『仲間』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
太陽が優しく微笑む小さな町で、五人の仲間たちが出会った。それぞれ異なる色と香りを持つ花のような彼らは、運命に導かれるようにして結ばれた。
主人公のユウキは夢を追い求めるアーティスト。彼のそばには、明るく元気なミナ、冷静で知的なケント、優しい心を持つアキヒコ、そして謎めいた雰囲気を漂わせるミサキという仲間たちがいた。
彼らは共に笑い、涙し、夢を追い求めながら、困難な瞬間でも支え合う。小さな町が彼らの絆で彩られ、冒険と成長が織りなす、仲間たちの心温まる物語が幕を開けた。
自分達は仲間だ。
俺たちは親友だ。
うちらは友達だ。
わたし達は宝物だ。
結局のところ、どんな関係なんだよ。
_2023.12.10「仲間」
「もう、こんな仕事やめてやる。」
酒瓶を片手に愚痴る男が居た。
「おい、大丈夫か。酔っ払い。」
私は、この男を昔から知っている。
「五月蝿い。俺は酔ってない。」
その口調は、完全に酔いが回っていた。
「いや、完全に酔ってる。一人称、変わってる。」
そして、この男は酔いが回ると、一人称が俺に変わる。昔のように…。
「五月蝿い!おまえに何が分かる。」
一従者たる私には、あなたの苦労は到底…分かりかねない。
「どんなに嘆こうとも、この仕事は辞められないって。
どうしても辞めたいなら、僕、自ら殺してやろうか。」
昔のように冗談を言ってみる。
「嗚呼、頼む。もう、私は全て終いにしたい。」
頭が真っ白に成った。
「いつ、酔いから覚めた。」
何故なら、その声にその口調はシラフの彼の口調だったから。
「僕、自ら殺してやろうか。って、ところから。」
バシッ「ふざけるな!」
思いっきり頬を引っ叩いて、大声を上げて、あいつの胸ぐらを掴んでいた。
「其れだけは、絶対言うな!其れだけは、言わぬ約束だろう!」
私は激情に駆られ、怒鳴ってしまった。
分かっている、今のは私が悪い。
誰だって、たまには弱音を吐きたくなるし、死にたくなるものだ。
でも、あの日、あの時、誓ったことを忘れていた、彼が許せなかった。
彼は、ひどく驚いた表情をして、安堵したような表情に成った。
「嗚呼、そうだったな。昔、誓ったのだったな。すまない。」
「こちらこそ、大人気なく感情的になってしまい、すみませんでした。」
あっ、彼の顔付きが変わった。
憑き物が落ちた、晴々とした表情に変わっていた。
仲間っていうと、
高校生の頃の部活の仲間を思い出す。
一緒に戦ってくれてありがとう。
テーマ : 仲間
いい言葉だよね
うん、ホントにさ
…僕には仲間なんて言葉の縁がないけどね
いつからだっけ?『仲間』なんて言葉が嫌いになったの
遡ってみるか
たまには振り返るのも大事でしょ
まだ、『仲間』という言葉が嫌いではなかった時期
小学校高学年の時かな
いじめにあって、仲間はずれにされて
それでもまだこの言葉は嫌いではなかった
段々、『仲間』という言葉に疑問を持ち始めた時期
中学生の時だ
同じ小学校の子達が同じ中学校に流れてくるから
いじめも継続してた
教師陣に助けを求めたが何もしてもらえず
挙句の果てに「皆、仲間なんだよ」と言われ『仲間』に疑問を持った
そして、『仲間』という言葉が嫌いになった時期
高校生の時かな
もう、学生生活に対しては何も期待せずにさ
通信校行ってたからもういいんだけど
外の派閥から抜けても家の派閥からは抜けられないじゃんさ?
