『些細なことでも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
いつも一緒にいられない分
些細なことでも話して欲しいよ
僕だけが話してるから
寂しいよ
僕だけが好きみたい
でも僕の表情を読んで
ぎこちなく手握ってくれたりするところ
ほんとに可愛い
少しだけでいいから
わがまま言ってもいいかな
この手離さないで僕の気が済むまで
─────『些細なことでも』
「些細なことでも」
話したくなったら
大切な人ってことかな
侮りを落とした痕のある手紙
無花果は歯で剥ぐように香を
朝焼けが綺麗だったとか、
一緒に食べたご飯が美味しかったとか、
散歩して眺めた月がはちみつ色してたとか、
2人でごろごろする布団から陽向の匂いがしたとか。
そういう些細なことでも、私にとっては全部きらきら輝いて見えて。
宝物のようなそんな日々に浸りながら、毎秒君への好きを募らせてる。
ね、これからもそんな「些細なこと」を大切にしあえる2人でいようね。
ネガティブなことよりもポジティブなことを、
つまらないことよりも楽しいことを、
言い合いより語り合いを、
飽きがこないように、ずっと新しさを探せる私たちでいようね。
※以下蛇足となります。
こんにちは、はるさめと申します。
こんな風にこのスペースを使うのは初めてで、 変じゃないかな?と気になっています。
私の拙い言葉にハートを送ってくださった皆様、本当にありがとうございます。
お恥ずかしながら、先程初めてハートを送る方法を知りまして。これまでハートをくださった方々はこんな風にして「もっと読みたい」の声を届けてくれていたのか!と驚きました。
私は基本壁打ちのつもりで書いているので、よく分からない世界観や文脈が所々飛んでいる文章を書くことが多くあります。そんな文章でも、見てくれる誰かがいること、もっと読みたいと思ってくれる誰かがいること、本当に嬉しいことだと思いました。
これから私もたくさんたくさん「もっと読みたい!」の想いを伝えていきたいです。
メッセージを送ることはできないので、ここで感謝の気持ちを伝えさせていただきます。
改めて、ハートをくださった皆様、本当にありがとうございます!
君なら良いよ
何か些細なことでも許せるニコ
この一言が駄目だった
些細こと、些細こと、これを言い訳にして
僕を利用して
僕のものを取って
他の人に命令して僕を虐めさせて
君の些細な事って此処まですることなの?
僕の些細なこととは違うの?
# 112
何故みんな気づかないんだろう?
足元に広がっている。 まるで千葉県みたいな形をした水たまりを。
いつもは3匹しかいないスズメの井戸端会議に新しく奥さんが混じっていることを。
新しく咲いた花が光っていることを。
よくよく見れば日常なんてものはどこにもない。
僕から見れば、いつまでも変化しているんだ。
些細なことでも
着席するギリギリの時間帯に登校した生徒たちが急いで教室まで駆け上っている。いつも通りがやがやと騒がしい昇降口を、少し焦りながら人の流れに沿って歩く。ちらちらとスマホを確認しつつ、秒刻みに時刻を確認する。こんなことしたくないと思いつつ、いつもギリギリまで寝ているのだから人は愚かだ。
こう忙しい時に限って無駄に回る思考と一緒に足を動かして教室へ向かう。僕の教室は同じような人が多く、この階で急いでいる人の大半は知っている顔だ。流れるようにおはようと声をかけ合っていると、「あと何秒だぞー!」と 教師が声を張り上げている。それを聞いて速度を上げるのがいつもの光景だ。
着席時間ギリギリに教室に着き、チャイムの音と同時に席に着く。僕の後ろにも何人かいたから、そいつらは大丈夫だろうか。そう思っていると、
「はい、今入ってきたお前ら。遅刻な〜」
