僕はアンドロイド
不完全なアンドロイド
だから、僕はもうすぐ壊れる
だから、出来れば、最期の刻は、君に
僕の好きなあの優しい笑みで笑って送ってほしかった
だけど、君は泣いてて、笑ってくれない
それを見て、僕は思った
壊れたくないと、
あぁ、ごめんね、ごめんね
壊れたくない、壊れたくない、壊れたくない、壊れたくない
壊れたくない、壊れたくない、壊れたくない、
壊れたくない、壊れたくない、
嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ壊れたくない!!
まだ、君といたい、
まだ君と朝日を見たい
まだ君と笑っていたい
まだ君と花畑で遊びたい
まだ君のそばにいたい
ごめんね、ごめんね、ごめんね
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい
ごめんなさい、ごめんなさい
こんな壊れた不完全な僕が愛してごめんなさい
どうか僕のことを忘れて
過去も、全て捨てて、不完全な僕から逃げて、
そして忘れて、
別の人と上手く幸せになって
君が笑っててくれたなら、それで僕は充分だから
だから、どうか、笑って、どうか幸せになって
僕は、君が好きだよ、好きだよ、好きだよ
愛してるよ、ずっとずっと
もし生まれ変われるなら、また、君と逢いたい
もう君は自由なんだ
そう思いながら、僕は重い腕を伸ばし
最期に君を優しく力強く抱きしめた
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家入レオさんの『未完成』と云う歌から、
この物語は出来ました
8/31/2024, 10:17:10 AM