『バレンタイン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
2月14日と言えばバレンタイン。誰かが意中の人にチョコレートを贈る日。
校内の男子たちはとてもそわそわしている。面白い。
「おはようございます!おねえさま❤︎」
私をおねえさまと呼び、慕う女の子がいる。その子はかわいらしくて快活な優等生で、…ちょっと変わった子。
「おはよう。何かいい事あった?」
「えへへ、あのですね…これ、おねえさまに!」
にこにこ笑顔のその手には綺麗にラッピングされた小さな箱が。
「私に?」
「はい!えっと、いつもお世話になっているので、お礼です」
ありがとうとお礼を言うと彼女は言葉を付け加えた。
「お返しとか別にいらないので!」
「えー?」
気を遣わないで、と言われても…じゃあこうしよう。
「後ろを見てごらん」
「?」
彼女は素直に後ろを向く。そこには何も無い。
疑問を持ちつつこちらを向き直ると違和感に気付いた。
「良い子にはお菓子をあげようね」
私は隙をついて梱包したクッキーを彼女の服のポケットの中に突っ込んでいたのだ。
「わー!いつの間に!」
「さぷらーいず」
彼女は驚いていた。その後すぐにお礼を言って笑っていた。とても素直で良い子。
人間の子から気持ちの籠った物を貰えるなんて素敵な事だと思わない?
深夜に向かうほどに君の声が胸に響く
あの日なぜ君の手を離したのか…
君は泣いていたのに…
どうして…
あの時の僕は光に背を向けていた
君という咲き乱れる人がいたのに
僕は…
太陽にも背を向け歩みはじめた
君の泣き顔が胸を締めつける
もう一度君に偶然にでも会えたらな伝えよう
君が何よりも大切な事を…
……
どうせならもう下手くそ夢を描いてこう
どうせならもう愉快で明るい愛のある夢を
帰りたくなったよ…
君の住む町に
大きく手を振るから
帰りたくなったよ
君が待つ家に
聞いてほしい話があるよ
笑ってくれたら嬉しいなぁ
……
虹
アクアタイムズ
帰りたくなったよ
いきものがかり
バレンタイン
鞄に忍ばせた愛の印
あたしは今日 精一杯の嘘をつく
教室であなたを見るのが好きだった
隣にあの子が居ないから
いつも3人一緒だったのにね
いつからあたしは置いていかれたの?
渡さずにいればいいのに
嘘になっても渡したい あいのかたち
食べて貰えるだけで良かったの
だからそんな顔しないで
勘違しちゃうから
そんな全部見透かさないで
あの子だけを見ていてよ
帰り道が好きだった
たまにはふたりきりになれたから
いつも3人一緒だったのにね
いつからふたりの世界を作ったの?
伝えられないこの想い
あの子のことも大切だから
一緒に居るだけで良かったの
なんで耳まで真っ赤にするの
そんな顔見た事ない
きっとあたしの勘違い
これ以上好きにさせないで
渡してしまった愛の印
あたしは今日から自分の心に嘘をつく
貴方にチョコをあげれて良かった。
来年もあげれるかな
私君と付き合えてほんとに幸せ。
3月14日のホワイトデーは君からチョコ貰えるかな
バレンタイン
『ナッツのチョコレートがいいな』
と隣を歩く幼なじみが、不意に伝えてきた。
もうすぐバレンタイン。
もちろん幼なじみ兼私の片想いの相手は、意図があるのかどうなのか、チョコレートを欲しがった。
クラスの女友達と一緒に『手作りチョコ』に挑戦するという話題で盛り上がり、料理が苦手な私も参加することになった。
私の幼なじみは、私が料理が苦手だということも分かっているのに、それでも手作りチョコが欲しいというのだから、これは期待しちゃってもいいのかなって。
バレンタインは毎年、チョコじゃないお菓子を準備する日だった。
「僕、チョコ好きじゃないんだよね」
そう言ってたから。
甘党なのにチョコだけ好きじゃないの不思議だなって思ってたけど、好きな人の好きなものをあげたくて、色んなお菓子を贈った。
でも、今年はチョコをあげる。
もうこの恋は終わりだから。
君とはあとひと月もしないうちにさようならだから。
もう、好きな人じゃなくなるから、好きなものをあげることもない。
だから、私がチョコをあげる理由なんて考えないで。
自分の苦手なもの渡してくる嫌な奴だと思って嫌いになって。
友達でいるのも、もう辞めにするつもりだから。
だから、だから、今更好きだなんて言わないで。
チョコと一緒に固めた決心が、揺らいでしまうから。
「バレンタイン・バーリ・トゥード!!」
突然の大声と背中に強烈な衝撃が身を襲った。
「何!?なになになに!!?」
