『伝えたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
書き置くにはあまりにも堅苦しく、誰かに届けるにはあまりにも刺々しい。残すのも間違っている気がする。
紙と向かい合うときに考えることはいつもそう。誰とも知らない誰かに、「私」を見誤らないでほしいと願うだけ。
ここに書いたことが私の全てではなく、私というものの中のたった一部。割れて落とした、ほんの一欠片。
私を推し量らないで。けれど、私がここに残したことを受け流さないで。
日記と言うにはあまりにもメッセージ性の強い言葉だった。きっと伝えたい事があったのだろう。それとも、どこかの誰かの言葉の引用だろうか?
中古ショップで購入した年季の入った片袖机の引き出しから出てきた、一冊の日記帳。何枚かちぎり取られた跡のあるその本の最初のページに、その言葉は残されていた。罫線の上に並ぶ文字は機械で打ち込まれたような達筆さと正確さで、縦にも横にも列を乱すことなく並んでいる。
しかし、それだけだった。その日記帳に書かれたことは、それだけ。その後のページには、汚れ一つ残されていなかった。
きっと伝えたいことはあったはずだ。けれど、残すことを良しとしなかった。もしくは、このメッセージに書かれたことがすべてなのかもしれない。
そっと表紙を閉じて棚の奥へと戻す。この人の伝えたいことも、この人を知るすべもない。それだけは確かだった。
伝えたい、と思う心を伝えたい。
/お題「伝えたい」より
伝えたい
得たい
お互いに
どのように獲得したいか
その様子から考える
どちらかと言うと感じるかな
噛み合わないと無理ですね
伝えたい
その内容によって
行動したほうが早い
言葉にすることが出来ない
そんな事柄もある
嫌われてもいいなら
直撃をあげるといいよ
ハッキリと分かり易く
簡単で呆気なく味気ない
もしかして
嫌われたくないとか考えてる?
『伝えたい』
いつも笑顔だけど影で1人泣いてる君に伝えたい。
その涙は決して無駄じゃない。
優しい人だけが流せる涙だよ。
伝えたいそんなつもりじゃなかったでもそれすら届かない苦しめる気などなかった。自分のことばかり考えて自分のことすら考えられなくて嘘ばかりごまかしばかりで呆れさせわかっているのにやめられない自分で選んでおいて後悔ばかりしているもう手遅れの有り様をそれでも苦しくて取り戻したくて嘆いている、時間の浪費ばかりして生きていることに悲観して助けの声を聞き逃しあとからそれに気づく頃には手遅れで伸ばされたその手も受け取れず誰もいなくなってから、自分の選択を間違え続けたことを悔やんでる。もうだめなのは知っている。何者にもなれないままただひたすらにどうしようもない。
「あの子」
あの子みたいになりたい
ありきたりなこの想い
憧れ、それはなんだろう?
そのまんまの意味じゃなくて
憧れっていう言葉の裏には
嫉妬や羨ましさ、劣等感がある気がする
憧 れ 響きはとっても綺麗だけど
きっと自分の少し汚くてでもどうしようも無い気持ちを綺麗に表した言葉なんだ
貴方に伝えたい言葉を便箋に綴る
文字の大きさ
形
筆圧の強弱
その全てに"想い"が表れてしまう
整理整頓するのは"心"
貴方に伝えたい言葉に
嘘や偽りはなく
『本音』
どうか
失礼がありませんように
#伝えたい
「伝えたい」
伝えるって難しいと思う時がある。
それは、人に注意をしたい事がある時。
みんな結構不快に思ってるのだけど…。
それを伝えた瞬間、その場の雰囲気が悪くなる事が
分かってるから、誰も伝えられない…。
でも、伝えたい。
このジレンマ、どうしたらいいのだろうか?
伝えたい
伝えたい。伝えないとわからないんだ。
でも、言ったらなんていわれるかわからないと。
考えてしまう。
あなたが織りなす 物語…
その言葉の 一粒一粒が
私の心の琴線に触れて
気づくと 涙が溢れてる
今日も
この場所で
待ってます…
そう伝えたい…
…伝えられない
それでいい………
…それが いい……
#伝えたい お題更新が待ち遠しい
いつもステキな作品を
ありがとうございます
生まれ変わったら、
大きくて立派な桜の木か、ミジンコになりたいな。
そう伝えたら、きっと爆笑するだろうな。
真剣に『私もそうなりたい。』って言ってくれる人に巡り会いたい。
言葉というものが
何かを他者に伝えたいという願望から
生まれたものだとしたら
人が言葉を通して伝えたいと思う気持ちは
自然であり、必然である。
伝えたい
走る、走る、走る。校舎の中を走ってはいけないなんてことは頭から放り出す。まだ学校にいるはずと聞き、校内を駆け回る。俺はお前に伝えたいことがあるんだ。
「見つけた!」
"伝えたい"
『平和な日常を送ってほしい』
──それが《本来の日常》だから。その日常を手放さないでほしい。俺にはそんな資格は無いから。
『戦うのは俺だけで十分』
──俺には、俺自身を縛る枷は無いから。俺は自由に戦える。思う存分戦える。俺にはこれ以上、失うものは無いから。
この身がどうなろうと関係ない。
これは、俺にしかできない事。
《適材適所》。理由はそれだけ。
あの人に伝えたいことがある。
だけど、余計なことではないかと躊躇してしまう。
けど、勇気を出して伝えることにした。
「すいません、チャック空いてますよ」
わだかまる想いは、まだカタチにならなくて。
けれど、どうか耳を傾けて。
気まぐれに言葉も返してくれるのなら、きっとそれだけで嬉しいのです。
【伝えたい】
『伝えたい』
幸せは留めておけないよ
流動するから
不幸も留まらないよ
流動するから
無理に留めておいたって
いいことないって
出たら帰ってくるから、
怖がらずに送り出そう
伝えたい、スレッズもブルースカイも最初はよくてもいずれ荒れる運命
自殺する人は、
天国に行きたいんじゃ無い
今いる地獄から抜けだしだいだけだ
好きです、ありがとう、ごめんなさい、許せない、許してる、大嫌い、行かないで、顔を見せて、声を聞かせて、受け入れて、消えて、苦しんで、笑って。
万年筆を用意しよう。
インクは濃いブルーがいい。
便箋は貴方の目と同じ色をした、綺麗な花をあしらったものを。
一枚ではきっと足りない。
この場所で、旅先で。
時間を見つけて少しずつ、来し方を振り返りながら。貴方と私が共に来た道、貴方と私で共に行く道。
決して穏やかな道ではなかった。後悔は山ほど。
それでも、だからこそ。
伝えたいことが後から後から湧いてくる。
傍目には支離滅裂に見えるかも知れない。
それでも思いつくままに、溢れる想いが動かすままに、万年筆を走らせよう。
便箋を何枚使っても構わない。
私の思いを、貴方へ。
END
「伝えたい」