『一年後』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
二十代は日々を生きることに精一杯で、先のことを考える心の余裕なんてなかった。
毎日毎日「今」を生き抜いていれば、いつの間にか1ヶ月、半年、と過ぎていき、ふと気づくと三十代になっていた。
関わってきた人たちとの関係もある程度固まってきて、昔のように色々と心の内を探り合わずとも、無理せず互いが互いの心地よい居場所になれる、身内、に出会えることができた。
その頃からだ。約束をするようになったのは。
昔は、そんな不確かなものに縋るのが怖くて、極力約束をしないようにしてきたし、そもそも約束は叶うことのないもの、という認識で生きてきた。
それが今では…
「明日はネギ抜きでエビチリ作ったるから」
「来週駅前のケーキ買いに行こ」
「来月始まる見たいて言ってた映画、行こうな」
「半年前から予約開始やから休み合わせよな」
約束に縋ってる、とかそんなネガティブなことではなく。
純粋に共に先を願うことが嬉しい。
また一年後、俺らはどんな風に変わってるんやろ。
どんな形であれ、ずっと近くにいられたらいいな、と思った。
「…来年も一緒に来ような」
【お題:一年後】
「一年後」
アナタもワタシも一年後はどうしているかしら?
長いようで、短い、一年(後)
短いようで、長い、一年(後)
日々の過ごし方によって、一年が過ぎていく感覚が違う
また季節の感じ方も違う。
一年後の今の時期に
己は何をしているだろうか?
私は1年後どうなっているんだろう.
人を傷つけた私、全部私が悪いみたいになってる。
私も悪いけど、なんであの子は責めないの?
性格?顔?運動神経?知識?顔も良くて運動神経も良くて、勉強もできるあの子。それが悔しかった。学校で2番目のマドンナ。私はあの子と喧嘩をした。もちろん私も、あの子も正論を言っていたのに、みんなが、あのこのほうが正しいっと言っている。私は正しくないの?あのこよりも正論言ってたよ、と言うとみんなは一世に私を見た、ブスガしゃしゃり出んなと言われた。私は泣いて教室を出た。なんでよ、なんでよォ。なんであの子の方がいいの?私じゃダメなの?その後私はこの世を旅立った
2日目
1年後、そう言うと少し先のことのように思える
365日後、そう言うと意外と近いように思える
地続きの今日、繰り返される毎日
今日とさして変わらないであろう明日
代わり映えのないいつもの日々
あぁ、きっと1年後の僕もきっと同じだ
1年後は8760時間後となります。
因数分解すると1x2x3x4x5x73です。
ちなみに73は素数です。
73時間を120回繰り返すと1年となります。
72時間+1時間を1ユニットとすると、1ユニット経過ごとに時計を0 時に戻せば、12ユニットで昼夜が逆転します。
12ユニットを10セット繰り返せば1年です。
【1年後】
1年後僕はどんな生活を送っているんだろう。
今の僕は、勉強と部活と習い事に囲まれている。
部活は週6で最低2時間、最高12時間。
勉強は出来るが、部活と習い事をどっちもやるなんて出来ない。
今から部活と習い事のどちらかを見捨てないといけない。今のところ僕は部活をやる予定だ。
習い事は大学生とかにまた始めればいい。部活は今しか出来ないと思ったからだ。
1年後僕はどんな選択を選んだのか。
心配なところはあるが、時間は止まらない。
どうあがいても選択の時間は来る。
その選択が僕にとって良かった選択と思える様
1年後の僕が笑える選択になりますように
一年後も進化。きっとね。
優
【285,お題:一年後】
「またね。」
そう振られている手を見ているしか出来なかった、
押し黙って、ずれていく地面を見つめていた
またねって、僕も言えば良かったかな、手を振り返せたら良かったかな
また、ってことは次があるってことだから
そしたら、もう一度チャンスが来たかもしれない
だんだん君が遠くなる
あーあ、肝心なところで僕は臆病なんだ
喧嘩別れなんてするもんじゃないな
無理に意地をはって...、君が振ってくれた手を見ない振りして
君の方が僕よりもずっと大人じゃないか
また会えるのは一年後、戻ってきた君に僕は何て言おう
おかえり?久しぶりだね?今から考えても仕方ないのに...
小さく息を吸って、吐いた
どうしようもないタラレバが少し薄くなった気がする
未来はいずれ来るもの、まずは目の前のことから片付けるんだ。
こんなときでも、思い出すのは君が言った言葉
まずは目の前のことから...目の前のこと...
「っまたなーーーーっ!!!」
電車の音に負けないぐらい大きく声を張った!
