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今日は織姫と彦星が会う日なのだそう

銀河を経て何を思い会うのか

閑散とする部屋で一人耽ってみる

...

カエルの声が懐かしい

この時期になると、揺れる草木と虫の声がよく聞こえていたものだ

自然と光に包まれて、何も考えずに居たものだ

同じ空の下に居るとは言うものの

空はあまりにも広いから、偏屈な寂しがり屋はちっとも心が弾まない

現実は感傷を待ってくれないし、揺れ打つ心が簡単に真っ直ぐになることもない

"同じ空の下" どこかでは命が消え
"同じ空の下" どこかでは産声があがる
"同じ空の下" 私が帰りたいと思う場所では、私の知らないことが起こっている

考え出すとキリがない

それほどまでに広いのだ

一人は寂しい

だから会うのだろう

どんなに広くても

分かり合える人が居るのなら

浮き足立つ帰り道のように

心落ち着く人があるなら

だから私は、人に寄り添ってあげられる人になりたいんだ

漫然としていた私の理想像から

ようやく霧が晴れた気がした

願いを想う節目の本日

7/7/2024, 10:47:03 AM