「え?バレンタインだよ。いつも本読ながら薪運んでるあなたにプレゼントよ」
「いやそこじゃなくて」
「背負った薪の上にチョコを乗せてあげたんだから感謝しなさい」
「なんで薪の上、いやそこも違くて、バーリ・トゥードってなに?」
「なんでもありって意味よ」
「バレンタインとの関係は?」
「ないっ!!」
(バレンタイン)
二宮金次郎のオマージュ、勤勉な所に惹かれたらしいですね。
バレンタインですね。
かれこれ3年ほどLEONのアンバサダー缶を狙っているんですが、今年も手にできませんでした。残念。
来年またチャレンジします。
自分へのご褒美は大事ですからね。
他人へのプレゼントより力を入れていいんですよ。
金を出すのも、労力をはたくのも自分です。
ご褒美だから、我儘になりましょう。
代替の肉 チョコ コーヒー 砂糖 カニ
それでもいけちゃう鈍めの私
チョコレートボンボンに毒注ぎ込み
お前とサドンデスする気あり
#バレンタイン
バレンタイン
失恋した。
確証は無いけれど、あの後ろ姿は私の好きな人だ。
何度も何度も人違いだと言い聞かせたけれど、
1年間見守ってきた想い人を見間違えるはずがない。
隣にいたのは小柄で髪の綺麗な女の子。
バレンタインがこんなに苦いなんて知らなかった。
チョコみたいに甘いものだと思っていたのに。
渡すつもりだった。
気持ち悪がられてもいいと思った。
でもやっぱり待っててはくれないみたい。
まる1年。本当に何も出来なかった。
この気持ちは言葉にできないと思う。
最初で最悪のバレンタインだ。
バレンタイン
バレンタイン
みーんなチョコを作る
本命チョコとか
友チョコとか
義理チョコとか
あいにくみんなは
誰かから一個はもらってるみたい
なのに私は
誰からも来ない
そう
私は隠キャ
今年こそはって思ったけど
ダメみたい
今日も教室の隅で本を読む
「いいなー…友だち」
ぼそっと呟いたら
「はいこれ」
教室で1番人気な男の子が
私にチョコを渡した
「えっ」
「余ったからあげる」
その時食べたチョコの味は
今までで1番美味しかったなぁ
〖バレンタイン〗
惹かれ合う運命の2人よ
共に時間を過ごし、愛を育てなさい
相手のことを想ってお菓子を渡す。
落ち着いた夜、2人でディナーに行く。
チョコを2人仲良くわけっこして食べる。
甘いのは苦手だから、コーヒーを飲み比べ。
遠くで頑張ってるから少し長い電話を。
どれも素敵な「バレンタイン」です。
バレンタインという名の「時間」です。
まだまだ寒い2月。2人の間はあたたかく。
貴方だから言える「スキ」を贈ってね。
バレンタイン
気持ちを伝えたいのは
一人じゃなくていい
【題:バレンタイン】
今日は2月14日、バレンタインデー。
といっても、気になる人もチョコを贈りあうような友人もいない社会人にとっては、ただむなしいだけだ。
平日であれば仕事で気が紛れるというのに、休日で用事もないとなると、家で一人だ。
チョコを贈り合う男女や友達の集団を想像して、なんだか居たたまれなくなるだけである。
ため息を一つつき、寝返りをして、そこらにあるクッションを抱き締める。
これでも一応、10年前――高校生だった時には友達とチョコレート味の自作クッキーを贈り合ったり、本命チョコを渡そうとする友人をはやし立てたりした。
まあもう、高校時代の友人とは、ここ3年連絡も取っていないのだが……
ピンポーン。音ひとつしなかったこの部屋に、突然チャイムが鳴り響く。
誰だろう。こんな日に訪ねてくる人など、いるはずがないのに。
やや重い足取りで玄関まで行き、ドアを開けた。
「お届け物でーす。ここにサインをお願いします」
のんびりとした声色と共に、ボールペンが差し出される。
ここ一ヶ月で、なにか頼んだ記憶はないのだけれどもな。
「あの――部屋間違ってませんか?」
「え? えっと、◯◯◯号室の✕✕さんですよね?」
それはたしかに私の部屋番号と名字であった。にしてもどういうことだろうか。
ああ、実家から何か送られてきたとかだろうか。
「ええ、そうです。すみません、サインさせていただきますね」
自分の名前を紙に書き、それと段ボール箱を交換する。
「はい、ありがとうございます。それでは」
配達員はそう言い残し、エレベーターの方へ向かっていった。
部屋に戻り、リビングの机に段ボール箱を置き、封を開ける。
中には――有名なブランドの生チョコが、おしゃれに飾られて入っていた。
ああ、そういえば。
2週間前、酔った勢いで、バレンタインに到着するように生チョコをオンラインで購入したんだっけ。