何人もの人が驚いて振り返る、普段なら悪目立ちはしたくないが今は違う
今まで出したことないくらいの大声に、自分でも頭がクラクラする
遠ざかる君に見えるように、聞こえるように
ホームの端っこまで走っていって、大きく大きく手を振った
「早く帰ってこいよーーーっ!!」
不思議だ、いつもの夕日がきらきらしている
雨上がりの雨粒が光を反射するみたいに、世界が輝いて見える
蛹から孵ったばかりの蝶が見る景色は、きっとこんな色をしているだろう
一年後、君が帰ってきたら絶対に伝えよう
僕も大人になったんだと。
「来年、卒業式が終わったらさ。旅行にいこうよ」
「海とか良くない?青春っぽくてさ」
「お城好きだもんね、それも見に行こう」
「散々写真とってさ、皆に自慢してさ」
「ちょっとくらい大人ぶったってばれやしないし」
「それで、沢山遊んで、沢山笑った後にさ、」
「渡したいものがあるんだよ」
「ずっとの約束をしたいんだよ」
「………返事してよ、お願いだから」
<一年後>
一年後の僕へ
幸せですか?
一年前の僕より―
1年後
1年後私は高校生
行きたい高校見つかって受かるかな
どの高校を選んだんだろう
部活は入るかな
入るなら何に入るかな
同じ高校行けるかな
なんて想像が広がるばかり
その前に勉強頑張らないとなのに
でもどの道を選ぶとしても1年後
笑って卒業出来たらいいな
「1年後」
1年後、私はどうなっているだろう。悩む事や落ち込む事もあるだろうけれど、未来は笑って過ごせているといいな。
ハナミズキが咲き誇り
美しい季節の風は
ふわりとそよぐ。
こんな五月が
来年もやって来るだろう。
心地よい笑い声が
ずっと続くことを願って。
「一年後」
一年後はどうなってるか分からない。
一年前もどうせ覚えてない。
今好きなことをやろう。
一年後
一年後、私は両手を合わせて今度は何を祈るのだろう。
日々家
一年後
今のままだろうか?
定年の私にはわからない。
仕事はしたくない。
ただ仕事をしない自分には価値がない。
稼がない自分には立場がない。
それが怖くて、我慢して仕事をしている。
でも仕事をしない自分も怖い。
気力もなく、認知症の恐れもある。
できれば、今のまま仕事を続けたい。
それが考えられたテーマであった。
一年後、自分らしくありたい。
どうなっているか
わからないけれど
どんな自分に
なっているのか
『拝啓、1年後の僕へ』
こんにちは、お元気ですか。
今は元気でやっています。
今日、僕は余命宣告を受けました。あと一年の命だそうです。
全然健康体なんですけどね!
でも体の見えないところに悪い腫瘍があるらしいです。
ということで、多分最後の日の僕に手紙を宛てようと思います。
一つだけ、お願いします。
もし、あなたが今日死ぬなら、笑ってください。
十分周りの人に迷惑をかけてきたので。
最後くらい泣かずに笑ってください。
それが、一番最後の恩返しになると思います。
では、さようなら。おやすみなさい、良い夢を。
「…ありがとう。いちねんまえのぼく…」
【一年後の僕への手紙】
押入れから出されて台座の上に置かれたら、ゆきちゃんがそうってそうっと私の覆いを外してくれるの。そしたらパッと視界が開けるわ。それからキラキラしたゆきちゃんのお目々が見えるの。
髪の毛はほつれてないかしら?とっておきの十二単は乱れていない?年に一度の晴れ舞台、ちゃんと綺麗で居ないとね。
それから一週間、とっても楽しい毎日が続くのよ。ひなあられでお茶会したり五人囃子の調子に合わせてゆきちゃんが踊ったり。
それからね、一日の終わりには羽毛のはたきでそよそよサワサワゆきちゃんがみんなをお掃除してくれるの。これがお母さんに言いつけられたゆきちゃんのお仕事よ。
だから私たちはつんと済ましてサワサワ揺れる羽毛のくすぐったさに耐えるのよ。ゆきちゃんがきちんとお掃除を終わらせて、お母さんにお休みのキスをしてもらえるようにね。
それでもね、ひな祭りが終わったら私たちの役目もお終いよ。ねえゆきちゃん、そんなに悲しいお顔をしないで。今年もとっても楽しかったわ。
もうすぐ小学校なんですってね。お友達はいっぱいできるかしら?漢字も書けるようになるんでしょうね。またたくさんお話聞かせてね。
それじゃあゆきちゃんまた来年。押入れからのたくさんの応援と一緒に、待っているわね。
お題 「一年後」
【23日目】一年後
眠れなくなるほどのこの気持ち
きっと来年の今頃は
思い出になっている
あーわたし彼が好きだったなって
今は考えるのも嫌だけど
あなたが別の人に恋をしていたら
快く応援してると思う
だってあなたは
わたしの人生を変えてくれた人
恋する気持ちを通り越して
尊敬する気持ちになりたい
切なくて苦しくて