金がいる。
だから、私は辛くても仕事をするよ。
『何もいらない…』
『そんなこと言うな…お前が必要なんだよ』
『私なんて必要ないんです…』
『何でそんなことを言うんだよ!』
『…』
パチンッと
男性の頬を叩いたのは、
26歳の、ルスラン皇帝だ。
彼は、オーロリア帝国皇帝。民には、[非道王]というあだ名で恐れられている冷酷非道な男
頬を叩かれたのは、サシャ・フローレス。
オーロリア帝国の隣にあるクリステン王国の
元男性貴族で、
かつてオーロリア帝国を治めていたルスランの父に、
お互い貴族出身であるサシャの両親が惨殺されて
200年も続いたフローレス家は滅びてしまった。が…
1人が生き残った
しかし、ルスランの父もサシャフローレスの騎士団員によって、暗殺された
そのときのサシャフローレスは、まだ3歳
両親の愛を知らないまま育った
そして、、、
『スパイとして働け』
『………は』
メイエキとやら、
聞いたことがない国の出身だ。と、
慌てた様子の、若くて可愛い女性が
古書店の中に入ってきた。
今は、オーロリア帝国の宰相
自分との戦い
家事と、大河ドラマを見たいので、途中です💦💦🙏🙏
また書きます💦🙏
庭付き一軒家もエアウィーヴのベッドも
手に入れたわけではないけれど
きみと毎日平和に暮らせるなら
#何もいらない
何もいらない...■■(ちゃん/くん/さん)がいれば何もいらないと言う文章をよく見かけるのですが、本当に何もいらないのでしょうか、TV、携帯電話、食料、飲料水、本当に何もいらなかったら、そもそも生きていけないのでは?と、時々思います。
何もいらないか……
先に書いておきます。
詩的な文字を綴れる心があれば良かったなと思います。
先程 納豆巻き8個入り,マックシェイク,ポテト,ピスタチオ,いちご,クッキー4枚,フルーツタルト1切れを
お腹に納品させて頂きました。
はい。今の気持ちは
『何もいらない』
何もいらない
そんなふうに生きられたらいいのにな
食べたい 飲みたい 行きたい 欲しい
動きたい 眠りたい 話したい
生きたい
欲張りじゃないと生きていけないね
何もいらないです人に私はなりたい
『何もいらない』
おじいちゃんが縁側に座ってコップ酒をのんでいる。ひとり静かに物思いにふけるおじいちゃんは、一体何を考えているんだろう。気になる私は声を掛けた。「おお、みゆきか。まあ、座れ。みゆきも一緒に見るか?」
おじいちゃんは家々の向こうにある山を指差した。
「春の山だ」見ると白や黄やピンクの花々が山を彩っている。葉も黄緑から深緑まで様々で、山全体が淡いパステルカラーで覆われていた。毎日見ていたはずなのに全然気付かなかった。
「春の山は一瞬で過ぎる。今日は山見酒だ」愛おしそうに眺めながらおじいちゃんはゆっくりと酒をのんだ。あ、何かおつまみ持って来るね、の私の言葉におじいちゃんは「この春山がつまみだから何もいらないよ」と言った。
それは君が持っていて
僕は何もいらないよ
それは最初から君の物だ
僕はそれを預かっていただけさ
じゃあね
君の行く道に
幸せが沢山訪れますように
お題『何もいらない』
恋人が居てさえしてくれたら
他に
何にも
要らない
「何もいらない」
何一ついらない。
だから、彼女だけは、助けてください
最後の僕の言葉は、騒音にかき消されていった
「何もいらない」と人が考えた時、本当に「何もいらない」と思ってる人はいない。
「何もいらないから〇〇が欲しい」「〇〇がいてくれるなら、他には何もいらない」
手に届く範囲にある全てが価値のないものに見えるほど「欲しい」「これだけは手放したくない」と思えるものに出会ったとき、人は「何もいらない」と考えるのだ。