『伝えたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
伝えたい。
私は大好きな人に気持ちを伝えたい。
けど、それはそう簡単にはいかない。
なぜならこの気持ちを伝えたら関係が崩れてしまうからだ。
だから私は1番伝えたいことは隠して
あなたに出会えたことが幸せだったと伝える。
それだけで私は十分だ。
『すき』この2文字は伝えたくても
そう簡単には伝えられないんだ。
ソレは完璧なカタチ
この世界にある
アリトアラユル物事に優る
アリトアラユル音楽より優美で
アリトアラユル絵画より精巧であり
アリトアラユル書物よりも美しく
アリトアラユル構造を凌駕する
ソレは流動的なカタチ
触れたらすぐに壊れてしまいそうな
今にも崩れ落ちる塔のよう
今日の夕日を見送れば
明日の朝陽は見えるだろうか
ソレは見えないカタチ
だれにも見せてはいけない
だれも侵してはいけない
その価値を知っているのは
その価値を知っていいのは
ソレは愛しいカタチ
いつまでも慈しみ
尊き日々を愛でるだけ
もっとそうするべきだった
ずっとそうするべきだった
それだというのに私ときたら
囁く悪魔に唆されて
欲望と焦燥に身を任せ
うっかりソレに触れてしまった
私が壊してしまったソレは
元のカタチには戻せない
「−伝えたい−」
家族が寝静まったある冬の夜。
季節は春になっていたが外の気温と私の感情だけは
冬のように冷えきってまったく溶けようとしない。
雨が降っている日は特別憂鬱な気持ちになる。
ブランケットを羽織り窓を全開にする、
寒くて冷たい、まるで私の心の様。
『伝えたい』
『死にたい』?
いえいえ違います、この場合は『死んだ方がマシ』が正解です
自分の伝えたいことは正確に言葉にしましょう!
それではリピートアフターミー
『死んだ方がマシ』
……はいっ、よく出来ましたー!
今日のレッスンはここまでっ、またお会いしましょう!
シ〜ユ〜〜!
……本当はね。ただ、笑っていたかったんだ。
笑って、バカやって、怒られて、仲直りして。
なんてことない1日を過ごして、明日が楽しみだね、なんて思えるような”セカイ”があったから。
でももう、今のボクにとっては無意味で無価値だから。
だってそう思える日常は、二度と戻らないって解ってる。
ーーーだからね。せめて君には、楽しく笑って欲しいんだ。
本音を言えば、君のこと、羨ましいし、妬ましいし、悔しくて堪らない。
マジでボクと同じになれば良いのにって未だに思ってる。
だけど同じくらい君の行く先が幸せならいいって思えるくらいには君のこと、気に入ってるんだよね~。
ボクが君に嘘ついたことなんてないことくらい、解ってるよね?
まぁ、君を巻き込んだことに変わりはないし、奪ってしまう事実は消えないし、傍迷惑でしかないだろうけどねぇ?
正直、贖罪にもならない程薄くて、あるかも解らない縁に縋る滑稽さはあるけど。
それでも、君には伝えたいなって思ったんだ。
”あの日”、ボクを見つけてくれて”ありがとう”って。
伝えたい
伝えたい
本当はありのままの自分の気持ちを君に伝えたい
君に伝えて知ってもらいたいんだ
君に恋していることも、君のことが本当に大切なことも
きっとありのままの言葉じゃなくて、何重にも違う思考や感情に包まれてしまうから、君に伝えたいことも伝わらなくなってしまうのだろう
そして、君からも伝えてもらいたいんだ
いつも伝えてる側だから
君からも欲しいんだ
愛してるって、大切だって、特別だって教えてよ
他の人が手段として行うことが
私にとっては目的で
他の人にとっての目的は
私にとっての遠い幻で
ああ、私はこの気持ちを伝えるだけでいいのに
その先を望むことなど考えたことすらなかったのに
貴方はきっとそうではないから
望まぬことが枷になって
伝えることすらできなくなるの
それならば、飲み込んでしまいましょう
想いも、壁を隔てた幻も、全て喉の奥に押し込んで
遠くから眺めることぐらいは望んでいいですか
吐き出さなければ体の奥底に想いは残るから
胸の奥にしまい込んだ炎が、吐き出す二酸化炭素でやがて消えるまで
“応答せよ”
なんちゃって
何処にも繋がらないトランシーバーを片手に空を見上げる
あの夏いつも一緒に遊んでいたのに
いつの間にかいなくなってしまった君
何処にいるのかももう分からない
でももしもう一度君と繋がれるのならば
伝えたい
“〇〇〇〇!!”
『伝えたい』より
「伝えたい」
僕は彼女にどれくらい伝えられたろう?
彼女にどれくらい届いただろう?
君がこの世からいなくなって…
何度、生き返らせてと神様に祈ったか。
でも、もう遅い。
こんなに早く離れ離れになるなら
もっと優しくするんだった。
もっと話しを聞けば良かった。
…きっと彼女は、こんな僕の姿は望んでないよな。
前を向くために、僕は彼女の遺品整理を始めた。
1つずつ、彼女の荷物を整理して
この服はあの時の、このイヤリングはあの時の
この靴は…思い出がどれにもあり
自然と涙が浮かんできた。
落ち込みかけたその時、1つの箱が目に入った。
可愛いお菓子の缶で、なんとなく開けてみる。
…中には、交際時からの手紙が入っていた。
お互い、手紙の交換が好きでよくしたのだった。
懐かしく思いながら、見ていくと
真新しい白い花柄の封筒が出てくる。
最近、書いたもののようだった。
僕宛ての手紙…急いで封を開ける。
便箋2枚の手紙、綺麗な彼女の字。
内容は…こんなどうしようもない僕への感謝。
彼女が書いてるような優しい綺麗な人間じゃない。
自分への腹立たしさに、また泣けてきてしまう。
手紙の最後に…
『どうか、自分を責めないで。貴方と共にした時間
は何より幸せでした。』
『だから、どうか…私を見守ってね。私も強く生き
るから。貴方がいない現実を受け入れて、前を向い
ていきます。』
えっ…僕は…死んだのか?
