『ルール』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「暇だねぇ…」
「そうだなぁ…」
二人は暇を持て余していた。
とにかくこの退屈をなんとかしたい。そう思った一人が提案をした。
「ちょっとゲームでもやらない?」
その提案に、相手は手を叩きながら楽しそうに笑った。
「いいねぇ。どんなゲーム?」
乗ってきた相手を満足そうに見て、にやりと笑う。
そして、地図を机の上に広げ、二つのコマを転がした。
「ここに二つの無能な人間の魂がある。それぞれどちらかを選び、そいつをいくつまで生かすことができるか。ってゲーム」
「そんなのすぐ死ぬんじゃないか?」
無能なんだろ? 能力もないのに生かすのは難しい。まぁ短期決戦なら問題ないか。
そんなことを考えていると、それじゃあつまんないでしょ。と、指を向けて振ってくる。
「どうしようもない時は、私達が手を出すことにしよう。ただし、三回まで。ほら、仏の顔も三度までって言うしね?」
「それはいいな。あと、生まれる地域も選べることにしないか? 選べないとすぐ終わりそうだし、逆に細かく設定できると、金持ちで権力を持ってるようなところに生まれさせれば簡単に生きられそうだし。そういうのは選べないようにしよう」
「そうだね。地域だけ、他はランダム。あとはどこで私達が手を貸すか。それで長生きした方が勝ち。ルールはそれだけ。シンプルだけど、それなりに時間掛けて遊べそうじゃない?」
「よし、決まり」
地図を指し、場所を決めてコマを置く。
そうして、二人はゲームを始めた。
暇を持て余した神々の遊び。
人間の与り知らぬところで、笑いながらコマを進めていく。ただ、自分達の欲求を満たす為だけに。
『ルール』
テーマ ルール
ゲームにはルールがある。ルールは守らなければいけないもの。自分には必要がない。
「ドンッ」
「うわぁぁぁぁぁ」
「ww」
「ったく。お詫びに一緒に遊んで」
「ーーーーーー!ーーー」
人間が驚いてる。面白いな。あいつと遊ぶのは何時でも楽しい。でも人間とは関わってはいけないんだよな。まぁいいや。
「人間と関わったな」
「....」
バレてしまった。
「...あいつを始末するか」
「!..」
自分じゃなくてなんで...。声が出なかった。
数日後、あいつは消えた。
ルールが殺めた。それだけが鎖になって幽霊の自分を取り巻いている。
おわり
ルールがあると窮屈
ルールがないと大変
どこで折り合いをつけるか
私次第
理不尽で無意味な規則に縛られるのは御免だけど、さまざまな場面でルールに守られている自分に気付く
#ルール
決めたのは自分
守れなかったのも自分
その繰り返しに自分を責める
決めなくてもいいのに
決めなきゃいいのに
人々を守るもの、それが『ルール』
しかし、人を傷つけるのもまた『ルール』である。
守れば "美"
破れば "悪"
そう決められるのも『ルール』
ルール
欧州の何処かの学校では、親友を作ってはいけないという校則があるそうだ。
親友は英語では、best friend、dear friend、confidante、chum等で表される。
普通の友達はfriend、でいいのだろう。
友達の中で優劣をつけてはいけない、という理由なのだろうが、まったく持って理解不能だ。
この校則は、具体的にどうしろというのだろう。すべての友達には心を開け、ということなのか、誰にも心を開くな、ということなのか。外面重視の、誤った大人の押しつけ。先進主義の欧州らしいと言えばらしいなと思う。
ただ逆に考えると、引っ込み思案の子供にとっては、友達作りのきっかけが出来やすいのかな。みんなが平等に接してくれたら、そういうこともあるかもしれない。
でもやっぱり僕は嫌だな。
この歳になると、上辺の関係の虚しさが身にしみる。必要な時もあるけど、その度、自分の無力さを感じる。まあ、それが人生ではあるんだけどね。
ちなみに、ruleには統治や支配という使い方もある。誰のためのルールなのか、と考えると、やはり上辺の友情には虚しさを感じる。虚しいと感じたい。
〝ルール〟