身内に対しては仲間という事葉を使うのはおかしいかもしれないけど、信頼してるという点では同じと思って使う事にする
信頼してる…いや、信頼してた従姉妹やら叔父・叔母に裏切られて人と密接な関わりを持つのを諦めたよねw
もう、人から裏切られすぎなんだよ
いや、もう諦めればいいのに僕が勝手に期待をした結果なのかもしれないね
だから、「もう、1人でいいです」と諦めがついた高校時代だった
最後、『仲間』という言葉に何も感情が働かなくなった時期
今、大人になった僕が生きてる時
会社の人が「同じ会社にいる仲間同士!」とか
上辺だけ上手くやってる人達が「うちら、仲間だよね!」とか
いろんなところで『仲間』を耳にする
耳にしたところで何も感心なんてないし
「はい、そうですね」としか思わない
現実、『仲間』なんて運がいい人たちが作れるものだろ
いいと思うよ、否定なんてしないさ
僕には関係ないし、作る気もなければ、縁もないものだ
それに、僕は人間が大嫌いだ
まぁ、実質『仲間』なんて作らなくても
生きていけるものだし
それに固執する理由もない
だけど、友達大事!とか人情!!とか
言ってる、思ってる人達がこの文章見たら
理解なんてできないんだろうな
むしろ、その理解できない頭が僕には羨ましくて仕方ないけどな
「仲間」
仲間と書いておきながら、私の中で差別します。
上っ面で笑っていれば、彼ら彼女らは何も違和感なく話しかけてくる。
笑顔で接していれば、疑いもしない。
心の中で、強烈な差別意識を持っているにも関わらず。
私は、そうですね……社会人10年目に入るところです。
学校の出来事は、もう遠い昔の記憶です。
何かあったかと思えば、特に無いんですがね。
仲間意識が高いのが、学校生活だと思います。
あ、社会人でもそうなんじゃないかと思われますが、全然違いますね。むしろ愛想振りまいていればいい、みたいな感じであればいいんですよ、本当に残酷です。
あとは、妊娠出産、既婚と独身の差別とか?
どこからどこまでが「仲間」とか「友達」なんて分からないんですよ。
30歳近くになれば、自然に結婚生活できるかとおもったんですけどね。なかなか難しいものです。
でも、仲間になれるのなら、なりたいですよね。
どうなれるかなんて、今も私ですら分かりませんが、仲間は少ない方がいい……って思ってます。
『仲間』2023.12.10
仲間というテーマで曲を作ることになった。なにせ作曲や作詞なんてこのかたやったことない。楽譜を読んだり歌はできても楽器ができないからどうしようもない。
どうしたものかと友人に相談すると、彼がギターを教えてくれることになった。
彼の持つギターを借りて構えてみる。すると彼は、
「いろんな意味で様になりますね」
と笑いながら言った。どういう意味かと言いたくなったがせっかく教えてくれるのだから、黙っておくことにした。
しかしながら、ギターは簡単なものだった。初心者が躓くというFコードもすぐにできるようになったので、友人はすこしつまらなさそうだった。
楽器ができるようになったら、次が曲作りだ。これは友人だけでなく他の人にもアドバイスをもらうようにした。
いろんな人に助けてもらうなかで、自分のなかで歌詞が出来つつある。
それは陳腐でありきたりなものでしかないが、案外、そういうものの方が変に気取ってみるよりはいいのかもしれない。
彼らに教わったアドバイスの書かれたノートを読み返して、少しずつ組み立ていく。
ときおり、進捗はどうだ、困っていることはないか、と彼らは声をかけてくれるので、それらには素直に甘えることにしている。
そして出来上がった曲というのが、バラード系でありつつも助けてくれる仲間に感謝するという前向きなものだ。
ソロパートでは、いろいろ世話を焼いてくれた友人に任せることにした。
彼は迷う間もなく快諾してくれたので、有り難いことである。
仲間とは、困ったときに傍にいて助けてくれるもの。
