『ベルの音』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夢物語は覚めて、
欲しい物は簡単には手に入らないと知る
「楽しい」が一瞬なように
「美しい」も一瞬だ
目に見えなくて儚い
だけどそれ故に大きな力を秘めている
この音色は消えてしまう
そう分かっていても
次があるからいいやなんて
本当の美しさに気付けないでいる
もう一度聴いてみようって
それが何回もあってやっとこさ
余韻に浸れるって知ったのは最近
「美しい」の力ってすごい
怒りとか悲しみも飲み込んでしまう
だから今年も「美しい」を探してる
#ベルの音
ベルの音。
今年のクリスマスは
推しサンタと
一緒だから
本当に楽しそう。
ベルの音と一緒に
2人の唄声にも
まみれたい。
大好きな人と過ごす
クリスマスは
非リアじゃないよね?
ベルの音
プラットホームに響くベルの音。
ローカル線の普通列車が発車する。
随分前は、
ジリジリと金の響きのベルで発車を告げていた。
急かすような金のベルの音は、懐かしく哀愁を感じる。
今はもう無い、昔のお話です。
ベルの音
サンタクロースイズカーミーントゥーターウン
時計塔があって大きな鐘の音が鳴り響く。
でもノイズキャンセリングイヤホンが全カットしてくれる。
お題 ベルの音
テーマ【ベルの音】
制作者:いと。 12.20 2022 22:03
今日、僕は友人と喧嘩をしてしまった。
喧嘩といってもただのくだらない口喧嘩。
「ほんと、何やってんだろ...」
クリスマスを目の前に喧嘩をしてしまった
僕が憎らしくて仕方ない。
クリスマスも一緒に過ごそうって言ってたのに…
このままじゃきっと、その約束も守れやしない。
このままじゃ、きっと...
「っ...」
謝りたいけど、素直になれない。
でも僕から言い出さないと...
「...ずっと仲直り出来ないままだ。」
そう呟いた頃には僕は友人の家へと向かっていた。
乱れていく呼吸、風を切るような感覚。
景色が後ろへ後ろへと流れる。
「はぁ...はぁ...っ」
…着いた。
僕は乱れた息を整え、
覚悟を決めてインターホンを押す。
「...!」
開いた扉から友人の姿が見えた。
「え、えっと、その...」
喉に言葉が詰まり、上手く声が出ない。
今の時刻は19時。気温は0°を下回っていた。
冬の夜の寒さより、「ごめんなさい」の一言も出ない
自分の惨めさに心が冷たくなる。
僕は息を飲み、もう一度覚悟を決め直して、
「ごめn...!!」
「ごめんね。」
同じタイミングで僕と友人は言葉を発した。
その瞬間、綺麗な”ベル”の音色が
屋根の方向から静かに鳴った気がした。
クリスマス前にまたひとつ”美しい”思い出が
出来たことをベルが心に刻んでくれました。
[ベル,Belle]
(フランス語でベルは”美しい”という意味。)
いつか
いつか
私もあなたと
あのベルの音を
真下で聴くことができるのかしら
「ベルの音」
-ベルの音-
端正な顔立ち、美しい髪、
華麗にピアノを奏でる繊細な指先。
あなたが今も生きていたとしたら、
私は、すべてを捧げるでしょう。
「ラ・カンパネラ」フランツ・リスト
『ベルの音』
急かされる
電車の発車のベルの音
「かけ込み乗車は~」に
足止めされ
目の前でドアが閉まる
荒げる息を吐き
立ち尽くすと
次の瞬間、ドアが開いた
「お入り下さい」と告げるかのように
カランカランと頭の中で鐘が鳴った
私はゆっくり電車に乗った
旅先の少し嬉しい物語
「リンリンリーン」
あなたに
私の、推しに
プレゼントは
届くのかな?
あなたには
誰から
プレゼントを、もらうの?