ルールを窮屈に感じで、つい破ってしまった。
でも、不思議だな。
守らなかったところから、どんどん窮屈になっていく。
〝今日の心模様〟
今日も、彼と待ち合わせをして家を出る。
学校は別れてしまったけれど、
こうやってまた会ってくれる所も、たまらなく大好き。
ただ、ずっと一緒でいられないって思うと、
せっかく彼といられるのに、途端に悲しくなる
今日の心模様は天気雨。
ルールなんて頭から消えてしまうほどには、あなたを自分のモノにしたくて仕方ない。
ルール
私はルールに縛られて生きたくない。
仕事はしょうがないけど、プライベートは
自由になにも決めずに過ごしてる。
そうじゃないと自分に疲れてしまう
この世のルール、マナーなんて守る人はほとんどいない。なにも罰を受けないから。
法律とかだったら守る人の方が多いのに結局みんな怖いだけ、。
ルールってなんなんだろう。
[ルール]
家庭内のルール
学校でのルール
国の法律(ルール)
私たちはいつもなにかに縛られて
生きている。
No.4
あなたには伝えないと決めている
あなたの隣で過ごす静かで平和な時間が好き
この空間には世の中の喧騒が届かない
私は今を噛み締めている
一心不乱に書き物をするあなたの真面目な横顔が好き
これは違うかと呟きながら楽しそうに書き直すあなたが好き
壁に掛かるたくさんの展示品を見ながら
どれか好きかとあなたに問われ私はじっと考える
私は選ぶのが遅いから置いていかれはしないかと頭の片隅で心配している
私はあなたのほんの一部分しか知らないだろう
それでも私はあなたが好きだ
この気持ちはあなたに伝えないと決めている
-ルール-
ルール
皆が守るルール
守る側も守らせる側も無いけど
相手によって変わるルール
立場によって変わるルール
状況によって変わるルール
最初の土台になってるルール何だっけ?
守ろうとしてる
しっかり守ってる
なのにルール守って無い人扱い
人のさじ加減
あれこれとがんじがらめに嫌気さし僕がルール!と十五の夜
ルール
みんな同じルールに
従っているはずなのに
なぜだろう噛み合わないのは
きっとみんなそれぞれ
違うルールにも従っているから
夏はつまり君だった。河川敷の舗装されたアスファルトの陽炎の中を僕達は並んで歩いた。
「早く自由になりたい」が僕の口癖だった。
「でもね、自由ってのもそれはそれで幸せなのかどうか分からないと思うんだ」と君は言った。
「どうしてそう思うの?」君の横顔を覗き、僕はたずねる。
「うーん上手く伝えられないんだけど」そう前置きしてから君は少し考え、
「花は散るから綺麗でしょ?」と言った。僕は胸がきゅっと締め付けられたけれど「そうだね」と言った。君は伝わったことに安心したのだろうか、にこっと笑った。
「私の幸せのために君の人生に一つルールをあげます」
「僕のじゃなくて君の幸せのためなんだ」
「もちろん!」僕は君のその傲慢な生き方が好きなんだよな、と心の中で思った。「いいよ、一つだけ授かろう」
すると声高らかに謳った君はこう言った。
「私を忘れないでね」
君の涼しくて綺麗な声を、薫風に揺れる黒い髪を、月に似た表情を、夕暮れが延ばす二人の影を、蝉時雨を、草の匂いを、締め付けられた胸の感覚を、たった一度きりの夏を、あの陽炎の思い出を僕は今も僕の心に縛り付けている。
僕は縛られている
僕は母の言いなり
いつの日か逆らうことさえ忘れてしまった。
あの子が羨ましい、あの子と変わりたい
あの子が居なくなれば
そこからは覚えてない
気づいたら僕一人だった
【ルール】
ルールとは規則
つまり守らなければならないもの
ルールを守ることによって
大勢の共同生活が成り立っている
でもルールを守れない人がいる
守れないのか守らないのかは知らないけれど
私はそういう人がどちらかというと嫌いだけれど
ほとんど無関心
だって私には関係がないから
私に影響がないのなら好きにすれば良い
他の人に迷惑はかけないで
ルールは守らなければならないもの
私は今までそうやって生きてきた
M伏広治くんはハンマー投げてすぐ怒る! 怒るんなら投げなきゃいーのにね