そういう飾り気のない言葉が、案外、真を衝いているものなのだ。
ヒトは打算的だ。
自分じゃどうにもできないことを、
他のニンゲンの力を使って解決しようとする。
社会に蔓延る問題は面倒事ばかり、
自分でやるなんて考えたくもないことが大半だ。
でも、
「アイツのためなら」なんて言葉とともに、
面倒事の中では多少得意な部類を片付けてくれる
ニンゲンも多少は存在する。
それを仲間というべきか、
恩義を前売りして次に付け込む
もっと打算的なニンゲンというべきか。
お題「仲間」
私は、自分の心の中のもやもやを
中々他の人に言えない。
ましては、出会って数ヶ月の人には特に。
特に、不安や後悔、心配事に関しては特にそうだ。
言いたくて、言えなくて、
もやもやする感情が風船の用に、
時に火山のマグマの用に、
徐々に大きく膨らむ。
過去の事が時にそう。
その時には何事も無かった事も、
時が立つにつれて、脳が勝手に、
あり得なかったことを妄想し始める。
言いたくて辛くて、
言えなくて辛くて。
学生の頃は、親に払ってもらっている分、
心配かけさせたくなくて、
でも、誰に相談すればいいのか分からなくて、
先生方や同級生、習い事の仲間の
名前も顔も覚えて無くて、
家庭内では冷え切ってたと思う。
物理的ではなく、心理的にという意味で。
だから、そういう事を言える場所があって、
そういう事を言える人達、仲間がいて、
今は少し安心出来てると思う。
外に出ると心地の良い風が吹いた。
周りのものを全て吹き飛ばしそうなほどの強風も吹いた。けど隣にはいつも友達がいた。優しい眼差しを向けて。微笑みかけながらいつも一緒にいてくれた。
萩原実琴
楽しさや嬉しさより、悲しみやつらさを共有できる方が、仲間と呼べるかも知れない。思い込みと思われるかも知れないけれど。
「仲間」
仲がいいチームと
いい仲間がいるチームは違うよ
昔先輩が言ってた言葉。
大人になって
仕事をして、お仕事を任されるようになって
今、自分はいい仲間がいるチームを作れているか。
楽しく過ごしたり、慰め合えるチームもすごいけど、
ちゃんと思ってることを伝えられる仲間や
同じ目標、目的に向かえる感覚、
充実感や達成感、
溢れるエネルギーに浸りたい。
お互いに、大変なことがあっても
ちゃんと起き上がって前を向ける仲間でありたい。
仲間
友達とはまた違う。
でも、良きライバル。
なにかあったときは相談できる人。
『仲間』
スマートフォンからポコンと軽やかな音がした。手に取ってディスプレイを確認すると時間は19時ちょうど。アプリを開いて更新されたお題を確認し、しばらくそのことを考え続ける。ごはんを食べながら。お風呂に入りながら。ふとんの中でまだ白紙のエディタ画面をにらみながら。他の人はどういうものを書いているのだろう、とみんなの投稿を眺めれば、同じお題でも十人十色、千差万別の表現があった。勝手に感じた仲間意識になんとなく、けれど確かに背中を押された気がして、エディタ画面とまた向かい合う。
【仲間】
仲間って何?
信頼できる人たち
何でも言い合える人たち
助け合いながら協力する人たち。
一緒にいると楽しい人?
私、分からないなぁ
もしかしたら、すぐ側にいるのかな?
↑作者の感想: 見方を変えれば、いや、1人はいたぁ、かな?。
みんなの思う仲間はどんなの?
テーマ:仲間 #390
「誰も仲間外れにしないように
グループを作ってください。」
そう言われて一人になるタイプの人間です。
でも最近は違う。
色んな人に名前を読んでもらえる。
でもね、
それはそれで仲間って何?ってなることがある。
誰かの悪口言って
「あなたもそうでしょ?」
って言われたら
「うん。」
って答えなかったらそれは仲間じゃないんだって。
それって仲間なの?
悪口言ったら
「それは違うんじゃない?」
って止めてあげるのが仲間じゃないの?
指摘して
「やめなよ」
って言ってあげるのが仲間じゃないの?
