『七夕』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
これといった予定はなく、朝から夕方まで寝ていた。
ついさっき七夕ということに気づいた。
幼い頃はとても喜んでいたが、今はこんなもんか。
夕食は何にしようか、そんな事を考えながらコンビニへ入る。こういうところも歳を取ったといい感じがして嫌だな。
お惣菜コーナーには七夕に関する食べ物がたくさんあり、その中の1つを取りレジへ行った。
帰ってから、今日買ったお惣菜を食べる。
幼い頃は母が作ってくれたな。なんて考えながら、少し涙がでた。
私のリア充復讐劇in七夕
私は今まで七夕というイベント事に参加したことはない。
理由は至って単純でやっても無駄だからである。
やれお金が欲しい、やれ恋人が欲しいだの、
自分の欲望を願い先にぶつけるばかりで
努力をする気力も感じられない。
そもそも願い先を知っているかも定かではない。
願い先は織姫で、元々は習い事などが今よりも上達するように願う行事である。決して織姫に代行してもらい上達すると言った他力本願祭りでは無いのだ。
とまぁ、そんな不埒な奴らに天誅を下すべく、私は近くのショッピングモールに出向き、ロケット花火を買い込んだ。
使用用途は単純で、奴らが夜に笹の葉に短冊を吊るして精神的に楽になろうとしているところに撃ち込んで、自らの行いがいかに下劣で滑稽なことなのかを知らしめてやるためだ。
決行は20時に中川の土手。奴らの泣き叫ぶ姿が楽しみだ。
……と意気込んで20時に予定の場所へ到着。
予想通り他力本願のヤツらがウヨウヨと思い思いに願い事を短冊に書き込んでいる。
私は光の当たらない茂みに隠れ、双眼鏡で監視している。
…ややっ!あれは!
あれは私が片思いをしている春野さんではないか!
なぜあんなところに。
…んっ!?あの隣にいるのは……
龍ケ崎先輩ではないか。女遊びが激しいとの噂がある。
なぜ春野さんと一緒に……
んっ!?あっ、あぃつ、手を腰にまわ、まわして……
ゆゆゆるせんっ!そんな事は断じて許さない!
と一時の感情に大いに揺さぶられた私は、ロケット花火の導火線に火をつけ、発射を待つ。
……3,2,1,GO!
ロケット花火は見事土手に飛んでいき、突然の光に群衆は慌てふためいている。
やった!やったぞ!
神聖な行事を土足で踏み荒らす不埒なやつらめ!
そう喜んでいるのもつかの間、1発のロケット花火が空中で向きを変え、私の方に飛んでくるではないか。
着弾時に気づいたのでもう遅かった。
私の服は引火し、焦りと熱さでパニックになり、慌てて川へ走り飛び込んだ。
そういえば走っている時春野さんと目が合った気がする。
なんか呟いていたような……
「なにしているんですか。先輩。」
私…この世の恋愛、常識全てに疑問を抱きそれに反抗する大学生。反抗サークルという名のサークルに属している。
春野さん…私が気になっている歳が一つ下の後輩。
龍ケ崎先輩…イケイケ大学生。
この熱は愛で逢う星の心かも
/お題「七夕」より
いいよな、織姫と彦星は幸せ者で。
一年に一回は必ず逢えるんだから。
俺なんて、一番逢いたかったヤツに二度と逢えなくなったっていうのに。
もう何を願っても無駄だ。
俺の願いは全部、アイツがいないと叶わないものだったから。
【七夕】
もうダメ、推しがタヒんだ弊害が出てる、すごく
そう言えば
三度目の新車一年目の夏、短冊に
『無事故無違反』って書いたなあ…
確かに暫くこっつけ無かったな…
意外に願いって叶うんかな?笑
(七夕)
詩(テーマ)
『七夕』
酷暑の夜の天の川
今年は浅瀬で遊んだか?
私の恋はかくれんぼ
彼女は遊びも手を抜かぬ
愛する人がいるならば
愛して欲しいと願うだろ
思いの重さ…合うことが
奇跡の恋だと、ふと、思う
今日は織姫と彦星が会う日なのだそう
銀河を経て何を思い会うのか
閑散とする部屋で一人耽ってみる
...
カエルの声が懐かしい
この時期になると、揺れる草木と虫の声がよく聞こえていたものだ
自然と光に包まれて、何も考えずに居たものだ
同じ空の下に居るとは言うものの
空はあまりにも広いから、偏屈な寂しがり屋はちっとも心が弾まない
現実は感傷を待ってくれないし、揺れ打つ心が簡単に真っ直ぐになることもない
"同じ空の下" どこかでは命が消え
"同じ空の下" どこかでは産声があがる
"同じ空の下" 私が帰りたいと思う場所では、私の知らないことが起こっている
考え出すとキリがない
それほどまでに広いのだ
一人は寂しい
だから会うのだろう
どんなに広くても
分かり合える人が居るのなら
浮き足立つ帰り道のように
心落ち着く人があるなら
だから私は、人に寄り添ってあげられる人になりたいんだ
漫然としていた私の理想像から
ようやく霧が晴れた気がした
願いを想う節目の本日
年に一度しか会えないのなら、あなたと駆け落ちしたってかまわない。
『七夕のねがいごと 2024』
欲張りな私
①フィアンセ(彼女)と結婚し
楽しい新生活が送れますように
②8月末で退職、翌月転職確定!
