『今日の心模様』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
"今日の心模様"
午前中はバタついててんやわんやだった。
総動員でなんとか分担して対処したけど、結構ギリギリだった。
まるで嵐の中に突っ込まれたような気分だった。
休憩返上でやって二時半ごろにようやく落ち着いて休憩になった頃には、俺を含めたドクター全員が机に突っ伏してた。
ポケットに入れていたタブレット型の塩分入りラムネを一人一つずつ渡し糖分と塩分を補給して、全身に鉛が入ったように重かった身体が少し軽くなり、上体を起こす事ができた。
その後ようやく医院に帰ることができたが、帰ってくるや否やハナが足元に来て鳴き喚いた。
動けるようになったとはいえ、「みゃーみゃー」と怒った声で鳴くものだから適当にあしらってハナのご飯を用意した。
嵐が過ぎ去り安心して帰って来たら、今度は食いしん坊モンスターの襲来。
その後も緊急通報はあったがゆったりとした間隔で来て、今日は時間外来るんじゃないかと思っていたが来ず、明日の準備を済ませ一日が無事終了。
夕食と入浴を済ませ日記を書き終えると、そのままベッドへ倒れるように入る。
ハナが何か要求するような鳴き声を上げる。おそらく『遊びたい』だろう。
だが身も心も疲れ切っていて、ハナの傷口の事もある。まだ充分に遊べる状態じゃないので「また今度」と言うと急に瞼が重くなり、逆らう事無く目を閉じると泥のように眠った。
作品No.23【2024/04/23 テーマ:今日の心模様】
定休日の終わる夜は
いつだって少し憂鬱で
休みを自堕落に過ごしたことに
幸せと後悔を抱いて
そうして眠りにつくんだ
【8月目】今日の心模様
やっと晴れた
執着が抜けて純粋に楽しめる
ようになった
熱に浮かされて何も手につかず
1日か過ぎていった
ふわふわとした中で
多幸感はあったけど
現実の反動が酷かった
眠れなくなるほど情熱的になり
睡眠時間が減った
うっとりした中で
意識が現実から離れたけど
気がついたら危ない人だった
もう大丈夫
空想の世界に逃げたりしない
今日の心模様
今日は朝から気分が良かった。
何故かというと…。
朝ご飯が、フレンチトーストだったから。
そんな、単純な理由で、
俺は、ご機嫌だった。
そんな日だから。
いつもは鬱陶しいと思う、
あいつのお節介にも、
今日は、何だか、
少しは応じてやってもいいかなって。
あいつは、今日も変わらず、
俺に微笑みかけてきて、
まるで子供の面倒を見る様に、
俺の世話をしようとする。
俺を見るあいつは、何時も、
何だかマシュマロみたいに、
ふわふわしてて、甘過ぎて。
それが余りに気恥ずかしくて、
あいつの前から逃げ出したくなるのに。
今日は、少しだけ。
悪い気はしなかった。
今日の心模様は、
フレンチトーストみたいに、
ベタベタに甘くって。
マシュマロみたいに、
ふわふわっと甘くって。
偶には、こんな日も有りかな?
