『七夕』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今までも色んな願いを書いてきたけど
今年は何を願おうかな?
やっぱり受験生だから
形だけでも合格祈願でもしといたほうがいいか。
でも沢山いいことあってほしいから
いいこと沢山起こりますようにとか?
願い事ありすぎてどうしよう。
今年も色んな願い叶いますように
─────『七夕』
七夕と聞くと自動的に
実家近くの商店街のお祭りを思い出す
食べ物の匂いを嗅ぎながら
賑わいを歩くだけで
活力が湧いてくる気がする
そうやって日常をリセットするために
昔の人が非日常を作ってくれたのかも
小学生の頃は何を願ってたっけ。そんな曖昧な記憶の中で残っているのは、お父さんが働きますように?とかだっけ、そんなこと書けないか。誰もが願っていることを願い事に書いたのかもしれない。
今の願いは。。
人に言うと叶わない?
それなら、ここのところでやめにしておこう。
君と何時から会ってないかな。それでも連絡は頻繁に取り合っていたし、お互い元気だという報告も必ずしていた。そしてお互い、毎回こう誓う。
「また、いつか絶対会おう、あの祭りに一緒に行こう」
家庭の事情で海外に行った君。国境という川が僕らを隔てているように感じる。こんなに連絡を取っているのに、直接顔を合わせられないもどかしさと、こんなに近く感じているのに、川の流れが邪魔で渡れない苦しさから逃れられない。
今夜は七夕。天の川を隔てた2人が1年に1度だけ鵲の渡す橋を渡って会うという、伝説の夜。本来は学業などの上達を願うものらしいが、きっと織姫と彦星にはこのどうしようもない気持ちがわかるはず。笹の葉に願いを込めた短冊をそっとかけた。
星に願いを。
今日は七夕。一年に一度だけ織姫と彦星が会う日だ。
「ボス、どんなお願い書きますか?」
「うーん、そうだなぁ、健康でいられますようにとかか?」
「ベタすぎません?それ。ある意味耄碌してません?」
「してねぇわ!てか何でだよ」
オレが短冊に書くことなんてひとつに決まってる。
それは、
〜ボスと今後も一緒にいられますように〜
そんなことを書いている時、空では流れ星がひとつ、走り抜けていった。
「何をお願いしたの?」ときみは無邪気に僕へ問う。
僕を信頼するきみの瞳があまりにもきらきらしていたから、
私は咄嗟に嘘をついた。
七夕の夜は曇りか雨の日がほとんどで
僕の子供たちには
織り姫さまと彦星さまがデートをするのを
人に見られたく無いから隠しちゃうんだよ
と
話して
星を見たがる子供たちを宥めることが通例と
なって居た
この日はどうなんだろうな
会社帰り
スマホをチェックする
天気予報では少し雲が出るらしかった
まあ
こんなもんだよな
いつものこと
そう思うけれど実は僕自身
星が見たかった
空を見上げる
帷が降りて
ビル街の夜空は
雲があるのかどうかも
分からない
電車に乗って帰宅した
ただいま〜
どうだ
望遠鏡 用意してるのか
今日も雲があるんじゃないか〜?
そう言いながら
子供たちの頭をくしゃくしゃと
撫でた
お父さん 今日は雲ないよ!七夕なのに!
星 見えたー!
なんと
子供たちはベガとアルタイルを
見つけて居た
やるじゃないか!
僕も心が躍る
見せてみろ
どれ…
望遠鏡を覗くと
二つの星が輝いて居ることが分かった
今日はお前たちに
会いたかったんだろうな
織り姫さまも彦星さまも
良かったなあ!
子供たちははしゃいで
代わる代わる望遠鏡を覗き込んでいた
奥さんが
星見つけるの大変だったんだから〜
そろそろご飯にしましょ
と
微笑んでいる
なんだ
キョウカが見つけてくれたのか
そうよ?
ご飯冷めちゃう
…ありがとう
若い頃も二人で星見てたっけな
ー懐かしいよね
うん
そう話しながら
いただきますを言う
家族っていいな
今日は
そんな日だった
仕事を怠けた訳ではないのに
年に一度も会えない
そんな距離
織姫と彦星が妬ましい
No.52『七夕』
七夕──それは彦星と織姫が一年の中で唯一会える日。
俺だったら好きなやつを手放そうとも一年も離れていようとも思わない。
七夕
熱帯夜の中でただひたすら空を見上げる。
君には見えるの?天ノ川。
私には見えない。天ノ川。
町の光に邪魔されて星が消えて無くなった。
織姫と彦星はちゃんと出会えたのだろうか。
1日だけ会える。そう言っても本当は
一晩しか会えていないのだ。
悲しいな。そんな状況でなんで仕事なんて
出来るのだろう。なんで、
『そんなに強いの?』
そう思った。
七夕のよる。
一晩の夢。
羨む気持ちが漂った。
はぁ、。
私はもう彦星とは別れているのに、、、。
人間界の人間たちは。
少し気まずいけど
また好きな人見つけちゃった!
遊びに行こ!!
八夕の誕生、?
七夕
あ〜もう!七夕の儀式がまた来るぅ〜
織姫はジタバタとしていた。
既に形骸化した儀式で子供は成人し会いに来るわけではなくて、地上での刹那の時を過ごした夫彦星は地上での生を終えていた。気の毒にとも思う。自分達の愛を貫く為に次の生を受ける事もなく永遠を生きる事になっている。天界に生きる事とは違うのに。
地上はいいだろう。自由に出来ない結婚の不条理とか、それでも愛を貫くなど言って、お願い事までする始末。
橋となるカササギも気の毒だ。
毎回、新人の集合訓練に使っているのだから、ちゃっかりはしている。
妾はどうだ?