9月から少しずつ安定した生活が送れますように
③私の母も彼女のご両親も、そして兄姉たちも
健康でありますように
こんなとこかな。
願い事が書くだけで叶うなんてことはありえない
努力をしても運が良くても叶わないものは叶わない
そんな不条理で生きている人間たち
やっぱりこの世界は生きづらい
#007 七夕
私の中で、七夕と言えば祭りだ。
賑わう屋台に、
人々の笑い声。
飾りで色づいた空を見上げながら、
気になったものを買食いするのが好きだ。
七夕
揺れる笹。
手には短冊。
友達も短冊を持っている。
一人は紫。
一人はピンク。
私は黄緑。
「何書いた?」
「目標達成、かな〜」
「それは叶ってほしいね」
「うん!」
もう一人は、
「じゃ〜ん!世界平和!」
「お、いいね!」
「うん」
「と見せかけて裏に個人的な願い事を小さく書いた!」
「え〜と、なになに?」
「読まないで!」
そこで、順番が来て短冊を結ぶ。
ひらひらと短冊と飾りが揺れて綺麗だった。
ちなみに私の願い事は毎年同じである。
そしてなんだかんだ叶っている。
「今年も一年楽しく過ごせますように」
⚠️七夕の歌詞を考えた 痛い ハッピーエンドじゃない
七夕 七夕 私の七夕は 天国もんか 不幸になり 織姫 彦星 どうしてな 織姫 彦星 恨むゆえ 再開拒否よ 私の家族が イキイキしていた のに すぐにパタンと 息の根閉じ る 私の息の根は開きっぱだった 。
七夕七夕ねがいを叶える日 尊い 二人が再開する日 私 家族が元気で長生きします世に お願いしたのに 二人が再開した日 離ればなれになりました 織姫彦星 どうし てな 恨むゆえ 。
『七夜奇譚』
7月7日になると、胸騒ぎがする....
なにかとてつもなく巨大な空が浮かんでくるように
「ドンドン!」誰かが戸を叩く! 静寂を飛ばし恐怖だけを感じさせる音がした!
その時、ドアが開いた。
『みーつけた』
今日は、7月7日、七夕の日だ。
私は、この日になると変な夢を見る。
内容は、四十代ぐらいの女性が光沢のあるモノに襲われるというものだった。
“七夕”
「先生は、願い事 何にするんですか?」
「そうですね〜、 みんなの健康です」
生徒想いの優しい彼はそう言う。彼の、どこか大雑把そうなところがすきだ。そして、言葉の隅々まで素敵なところが好きだ。彼からしか生み出せない言葉たちが、こんなにも輝いているのだ。完璧そうに見えて、本当は色々な欠点があるところが好きだ。目線が、動く眉が、優しくて好きだ。
今日は何故だか彼の好きなところがすらすら想える。七夕だからって、私は浮かれすぎているのかもしれない。だって、こうして今、夜空を見上げて彼を思い出しては、早く会いたいと、一緒になりたいと、わがままを願っているのですから
七夕
名前の響きはいいが
実際 至って普通の一日である
織姫と彦星の出会う日に降る雨のことを、催涙雨と呼ぶらしい。涙の雨なんて素敵な言葉だ。
私は出会うことを拒むようになったと言うのに彼らは出会おうとし、出会えぬことに泣くのか。なんて美しい恋なのだろう。
夏休みに出かけないかと別の人からの連絡に返事を迷いながら彼を思い浮かべる。もうすっかり、彼のことがわからなくなってしまった。どう会話すればいいのかも、何を望んでいるのかも、何をするべきなのかも。
織姫と彦星のように1年に一度しか会えないわけではないし、むしろほぼ毎日のように出会うのに、会話の仕方すらわからない。
今日は七夕だ。
雨を望む私と、雨を望まぬ2人の星願いが交差する日。
【七夕】
七夕の日は大抵雨である。なぜって?梅雨の時期だからだよ。それじゃあ織姫と彦星が可哀想、なんて言われてもなぁ。仕方がないとしか言いようがねえよ。明治政府にでも文句言っとけ。
そもそもな、雨のせいで会えないなんてちゃんちゃらおかしい。本気で好きなら川渡って会いに行けってもんよ。環境のせいにして自分で努力しない。そいつの何が可哀想ってんだ。
なんか気持ちこもりすぎって?まぁ、ちょいとばかし昔の馬鹿な男を思い出しただけよ。
七夕とはどんな日ですか?
七夕は「たなばた」または「しちせき」とも読み、古くから行われている日本のお祭り行事で、一年間の重要な節句をあらわす五節句(※)のひとつにも数えられています。 毎年7月7日の夜に、願いごとを書いた色とりどりの短冊や飾りを笹の葉につるし、星にお祈りをする習慣が今も残ります。
花札をおぼえました、たなばたに
母とばあばと優しい兄と三毛と
花見で一杯、猪鹿蝶
ばあばに教えてもらったこと忘れない
風情がある夜を流れる心地がする
電子の蛙の声も特別に聞こえる
地面はサウナみたいな熱風を跳ね返し
空では涼やかな顔した天の川がみれんのか
三毛猫もはふはふしててあっついよう
たなばたすてきだね かえりたくないよう
こんなひがあっていいものだろうか
あまり意識してこなかった日だけどさ
星のゼリーでも食べて、扇風機に吹かれたい