『バレンタイン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
俺は今日、女子から初めてのバレンタインを貰う。
1週間前にクラスの女子からクッキーは嫌いかと聞かれた
それだけで?と思うかもしれないが、
俺にとっては一大事だ。
今まで女子と話したことすら数えるぐらいしかないこの
俺がバレンタインを貰える。
靴箱に入っているのか、それとも机の中か、もしかした
ら直接渡してくれるのかもしれない。
胸をときめかせながら学校へ行くと、話しかけられた女
の子が少し赤い顔をして俺の所へ来た。
やっとだ。
俺に春が来た。
そう思った、、、
「あの!!これ、バレンタイン用に練習して失敗したやつなんだ。捨てちゃうのは勿体ないし、友達には上げられないから、貰ってくれて嬉しい!!」
笑顔でそう言われた。
どうやら俺は勘違いをしていたらしい。
物語とか、登場人物とか抜きに。
渡したい人に渡せない。
渡したいってLINEを、途中まで打って放置。
今見てる人、どうか応援してくださいませんか。
【バレンタイン】
#18
どーせ渡す相手もいないし
女子校だし
みんながくれるやつ食べてお返しすればいっか!
そんなことを考えていた矢先だった
わたしの人生は小説みたいってよく言われる
だって、彼女がいたんだ
自分はどうしたって女なのに
去年ひどい言葉を浴びせて一方的に別れた
本当の理由は全部隠して
絶対傷つけた。
だって、別れた直後学校に来なくなったから。
まあすぐ戻ってきて、新しい友達作ってたけど…
それなのに、きみは今年チョコをくれた
わけがわからない。
二年間付き合ってたのに一回もくれなかったくせに
突然わたしがご飯食べてるとこに来て
しかもなんで
なんで
食べさせてくれたの??
なんで「あーん」って言ったの???
そんなのまるで前みたいじゃん。
わたしまだきみのこと好きなんだよ
席が隣で、それだけで苦しいのに。
ずるい人
バレンタインなんて だいすきだ。
「ふふん♪」
私はご機嫌でスキップしている。
私のカバンの中にはバレンタインの手作りチョコ。
彼氏に向けて頑張って昨日作ったものだ。
今日は放課後デートだから、そこで、彼氏に渡す予定だった。
「おはよっ」
登校途中の友達の真奈に声をかけられる。
「おはよー。真奈もチョコ手作りしたんでしょ?」
私が笑顔で質問すると、真奈が頷く。
真奈も彼氏がいて、家でチョコを作るって張り切っていた。
「そうだよ。昨日は大変だった、温度計とお湯と用意してさぁ〜お母さんに手伝ってもらったよ」
「温度計?なんで?」
「なんで?って、テンパリングしないと、滑らかな口当たりにならないでしょ?温度調節して固めるんだよ」
「え?そーなの?そのまま溶かして入れちゃったよ」
私はさぁぁっと青くなる。
「まぁ、でも、チョコはチョコだしさ、気にしないで」
ポンッと慰めるように肩を叩く真奈の声も耳に入ってこない。
「・・・どうしよう」
妙案も浮かばずに放課後になってしまった。
彼氏が校門で待ってる。
「よっ、行こうぜ」
「あ、うん・・・」
途中で店で買う?でも間に合うかな・・・
私があれこれと思案してると、彼氏が私の顔を覗き込む。
「どーした?」
「あ、うん・・・」
「それ、くれるんじゃないの?」
彼氏は私が手に持っているチョコが入った紙袋を指差す。
「えっ、うん・・・」
「・・・もしかして俺にじゃないの?」
彼氏が疑うような口調で言う。
「もちろんあなたにだよっ・・・でも、友達に作り方違うって言われて・・・美味しくないかも・・・」
私が口ごもると、彼氏はヒョイッと私の持っている紙袋をかすめ取った。
「あっ!」
私が取り返そうと手を伸ばすと、その手首を優しく掴まれる。
「俺にだろ?もうこれは俺のものだ。お前が作ったチョコなら、何だって食べるよ」
にこっと笑顔で笑いかける彼氏に、見とれてしまう。
心臓のドキドキが止まらない。
「来年は・・・もっと頑張って作るから」
「無理するなよ」
優しく頭に手を置かれて、私の中の心のもやもやも晴れていく。
「うん、期待していてね」
私が彼氏に向けて笑顔で返事をすると、
「やっぱり、お前は笑顔の時が一番可愛い」
と彼氏は殺し文句を私に放つ。その後しばらくの間、私の顔の熱は下がることがなかったんだ。
僕はおかしだとチョコしか食べれないような人間だからこの時期はチョコレートの限定商品がおおくてテンションあがる
渡さなくても伝わってくれるはず。
先輩の受験、いい結果でありますように
この時期になると、
売り場の一角がピンクの可愛らしいチョコレート専門店になる。
特に、
猫好きの身にとっては
猫をあしらったものには思わず湧き立つ。
そして、
