『世界の終わりに君と』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【世界の終わりに君と】
○○△△年、□月○日、この日は世界の終わりの日だ。この世界にはゾンビという生物が溢れ出した。体は緑色で虚ろな目をしており、言葉を発することはなく、ただ生きている人間に牙を向き、追いかけ回す最悪の生き物だ。今、この世界にいるまともな生き物、人間は俺と妹と最愛の彼女だけだ。この3人で頑張って今まで生きてきた。でも、もう限界が来た。俺は腕を噛まれた。妹は足を噛まれた。彼女は首を噛まれた。"世界の終わりに君と"死ねてよかった。俺は最後にそう思った。
世界の終わりに君と
それが夜明けでも夕暮れでも
星空でもかまわない
ふたり離れずに手を繋いで
最後まで一緒にみていよう
昔やり込んだ一時間後サービス終了のゲームに、久しぶりにログインした。ログに残された他愛ないやり取りが、望郷の念のようなものをいだかせる。
ふとみると、フレンドがひとりログインしているようだ。メッセージが送られてきた。
「世界の終わりまで、狩りにいかねえか?」
まったく、廃人はこれだから……。そんなことを思いながら、OKのエモートを選択した。
【世界の終わりに君と】
『世界の終わりに君と』
あたしには世界一、いや宇宙一だいすきな推しがいる。
彼はメンバーが20人越えのアイドルグループのうちの1人で出会いはその界隈の人たちが揃って出演するテレビ番組だった。
「 かわいい… 」
彼を一目見た瞬間あたしは呟いた。
同じダンスを踊る大人数の中であたしの目に留まったのは彼1人であたしの心は彼に奪われていた。
気づいた時にはもうあたしは彼のトリコだった。
グッズ、雑誌集め、ライブ通いそれがあたしの日常になっていくのを少し不思議に思いながら充実した日々を送っている。
このように今では彼はあたしの日常には欠かせない人物になっている。
しかし彼はアイドル。
一生交わることのできない人物だ。
でもできることなら死ぬまでに1度、せめて世界が終わる時に貴方と一緒にいたいと思う。
そんな妄想をしてるあたし。
これでよかったの?
…うん、いいの。
だって最期にキミといられたんだから、
これ以上の幸せなんてないよ
本当に?
そうだね…本当はもっとあなたといたかった。
もっとたくさん会って、
もっとたくさんお話して、
もっとたくさん笑いたかった。
それだけでよかったの。
幸せな日々、それがずっと続けばいいと思ってた
あぁ、もうおわるみたい、、
最後に一つだけ言わせて、?
あなたを心から愛してる
これだけは譲れない、
それじゃあ、また逢えたら。
『望みのFさん』
#世界の終わりに君と
世界の終わりに君と
見つめ合いたい
ぬくもりを感じたい
そしてありがとうと伝えたい
世界の終わりに君と
もし世界が終わるのなら私は、彼氏と一緒に死にたい……
まだやり残したことが沢山あるけど世界が終わるのなら全て捨てて彼氏と最後の日を過ごす時間にする。
明日世界が終わるとしても、
変わらない日を過ごしたい。
心穏やかに、淡々と、
いつもの日常を過ごしたい。
尊敬して、感謝して、幸せな気持ちで過ごしたい。
「世界の終わりに君と」
離ればなれにならないようにぎゅっと手を繋ぐ。
ああ、こんなにも大切な君に出会えて幸せだったな。
世界の終わりに君といたい。
抱き合いたい。
キスをしたい。
一つになりたい。
【世界の終わりに君と岐路】
coming soon !
世界の終わりに君と…オソロコーデ🫶💗デート👫💓がしたい…
世界の終わりに君と
お寿司屋さん!
お店
やってればだけど
世界の終わりに君と。どんなに大好きな人と暖かい場所にいてもいずれは壊したくなる衝動に駆られるんじゃないか?それを確かめたい
#93 世界の終わりに君と
世界の終わりに君と一緒になりたいと
ここ1年ほど温めていた思いを伝えたけれど
あっさり玉砕した
一か月ほど前
大きな隕石が衝突して世界が終わるという発表があった
急に世界の終わりを聞かされ世間も僕も激しく動揺した
自暴自棄になり暴走する人もいて一時は治安も悪化したけれど
世界の終わりが近づいても
いや、終わりだからこそ
職務や義理を果たそうとする生真面目な国民性によって
2週間ほどで僕の国はニュース以前とほぼ変わらない生活を送れるようになった
そんな、普通じゃないけど普通のある夜
いつもの居酒屋で片思いの彼女と乾杯した。
時間的にはこれが最後の乾杯になるかもしれないと思うと言わずにはいられなかった
「なぁ 俺たち結婚しよ?」
付き合っていたわけではないけど
この1年のお互いの様子できっと彼女も同じような思いでいるはず
それにもう世界が終わるのだから彼女だって誰かと居たいはず
「え?無理!
