『二人ぼっち』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
誰も居ない
誰も来ない
質素な公園の端で
緑溢れた植物まみれのベンチにちょこんと
座る君と
二人ぼっち
もうそろそろ日が落ちるからと
ベンチに下ろした細い腰を上げる君
オレンジから紺が入り交じり始める鮮やかな空に
照らされる君の白くて小さな手
離れていく
二人ぼっちだから
そっと手を握って
つかまえた
二人ぼっちだから
人目につかないから
静かな公園で
口と口が重なる
お題
二人ぼっち より
夢を話してもいい?
大きな家に貴方と二人
遠い街まで貴方と二人
イベントは貴方と二人
年中貴方と二人で生きたいの
#好きな人#二人ぼっち
二人ぼっち
えーーー二人もぼっちって言うのぉーーー
その二人で満足してるなら
二人きり♡と言うんだろう
二人ぼっち
と言うのは、物足りないからかな?
本当に今日はぐうたらし過ぎたと自分でも思う。
朝はいつも通り目覚めたけど、やったことといえば洗濯機を回してそれを干したくらい。
そのまままた布団に潜り込んでクロちゃんと二人ぼっちで昼過ぎまで惰眠を貪りつくし、そのあとやっと重い体をおこして出かけたのだ。
しかも帰宅してからすぐにまた布団に寝転んだりして、まさに自堕落な休日だった。
もったいない使い方をしてしまったなぁとは思うんだが、何故だろう布団の魔力には抗えない一人と一匹だったのだ。
もしこの世に存在する人間が私一人なら。現実にそんなことが起こってしまったならば、私は孤独に埋もれて死んでしまうだろう。話し相手がいない、愛せる人がいない、助けてもらえない。そんな、一人ぼっちの世界。
しかし、もしそんな世界にあなたが迷い込んできたなら。そうなったならば、私は少し、生きる希望を見出すことができるだろう。あなたが話し相手になる、あなたを愛すことができる、あなたと助け合える。そんな、二人ぼっちの世界。
だから二人は「ぼっち」ではない。二人いれば、一人よりは寂しくない。
あなたは私の生きる希望。あの子は誰かの生きる希望。人間はそんな関係を築き合い、今の世界を成り立たせている。
二人ぼっち
世界で君と私だけ
ねぇ、愛してるよ
今は二人だけだけど
私は幸せだよ
愛してるよ、君を
喋らない君の頭を抱き寄せる
「二人ぼっちって幸せだね」
「二人ぼっち」
貴方と二人だけの世界
きっと天国のような世界なのでしょうね
「はじめまして」
「さようなら」
愛想の無い会話
独りより幾分かマシだが
然程変わりない
これが2人ぼっち?
君と二人だけの世界
誰も責めることの無い空間
願うことなら
ずっと此処に居たいけど
君は望んでいないから
今だけは二人ぼっちで
二人なら「ぼっち」じゃねーだろ、「二人だけ」とか「二人きり」だろーが。それとも何か、広い場所に初対面の二名だけがいるってことか?それなら二人でいてもぼっちだな。
「あの、ここ、、良いですか?」
『え、、 は、はい!!』
「ふふっ、よかったです」
『僕だけかと、、』
「ラッキーですよ!2人だけだし、たくさん楽しみましょう!」
君がいれば二人ぼっちでも良いなと
思ったんだ______。
お題 二人ボッチ
おっさんには意味がわからない。
他人と比較して、
1人だからボッチじゃないの?
二人でボッチ?
今はどれだけ周りにいようとも孤独を感じる言葉、
ボッチが使われる。
そんなにボッチか?
そんなに孤独か?