私には仲間がわからない。
仲間と友だち、どう違うのかって聞かれたら、似たようなもんだって答える。
でも、強いて言うなら、共通の目的や目標があるってところか。
もっと言うなら、目的を達成するための方法も、…意見のぶつかり合いはあるにしろ…同じ。
だからさ、頭脳派のお前と、冷静なアイツとは仲間なんだって。
なんだって?
後先考えない、行き当たりばったりなお前とは、考えもやり方も合わないって?
つれない事言うなよ、仲間だろ?
「先生こんにちは~」
「んぐっ、……貴方今日早いのね…」
私が入ってきたことに余程びっくりしたのか肩がアニメみたいにビクッと跳ねた。
もぐもぐと一生懸命に口を動かす姿は小動物さながら可愛い。
すると両手で持っているビスケットはナッツと言った所か
「何食べてるんですか!いいなぁ~美味しそう、」
準備室はビスケットの甘い匂いと先生が好んで飲んでいる黒い液体、もとい珈琲のいい匂いがする。
先生に釣り合う大人になりたくて珈琲を毎朝我慢して飲んでいるのはここだけの秘密だ。
「ココナッツのビスケットだよ。ほら、知らない?」
机の上に置いてあったビスケットの袋を見せてくれる。
言われて見れば確かに見たことがあるような……。
「先生好きなんですか?これ、」
「うん、大好き。気になるなら貴方も食べてみる?」
「じゃ、じゃあお言葉に甘えて……ありがとうございます」
先生から受け取った 何の変哲もないただのビスケット
でも私にはそれがとんでもないご馳走に見えた。
「い、いただきます…」
そう呟いて口に運ぶ。
その間先生の視線は私だけに注がれていた。
綺麗な先生に凝視されることなんてそうそう無いから手元がおぼつかない。
1口齧ってみてが緊張からか味もよく分からない。
「どう?貴方の口に合うといいんだけど、」
「美味しいです、」
「そう、良かった。」
「じゃあ、これで私と先生はビスケット仲間ですね」
「なぁにそれ、可愛いけども」
「私もこの、ビスケット気に入ったので…同盟ってことでどうでしょう」
「ふふ、貴方本当面白いこと考えるのね。いいよ、俺と貴方の秘密、」
それからあのビスケットが私の常備菓子になったのは言うまでもない。
2023.12.10『仲間』
「ベルナルドは、王様ね」
わたしは猫のベルナルドをふわふわのクッションに座らせる。
「ルカは、わたしの仲間よ。ふたりで力を合わせて王様のために宝を取りに行くの」
「あい!」
2歳のルカは元気よく返事をする。たぶんわたしの言ってることはほとんどわかってないと思うけれど、名前を呼ばれると元気よく返事をするの。
「いざ! キッチン城へお宝を取りに!」
キッチン城の魔王の目を盗んでお宝を手に入れるぞ! と意気込んでいたのに、残念ながら見つかってしまった。
魔王のパパは、わたしが仲間を募ってつまみぐいをしようとした首謀者だからって「皿洗いの刑」にしたのよ! ひどい!
『仲間』
オールウェイズ
悲しい歌を聴きたいわけじゃない
辛い映画を観たいわけじゃない
苦しい夢から逃れたいだけだ
ただ、それだけだ
ただ、それだけなんだよ
本当に、いつも願っている
どうか教えてくれ
どうか救ってくれ
薬なんか捨ててしまいたい
俺は自由になりたいんだ
そして、あの空のてっぺんまで舞い上がらせてくれ
お願いだよ
お願いさ
頼むよ
本当に、いつもそう願っているんだ
哀れだと思うだろう
愚かだと思うだろう
全く笑えない冗談みたいだと思うだろう
でも、俺はここに立っているんだ
消えちまいそうなくらい不安定な存在さ
それでも俺はいつも願っている
いつの日か
いつの日か
あの空のてっぺんへ舞い上がらせてくれることを
だから、少しだけ笑ってみるんだ
そうすれば、一日は穏やかに過ぎていくから…