途端に色々思い出す。
あの日は、彼女の誕生日で
彼女が食べたいって言ったケーキ屋に行って
帰り道僕は、信号待ちをしていて…
暴走した車が突っ込んできたんだ。
…僕は…そのまま。
全てを思い出した時に部屋のドアが開いた。
喪服姿の彼女。手紙を取りに来たようだ。
「はぁー…死んでくれて良かった。ずっと息苦しか
ったのよね。」
「この手紙も、ほんと面倒だった。早く捨てなき
ゃ。お金があるから結婚したけど…ほんとダルかっ
た。」
スマホを取り出し誰かに電話している。
「あっ♡私よ。うん…葬儀が終わったら行くわね」
「もちろん♡愛してるのはずっと貴方だけ。」
僕は名前を聞いて、血の気が引いた。
「ずっと好きよ。ハルト♡」
僕の親友……僕は……僕は……。
本当はね、伝えたいこと沢山あるんだ
だけど決して外に出ては行けないことだからね、
ずっと蓋をしてるんだ
13日も14日も来ないで欲しかったな
#伝えたい
大好きな推しライバーに。大好きな推しに。
私の気持ちを伝えたい。
だけど相手からすると『大切なみんなのうちの一人』。
これを知ったら君達は多分、怖がったり気味悪がったりするんだろうけどね、
ほら僕、君の夢の中で死んじゃったじゃないか。君は覚えていないかもしれたいけれど。
たまに君に殺されてしまった時もあったね。突き落とされたり刺されたり切られたり。痛かったなあ。でも、僕は面白くて少し期待していたんだよ。
君達の記憶の中でいつも僕は死んでいる。でも実は、
君たちの脳内でずっと息をしているんだ。
ほら、僕の呼吸が、鼓動が、聞こえるだろう?
「伝えたい」
いつもありがとう。
たまたま見に来てくれてありがとう。
君と話すのがつまらないわけじゃないよ
黙ってるのは返事を考えてる時間が長いだけ
どう言えばいいかなって自分の中で葛藤してるの
(伝えたい)
伝えたい。
私のお腹の子に。
みんながたくさん待ってるんだよって。
早く生まれてほしいって。
楽しみにしてるって。
もちろん、私も思ってる願ってる。
だから、無事に産まれてくるんだよ――
〜伝えたい〜
伝えたい、伝わらない気持ちランキング
1位🥇ワンコの足を誤って踏んづけてしまった時の、本当に申し訳ない気持ち
#伝えたい
伝えたらきっと、この関係は終わってしまう
それが分かってるから臆病になってしまう
歌を口ずさむように、詩を読むように
言葉にできたらいいけど
君を前にすると口が乾いて、動悸がして
胸がいっぱいになる
伝えたいことは、まだ言葉にできなくて
伝えたい
ほんとうは、こんなことを言えるほど、
わたしは偉くはないけど…
無理なく生きてください
頑張った自分をほめて、ほめて、ほめまくって
落ち込んでいる自分のことも、労ってあげてね
もし仮に
思っている事を嘘偽りなく全て
君に伝えたとして
それでも100%伝わったとは
絶対言えない訳であって
だから僕は
伝えることをやめているのだけれど
でもそれでもやっぱ
結果0.1%しか伝わらなくてもいいから
一度だけでいいから
誠心誠意君に
正真正銘の想いを
全身全霊でもって
玉砕覚悟で伝えてみたい
『伝えたい』
【伝えたい】
【創作】【宵(よい)と暁(あかとき)】
2/13 PM 5:35
「天明(てんめい)くん、お願いがあります」
「ん? なんだ?」
帰り道、古結(こゆい)が畏まった様子で
そう切り出した。
一体何事だろうと少し緊張する。
「明日はバレンタインデーです」
「ああ、そうか。14日だな」
「うん。だから、天明くんは
気持ちを伝えたいっていう
女の子たちからの告白ラッシュで
とっても忙しい日だと思うんだけど」
「――いや、買い被りがすごくないか?
そんなことにはならねーって」
ないない、と笑ってしまう。
古結の中で、俺はそんな漫画みたいな事が
起きる人物になっているんだろうか。
「うわぁ……むしろ天明くんの自己評価の
低さに今びっくりしてるよ……。
ちゃんと覚悟しておいた方がいいよー?」
「……暁、お願いし忘れてるよ」
「あっ、ほんとだ!
ありがとう、真夜(よる)くん。
えー、そんな訳で忙しいとは思うんだけど、
放課後、わたしたちにもお時間ください。
告白ラッシュ落ち着いてからでいいので!」
「(告白ラッシュは譲らないんだな……)
分かった。待ち合わせどこにする?」
「宵ちゃんのクラスの教室で待ってるね。
時間が出来たらLINEして欲しいかな」
「了解」