よろよろと席に着いた生徒を指しながら、担任が名簿にチェックを入れている。そう言われた生徒はブーイングを飛ばすが、担任は何処吹く風だ。
それもまたいつも通りの光景で、なんだか少し笑ってしまった。
「ん?何かいい事あったの」
僕の様子を見て、HR中でも隣から普通に話しかけてくるのは流石だと思う。声を抑え目にしている代わりに、手を口元に当てているのが可愛い。
「いや、この光景がちょっと面白くてさ」
「なにそれ。自分は間に合ったから?」
「そうかも」
二人でこそこそと話すのは何故かいつもよりも楽しく感じてしまう。しかし長くは続かないのが常で、担任に見られて会話は終わる。青春の1ページを過ごしているようで楽しい。今日は確かに気分がいいのだろう。
担任が必要事項を話終わり、HRは終わる。もう何週と繰り返して体に染み付いた一限を受けるため、ぞろぞろと準備を始める。
「うい、おはよう。今日からやる内容変わるとか言ってたよな?」
ぽん、と軽く小突いてきたのに気づいて、僕もおはよう、と返す。
「そうだった気がする。確かバスケとか言ってなかった?」
「あれそうだっけ。うわ楽しみだわ」
カラッと笑って、そのまま近くの机を借りて着替えを始める。雑談しながらさっさと着替え、体育館に行く途中でジュースを買った。
「暑さがとか何とかニュースで言ってたけどさ、普通に暑いよな」
「それ。全然変わらないよ」
残暑の季節なんか存在せず、夏休みが明けて少し経っても暑さはずっと現役だった。 僕らは辟易しながらゆっくり歩く。
話しながら歩いていると、靴に履き替えている女子達が目に入った。
「うーわ、大変だな女子は。これから外とか」
「女子めちゃくちゃ文句言ってたよね」
「そりゃそうだわ。良かった〜入れ替えがこの時期で」
今日は気分的にラッキーっぽい事が多い気がする、なんてふと思う。ポジティブの日なのかもしれない。
こうして些細なことでも笑ったり落ち込んだりしていると、青春っぽいなと思う。何気ない日常を過ごして、そんな日常に飽きて、刺激を求めて。でもまた普通が恋しくなる。僕たちは面白い。そんなふうに思った。
夏は、きっとまだ続いている。夏の魔法はもう無いかもしれないけど、次の季節と慣れた日常が、僕らを普通の青春に連れていく。それぞれの想いを秘めて。
些細なことでも
すごく些細なことでもさ
不安なこと、苦しいこと、辛いことが
あったら僕に言ってね
聞くことしかできないし
アドバイスもほとんどしないし
僕の経験と照らし合わせることくらいしか
できないけど
どんなことでも聴くからさ
いつか君が
もういいや、元気になった
一人でなんとかやっていけそうって言うまで
なんでも聴くからさ
いつか
聴かれてるだけが退屈してきたら、言ってね
それはもうすぐ卒業の合図だよ
あきかぜ
なんだっていいさ
君が望むことなら
些細なことだってやってあげるよ
けど、僕のことは気にしないでね
好きでやってるだけだから
「些細なことでも」
塩少々 砂糖少々 醤油…
「あ〜入れすぎた! 混ぜれば大丈夫!」
「食うの俺なんだけど…まぁいつもの事か?」
些細なことでも許してくれる父である。
#66「些細なことでも」
隣の人は言った
人は、誰かと誰かが会話をしている時
自分の知らないところで人を傷つけている
使う言葉は他の人にとっては刃となるだろう
と。
私は言った
私は使う言葉を間違っていないだろうか
と。
別の人が言った
間違っていたとすれば教えてもらえばいい
人は
間違いを繰り返して成長するものだ
失敗を恐れるな
と。
何か成さねばならないと焦っているのかそれすらもわからないまま、歩いている。
どうして生きているのかもどうしてこんな場所で仕事をしているのかもわからなくなってくる。生きるため? 生きることを辞めない、理由はなんだ。
