『不完全な僕』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
不完全な僕は、お腹が空く。
お腹が空くと何かを食べる必要がある。
わずらわしい。なぜ空腹感が作業を邪魔するのか。
何も食べなくても生きていける生物になれたらいいのに。
不完全な僕は、眠たくなる。
眠たくなると横になって眠る必要がある。
わずらわしい。横になるだけなのにかなり時間を取られる。
眠らなくても生きていける生物になれたらいいのに。
不完全な僕は、寂しいと感じる。
寂しいと人とのつながりを再確認する必要がある。
わずらわしい。仲間が迷惑してるはずなのに自分勝手に会いに行ってしまう。
寂しいと思わないような生物になれたらいいのに。
食事も、睡眠も、誰かとのつながりを必要としない存在。
そんな完璧な存在は…『神』だけだ。
不完全な僕が存在するこの世界は、思った以上に面倒なんだなぁ。
不完全な僕
小さい頃、
ピンクの服着ないの?
スカート穿かないの?と言われた
自分は青の服が着たかった、ズボンがはきたかった
可愛いって言われるよりかっこいいと言われたかった
どうして自分のこと俺って言うの?
自分のことは私とかじゃない?
自分は俺って言うことが1番言いやすかった
色々な場面で自分は
そう思っていても成長するにつれて
周りから言われていたそれは当たり前のように自分を飲み込んでいった
溶け込んで、溶け込んで、いつしか違和感なく自分の生活の一部となっていった
今,“私は“
“スカート“だって履くし,“ピンク“の服だって身につける
“可愛い“と言われれば素直に嬉しい
でも、髪型や、小物、服の選び方、口調、節々に昔の自分がひょっこり顔を出す
周りに言われた自分と昔の自分が混ざり合う
不完全な僕、私、俺、アタシだけれど
そうやって形作られた自分を
これからも変化していく自分を
素直に受け入れて、好きになれる自分になりたい
足りない。
僕の血肉と化す魂が、足りない。
延々と満たされることのない欲望が
枯渇した理性すらも喰い千切った。
満腹の幸福感も忘れてしまった。
味覚も消え失せ
そこにあるのは濁り赤き肉塊。
生きとし生けるもの
その純なる輝きを血に染めた代償は
いつも僕の手のひらに。
2022/08/31【不完全な僕】
僕には足りない物がたくさんある。
僕はそれを探している。
時に立ち止まったり歌を歌ったりして探している。
たった一度だけ僕の欠片を見つけたことがある。
僕は嬉しかった
これで完全な僕になれる
やっぱりぴったりはまった。
僕は完全だから転がる。
まん丸だからどこまでも早く転がっていける。
だけど転がり続けてしまうから立ち止まって景色を見る事も花や動物と話す事も出来ない。
歌だって歌えない。
ああこれでは楽しくない。
僕はやっと気付いた。
僕は不完全だからいい
僕が僕であるならそれでいい
僕はまた欠片を探しにいく。
僕は不完全だ。
何をするにも中途半端で終わってしまう。恋愛だって。勉強だって。。
先生には「完璧に終わらせてきて。これでは十分じゃない」
親には「どうして完全に終わらすことが出来ないの」
僕は完璧に終わらせてきたつもりだった。自己満足でしかなかった。
みんなから褒めて欲しかった。『頑張ったね』って言って欲しかった。それでも言われる言葉は『不完全だ』『中途半端だ』『しっかりやってよ』
僕はそんな言葉欲しくない。
“完璧にしなくちゃ”
思えば思うほど完璧に出来ない。先生や友達から期待されなくなっていった。親からも。。
僕は不完全だ。親からも期待されない。欠陥品だ。。。。
「不完全な僕」
完全な僕には 会うことはないでしょう いつでも いつまでも 不完全でいいんです 完全は目指す場所なのかもしれないが 不完全でいい 不完全だからこそ 完全を目指すわけで 最初から完全であれば おもしろくもありません ダメでいい ダメがいい マイナスからいこう プラスにもっていこう