2週間後の自分へのプレゼントだ、って。
完全に失念していた。
とりあえず、買ってしまったからには食べようか。
かわいらしい包装を開けて、チョコと対面する。
ああ、外ではチョコを贈りあう人々が居る中、私は一人で何をやっているのだろうか。呆れてしまう。
生チョコにフォークを浅く刺し、口元まで運んで、口にぽいっとほうりこむ。
思っていたより甘い風味が、口の中でなめらかに広がった。
――案外、悪くないかも。
○○商戦 容易く乗っかる
人のよさゆえ操られ
恋人の愛の確認それが由来
義理なんて空虚はいらない
#バレンタイン
《バレンタイン》
幼なじみのあなたに
毎年作るチョコレート
私の気持ちは隠して
毎年の恒例行事
だったのに……
あなたに彼女ができた
今年もチョコは作ったけど
あの子からチョコをもらって
嬉しそうなあなたに渡せずにいた
このまま渡さずに終わると
思っていたのに
あなたは私からのチョコがないのを
疑問に思ってわざわざもらいにきた
来てくれて嬉しくも
なんとも思われていない
現実を突きつけられた
今年が最後と告げて
チョコを渡して家に入った
今まで1番苦いバレンタインになった
すこしだけ、会えませんか
きのうと同じ場所で待っています
でんわじゃなくて、直接伝えようと思って、、、
すきです
(バレンタイン)
商店街に〝例の歌〟が流れ始めると、堅苦しいと言われるこの職場でもそわそわする人達が出始める。
それは男女の別などなくて、職場全体が妙にふわふわと落ち着かない空気に包まれていた。
「~~♪」
鼻歌で〝例の歌〟を歌うその人の姿を見たのは、一人や二人では無い。上機嫌で歌を歌いながら歩くその背を見送って、今年も来たと人々は噂しあっている。
「あの人からチョコを貰う羨ましい人は誰だろう?」
あの人が毎年誰かにチョコを贈っているのは周知の事実で。でも誰が貰っているのかは不思議と分からない。貰った人間はよほど上手に誤魔化すか隠すかしているのだろう、それともあの人が堅く口止めしているのかもしれない。
誰もが憧れるあの人。
気さくに話しかけてくれるあの人。
そんなあの人の心を射止めた幸運な人は誰――?
人々が噂してるとも知らないで、あの人は今日も上機嫌で〝例の歌〟を歌っている。
◆◆◆
「別に深い意味はないんだけどなぁ」
銀紙をペリペリと捲って。バナナペーストの入ったチョコをぽいと口に放り込む。
「みんな同じチョコだし、なんなら自分も食べてるし。〝お疲れ様〟くらいの気持ちなんだけどなぁ」
「そうはいかないのを知ってるでしょうに」
「うーん」
「勘違いされる前に配るのやめた方がいいよ」
「うーん」
冬だというのに妙にあたたかいバレンタインの夜は、こうして静かに更けていくのであった。
END
「バレンタイン」
以前なら今年のようにバレンタインが土曜日で助かったと思っただろう。
昔勤めていた職場では、バレンタインに女性社員から男性社員へチョコレートを用意するのが決まりだった。
仕事の一環と言ってもいい。
バレンタイン前になると女性社員は休日返上でショッピングモールに集合し、男性社員のためにチョコレートを買う。
もちろん全て自腹。
ここで言っておきたいのは、自分の職業が理系に振り切っているため、圧倒的に男性社員が多い職場だということ。
そして、自分がチョコレートを苦手にしていること。
僅か二、三人の女性社員たちで、チョコレートの選別に何の役にも立たない、ただの財布役にしかなれない自分を連れて、二桁人数の男性社員たちのチョコレートを買う。
しかもお買い得な大袋ではなく、おしゃれな箱のタイプを。
精神的にも金銭的にも完全に苦行だった。
救いだったのは、バレンタイン当日が土日で休みだった場合、その苦行をパスできたことだ。
今年のように土曜日にバレンタインが来たならば相当喜んだだろう。
これも言っておくと、ホワイトデーの男性社員たちからのお返しは勿論あった。
ただ難易度は自分たちより遥かに低かった筈だ。
二、三人分でいいのだから。
今の職場はバレンタインをしないと決まっているらしく、ここ何年かは平和なバレンタインを迎えられている。
ありがたい限りだ。
バレンタインで盛り上がっているところ恐縮だが、チョコレートを苦手としている女子(女子?)がいることも、時折思い出していただけると少し嬉しい。
お題『バレンタイン』
教室の前の方に居る女子の集団と友達としてのお菓子を渡した後、友達が好きな男の子の隣にいる人にチョコを2つ渡すことを聞いた。そんなバレンタインの前の日。