『今年の抱負』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今年の抱負か。
あいつ、好きな子に告るだったよ。
え?お前の好きなあの子?
あー、なんだったっけな。
確か、健康に過ごす、だったよ。
んー俺?
俺はな、来年も同じ抱負を書く、だよ。
何、おもんねえって?
どうでもいいよ、お前の話なんか聞きたくねーから。
てか、3年前から同じのだし。
ま、来年も同じ抱負書けるようにするわ。
え?3年前の抱負はなんだったかって?
間抜けな俺が来年も家で寝てる、だよ。
大変な幸運を掴んだ人、強い権力を持った人、大きな影響力を持った人を見ていると、どこかで必ずその掴んだエネルギーに拮抗する大きな不幸を受けている気がする。
成功者の慢心がそれを誘ってるようでもあるけど、でもその不幸は、避けようのない運命のようにも思える。
世界のエネルギーはどこかでバランスをとっていて、片側に荷重がかかれば、もう片方に負荷がかかる。人の幸不幸なんて重さがない空気みたいなもんだが、空気だって質量がある。あざなえる禍福。手に入れた栄華と同じだけの強さで、不幸もやってくるんじゃないだろうか。
ところで、今年の元日は、「一粒万倍日」「天赦日」「天恩日」が重なるトリプルなラッキーデーだったらしい。
財布を買ったり投資をしたり結婚したり、繁栄を願ったあれやこれやの願掛けが年越した瞬間から始まった。欲望は渦巻き、巨大なエネルギーが日本列島を覆って、そんな最強な開運日に大きな災害が起きた。
ただの偶然だろうし、ふだんは占いもそんなに信じないようにしてるけど、人の欲が強くなる時ってただならぬいろんな事が起こりがちよなとも思っている。(決して被災地の人たちの欲望ではなく、私の妄想の中での日本全体の欲の事を言っています)
でもまぁ、だからって欲を持たないようにとも別に考えてないけど。
自分の能力を過信せず、謙虚だからこそ吉日を大切にするって考え方もあるし。
でも、あらゆる人間の欲望の総体をイメージしてみると、改めてやっぱり怖いものがある。
自分の中の何気ない欲しがり心を深堀りしてみても、良からぬ性根が見えてくるし。羨望、嫉妬、隣の芝生が青すぎる、人より優位に立ちたい、自信がないから愛されたい、楽していい位置につきたい、あわよくばうまい汁を吸いたい。
せっかく除夜の鐘で煩悩を祓っても、新年早々恥ずかしげもなく欲をかく。
だから、今年の抱負は、「煩悩を見つめる」。
私の不埒な欲エネルギーが、無駄に世界を変えたりしませんように。
【31】今年の抱負
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地震の被害にとても心を痛めています。はやく余震の心配がなくなりますように。あたたかく安心して休息・睡眠がとれるようになりますように。
【今年の抱負】
正月二日から前触れもなく他人の家へと押し入ってきた幼馴染は、うるさいだけのバラエティ番組をぼんやりと眺めながら、やけに静かな声で口を開いた。
「今年はね、少しだけ本音で喋ってみようと思うんだ」
まったく、いったい何を言っているのやら。口を開けば嘘ばかり、本心を他人に晒したら負けだと思っているようなヤツのくせに。
そんなことを考えながらも、俺は沈黙を保ち、ただ無心で墨を磨り続けた。年明け二日目の午前中に書き初めをするのは、俺の毎年の習慣だ。コイツの訪問ごときで邪魔されてなるものか。
「ちょっと、無視しないでよ。せっかくの今年の抱負なんだから」
勝手に言っていろ。オマエに振り回されないのが、俺の今年の抱負なんだ。どれだけ唇を尖らせたって、今年こそはオマエを甘やかしはしないと決めたのだから。
「……今まで言ったことなかったけど、君が書をする姿勢が好き」
げほり。想定外のセリフに、思わずむせ返った。俺の反応など意に介した様子もなく、オマエは指折り数えていく。
「君の書く文字が好き。墨をする音が好き。君が筆を滑らせるときの、真剣な横顔が好き」
「っ、もうやめろ!」
頬が熱くなっているのが自分でもわかった。そんな俺の反応を見て、オマエは愉快そうに小悪魔めいた笑みを浮かべてみせる。
「言ったでしょ、今年は本音で喋るって」
ああ、くそ。結局俺はいつだって、オマエの気ままさに振り回されてしまうのだ。残念ながら今年も、俺の新年の抱負は叶いそうにない。小学生の頃から絶賛十二連敗中の現実を受け止めて、俺は大きくため息を吐き出した。
今年の抱負は
夫と幸せいっぱい噛み締めて
過ごす
な~んてね言ったら
俺も過ごす
ってかえってきた
最高に嬉しい時だ
抱いて背負った決意なんてなくて。
負の感情が僕を抱きしめてる。
心の強い子になって
自分から行動ができて
何事も積極的に。
悲しいことや辛いことに
負けない
明るく笑顔になれる
そんな日を
増やす
–今年の抱負–
今年の抱負
裏切られた深い傷を癒し、前を向くこと
今年は何しよう
去年何した?