俺は、あいつの笑顔に包まれ、
少し頬を朱に染めながら、
ふと、思った。
今日の心模様はトロイメライな思想家のようであり木漏れ日の日の光ではなく影の方に見惚れる偏屈者のようだ
咲くことはなかったが根は酷く美しい貴方をまるで無意識に比喩したかのように黄昏ている
今日の心模様
後悔をしている
後悔をしているからこそ治せる
治せないからこそ後悔をしている
戻る事が出来ないから後悔をした
同じ事を繰り返しているからこそ後悔する
後悔しかない人生を一生続けるのなら
人を心で見下し人を越した人生を作り続ける
それこそ人間身のある人生だ
今日の心模様は快晴。
明日も快晴。
明後日もずっとずっと。
きっとみんなにはそう見えてる。
見えてて欲しいと思ってる。
朝。
雨の匂いと共に目覚める。
支度を整え、外に出る。
草は濡れ、アスファルトの色を染めて、傘に雨粒が音色を爪弾く。
あぁ、今日は雨なのだ。
呆れるほどに、私はその事実を受け入れ自身の靴と服を濡らし今日を歩く。
水たまりに落ちた桜の花びらはまるで今日を楽しもうと雨を彩る私だ。
__今日の心模様__
今日の心模様
今日の心模様は雨。
ザーザーとふりしげる梅雨の雨。
悲しみと苦しみ、
そしてほんの少しの諦めを含んで
今も降っている
「今日の心模様」
今日は雨模様。
今日は晴れ模様。
今日は槍模様。
今日は、曇り模様。
明日は何模様かな?、
変則的な愛はミルキーウェイのように
ちっぽけな僕のギャラクシー
でも壮大なオーケストラ
奏でるのさ、恋の交響楽
金色の紙吹雪を散らして
歌い踊ろうミルキーウェイの上で
どんなつらい日々も
乗り越えられるようになってるのさ
その先にあるのは変則的な愛だよ
聞こえるだろう?
彼らは君を迎えに来たのさ
心は強くなるよ
そして未来へ続いてる だから
顔を上げて前に進もう
美しい日々がやって来るよ
新しい日々はすぐそこさ
楽しい日々がはじまるよ
ちっぽけな僕のギャラクシー
バベルの塔からやって来るよ
ダイヤモンドの空を奏でながら…
毎日絵を書く。風景画を。
晴れている。
曇っている。
雨が降っている。
雪が降っている。
氷が降っている。
色んな景色。
不思議。
すごく不思議。
昨日書いたであろう絵が次の日の天気。
絵は私の心模様。
絵が浄化されていく。
心模様が浄化されていく。
記憶が浄化されていく。
今日は雨。筆をとる。私の心模様。そして、昨日の私との交換日記。
今私がこの人に対して何かを思い
伝わったとして
この人は今さら変わる訳がないのだ
この人は今までそうやって生きてきたのだから
ああ、この人はそんな信念を持ったまま
息絶えていくのだなと
ただ黙って
私は見守っていればいいのだ
(今日の心模様)
今日の心模様
雲時々つむじ風、かな。
ちょっと前には晴れていたのに
人間関係は難しいね。
せめて雨にはなりませんように。
快晴と言えるほど納得できていないし、暴風と言えるほど荒れてもいない。
ただただ、始終もやもやと消化しきれない気持ちだけが頭の中に浮かんでいた。
少し油断をすれば勝手にため息は出ていき、どうにも気だるいカラダの内側でそれが巣食っている。
己を鼓舞しようと踏ん張る気分に反して、まだ心はうつむき、どことなく“まばら”に落ちる。
そうなる日には、よく「空」を眺めていた。
言葉で当てはめきれない途切れがちな思考を、そこへ流れる色やカタチたちになぞらえることもある。
なにより一番の理由として、昔からその移り変わる姿が好きだったからこそ、安らぎを得られた。
であれば、今の心象を例えるのなら。
多分「くもり一時雨」あたりが近いのだろうか、と視界の先へ想いをめぐらせてみる。
──ここまで言っておいて、少々あれなのだが。
この使い方が合っているかまでは分からないので、どうかその辺りは大目に見てほしいなと、一人苦笑いをこぼしてしまった。
【今日の心模様】
僕は布団の端っこから顔だけを覗かせる。つけっぱなしのテレビから聞こえる落ち着いた声音。明日は雲ひとつない晴れでしょう、と明日の予報を伝えていた。
僕はむくりと起き上がり、無造作に机に積まれていたカップ麺をとった。3分のタイマーをセットし、再びベッドへと舞い戻った。
明日はどうやら晴れるらしい。一昨日は晴れで、今日はざんざん降りだったというのに、まぁよくもころころと変わるものだ。
天気と言えば、今日の心模様は散々だった。大方、曇りのち雷のち雨、といったところだろうか?