明日の天気が崩れるからだとか、周りの人間が自分とは違う欲求を満たそうと奮闘しているのを見ただとか、体調があんまり良くないからだとか。そんなことでここまで深い考えを巡らせては行ったり来たりして何も得られぬまま涙に暮れて眠りにつくのは滑稽だ。
恐ろしく人間らしいことをしており、それが、心の底から気味が悪いと。辞めたいと、ずっと心が叫んでいる。慟哭はどこにも届かないまま今日も夜が添い寝してくる。
だから、生まれてきたくなかったと嘆く。
灯台守のトーチ
僕は捨てられた。
正確には、昔捨てられていた。
いつからそうだったかは知らない。
気がつくと、街をさまよい、ゴミ箱を漁り、
水飲み場の水を飲んだ。
物乞いをしたこともあった。
そんな僕を、おじいが拾ってくれた。
僕に灯一という名前をくれたのもおじいだ。
おじいは灯台守で、その頃60歳くらい。
ただ結婚してなくて子供もなく、
仕事がそろそろきつくなってきた。
そこで僕ってわけ。
おじいから、灯台の仕組みや手入れ方、
もちろん灯の灯し方消し方、
さらには船と無線更新するから、
無線の使い方、海の気象に関する観測の仕方などを教わった。
僕のどんな些細な質問や疑問も、
おじいは僕が分かって納得するまで
説明してくれた。
そんなおじいと
今では半々で仕事をしている。
トーチ、とおじいは言う。
どんなにここが辺鄙な場所でも、
どんなに悪天候でも、
わしらの灯を必要としている人がいる限り、
絶対に消してはならないよ。
灯台の火だけではなく、
わしらの心の灯もな。
僕は灯一。灯台守の灯一。
皆んなからはトーチって呼ばれてる。
そんな名前が僕の誇りだ。
【些細なことでも】
気付いてくれる君が好きだった
ちょっぴり髪型変えたり
新しい服を着てても気付いてくれた
俺は何も気付けてないのに 君だけ気付く
何も気付けなかったの、君は気付いてたの?
□些細なことことでも
グーグル先生、意味がわからないので教えてください
些 →いささか。わずか。すこし。
細 →①ほそい。「細筆」「細流」 ②こまかい。小さい。「細菌」「微細」 対義語…巨・大 ③くわしい。「細密」「詳細」 ④とるに足りない。いやしい。
“些” が わずか、“細” が とるに足りない
ならば、
小さいこと
“些” が わずか、“細” が こまかい
ならば、
すこし重大なこと
どうでも良いことなのか、重大なことなのか、結局人それぞれの捉え方なので難しい…。些細なことでもお気楽な気分だったらどうでも良いことなんだろうけど、なんかモヤモヤしてたら重大なことなのかもね。
よく気がつくよねー、
あなた方はそう言いますけど。
わたしからすると、なんで気がつかないのかわかりません。
褒めてるつもりですか?ちゃんとやってください。
お喋りばっかり、ほんとうるさい。
『些細なことでも』
※百合・GL表現あり。苦手なお方はすっとばしてもらって構いません。
『薄いリップはご褒美後に』
私はね。些細なことでも気にしてしまう性分なの。
貴方の香水、貴方のその肌に着けた男からの贈り物。
あぁ、唇に着けようとしているそれは、誰からの贈り物なのかしら。
「ねぇ、もしかして前髪切った?」
「え!よく気づいたね!実は2cm切ったんだ~」
あ、先を越された。私が先に言おうとしていたのに。
というか2cmじゃない。2.5cmよ。そんなことも気づけない奴がこの世にいるの?
あぁ、そんなにヒラヒラとスカートを舞い上がらせて。
短いスカート。下着が見えてしまうじゃない。他の輩に見せるなんて言語道断よ。
今日の髪型は少しウェーブがかかっているのね。
珍しく苦戦したのか髪先が焦げて色が抜けてしまっているわ。
あぁ、また男にそんな寄り付いて。
胸まで推し当てて、狙っている子なのかしら?