そういうのはちゃんと付き合って考えてからしたい。」
だから、もう、そういう時間はないんだって....
とつっこみたい所だったけど、
こんな時も何かに流されず自分を見失わない彼女はやっぱり素敵だと思った。
「そうだよな、こんな時に、付け入るような事言って、ごめん」
謝ると彼女は不敵な笑みを浮かべてグラスを空にすると「大将!おかわりお願い!」と良く通る声を発した。
最後の日はどうするのかと聞いたら
飼っている猫と過ごすと楽しそうに
でも少し寂しそうに教えてくれた。
世界が終わる三日前
政府から緊急事態宣言という名のあらゆる経済活動を中止せよという要請が出た
政府も公共機関も店舗も会社もなにもかもお休み
あまりにも生真面目すぎる国民へ
静かに最後の日を迎えられるようにとの配慮らしい
そして、ついに、世界が終わる日
僕は彼女の住むアパートの前にきてしまった
電車は動いていなかったので徒歩で二時間。
最後に少しでもいいから彼女と話したかったし
あの時、結婚なんてカッコつけずに
素直に一緒に居てほしいと伝えればよかったとずっと後悔していた
道路に面した彼女の部屋を見ると
彼女が缶ビール片手に猫を抱いて
窓辺にもたれてこっちを見ていた。
「あれぇ?どうしたの?
まぁいいや~、あがりなよ」
酔っぱらってだいぶご機嫌だ。
「丁度良かったわ~、一緒に飲んで」
と渡されたのは彼女のお気に入り銘柄の缶ビール
世界が終わるからと大量に買ったものの
最後の日になっても飲み終わらなくて困っていたそうだ。
「残すのもったいないでしょ?」
本当に彼女らしい
そして、やっぱり素敵な人だ。
.....
もうすぐ日が暮れる
僕たちはたわいもない話をしながら買いすぎたビールをひたすら消費している。
彼女は猫を抱いたまま窓辺にずっと腰かけていて僕からは少し距離をとっているようにも見えるけど
本当に今日これで世界が終わるのかと疑うほど穏やかに時間が過ぎている
「あのさぁ...
この後、もし世界が終わらなかったら僕と付き合って下さい。そして、一緒に暮らしませんか?」
以前の反省を踏まえて真面目に伝えた。
「う~ん、この子も一緒ならいいよ...」
と抱えていた猫を僕の方によこした
人懐っこいその猫は僕に撫でろと頭を寄せてくる
「もちろん!」
「じゃぁ、とりあえず、お試しでいっかげ....」
彼女の言葉の途中で夕焼け空が不自然に真っ赤になり
いくつもの大きな炎の塊が窓の外に見えて__
あっという間に世界はなくなってしまった。
だけど…
「とりあえず、お試しで一か月ね」
世界の終わりに大好きな君から同棲お試し期間をゲットできた僕はとても幸せだった。
お題「世界の終わりに君と」
『朧は今日も生きる』
宮沢 碧
ゆったりとした椅子。真っ暗で星だけが見える空間。数多の星に囲まれて、僕は君と隣に座っている。どこからかいい匂いがして、これがふぅん、これが宇宙の香りなんだ、と思った。天も地も右も左も全てが暗闇と星に埋め尽くされて、自分も暗闇の中に溶ける。
星々が時にぶつかり、時に爆発をし、誕生と死を繰り返す様を黙って見続ける。これほどまでに星があったのかと星の川を眺める。ふと隣を見れば彼女も僕をチラッと見てくれる。世界はまるで僕と彼女だけの気分になる。
星々の光は何億光年離れたたところにも届き、何千年先に届く。残念ながら今のこの瞬間の瞬きは、僕らには到底見ることは出来ない。
僕たちには何千年に渡るものを届ける力はない。少なくとも僕は何百年と残せるものを何一つ持っていない。今日この瞬間を僕の生命の記憶としてせいぜい百年保たせられるかどうか位の力で、紙に書き残したとしても何千年とは行かないだろう。その上、星ほどに長生きでもない。
星々からしてみたら僕らは一瞬にも満たない存在で、むしろ小さくて、人間は個ではなく全人類合わせてやっと存在証明出来る位の微々たる一瞬の連なりのようなもので、チカチカと小刻みにフラッシュする一つの光のようなものなのかもしれない。いや、それでも存在証明できないような朧?