ベルの音
ジングルベル…
ジングルベル…
鈴が鳴る
音が遠くから
聞こえて…
あー
もう時期サンタさんが
やってくる…
そんな子供時代を
思い出して…
懐かしむの…
この世界には魔法が存在する
一部の女神の祝福を受けた者はその歌声に魔力を乗せることができるのだ
そして私、ベルもその祝福を受けた1人である
しかし…
ドーン‼
「またやっちゃった…」
私は力の制御が上手くできずついつい様々なものを破壊してしまう
今日は桶に水を貯めようとして桶に穴を空けたのだった
祝福に目醒める前から歌う事は大好きだった
下手の横好きとはよく言われてたけど
今も歌うのを辞めたくない、そんな一心で制御の訓練に励んでいる
今日もベルの歌声はトラブルの音を奏でているのであった
キーンコーンカーンコーン
授業の始まりを告げるベルが鳴る
皆静かになり、前を向いた
「起立」
立ち上がったその瞬間
先生に向けて、一斉射撃だ
玉が無くなるまでアイツに打ち続ける
今回も全弾命中
今回も無傷か
「君たち人間の武器は相変わらず弱いねぇ」
現人類の目標はこの化け物に効く、高威力低被害な武器だ
アイツが笑いながら席に座った
「それじゃ、授業始めるぞー」
私たちの担任がそう言いながらチョークを持った
ベルの音
冬はベルの音が似合う
華やかで賑やかな
クリスマスのベル
ハンドベルで
きよしこの夜を
奏でると神秘的
大晦日には
除夜の鐘が
荘厳に鳴り響く
ベルの音
自転車のベルの音に気づいて
振り返ると、
いたずらっぽい笑顔を浮かべている
君がいた。
#2 僕は何も知らないまま、生きていたかった。
結局は知らないといけないんだ。現実だとは思いたくもなかったけど、目を背けることもできない。
………家族が亡くなっていた。
残酷な事が起きていることなんて知らない人々は、ベルの音が鳴り響く幸せな世界に浸っていた。
___ベルの音
『ベルの音』
シャンシャン……シャンシャンという音と共にトナカイの引くソリに乗ってサンタクロースが現れる。なんて、陳腐な表現は絵や漫画、イラストに動画はよく見かけるこの時期。
オカルト的な話になるが、鈴には魔除けの効果があるというのは知っているだろうか。
これは西洋でも、東洋でも同じように考えられていて、その音で場の空気が清められるとされている。
もちろん持ち主の到来を告げる役割もあるが。
サンタクロースの場合、この二つの意味を持ち合わせている。
なんともキリスト教らしいと私は思う。
──普段は気にも留めないイベントを、ほんの少しだけ深掘りして調べてみると意外な歴史を持っているものが多い。
外国のイベントの歴史も調べてみたら案外面白かったりするので、この機会に各々がクリスマスについて思いを少しだけ巡らせると楽しめるんじゃないだろうか?
彼からの着信。
「窓の外見て」
私は病院の少し高い窓の縁に座り顔を出す。
ケータイを耳に当て見上げて手を振る彼。
隣にはいないが映像ではない彼の顔を見た途端、
パブロフの犬のように条件反射した。
彼の優しい声、穏やかな表情が
2人ですごした日々を思い出させる。
少し他愛もない話をしたあと、
「愛してる。じゃあね。」一言そう言って通話を切り車に向かう彼を窓から見送る。
久しぶりに顔を見れた嬉しさからか、寂しさからかは分からない。ただ、涙が止まらなかった。
『ベルの音』
No.19『ウエディングベル』
散文 / 恋愛 / 掌編小説
クリスマスを目前に控えた日曜日。めいっぱいお洒落をしてイルミネーションで溢れる街中をひとりで歩く。本当は自分と幸せになるはずだったひとと親友の幸せな姿を見せつけられ、それでもわたしはめいっぱいの祝福の拍手をふたりに贈った。
「なにが幸せにします、よ……」
去年までわたしの恋人だったひとを親友がまず好きになり、次いで親友が気になり始めた恋人が親友を好きになってしまった。ごめんなさいとふたりから謝られた時は呆然としたが、そのまま恋人関係を続けられるはずもない。
結婚の約束もまだの恋人とわたしだったが、クリスマス頃には……、なんて思っていたのだ。なのに、親友を好きになって親友と付き合い始めた恋人は、わたしにじゃなく、付き合い始めたばかりの親友にプロポーズをしたのだった。
親友は恋人、いや、元カレが両親に結婚の挨拶している音声を寄越し、ごめんね、彼と幸せになりますとのたまった。わたしは結局、ふたりの結婚式に参列し、ふたりに祝福の拍手を贈ったのだ。
いつか教会でウエディングベルを鳴らすはずだったのに。式の帰りに寄った居酒屋に、やけ酒を注文するための卓上ベルの音が響き渡った。
お題:ベルの音
ベルの音
毎朝、目覚ましのベルの音で目が覚める。
ベルの音は、戦いの始まるゴングの音。
戦いというと勇ましいが、ゴングが鳴ってしばらく
夢の中にいる。
2回、3回とゴングが鳴って、初めてファイティングポーズを取る
朝はゴングとの戦い。
ここに負けたら、二度と会社という戦場に立てない。
俺は朝から戦っている。
負けられない戦いがそこにはある。