覚えてない、覚えたい、
考えたい、作りたい、
欲しいものは欲しいのです。
自分の気持ちを大切にします。
やっと、自分のことを自分で決めて良い時が来ました。
努力は惜しんではいけないのです。
今まで他者の軸で生きてきたのだから、
最後くらいワガママ言って良いですよね。。。
あの時頑張って良かった…と、思いたいのです。
どうして負を抱きしめるなんでしょうか、
進歩をするには、まずは負を抱きしめることから
始めようと言うことでしょうか。
たしかに、思い出してみればね
直したいところがあるから、
何かを目指すことが多いのかもしれない。
負が無くちゃ何事も進展出来ないのかあ
今年の抱負
わたしの今年の抱負は、家族に心配をかけないです。
昨年は持病の悪化で検査入院したり、急に倒れて救急車で搬送されたりで、散々家族に心配かけたの。無事これ名馬‥この言葉が心に沁みた一年だった。
だから、今年目指すのは人に心配かけないこと。
つつがなく暮らせるって凄く大事。わたしが健康で暮らせないと、家庭がまわらないしね。
人生をかけて何となく叶えたいことというのは
漠然と持っているのですが
一年間と長いとも短いとも言えない期間の目標というのは
なかなか持っていないものです
ただ思うのは
何か大層なことを叶えられなくても
日々平穏に出来れば笑顔で過ごしたいなということです
どうかより多くの方にとってそうであれば
嬉しいなと思うところです
「今年の抱負」
私は地に留まり
君は天に昇る。
【#14】
来年の今頃、笑っていられますように。
#今年の抱負
今年は自分の人生の方針を決める年にしたい
人生における目標とか
目指す人物像とかを定めたい
後になって変わるかもしれないけど
持たないよりは良いと思った
そして
やったことないこと
今まで続けてきた生活を崩すこと
自分の中にある既成概念みたいなものに囚われない
挑戦の年にしたい
経験は宝
少しでも良い
逃げても良い
そういうのを全部くっ付けて
自分を作っていきたい
綺麗事だし
難しすぎるかもだけど
やってみたい
そう思った
今年の抱負
一年の計は元旦にあり…とか子供の頃は、言われていたような記憶がある…今年の目標とかを、冬休み明けの学校で発表したように憶えてる…けれど、三日坊主の私は、いつも直ぐに忘れて、年末には、結局後悔ばかりが襲って来る…其の所為か、何時からか、出来もしない計画は立てない事にしている…
10年先のために生きる
短期で結果が出ないからやーめた!って諦めてばかり
コツコツと積み上げて来れていたら"理想の自分"になれていたかも
もっと早く気付けていれば人生変わっていたかもなーなんて妄想もしちゃったり
でも、『今が人生で1番若い時』
今からでも遅くない
目先の結果ばかり求めるのは終わりにして一歩ずつ進んで行く
「今年こそ痩せるぞー!
目標は−4㎏!!」
そう言ったのは、1年前の今日
「今年こそ痩せるぞー!
目標は−5㎏!!」
今年の抱負はこれ
#今年の抱負
【158,お題:今年の抱負】
『今年の抱負は何ですか?』
「てつぼーでさかあがりできるようになる!」
それから数年、
『今年の抱負は何ですか?』
「ううん...逆上がりかなぁ...?」
そしてまた数年たち、今や中学2年生
『今年の抱負は何ですか?』
「逆上がり、小1の時からずっと同じなんすけど...それだけ運動下手なんですよね...」
ちなみにこれは私の実話である
そして私の今年の抱負も、やっぱり鉄棒で逆上がりできるようになることである
今年はおっきな小説の賞をとりたい。
天真爛漫な彼女は私の気持ちを考えもせずに、今年の抱負を述べた。
何をほざいてるのかしら。まだ十万字も書いたことないくせに。口だけは達者ね。
心の中で侮辱していた。
私よりさきにあの子がデビューするなんて。
そんな馬鹿な話ない。
こちとら15年も書いてるんだぞ。
噛む爪もなくなって、肉まで到達していた。
そんなこと、あってたまるか。
そんなこと……。
*
*
*
半年後。
彼女は新人賞をとった。
私は楽になるお薬の準備を始めた。