『ベルの音』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ベルの音
リンリンリーン。街に響くベルの音。そう。今年も、この街に、クリスマスがやって来る。
去年までは、一人寂しく聞いてたベルの音。
だけど、今年は、愛する君と過ごしながら聞く幸せなベルの音。
私達が付き合い始めた冬。そう。もうそろそろ本格的に私達が付き合い始めた寒い冬が訪れる。でも、今年からは、寒くない。だって、家に帰れば、愛する君が我々の愛の巣で毎日出迎えてくれるから。
来月で、遂に付き合って1年を迎える私達。今までなら、彼と付き合って時が過ぎるまで物凄く長く感じていたけど、今の彼と付き合い始めてからは、毎日が楽しくて幸せで、今までよりあっという間に時が過ぎて行く。このまま、これからも君と永遠に二人で歳を重ねていきたい。
そして、いつかは、愛する君と鳴らしたいウェディングベル。
"ベルの音"
──キン、コーン、リン
午後、買い出しを済ませて帰路に着いていると、綺麗な音色が聞こえてきた。
気になって、音が聞こえてきた方に振り向く。
「ハンドベルか」
曲は店を歩いているとよく聞く曲だ。流行りの曲をハンドベルにアレンジしたものだろう。
ステージ横に設置されている立て看板を見る。ハンドベルのチャリティーコンサートらしい。観客は家族連れが多いが、学校帰りらしき学生やスーツ姿の大人もちらほら混じっている。
──やっぱこういう楽器の演奏は人気だな。
ハンドベルは今の季節によく聞く音だ。ハンドベルのように、その季節を思わせる音色の楽器は幾つかある。それらのように季節を感じさせる楽器の音色は、いつになっても人気らしい。
「……」
体の方向を変えて再び帰路に着く。心做しか足取りが軽く、先程よりも足を動きが早かった。
ベルの音
トーンチャイム
クリスマスには かかせない
そろそろあちこちの街で、ひぴくだろう
そして サンタさんは 今ごろ
子どもたちのために
夜 贈り物を探している頃かな
無理しないでね。
でも たのしみにしているよ
サンタさん🎄🎅🎁✨
ベルの音が鳴って全員が着席した。
起立、礼、着席。
号令を掛ける声が好きだった。
言えなかったけど。
好きは表に出さずにずっと心に秘めたままでいいと、教えてくれたあなた。
だから今でもわたしはきれいな気持ちであなたを好きでいられる。
何も変わらない。
ベルの音が聞こえる。
起立。
凛としたあなたの声があざやかに耳に残っている。
カウンセリングルームのドアに、クリスマスリースがかけられていた。
「失礼します」
来年が近付いていることが、少し怖い。そういうことを含めて、カウンセラーに話した。
「時は、進む。君たちは、必ずどこかへ辿り着く。大切な人の手を離さないでいて」
ああ。オレは、アイツの手を握っていたい。
今日のテーマは『ベルの音』
思い返してみれば、学生という身分を卒業してから楽器に触る機会はめっきり減ったように思う
直近の記憶で言えば知り合いが趣味で集めているギターを借りて演奏を試みたときくらいだろうか
それ以外では楽器を手で触れるどころか目に映った覚えもなかったりする
ベルが楽器に分類されるかは少し首を捻る必要性が出てくるものの、合唱等で用いられることから楽器として扱ってもいいのではないだろうか
そんなベルの音色を映像媒体越しに聞くことはあっても、やはり実物を見ることは少なく形状もうろ覚えになってしまっているのは残念なところ
私の記憶が正しければ鈴や鐘を同系統の楽器と言っても違和感のない形をしていただろうか
そう思えば毎年の暮れに除夜の鐘を見ることもあって、なんとなくイメージは付きやすい
話は少し変わるが
鐘は寺で、鈴は神社で、ベルは教会で、と言った場所で見かける気がしているけれど
この系統の楽器には神聖な、もしくは清廉な印象が強かったりするのだろうか?
