『何もいらない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「何もいらないよっ!!」
ガタッとテーブルの上にあった水がぽたぽた溢れる
「君さえいてくれたら、君さえぞはにいてくれるなら
僕は何もいらないよ!!」
すがりつくように掴んだ手は震えている、
ぜぇぜぇ肩で息をする僕の目に映る彼女はとても穏やかな微笑みを浮かべている、
ふふっ……そうよね、でもあなたの家族はいいの?
「いいさッ!!!そんな事よりもうどこにもいかないでくれよ!!ずっと一緒にいてくれよッ……!!」
荒く乱れた息の間に無理やりねじ込むように絞り出した恨み言のような懇願を聞いても、淡い蜃気楼ごしに揺らいて見える彼女の表情は僕に微笑んだままだった
えぇ、考えなくもないけれど…。仕事はどうするの?
私といる時にずっと話してた夢のことはいいのかしら?
「いいさ、いいさッ、そんな事…もういいのさ。
なぁ….ずっと一緒だよ、、ずっと、ずーっと、、」
頭痛が混ざって感じる彼女の愛撫が心地がいい
ふわふわとした光の中、僕を見つめる彼女の微笑みがすーっと淡くなっていく
「嗚呼っ!!!ああっ、行かないで……くれっ!
お願いだ……ッ!!!嫌だッ!ヤダ……嫌…だっ!」
あぁ、彼女が消える、消えてしまうッ……また僕の人生が冷たい灰色に包まれてしまう…。
最後に残った一粒を僕は震えた手の中で握りしめ、
すでに無気力となった腕を動かして、貪るように口にそれを頬張った
真っ暗闇の部屋の中、さっきこぼした水の水滴と僕の咽び泣くような荒息が染み渡っていく
これでまた…君にあえるね……
何もいらない
何もいらない
ずっと友達だと思っていた人に「ゴミ、死ね、嫌い」とある日突然言われてもう誰も信じられなくなった。私は今年小学6年生になる。そして去年今のことを話して「私はそんなことしないから信じて」と言ってくれた子と同じ好きな人が一緒になってしまいいじめられた。もう嫌だ。もう無理だ。もう何もいらない。何も信じられない。家族も信じられない。そういう自分が嫌いだっただから私は決めたんだ。この世とおさらばすると。もしもこの世界に一人でも私のことを裏切らないでいてくれる人がいたらどんなに良かったか。私はそんな事を考えながら薬を飲みほした
すごくあなたが欲しい。
あたしのものになって欲しい。
隣にいて欲しいし
そばにいて欲しいし
大切な瞬間を一緒にいたい。
今そう思える人に出会いたい。
近くにいるのに彼気づいてないからな笑
詩『何もいらない』
「何もいらない」
自殺でもするんだろうか
「何もいらない」
一晩中、見張らなきゃだわ
バタンッ、ドンドンドン、
「ママ、何してるの?(怒)」
えっ、絶望した顔じゃない?
「何もいらないって死ぬんじゃ…、」
「体重計が増えてたの!」
ドンドンドン、バタンッ。
「パパ、良かったねぇ(笑)」
あれは空腹で怒ってるね
「何もいらない」
そっけなく言った
あなたの最後の言葉
私はもう誰も死なせない
サインを見落とさない
「何もいらない」
え、私は要らなくないです たくさん要ります
まずは健康な身体です
あちこちガタが来てますからねえ
栄養も必要です
この星には もうあまり 資源が残っていないので
自業自得だって?
私に言われても困ります
待って 行かないで
それから安心して暮らせる場所を
此処はもう 私達しか住めない星になってしまった
録画機能を搭載した無人の偵察艇が飛び立つ
この星も移住出来る環境ではないらしいと
何もいらない
言ってみたい気もするけれど、
私には合わない言葉。
もっと楽しさを見つけたい。
美味しいものが食べたい。
すごい人になってみたい。
笑っていたい。
今日は眠いから早めに寝たい。
でも、新しく借りた本を読みたい。
……欲望しかない。
けれども私から欲望を取ってしまったら、
何もできない物体になってしまう。
だから何もいらない、なんてことはことはない。
ただの物体になるほうが困るしつまらないから。
物欲が僕にはなかった。
人に言われるまで気づかなかった。
幼い頃から周りの同級生がゲームの話をしていても、アニメのおもちゃの話もすべて僕だけは欲しいとも思わなかった。
親にとっては不気味で気持ち悪くて子供らしくなかっただろうと思う。周りの子供が駄々をこねてゲームやおもちゃを欲しがり喜んだりしているのに僕だけは興味もそのもの自体も見もせずにただ過ごしていた。
どこから始まったのか、どこでそこに至ったのか、どこでそれに気づいたのか、そのすべてが幼い頃の無意識が行っていた無欲と言うものだったのだろう。
しかし、それに気がついても物欲も何もわかなかった。
気持ち悪い。
欲しがることが正義なの?
本当に子供らしくない。
子供らしくって子供だからそういなきゃいけないの?
あんな不気味な子私の息子に近づいてほしないわ。
ただいらないだけなのに、欲しくないだけなのに
結局、僕はいらない。
そう気づいた
僕は幼い頃からずっと何もいらなかったんだ。
だから、だからこそこれからも
何もいらない。
[何もいらない]
何もいらない
君以外には
でも生活するなら お金は必要だよ?