それでも朧は今日も生きながら、彼女を好きだと思うのだ。一瞬だというのに明日もあると疑わず、生きるのだ。
僕らの生は星からしたら瞬きで、常に世界の終わりなのかもしれない。僕らは死に向かい生きていて、いつも世界の終わりに生きている。春、夏、秋、冬、巡る僕らと星。それもほんの1秒の出来事だとしたら。
「本日のプログラムはこれで終了です。どなた様もお気をつけてお帰り下さい。ありがとうございました。」
ただのプラネタリウムのはずなのに僕は壮大な旅をした。世界の終わりに君と。僕はそっと手を握った。ありきたりの彼氏の振る舞いの一つだとしても。僕は今、それがしたかったから。
2023/06/08
お題 世界の終わりに君と
最近、宇宙の匂いを再現したという香りを嗅が機会がありました。ふぅん、これが宇宙の匂いなんだ。と思いました。フルーティー。
昨日、一昨日お題は「最悪」「世界の終わりに君と」。
今日のお題ももう更新されちゃうらしい。あぁ、これはもう昨日のだよ!
もう、なにもかも無くなっていいと思った
やり残した仕事
叶えられなかった夢
伝えられなかった想い
後悔、喜び、妬み、愛しい気持ちも
世界の終わりの前に
すべて捨てて、記憶から消しておこう
きみにとっては偶然にも不運で
ぼくにとっては奇跡にも幸運な
そんな日々を、君とまた、過ごせるように
世界が終わる瞬間に、
君といられたらどんなに幸せだろう
最後まで、置いてくこともおいていかれることもなく
二人で手を繋いで、隣に並んで
でもそんな話をしながら、二人で幸せに生きていくのが
1番しあわせなのかもしれない
46世界の終わりに君と
世界の終わりまであと100日と言われて、1日一作ずつ、ちいさな物語をつくりはじめた。
果たして誰か、読んでくれているだろうか。
世界は、あと50日くらいで終わる。
物語の終わりと一緒に、私もどこかへいなくなるだろう。
この話が、いつか誰かに見つけてもらえることを願っている。
【世界の終わりに君と】
“世界を終わらせる武器はなんだと思いますか?”
数年前に同期たちと受けた授業を思い出す。
子供の頃の僕は1人、大昔の懐中時計を改造しようと弄くりまわしていた。
そんな“捻くれ者”の僕がおそらく形ばかりのお偉いさんに腕を買われてー自慢じゃないが、成績トップで、この軍隊の技術士官とかになったのは2年前。
ありがたいことに、庶民には決して手の届かない機密も文献も、それっぽいことを言えば簡単に閲覧できる。楽しい。
調査のという名目で勝手に作った大昔の船や戦闘機の模型も、かなりリアルだと自信がある。
でも世界情勢とか仕事に興味はない。
10年前に4つに分断された世界はそれぞれ国民を豊かに暮らさせることと、兵器の開発に勤しんでいる。1つ言うならば、国内の様子はどこも同じ様なものだと言う事。
国民は気ままにのうのうと暮らすだけだ。
まったく、へらへらした顔には辟易する。
医療も科学も人々が何もしなくなるには既に充分で
美しい芸術も、心踊る物語も、今まで作られたものがたくさんあった。
だが、それらは所詮暇つぶし。新しいものが生み出されることはなかった。
……大きな学校、派手なアトラクションの遊園地…
それも今日で終わりだとか誰も知らないな。
あと一時間か。
平凡な月曜日、8月15日の午前6時。
政府が秘密裏に勧めた超巨大な爆弾が,実験と称して遠くの海で爆発する。
奇しくも4つの陣営が同時に。
暇つぶしで片っ端から集めた情報と、
戯れに書いた計算式を信じたくなかった。
自分の腕が落ちただけであってほしかった。
ーガタンッ
嫌な気分だ。
僕は引き千切るようにドアノブに手を掛ける。
明けかけた日に向かって駆け出す。
こんなむさ苦しい部屋で最期を過ごしてたまるか。
世界を終わらせる武器は何だ?? 原子力? ウイルス?
違う、そういう意味じゃない。
5年前、海辺で出会った少女。密入国なんて見つかれば捕まって、酷い目に遭うなんて君のとこでも同じはず。なのに、
『イルカを見たくて』、と言っていた。
明日への希望がなくなって、やる気も精神力もなくなったときを、人は終わりと表現する。
だから
“捻くれ者”の僕と、“愚か”と言われた君。
黒い髪の僕と碧い瞳の君は気付いてしまった。
既に死んだような世界だったと。
湊に着いた。
涼しい朝の風に、結えられた金髪が柔らかく舞う。
透き通るような青い目が僕を写す。
こんな美しい色を僕は他に知らない。
放射能で汚れた世界からまた生命が発生するにはどれくらいかかるだろうか。
海で炭素とか水素が化合して、それからー
まぁいいや。
終わってからもどうせまた始まるだろう。
暖かい白い肩に触れる。
夢を抱いてもがき続けた君。
今やかっこつけの道具になった聖書とやらに出てくる女神はきっとこんな感じか、
君と一緒に海から見る世界の終わりはきっと美しい。
もうすぐ時計の針が重なる。
語り合った夢がいつか叶うことを願って
『世界の終わりは、君とー』