「ねぇねぇっ」
学校の休み時間、親友の美沙が聞いてきたこと。
「亜紀はさ、なんでももらえるとしたら何もらいたい?」
唐突だなほんと…。
「無いよそんなの。
美沙はなんかあんの?」
「あるよー!」
「何?」
「ゲームに〜メイク道具に〜お金たくさん!!」
子供っぽい…なんていったら怒られそうだから言わないでおこ。
「なるほど。」
「あっあとね〜…」
「?」
「夢がほしいかな。」
……なるほど。
「そういう感じなら、ほんとに私ほしいの無いや」
夢はないけど。ほしいと思うけど。
「夢は自分で見っけるから!!」
「そんなん私もだしーーー!」
美沙、一緒に夢見っけよーね。
心の中でそうつぶやいた。
これはフィクションです。
4/20/2024, 10:25:45 AM