生憎歴史に造詣が深いわけでもないため正確なことは言えないが
登山では危険な野生動物を遠ざける目的で鈴を常備したりするらしく、それが昔から用いられる方法だというなら今より遥かに自然が身近な時代では危険な生物を退ける道具に神聖さを見出しても不思議ではないなと、それっぽいことを述べることは可能だ
もしやサンタクロースがベルを鳴らしながら食物連鎖で言えば被食者側であるトナカイが引くソリでやってくるのは、今日は聖夜だから安全な日であるというメッセージが込められているのかもしれない
全て仮説でしかないが、もしそうなら昔の人間も随分とユーモアに溢れていたようだ
ベルの音色は単純なように思えるが、その背景も合わせると意外にも奥が深いということだろう
………たぶん
では今回はこんなところで
「ベルの音」
もう、あのベルの音はならない。
そう、思っていた時だった。
ちりん、とあのベルの音が聞こえて。
すぐさまベルの音に駆け寄る僕。
身体に染み付いた習慣。
だけど、心臓がうるさい。
ベルが鳴った部屋を開ける。
僕の目に映ったのは、まだ赤ん坊の女の子だ。
歳に不似合いなぐらい高級で優美なドレス。
だけど、着こなす彼女の顔は彼女の両親に似て高貴だ。
その手には、あのベルが握られている。
「お嬢様、起きていらっしゃったのですね」
僕は彼女に歩み寄り、彼女を抱き抱える。
蝶よりも、花よりも、丁重に。
抱き抱えられた彼女は、僕の目を大きな瞳で見つめた。
「お嬢様…」
僕が執事として仕えていた彼女の両親は事故で亡くなった。
彼女は、それをまだ知らない。
彼女の瞳を見つめ返す。
…知っても理解出来る年齢ではないだろう。
僕以外の召使いはみんな、事故を知って辞めていった。
僕と、彼女の、ふたりぼっち。
でも確かに、ベルを奏でるひとは僕の主人だ。
「お嬢様。僭越ながら私が、今日よりお嬢様の執事を務めます。以後、お見知り置きを。」
彼女は少し視線をさまよわせ、言った。
「よろしくね。」
鈴のような玲瓏な声が、僕の鼓膜を揺らした。
ベルの音と聞くと、その言葉からある曲が思い浮かぶ。
中学生の頃好きだった人と聴いていた曲だから懐かしい気持ちが蘇る。
電車のベルでお別れをする歌だが、どこか前向きな未来も残されているような余韻を感じる歌であった。
今聴いたらまた違う感想を持てるのかもしれない。
ベルの音
もうすぐクリスマスだね
ホントなら楽しみでワクワクしてるはずだった。
でも今は気持ちを忘れて
冷静になる
でも君のこと嫌いじゃないよ。
好きだけど、今心が傷だらけだから私には幸せのベルの音が聞こえない。
今気丈に振舞うのが精一杯。
ごめんね。
【ベルの音】
小さい頃、母さんが
「サンタさんが来たみたい、鈴の音がするよ。」
と言っていたな。
今じゃ親がサンタだって知っているから、
そんなの嘘だってわかる。
嘘だったのだろうか。
鈴の音はもちろん聞こえなかったのだが
「いい子にしか鈴の音は聞こえないよ」
と言われたので
きっと私を寝かせるための口実だろう
でもそんな綺麗な嘘がつける人になりたい。
自分を守る嘘じゃなくて、誰かを守る嘘をつきたい
なれるだろうか。
誰かが傷つかないように嘘をつく。
その嘘がバレたら傷つくだろうが
バレるまで傷つかないように…知らんぷり。
――――――――――優しい嘘つき。
「ベルの音(発車メロディー)」
―プルルルルル―
―案内を致します。この列車は××時××分の発車、
上野発、札幌行きの「北斗星」でございます。
××時分の発車、上野発、札幌行きの「北斗星」でございます。
お間違えのないようにご乗車…―
一度は、見たかった、聴きたかった
北斗星の姿とベル音とアナウンス…。
見に行くチャンスはあったのに…。
あの引退の日に意地でも最期の勇姿を
撮りに聴きに行くべきだった…。
りんりんりん
居酒屋ではベルより声ですみません!派
ベルの音
以前一緒に働いていた同僚が
新婚旅行で入った先がスイスで
お土産にいただいたカウベル
特に使い道もなかったのですが
最近は
玄関先にぶら下げて
外出の際に行ってきますの言葉と共に
触れて鳴らせています
なんとなく
クマ避けのおまじない
クマさん来るような地域ではないけどね
おうちと自分とを守る
小さな魔法
誰でも使える魔法ですね
ベルの音
もうすぐ
やってくる
サンタさんと
お鼻の赤いトナカイさんが
耳を澄ませば
どんどん近づく
ベルの音
なな🐶
2023年12月20日🔔
「ベルの音」
僕は夢を見た。
雲1つない青空の下で草原を走っていた。
風が吹いていて、草木が揺れ、暑くもなく、寒くもなく、
とても心地よかった、心地よかったんだ。だから、いっぱい走った。どれくらい走っていただろうか。不意に、
リンと音が聞こえたがした、1本の木の方から。
その木には、ベルがなっていた。
よーく見ると、木の下で、1人の女の子が本を読んでいる。とても可愛らしい子だった。
もう少し近くで見たい。
考えるより先に体が動いていた。
僕は一生懸命に走った。だけど、
彼女には近づけない。
正直、諦めようかと思った。もう一度彼女を見た。
そしたら、
彼女も僕を向いていて、ニコッと、微笑んでくれた気がした。
それと同時にリンと音がなり僕はまた、深い眠りに落ちた。
ベルの音
ベルと聞くといつも思い出すのは
貴方と雪の降る日に行ったデートだ
クリスマスイブの日貴方はあの大きなツリーの前で
午前0時ベルの音とともにクリスマスの日になったあの時
君はそっとしゃがんで指輪を差し出した
これが僕からのクリスマスプレゼント
「僕と結婚してください」
私は泣きながらプレゼントを受け取った
鐘の音の数より多い藁人形
/お題「ベルの音」より
ベルの音。
何回聞いても
ベルの音は
さよならの音。
また逢いたいなぁの
音。
寂しいから
逢いたい音。
ベルの音
海外だとXmas
日本だと除夜の鐘
我が家だと黒猫べるの鳴き声
海外だとハンドベル
日本だと鈴虫
我が家だとお鈴
鈴虫や虫の声を声として聞こえるのは
左脳で聞く日本人(厳密には日本語を母国語とする人)とポリネシア人だけなのだとか
右脳では雑音とな
虫の声で季節を感じることができるのは
とても幸せなことなのかもしれない
白いお髭のおじいさんと、赤いお鼻のトナカイさん。
二人は今夜、星空の下を飛んでいる。
「リンリン」と、音を鳴らしながら
いい子にしていた、君の元へと
---二作目---
リーンリン、リーンリンと、ベルの音が、街に鳴り響く。
去年の夜は、一人で聞いた綺麗な音
今年の夜は、二人で聞いた幸せな音
#ベルの音
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