快晴と言えるほど納得できていないし、暴風と言えるほど荒れてもいない。
ただただ、始終もやもやと消化しきれない気持ちだけが頭の中に浮かんでいた。
少し油断をすれば勝手にため息は出ていき、どうにも気だるいカラダの内側でそれが巣食っている。
己を鼓舞しようと踏ん張る気分に反して、まだ心はうつむき、どことなく“まばら”に落ちる。
そうなる日には、よく「空」を眺めていた。
言葉で当てはめきれない途切れがちな思考を、そこへ流れる色やカタチたちになぞらえることもある。
なにより一番の理由として、昔からその移り変わる姿が好きだったからこそ、安らぎを得られた。
であれば、今の心象を例えるのなら。
多分「くもり一時雨」あたりが近いのだろうか、と視界の先へ想いをめぐらせてみる。
──ここまで言っておいて、少々あれなのだが。
この使い方が合っているかまでは分からないので、どうかその辺りは大目に見てほしいなと、一人苦笑いをこぼしてしまった。
【今日の心模様】
4/23/2024, 2:11:17 PM