でも、胸を推し当てているということは誰かとそういうことをしたいという思いもあるのね。
キーンコーンカーンコーン
あら、もうすぐホームルームが始まるわ。
ガラッ
「はい。皆さんおはようございます」
「「おはようございます」」
あら、先生が来た瞬間そんなに慌ててすぐ座っちゃって。
お陰でピンがとれかかってしまっているわ。後で直してあげなきゃね。
「____です。これでホームルームを終わります」
「あ、先生から少し宜しいでしょうか」
「はい。どうぞ」
「須崎さん。ホームルームが終わった後、すぐに指導室に」
ふふ、指導室に呼ばれてしまったわね。
周りの子達がスカート折りすぎたんじゃないか~って囃し立てているわよ。
須崎さんったらそんなに慌てちゃって…他の男がチラチラスカートを見ているわよ。
「では須崎さん」
「はっはいぃ……」
あら…そんなに怖がらなくてもいいのに。
ガラッ
「あ、あの先生。もしかしてスカートが短すぎt」
「はい。短すぎです」
「で、でもこれぐらいなら」
「すみません。先生は些細なことでも気にする性分なんです」
「えぇ…」
「あ、後香水も変えてください。匂いキツいです」
「も、貰い物なのに」
「ファンデーションもリップもですね」
「うぅ…変えますぅ」
「はい。よろしくお願いしますね」
「あ、あれ?リップがない」
ふふっ。計画通り。
「須崎さん。リップぐらいなら貸しますよ」
「え、いやいやいや!!そ、それはちょっと……」
「なんでです?」
「だ、だって、そ、それって間接キs」
「ええ。間接キスですね」
「え、いいんですか、、っていや駄目ですよ!!」
「須崎さん」
「は、はい。なんですk」
ダンッ
瞬間、私は須崎さんの両手を掴み床に押し倒した。
「いったっ…さすがにこれはやりすぎですy」
「須崎さん。先生はね」
ちゅっ
「些細なことは気にしても、恋愛対象だけは気にしない性分なの」
「……え、へ、え、ぇ、い、今キ、キス」
ぬりっ
「このリップはお口直しに。先生といつでも一緒にいられる気分になれますよ」
禁断よりも禁断な恋のはじまりであった。
お題『些細なことでも』
あとがき
百合・GL表現が苦手なお方、誠に申し訳ありません……でも、些細なことでも、で思い付いた物語がこれだけだったんです。いや、言い訳はやめましょう。普通に書きたかったんです。こういう感じの恋も素敵だな、と。題名も結構そういう系の作品に合わせたつもりです。先生少しヤンデレ感ありますけれど。まぁそこは気にせず。明日というか今日なのですけれど、学生さんや、月曜日からお仕事のお方はお休みまで頑張っていきましょう。
お知らせ※お気に入り登録をしていくださっているお方へ
お気に入り登録をしていくださっているお方にお知らせです!なんと織川、投稿頻度が上がりそうです!!イヤッフー!!嬉しいです!!塾のお休みが不定期から定期に変更されたので、金曜土曜辺りは定期で書けます!!時間が開けば水曜日もいけます!!
めちゃくちゃ嬉しいです!!嬉しいしか言えません!!本当に、いつも読んでくださっているお方々。感謝しかないです。心がハレルヤです。では、もう遅い時間なのでおやすみなさいませ。織川は今日も元気です!!