朝起きた瞬間の爽快さは訪れず、ただどんよりと行き場のない気持ちを持て余しながらカーテンを開けた。
せっかくの休日だったというのにベッドから動くこともできずただ菓子パンだけを口に詰め込んだ。
そうして何もできないままに過ぎていく時計を眺めていると、ふと、湧き上がるような恐怖に身がすくんだ。
最近の出来事がまざまざと蘇り、まるで今この場で起きているかのような映像を伴った。そこには何もいないと分かっているのに、響く笑い声は僕を責め、は、は、と上がる息を押さえるのがやっと。どくどくと脈打つ心臓は口から飛び出しそうなほどで、僕は胸のあたりの布をきゅ、と握る。
縋る思いでシートに包まれた小さな錠剤を水とともに流し込み、布団を頭まで被ると今度は止まない雨のような、しとしとと降り続ける悲しみに包まれる。
いつしか海になりそうな涙から逃げるように目をつむったのが覚えている限りの記憶だ。
次に意識が浮上した時には、とうに日は暮れて時計の針は上と下を真っ直ぐに指していたのだった。
今日はあまり良い1日ではなかった。僕は出来上がったカップラーメンを啜り、机に置いたスマホを見た。
そろそろ国民的アニメが始まる頃合いだ。
テレビのチャンネルを変えると、見慣れたおかっぱ頭の女の子が画面に映る。ぼんやりと画面を見つめていると、懐かしさで胸がいっぱいになった。
番組が終わると、僕はテレビを切り窓から外を見上げた。きらりと光る星が綺麗だ。明日は晴れるらしい。僕の心も晴れてくれるだろうか?
僕は錠剤のシートが入ったポケットを、そっと上から握る。明日は心もいい天気でありますように。
「いつものバス」
変な寝癖が直らなくて、憂鬱な朝。
いつもの時間、いつものバスであの人を見かける。
いつもなら、一瞬だけでいいからこっちを見てほしいと思うけど、今朝は見ないで、と思う。
わたしのちっぽけな願いは、いつも叶わない。
なんで今日に限って目が合うかな……
顔を逸らし、髪に触れる。
名も学年も知らぬあの人。
知っているのは、あの学校の生徒だということだけ。
灰色の厚い雲。
一箇所だけ切れていて、青い空が見えている。
────今日の心模様
蒼く澄み渡っているわけでも無く灘るる雨もなくそれは、特に楽しい授業が無かった時の家への帰り道を想起してしまうような、そんな天気。追われるタスクは少なく束縛のないふんわりした仕事だった。でも、其れはとてもいつもある風景ではなく、一時の季節でしか受け取れない特別なものなのかもしれない、知らんけど。
4月23日 火曜日 曇り
今日も仕事。
昨日知った事実は私を壊すけど、
日常はいつものように来る。
ショックと言うか、悲しいと言うか、
だよね、って言うか。
色々な感情が混ざって今日の空と同じ色。
もし、傷つけられた人が傷つけた人を
裁いていいのなら
私はきっと生き地獄を相手に望むだろう。
死ぬ方がましだと思うぐらいの
生き地獄を。
心の状態は顔に出るとはよく聞く。
「目は口ほどに物を言う」
昔の人は言葉にすることが上手い。
私の心情は顔を見たらよくわかる。
どうしようもない。どうしたいかもない。
いや、あるが考えがまとまらない。
ぐちゃぐちゃなのだ。
雨が降った後の土のように。
あれ、なんで、生きてんの?
なんのために、生きてんの?
はは。わかんねー。
仕事が終わる頃
雨が強く降っている。
私の心みたいだな。
今日の心模様
近年稀に見るくらいのどんより気分。
仕事でちょっとやらかして、相手に申し訳ない気持ちと最近上手くいってたのに、という悔しい気持ちでぐっちゃぐちゃ。
挙げ句自分で自分の首を締める結果になって、明日以降の仕事が少しやりにくくなった。
おまけにもう一つモヤモヤが発生して、失望と諦めも混ざりあってる。
叫びたい衝動をこらえてやけ食いして、なんとか明日に繋げようとたい焼きを飲み込んだ。
気持ちを切り替えるにはもう少し時間がかかりそう。
END
「今日の心模様」