そのお値段に我に返る。
あなたへ贈る気持ちは、
例えチロルチョコでも
価値が高くて値段がつけられないほど、
プライスレス。
そんな相手は、いないのですが。
バレンタイン
今日はバレンタイン。チョコ好きの私にとっては戦争のような日である。最近このような言葉を聞いたことがある。「バレンタインシーズンのチョコレート売り場はコミケ」コミケについて私は詳しくないが、ニュースで流れる映像を見る限りとてつもない混雑が発生する。似たようなことがこの時季のデパ地下や催事場で起こる。ここ一週間毎日のように人に揉まれながら様々なチョコを買ったが、やはり本番は今日だ。エスカレーターで地下まで降りると昨日よりも多い人が見える。いざ、戦場へ。そう心で呟き、私は人混みへと一歩踏み出した。
バレンタイン
チョコ好きとしては
自分用に買うだけで
大満足のバレンタイン
とは言うものの
今年はあんまりピンと来なくて
収穫すくなっ
普段から
袋入りチョコ菓子常備なので
今日も食後にいつものように食べました
さてこれから歯をみがきますか
バレンタイン
夫がまだ彼氏のとき
心を込めてチョコとジッポを贈った
嬉しそうに
「お返しは指輪だね」
と笑顔で言ってくれた
あれから16年
夫はタバコをやめて、
太ってきた(百キロはある)
もうジッポは使わない
もうチョコも贈らない
ペアリングもあの太い指に入らない
厳しさも優しさと決めてるけど
リビングから夫が言ってる
「みーちゃん、ごはんまだー?」
はいはい、今ごはんにするからね
「バレンタイン」
チョコ食べた
自分で買った
甘いヤツ
正直、この時しか売ってないいい感じのチョコを
自分で買ったり、
仲のいい友達とシェアハピするのが
今どきのバレンタイの楽しみ方かもしれない
甘いものが嫌いなくせに
バレンタインになるとソワソワし始める君
甘くないチョコレートを渡すと
とびきり甘い笑顔を見せる君
ホント敵わないな
あの人に欲しいって言われたの、チョコレート。
心を込めて作ったけれど、
ありがとうの言葉も、おいしかったよって感想も、
ホワイトデーのお返しも、
何も無かった。
さみしかった。
あなたにあげたいって伝えたの、チョコレート。
心を込めて作ったよ、
反応が苦手なあなたは一生懸命喜んで、
それでも足りないからって
次の日もありがとうって伝えてくれた。
お返しに私が好きなものをくれたんだ。
しあわせだよ。ありがとう。
────バレンタイン
「受験生に バレンタインなんてない」
なんて大人は言うけど 私はそうは 思わない。
だって 手作りチョコは 渡せないけど
応援メッセージ付きの
キットカットくらいなら 渡せるし
頭への糖分補給も 必要だもん。
今日はチョコ食べながら 勉強しようかな((φ(>ω<*)🍫
#バレンタイン
新しいレンジでブラウニーを作ってみた。
想像以上にたくさん作れてしまったので明日からのお弁当のおともに。
食べてほしいよ
あなたにも‥
今日は待ちに待った女の勝負の日
しかし手作りはちょっとめんどくさい
なので私が好きなお花をプレゼントしようかな
それも良いけど無難にチョコをあげるべき?
迷っちゃうね
こういうイベントの日は何をあげるか考えてる時が一番楽しい
渡すのは緊張しちゃうけど
考える分には問題ない
カレはこの日をどう思ってるのかな
ちょっと気になるな
いや、ちょっとどころじゃあねぇわ
気になるよめっちゃ
何か私に期待してくれてるのかな
そしたらめいいっぱい答えてあげなくちゃね
結局何が喜んでくれるかなって考えても
カレは何だって喜んでくれるのを私は知っている
優しすぎるよね
ずるすぎるよね
なんでもわーいわーいなんて言ってはしゃいでる
もう、カレってば…
会うのがドキドキすぎてお外にでらんないよ…
駄目駄目、私は勇気を出してカレに渡さなきゃなの
だから勇気を振り絞って外に出るの!
や〜!
…あ
あっなんでもないの、バランス崩しちゃって、えへへ、ばいばーい!
やばい!逃げろ!花束持って走る私を見る先輩は何を思う
私は一心不乱にカレの部屋へとかけた
ドアをドンドン叩いて入れてもらうよう言う
うわっ!びっくりしたわ〜朝からなんやねん
良いから!早く入れて!
わ、分かったで…
そして私の荷物を見て何かを悟ったかのような表情がカレから見えた
で、すぐに聞かれた
そ、それってお花?と袋のモンは何が入っとん?
あ〜これね、今日なんの日か分かる?
今日は0214、バレンタインや!まさか俺に!?
そうよ、はい!お花とお菓子!
わ〜嬉しいわ〜これほんまにええの?
勿論だよ、返品は受け付けておりませんから
ほな遠慮なくいただくで〜
お花は綺麗やから飾っとくとして、お菓子なんやろ、チョコかな
お楽しみだよ、開けてごらん?
