『不完全な僕』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#不完全な僕
ためらいの無い言葉を
思うままに言ってしまう
心がささくれ立っていると
ウィットな返しができない
それも僕だ
あなたのユーモアを鉈で斬り落としてしまう
不完全な僕の仕業を
あなたは静かに流してくれる
僕はアンドロイド
不完全なアンドロイド
だから、僕はもうすぐ壊れる
だから、出来れば、最期の刻は、君に
僕の好きなあの優しい笑みで笑って送ってほしかった
だけど、君は泣いてて、笑ってくれない
それを見て、僕は思った
壊れたくないと、
あぁ、ごめんね、ごめんね
壊れたくない、壊れたくない、壊れたくない、壊れたくない
壊れたくない、壊れたくない、壊れたくない、
壊れたくない、壊れたくない、
嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ壊れたくない!!
まだ、君といたい、
まだ君と朝日を見たい
まだ君と笑っていたい
まだ君と花畑で遊びたい
まだ君のそばにいたい
ごめんね、ごめんね、ごめんね
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい
ごめんなさい、ごめんなさい
こんな壊れた不完全な僕が愛してごめんなさい
どうか僕のことを忘れて
過去も、全て捨てて、不完全な僕から逃げて、
そして忘れて、
別の人と上手く幸せになって
君が笑っててくれたなら、それで僕は充分だから
だから、どうか、笑って、どうか幸せになって
僕は、君が好きだよ、好きだよ、好きだよ
愛してるよ、ずっとずっと
もし生まれ変われるなら、また、君と逢いたい
もう君は自由なんだ
そう思いながら、僕は重い腕を伸ばし
最期に君を優しく力強く抱きしめた
______________________
家入レオさんの『未完成』と云う歌から、
この物語は出来ました
不完全な僕の話
僕は完璧じゃない
周りの人ができることができない。
そんな"完璧な人間"になれなかった、出来損ないだ
…まあ、それでも、僕は僕だから
いいのだろう。多分
#46「不完全な僕」
赤も、青も、何もかも
僕の画材からなくなった、虹色
「はっきりした色が、個性」
「濁った色も、個性」
ヒトから受け入れられるのは、
いつだって名前のあるものなんだ
完璧になれない
不完全な僕
でも、不完全だからこそ
苦しみや挫折を経験し
人に寄り添える事もある
完璧じゃなくても
僕は僕が好きだ
不完全な僕
XXXX年X月31日
霧が薄くなった頃に探索を開始。今回の探索では調査団が重点的に調査を行っていた新興工業地帯を通過するルートで北側商業区を目指す。
調査団はこの都市から人が消えた原因の一端を、新興工業地帯の廃棄物による環境汚染や数度に渡り発生していた大規模工場火災が担っているのではないかと仮定を立てていたらしい。大企業の工場を中心に、被災した複数の工業施設の調査記録が残っていた。
外部を見る限り大きな工場ほど綺麗な建物が多いが、恐らく建て替えるだけの資本があったためだろう。小規模の工場の壁には黒々とした焦げ跡が残っていた。大通りこそ広く作られているが脇道は狭く建物同士が密接して並んでいる。なるほどこれは延焼するだろうなと納得した。
そもそもこの一帯は火災が多い土地らしい。その昔、香水用の香料工場が火元となった大規模火災が発生し古い建物の殆どが焼けてしまったという。復興に伴い新たな産業の発展地となるように焼け跡に作られたのがこの工業地帯だという。
「復興後も何度となく火災を起こし、その上、こうして都市全体が廃墟化しているのだから皮肉なものですね」
全くだ。
不完全な僕だけど生きてる。
不完全な僕のまま生きてる。
それを不完全な僕が認める。
〖 不完全な僕 〗
博士は、不完全な僕をロボットにして仕舞おう
と言っていた。
僕は必死に逃げた。
人間を辞めるなんてゴメンだから。