他人と自分、自分と他人、周りを見過ぎじゃないか。
もっと自分の中に宇宙を持てよ、人間。
君となら二人ぼっちになっても良いと
言ってみたらどうなるだろう
広い世界を見たい君と
君だけを見ていたい僕
隣にいるのは止めたくないから
僕は言葉を飲み込んだ
(二人ぼっち)
「ねぇ、きみもひとりぼっちなの?」
「そっか、ぼくもだよ。」
「ねぇ、ここにいてもいい?」
「ありがとう。ね、ふたりぼっちだ。」
「ふふ…もうこわくないでしょ?」
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「ふたりぼっち」2023. 3. 21
二人ぼっち
夜の野原に
君と並んで腰をおろした
星の光だけが
僕たちを
照らしているかのような
そんな夜だった
君が寝転んだ
それにつられ僕も寝転んだ
星をみあげ君は言う
この世界が
私たち二人だけだったらいいのに
そういう君の瞳は
少し潤んでいるように見えた
二人ぼっちの一輪の花。君と地中で繋がる。
深く伸びた根をひとつひとつ剥がすように思い出を蝕む走馬灯。
むかしむかし ある所に貧しい4人家族がおりました。
心の穏やかなお父さん、心優しいお母さん、しっかり者のお姉さん、少し気の弱い弟の4人で貧しいけれども仲睦まじい生活をしておりました。
ある日、家族4人で森の奥に売り物にする木の実を取りに出かけました。
その道中、獰猛な熊が現れて家族は命からがら逃げ出しましたが、その途中お姉さんと弟は両親からはぐれてしまいました。
お姉さんと弟は、はぐれた両親を探して森の奥を2人ぼっちでさ迷い歩きます。散々歩いて、とうとう日もくれて月が登ってきました。
2人の歩く道先を照らすのは、空に浮かぶお月様だけです。
森はとても深く、がむしゃらに走って逃げた2人は帰り道が分からなかったのです。
しばらく歩くと、どこからか嗅いだこともないような素敵な香りが漂ってきました。
お姉さんは既に半泣きになっている弟の手を引いて、香りの強くなる方へと歩いていき、そしてなんと全てがお菓子で出来た素晴らしい家に辿り着きました。
すっかりお腹がすいていた2人は夢中になって家の至る所を食べ尽くしました。しかし、この家は魔法のお菓子の家なので、ふたりが食べたそばから何事も無かったかのように元に戻ってしまうのです。
無限に食べれるお菓子の家。貧しい自分達には今まで食べたこともないようなとびきり甘くて素晴らしい家。2人はすっかりこの家に心を奪われてしまいました。
何とかしてお母さん達を見つけて、4人でこの家に暮らしたい。
空に浮かぶ大きな一番星にお願いし、その日は2人で同じマシュマロのベッドで眠りにつきました。
一方、子供達とはぐれた両親も子供達を探しながら頭を抱えて途方に暮れている所でした。
森にはクマなどの獰猛な動物もいるのです。きっと子供達も無事では済まないだろうと母親は涙し、父親はそんな母親を慰めていました。
虚しい心を埋めるように寄り添っていた2人でしたが、頭にコツンと何かが当たりました。
不思議に思って空を見ると、なんと包装紙に包まった飴玉が振ってきました。1つずつ、空からどこかへ導くかのように道の上に振ってくる飴玉を辿って歩くと、段々と甘い香りが鼻をくすぐります。
両親は、我が目を疑いました。
自分達も口にしたことがないような上質なお菓子だけで構成された家が目の前に現れたのですから無理もありません。
飴細工の窓から中を覗き見ると、探し求めた我が子がふあふあなマシュマロのベッドで寄り添いながら穏やかな寝息を立てているのが見えました。
そうです。夜空に光る大きな星が、子供達のお願いごとを聞き入れて叶えてくれたのです。
以来、貧しかった4人の家族は無限に食べれるお菓子の家のパーツを街で売り、それなりに良い暮らしをして幸せに仲睦まじく暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。
この世界でたった二人でも
叶えられる約束をして
二人だけで手を繋いで
そんなつもりでいた
私にとっては貴方だけ
そうだったのは私だけ?
いや、よくあること、
よくあることなのは分かってる
この感情もこの思いも
ネットを開けばいくらでも
それでも二人ぼっちだと思ってたのに。
3.21.二人ぼっち
この夢現に何を思う。時を止めて美しいと、全てを愛でるのか。あぁそれも美しいぞ。この世界に2人だけ。夢か現か君はどちらの視線に立てるかな。
ふたりぼっちは
ひとりぼっちより
さみしくて、くるしい。