チョコだけやないんか!クッキーだのケーキだの色々あるやんか!しかもココアまで!?こんなにたくさんは初めてや…ありがとうな!
めっちゃ喜んでる、私も選んだかいがあったな
いえいえ、好きな物たくさん入れてみたの、喜んでもらえて良かった!
カレはうれしそうにチョコを頬張る
え、もう食べるの!?
これ朝ご飯や俺の、ええタイミングやったわ
もう!
こんなカレも愛おしくてならない
私が選んだお菓子は、カレの朝ご飯へと変わった
勿論豪華でかわいくておしゃれな朝ご飯に
すごく笑顔で食べてくれるカレ
うまいでこれ、一口食べてや
おすそ分けまでしてくれた
確かにおいしかった
私は私に感謝した
こんなにうまいモンをカレに食べさせてあげれたんだ
すごく嬉しい
だからバレンタインは大好きだ
喜ぶカレを永遠に見ていたくなる
お菓子もお花も
カレの物
喜んでくれて良かった、本当に良かった
ねぇ、来月ホワイトデーあるやろ?お返し、期待しといてな
!?
忘れてた
バレンタインがあるならホワイトデーだってある
良いの?とても楽しみにしちゃうよ?
へへ〜俺すごいプランあんねん、楽しみにしててな
カレにも作戦があるらしい
楽しみだな、来月が待ち遠しいわ
バレンタイン
小学生の頃
この日になると
箱いっぱいに
チョコをもらってきてた父
昔は景気が良くて
女性から
男性上司に
渡すのが
当たり前
いろいろなチョコを
1つずつ見て楽しんだ
バレンタイン
なな🐶
2024年2月14日526
バレンタインはチョコ食べたくなる
ご褒美に自分にチョコをあげるのもいいね!
バレンタイン。
バレンタインには
何をあげよう?
愛が伝わるのは
今日じゃなくても
大丈夫。
ハッピーバレンタイン。
バレンタイン
はるか昔、極東にはバレンタインという日に、想い人にチョコを渡す風習があったらしい。
チョコとはとても甘く、そして少し苦いのだと噂に聞いた。
特に食べる機会も無かったので詳しくは無いのだが……
郵便受けに綺麗にラッピングされたチョコが入っていたのだから驚きだ。
こんな廃れた町まで来て、物好きがいたものだ。
また後で美味しくいただくとしよう。
【バレンタイン】
最近は、友達や家族、恋人からも公然と交換したり、立場が逆転しても問題視されなくなってきた。
「良い時代になったねぇ。」
とは言うものの、まだまだ男性がチョコ売り場に居るのは、肩身が狭い。
「…そうかもな。」
男ふたりで一緒に買うのは、まだ浮いている様な気がした。
「わぁ、気にして欲しくなかっただけなのに。逆効果!」
チョコが大好きなあなたは、甘い物が苦手な自分にも食べられそうなチョコを探してくれている。
「自分の分を、選びなよ。」
迷うだの、甘くなさそうなのが良いとか、言いながらも楽しそうな横顔に、無理に自分の分を選んでくれなくてもと考えてしまう。
「うん、大丈夫!ちゃんと選ぶよ!…あっ、コレ可愛い!」
周りにいる女性たちも、それぞれに嬉々としてはしゃぎながら選んでいるが、それに負けないはしゃぎようが、なんとも可愛らしい。
「うん、可愛い。」
喜色を載せて振り返るあなたが、目を輝かせている。
「だよね!コレください!プレゼント用で。」
あれよあれよと会計が終わって、紙袋を手渡される。
「…え、違った?」
その手首を掴んで、売り場の端に避難した。
「これは、ありがたく戴きます。…ごめん。はしゃいでるのが可愛くて、誤解させた。」
謝罪の為に、頭を下げた。
「あは、びっくりした。ありがとう。でも、もうちょっと付き合ってくれる?全部買たいいくらい、迷ってるから。」
嬉しそうにはにかむあなたに手を引かれて、また甘い香りのチョコレート売り場へと戻っていく。
「ねぇ、ひとつで良かったの?」
甘い香りのキッチンで、手作りのチョコレート菓子をふたりで作って食べたのは、今や昔である。
「…俺、ふたりで作ったアレが食べたい。」
戦利品の数々を抱えて、嬉しそうにしているあなたに、つい懐かしくなって零してしまった。
「アレって、子どもの頃の?」
レシピあったかなぁ、と呟いて、迷いなく製菓用品の売り場へ足を向ける。
「チョコ、持つから。」
買い物カゴを手にするあなたに付いていく。
「一緒に作ろう!」
嬉しそうに笑うあなたが、粉やら板状のチョコレートやらをどんどんとカゴに入れていき、会計を済ませて袋詰めして、あっと言う間に帰路に着いた。
このイベント前後の結構な期間、家の中は毎日チョコレートの香りが漂っている。
(今年も、季節だなぁ。)
なんて、毎年思っているのは、あなたには内緒だ。
あなたが作る手作りのチョコレート菓子が、一番好きなのだと、バレンタイン当日に白状させられたのは、言うまでもない。