何時間も走ったり歩いたりした。
漸く逃げ切れたと思う。
人間は完璧を目指すが、
人間には不完全な所もあっていいじゃないか。
と、僕は思う。
お題を見て、逆に完全な人などいるのか?と思った。よく、完璧な人などいないのだから、みんなの良さを活かして頑張ろうよとか言うものを聞くが、そういうことだろうか。
そりゃ、不完全な僕に苛つく時もあるし、傷つく時もある。でも、「完全な人などいない」と自分に暗示をかければ、まだ頑張れる気がする。そこで思うのだが「完全な人などいない」というのは、劣等感を感じない為のツールではないか。それが悪いとは思わない。自己防衛の為にそう思うのは構わないと思うし、完全な人などいないのは本当だと思う。
でも、やっぱり、日本に生きている以上、優劣というのはついてしまう。だったら、自分を守る、その後に不完全な僕を受け入れることが出来ればいいと思う。
また、お前か006
メガネをかけた男がため息をつく
006
僕はそう呼ばれている
呼び出された理由は、仕事の仕分けミス
僕も含め他のロボットは工場でそれぞれ
割り振られた仕事をしている
けど、僕はみんなのように
仕事が上手く出来ず呼び出される事が多い
作業は荷物の簡単な分別
という単純作業
僕はみんなと同じ場所で作られて
同じ仕事をしているのに
どうしても、うまく出来ない
……はぁ、もういい戻れ
疲れたように、僕を追い払うメガネの男
失礼します。
軽く頭を下げて、僕は持ち場に
戻らなかった
不完全な僕/夜凪
ほんとに好きかどうかも実は分からない
危ういところにいる僕の半端な気持ちが
何もかも完璧なあの子に届くはずもない
#不完全な僕
足りないピースを求め
手さぐりで歩む
完成しないうちは
探しつづけられる
それもまた佳き
………不完全な僕
不完全であるから
私は透明人間
ただの人力のひとつ
いてくれないと困るだけで、
いても、いるだけの人間
「お前は何度言ったら分かるんだ!」
「すみません」
「もう帰れ!」
上司に怒られ酒を飲みの日々
転職したいなーと思いながら寝る
不完全な俺には天国なんてないのかもしれない
社会不適合者じゃん……俺
題名「不完全な僕」
不完全な僕と完璧な君。
勉強、成績、顔、性格、全てに劣ってる僕。
比べたくて比べてるわけじゃないのに、
何事に関してもすぐ比べる対象として君が出てくる。
友達としてもいたくないのに、ついつい笑顔で接してしまう。
嫌いだな...君。
君は、
完全にこれが本当の自分
だと言い切れるかい?
僕はまだ、完全な自分にはなれていない。
きっと周りのみんなも同じだ。
なのになぜ、これが自分だと言うのだろう。まだ高校2年生という若さで、これが自分ということが分かるのだろうか。
まだ先は長く、大人になる。
この先また、これが本当の自分だと言うだろう。
なぜなら僕らは高校生。まだ成長できる若さだ。
まだまだ世の中の見方が変わるだろう。
だから僕はまだ不完全なのだ。
周りからは、
「じゃあ本当の自分を出してみなよ」
「本当の自分を出せないのって辛そう」
と言われる。
だか、
本当に
君は、
完全にこれが本当の自分
だと言い切れるかい?
「不完全な僕」とかけまして
「急な地震」と解きます、
その心は「不足/不測」です。
いつも通り意味不明です。なんとなくだけどあんま華やかな話じゃないです。
不完全な僕には、完全体の僕がいると、ずっとそう思っていた。 不完全な僕は、この、今の不完全な僕が、本当の僕なんだ。これが完全体なんだ。
……………
笑えよ。
不完全な僕
僕はまだ完成していない。
僕より後に生まれたあいつは完成している。
どうして僕を完成させてくれないの?
どうして制作途中でやめたの?
不完全な僕の事が気に入らないの?
僕を不完全にしたのはあなたなのに。
『不完全な僕』🧡
何でもできる
あなたとは違って
僕は不器用だ。
困らせちゃうし
悩ませちゃうし
僕は駄目な子だ。
でも、
優しくしてくれる。
ありがとう。