会えるのは嬉しいかと言われるとそうでもない。
地上では好き勝手に結婚し別れる、または不倫だ。
願いを書いた者を追跡観察をしてみたら、すぐに心変わりをしていた。今年の願いも同じだろう。
なぜ、皆、想いを遂げたのに貫かぬ?
妾は地上に影響される。願いが澄んでいれば何も躊躇う事なく夫に会えるというに。
今年も妾だけを想って、妾がカササギの橋を渡るのを待っているか心配しなくても良いのに。
七夕、着せ替えゲームでアバターを彦星にして他もそれっぽくして終わったな……。本当はね、織姫の服装にしたかったんだけどね、持ってないってことに気づいた。あと今年は七夕ガチャなかったの…。なんかこのゲームつまんなくなってきた。でも10年も遊んでるからなんとなく消せなくってね。4月に1度ログアウトしたんだけど、3週間くらい経った頃に「今イベントやってんのかな」って気になってTwitter覗いたら私の好きな恐竜アイテムがクエストをこなすと貰えたらしくて…。気づいた頃には時既にお寿司……。たしか3日くらい前までやってたんたよね。ショックだった。それで秒でログインしたよ。だからやっぱ辞められないんだよね〜最近イベントとかつまんないんだけどね…。アイテムも目でかいし口なんて遠目じゃ見えないくらい小さいのばっか。一緒やん。服もボリュームあるし。てか猫系のアイテムばっかで他の動物モチーフ全く無いから。誇張抜きでない。
え、七夕ってなにすんの?
昨日は本当に暑かったけど
織姫と彦星がそれだけ
仲が良かったってことかな
恋人に『七夕』の、年に一度しか会えないなんて。
そんなの本人たちの努力不足だ、会いたいなら会いに行けばいいのに、なんて幼かった俺は言うだろう。
300km以上も隔たれた、物理的な《川》。
自分で稼いでいる大人なら言えただろうが、日常を仕事に食われている状態では時間がなく。
まだ世間も知らぬ、学生の身なら尚の事無鉄砲だと言われても仕方がない。
それでもなんとか抗いたくて、電子の《川》にそっと文を出す。
簡潔に《会いたい》と。
ただそれだけ。
気付けば夜もすっかり更けてしまって、返事は明日か、そのままどこかへ流れていくのもしれない。
我ながら女々しさに嘲笑し、寝転んだ布団は早くも自分の体温を吸って生温く、居心地悪い。
冷えた所を探して転がっているうちに、小さな通知音が聞こえた。
ずいぶん遠くに放った携帯には同じく簡潔に。
《僕もです》
ただそれだけ。
たったそれだけなのに同じ気持ちなのだと知れて心は簡単に浮ついてしまう。
さらに震える知らせ。
《なので、来月の七夕、こっちに来ませんか?》
「なあ!来月七夕ってどういうこと?!」
「わ、びっくりした。いきなり大きな声、出さないでください」
思わずかけてしまった電話に開口一番の憎まれ口。
今回に限ってはこちらが悪いが、それはそれとして。
「今日七夕だろ?!」
「ああ、こっちでは来月なんですよ。花火も上がります。だから」
「あいにきて」
このところ梅雨の晴れ間でお天気が良い
7月7日の七夕の夜、織姫と彦星は再会
できたのだろうか…
昨夜は、天の川も綺麗に見えていた…
笹に短冊…情緒のある日本の風習
立ち止まり短冊に願いを書く…
そんな心の余裕をずっと持ち続けて生きていけたら素晴らしいなぁ…
1年に1度しか会えないなんて
可哀想だと昔は思っていたけれど
1年に1度も会えるなんて
ずいぶん恵まれているなと
今では思う
七夕
小学生が初見でなんでこう読むのか分からない!ってキれる熟語第1位。
ななゆうって読んでる現場は見たことがないけど。可愛らしいね。
調べたら完全に当て字らしい。棚機津女(たなばたつめ)っていう水場で織った布を7日の夜に神様に捧げてた行事が由来なんだとか。
あと昨日は今年一番の猛暑日だとかなんとか。どれだけアツアツなカップルなんだよ。ちょっとは遠慮してくれたら過ごしやすいんだけどなぁ。
家族が平和に過ごせますように
母の短冊の願い事
子供の頃はどんなお願いをしたのだろう
終戦の直前に生まれて
瞬く間に成長してきたこの国で
現在の子どもたちの願い事は
はたして希望に満ちているのだろうか
これから生まれる子どもたちの
短冊に笑顔が見えるだろうか
一年に一度 君に会える日
本当にそうなら嬉しいのかな
きっと苦しいよ もう忘れてしまうんじゃないかな
七夕に君と過ごして
初めて素敵な七夕の日になってしまったから
一生忘れたくない
たとえ少しでも 私にとって君は彦星だから
惹かれ合うような関係じゃないけれど
私の想いが少しでも届くなら
天の川にのせてほしい
いっぱいになっちゃうくらい
たくさんの思い出をつくりたいな
高望みはしないつもりなのに
特別な日だったから
つい特別を願ってしまう
どうすれば君の織姫になれるんだろう