女はいつでも現実主義者なのである
何もいらない。
良いステージになればそれでいい。
皆楽しんでってくれ。
それ以外は何もいらない。
“何もいらない”
昔から毎回悩む事がある
それは誰かの誕生日のプレゼント
出来る限り喜んでもらいたい
そんな気持ちから
私はずいぶん前から考え始める
けれど結局ありふれた
プレゼントになってしまう
私はその誰かに聞いてみた
”誕生日何がほしい?“
するとその誰かが言った
“何もいらないよ”と笑顔で言った
”そうだよね~“と
私は聞いた事に後悔した
誕生日当日
私は普通のプレゼントを渡した
その誰かは笑顔で“ありがとう”
と受け取ってくれた
その誰かは私に言った
”来年は何もいらないよ。ただ、
これからもずっと隣で笑っていてほしい“
そしてその誰かは
私に最高のプレゼントをくれた
【何もいらない】
あなただけいれば
何もいらない
そう言えたら どんなにいいだろう
こんなにも 愛しているのに
国のこと
周りの目
お金のこと
仕事のこと
ほかにもたくさんの不安が頭をよぎる
一歩踏み出すには
ものすごく勇気がいる
何もいらない
そんなふうには思わない
でもなにか物がほしいわけでもない
何もいらない
そこらへんに転がっている石
蹴りながら帰って
埃だらけの物置にある宝箱を開ける
何もいらない、というと
某アーティストのある曲を思い出したあと
その歌詞を使ったとあるコントで
テンポ良く教科書を捨てていたシーンを思い出し
もう他に文章を思いつけなくなってしまった
この話でアーティストか曲(歌詞)かコントを
同じく思い浮かべた人は同士だね
思い浮かばなかった人は調べてみようね
一発じゃ出ないだろうから、
検索力が上がるかもしれないよ
同士がいて、しかも同士が増えたら
今日はそれ以外、何もいらないね
⊕何もいらない
友達も家族も何もいらない
そんな薄い糸で繋がってる
若しくは繋がっていない関係なんていらない
仕事は必要
コミュニケーション能力も必要
だけと人間関係は浅く大きく
それだけでいい
彼女も妻も子供もいい
俺はただ一人生きていればいいんだ
何もいらない
ほんとに何もいらないんだ!!
俺の方を
向くなよ
163テーマ【何もいらない】
何もいらない
僕はまだ旅の途中で
ほしいもの
だいじなもの
手放せないものばかり
そんなふうに思えるのは
僕が最期のときかも
ふっと微笑って
ありがとうを伝えられたら
きっともう何もいらない
貴方が幸せで居てくれるのなら、それだけで十分だ。
...そう思えたら、どれだけ良かったのだろうか。
...私は、求めすぎたんだ
望むものが入っている筈も無い、彼と言う名の宝箱の中身を
---二作目---
その想いは、俺なんかに向けるべきじゃない。
幸せを望むのなら、もっと相応しい人が沢山居るんだから。
俺は、お前の笑顔さえ絶えなければ、何も要らないから。
...だから、もうこれ以上、俺に関わらないでくれ。
これ以上は...諦めが付かなくなってしまうから。
#何もいらない
278作目
【何もいらない】
アンタとオレが共犯者になって
一緒に過ごして
オレが持っていた打算や下心はもうなくて
やっと距離も縮まったはずなのに
オレは結局アンタの思いも知らなかった
自分だけが不幸だと思っていたけど違ったんだ
オレが今度は受け止めるから
どうか
何もいらないなんて言わないで
何もいらない
何もない生活をしていると
抑圧されて育つと…
だんだん麻痺してくるの
欲しいもの?
やりたいこと?
食べたいもの?
好きなこと?
自己紹介をプレゼンしなければならない時に
ハッとしたの
40年以上生きてきたのに
どれも答えられない自分を知った
色々学んだ今
少しずつ自分を知っている最中なのだけど
「何もいらない」と「何も望まない」は
全く別のもの
いらない訳ではなかったけど
欲しい、好きだと言えない環境だと
自分の欲求がなくなる
これってね、怖いことだよ
「何もいらない」と言える人は
欲求を全部クリア出来たのかな?
それとも
叶わなかったからいらないなのかな?
誰かわたしに教えて欲しい
わたしはやっと欲しいもの好きなものが
見えたばかりだから…
「ねぇねぇっ」
学校の休み時間、親友の美沙が聞いてきたこと。
「亜紀はさ、なんでももらえるとしたら何もらいたい?」
唐突だなほんと…。
「無いよそんなの。
美沙はなんかあんの?」
「あるよー!」
「何?」
「ゲームに〜メイク道具に〜お金たくさん!!」
子供っぽい…なんていったら怒られそうだから言わないでおこ。
「なるほど。」
「あっあとね〜…」
「?」
「夢がほしいかな。」
……なるほど。
「そういう感じなら、ほんとに私ほしいの無いや」
夢はないけど。ほしいと思うけど。
「夢は自分で見っけるから!!」
「そんなん私もだしーーー!」
美沙、一緒に夢見っけよーね。
心の中でそうつぶやいた。
これはフィクションです。