不完全な僕、と書かれつつ配られたプリント。自殺予防か何かだろうか、不完全な人間でも大丈夫、君は君のままで良い!みたいなことが白背景に黒い明朝体で書き連ねられている。一番下には相談ダイヤルなどの連絡先と組織の名前が書いてあった。どこかから君が笑う声が聞こえた。
人間とは、常に不完全な生き物だと思う。欲深く、それでいて知識や技術があるからさらに先を求めてしまう。完全へのハードルは常に上がり続けているのだから届くわけが無いし、だからずっと不完全なままだろうに。生まれてから死ぬまでずっと不完全。まあ、強いて言うなら死んだ時にようやく完成するのかもしれないけれど。生と死をもって、人は完全となるような気がする。
不完全な僕は、完全な君がいた席を眺めた。
[不完全な僕]
不完全な僕 不完全な私
みんな不完全
だからこそ
補い合う
不完全である苦しみを
知っている者同士の哀切は
ときに愛へと形を変え
お互いを慈しみあい
支え合って生きていく
不完全である僕たちは
傷だらけになりながら
支え合うことで知らず知らず
不完全性を
おぎなっているのだろう
人類が生まれながらに持つ
不完全の遺伝子
僕にも
あなたにも
#不完全な僕
『不完全な僕』
不完全だから伸びしろがあり、
不完全だから成長できる
不完全だから感謝ができ、
不完全だから尊敬できる
不完全だから助け合い、
不完全だから愛が生まれる
不完全だから面白みがあり、
不完全だから楽しさがある
不完全だから味わいがあり、
不完全だから個性が光る
不完全だから工夫が生まれ、
不完全だから智慧が生まれる
不完全だから前進があり、
不完全だから充実がある。喜びがある。
不完全だから
不完全だから
不完全だから、、、
完全こそ 不完全で、
不完全の中に 完成がある
兄は疲れている。
神経質。完璧主義。真面目。陰キャ。
重箱の隅をつつくような。
他人から見ると生きづらそうな性格。
人に理解されにくくて縁とはちょっと遠い。
でも、僕は兄ちゃん大好きだよ。
僕は真逆の不完全なやつだから。
兄ちゃんみたいな、
ピンチの時に助けてくれるヒーローに憧れるんだよ。
僕は兄ちゃん大好きだから、
兄ちゃんの良いところ、色んな人に伝えるんだ。
満欠
完全だった。6年生の頃は。
友達がいて、運動も勉強も得意なほうで、貴方がいて。
私の毎日は満たされていた。
中学生になってから一気にいろいろなものが欠けていった。
仲の良い友達は違うクラスになるし、運動や勉強も得意ではあったが、楽しくない。
それに貴方も別の学校に行ってしまった。
私の毎日は欠けている。
三日月のように。
いつかまた…満月になる日が来ますように。
<不完全な僕>
不完全な僕
僕は死ぬまで不完全だ。
死んだらやっと自分の人生が完成する。
私の感性はどんなものかわからない。
早く完成させたい。
どう足掻いたって、
不完全な僕に変わりはない。
「不完全な僕」
生まれて死ぬまで
それでいい
で あるから愛されて
ずっと ずぅーーーっと
愛される価値が与えられたと
僕は思うんだよ?
ね?ドラえもん
のび太くぅーーーん💖
《 不完全な僕 》
完璧な僕でいないと失望させる
呆れられて僕の周りから誰もいなくなる
だからみんなの前では完璧な僕いよう
頼って貰えるように
僕の存在する意味が消えてしまわないように
みんなに必要な子と思ってもらえるように
今日も完璧な僕を演じるんだ
不完全な君だから大好きなんだ。
わかるかな。
だからこそ、、、なんだよ。
不完全な僕
僕が完璧だという限り
不完全な僕ばかりいるものだ
自分自身に甘いのだから
不完全な僕
不完全な僕でもいいよね。