「些細なことでも構いません。」
横目ですらも私を見ずに過ぎ去っていく人達。
動き行く人達の中で、ただ1人立ち止まり声を上げる。
「どなたか、桜を咲かせる方法を教えてください。」
そう言葉を発すると何人かが足を止めてこちらを見て、鼻で笑った。「桜なんか、とうの昔に散り去ったのに、何故今更」とくすくす。ざわざわ。ハエの羽音の様に。
嗚呼、うざったいな。桜を過去のものにしようとしてるのはお前たちなんだ。お前たちが、忘れ去ったから過去のものになるのだ。
笑われたって馬鹿にされたって構わない。桜がまたこの人々の上で舞っているのを見れるのなら。
「おや。桜を咲かせる方法ならば知ってますよ。勿論、些細なことですが。」
耳障りのいい、柔らかい風鈴のような声が聞こえてきた。そっと、声の方向へ顔を向けると、美しい顔をした男性が立っていた。薄茶色の髪の毛がふわりと風に遊ばれているのを、アメジスト色の瞳で見ていた。
私を見ていないのに、まるで全てを見透かされているような気がした。
「桜を、咲かせるには、どうすればいいのでしょうか。」
くすくす、と。馬鹿にした笑いではなく、何も中身がない空っぽの笑い。形のいい唇から、見える八重歯が人間っぽさを滲み出していて、少し安心した。人間らしさはあるのに、人間だという確証が得られなかったから。
「桜を咲かせるならば、貴方がなればいいのです。」
「わたしが。」
「そう。貴方が。桜に」
「さくらに、、」
私が、桜になる。
そこで初めて馬鹿にされたのだと気付いた。
人が、桜になるなんて、
「出来るわけないじゃないか。」
くすくす、と。今度は馬と鹿を含んだ笑い方。
「そう。本当に出来ないと思うかい?」
肩まである髪を、指に巻き付けながら私を見た。初めて目が合った。キラキラと瞳の中の宝石が私を見つめていた。あまりの美しさに手を伸ばしそうになる。
いや、そんなことよりも、だ。
人が桜になる、というのは可能なのだろうか?分からない、そんな話を聞いたことが無かったから。
「桜の花が美しく咲くのは、その木の下に死体が埋まっていて養分を吸っているから、という小説の一節を知っているかい?」
「梶井基次郎の、」
「そう。『桜の樹の下には。』。桜を思い出して見ると、確かにどこか血の気が通っているようにも思える。」
「それは、そういう花なんじゃ。」
「愚か、ですね。そんな言葉で桜を完結させるなんて。」
「え、すみません。」
反射的に謝ってしまったが、今何故私が謝ることになったのか理解が出来なかった。桜はそういう花、という認識しか無いのだ。仕方がないのでは?
というか、桜の樹の下には死体が埋まっているのは迷信で、本当の話じゃないはず。
「桜は人を喰らうのは本当さ。昔はここに桜が生い茂って居ただろう?しかし今はその面影もない。何故だと思う?」
「環境が変わった、からじゃ無いんですか。」
「うーん、まあそれもあるだろうね。しかしね、しかしだよ。桜が散り去った時期、人々が桜から離れただろう?」
そう言われ、思い当たる記憶があったなと考え込んだ。そうだ。あの時だ。「桜の下で行方不明者多数」と新聞に大々的に書かれたあの時だ。人々は、桜から自然と足を遠ざけた。その時期からだ。桜が散り始めたのは。
「桜の下に人が居なくなったから、なんですよ。」
「桜は、人を喰らい命を伸ばしていた、という事ですか。」
「ピンポーン!大正解です。」
間抜けな声で、笑う目の前の美しい男性に、初めて恐れを抱いた。少し前に感じた人間っぽさは、今はもう欠片も感じなかった。この人は、私を喰らうつもりだ。
「桜を咲かせる方法なら知っていますよ。些細なことです。それは貴方が桜になるという事です。そう、桜の血液に。ね?些細なことでしょう」
───────
いつもより、長くなってしまいました。しかし、やはり記憶力が無いので物語の一貫性、起承転結がよわよわですね。
語彙力もないですね。
私は今すぐにでも桜を見たいです。貴方に会いたいから。
私は20歳を迎える前に、貴方を探しに永遠の夢を見に行こうと心の中で薄らと思ってはいるのですが、桜を見るとその気が無くなるんです。弱い決意ですね。きっと笑われてしまうでしょうか。
いっその事本当に、桜の樹の下には、死体が埋まっていてくれたらいいのに。そしてその死体が、私であればもっと良い。
些細なことでも
些細なことでもバズって
些細なことでも歌手になれて
些細なことでも炎上して
些細なことで、俺は、殺された。
些細なことでも話して欲しい
気持ちを隠さずに…話して欲しい
貴女はそう言って僕を優しく見つめる
僕は何も言わずに貴女を見つめ返す
嬉しかった…ただ嬉しかった
けれど、些細なことだから
言えないこともあるんだ
例えば…
貴女が長い髪を切ったあの日のこと
僕が泣き疲れて独りで眠った夜のこと
貴女が帰らぬ誰かを待ち続けていること
僕が貴女を愛し始めてること
この想いを隠さずに貴女に話したら…
貴女は僕を愛してくれますか?