『セーター』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
身体にフィットしたセーターが素敵
あなたがセーター着てきたとき
どきっとした。
むかしむかし、
彼にセーターを編みました。
彼は着てくれました。
手編みなんて気持ち悪い!
と言っている人がいました。
あなたは優しい人でした。
ありがとう。
あのね、苦手だったの
チクチクして
でもね、あの模様可愛くて好きだったよ
昔の記憶
『愛してる』
がいっぱいこもった贈り物
ありがとう
お母さん
きっとずーっと忘れない
IKKOが寒さで震えた。
「やだー。セーターでも着ようかしら〜」
タンスを開けると中は空っぽで〈タンスにゴンゴン〉しか入ってなかった。
「ゴンだけ〜〜〜!!!」
『セーター』
幼い子どもの頃は
お父さんのセーター
大きく見えていたのにね
いつの間にそんな
寄る辺ない葦みたいな
*セーター
若い頃は編み物が好きで、よくセーターを編んだ。
出来上がったセーターは形が崩れてたり、体に合わなかったり、とても外出用に出来る代物ではなかったけれど、ただ編み針を動かすことが楽しかった。一本の糸が形になっていくことが楽しかった。
無心になれた。
…だけど一番の理由は、彼氏もいない暇な休日の時間を埋めることだったのかも。
手抜きコーデのセーター。重宝してます!
セーターだけでなんとなくお洒落に見える!
セーター姿の好きな人。1割り増しで可愛いな!
「セーター」
貴方が編んでくれた、手編みのセーターに袖を通すと貴方の温かさを思い出します。
でも、少し悲しくもなります。
だって貴方はもうどこにも居ない
セーターを一つ置いて何処か遠いところに行ってしまったようでした。
貴方が残してくれたセーターに意味を探す日々を送りました。
それでも都合のいい解釈やバカバカしい想像ばかりで実の所、何一つそれらしい考えは思い浮かびませんでした。
何も言わず、セーター、一つ置いていった貴方の真意を私はもう知ることが叶わないのでしょうか。
その日も貴方が残してくれたセーターに袖を通し
貴方の温かさを感じながらあの頃を思い出していた。
その時ふと貴方が言った、ある言葉を思い出しました。
「語るのも大切だけど物事や行動で示す事も同じくらい大切なの」
「強い想いや願いは言葉にしなくても自然と伝わるもの」
あぁ、このセーターには貴方の心が入っているんですね。
きっといつか、その時が来れば貴方の真意にも気づける日が来ますよね。
そう思うと何故か少し、心が軽くなった気がしました。
72
君がいなくなってから、セーターを何度だめにしただろう。セーター特有の洗濯方法なんて知らないし、今後覚えるつもりもない。だってまた君が洗ってくれるんでしょ。
ああ、あんたは俺なしで生活できないんだろうなって思うと少し優越感がある。一緒に洗濯した服みたいに、狭い空間だからこそ絡まり合ってしまったあんたと俺はもっと早く絡まりを取り除くべきだったのだと思う。
濡れて重みを増してしまったそれを無視して自分から離れたはずなのに、いき苦しくてしょうがない。
狂信
共依存 加筆11.24.22:22
『セーター』
大昔、友達が
「セーター編んだよ」って言うから
競争心に火がついて
編んだよ、セーター
しばらく編み物してないな
手を動かすと
心が落ち着く
マフラーあたりから
また始めてみようか
緑のセーター着て笑ってる
彼の写真をみつめて
思案するの
セーターは温い。
夏の想いは温い。
冬の握手は温い。
君の体温は温い。
生きているとは、体が温いと言う事。
温いのは、生きていたいと願うから、
あれ、なんなんだろう
シャツ以外と着合わせてる人、見たことないや。シャツ専用?
ま、なんでもいいけどね!
「セーター」
子供の頃冬になると当たり前に着ていたセーター。
大人になってからは、ほとんど着ることがなくなった。
どちらかと言うと敬遠している感じがする。
セーターの着心地が何だか妙にしっくりこないのだ。高級なカシミアのセーターなら、暖かく上品さを醸し出せるが、そうでないセーターはデザインも平凡で高級感どころか侘しさをオーラで出してしまうような気がするのだ。
偏見なのは分かっているけど、中高年になった今でもセーターは自分のアイテムには無いものになっている。
チクチクして苦手だったの
ピンクでとても可愛かったけれど
すぐ脱いでしまってた
母の手編みのセーター
懐かしくて、なんだか切なく思う
会いたいな、母に
色違いのセーター
子供の頃にサンタクロースから
もらった2枚のセーター
双子の私達は、ほとんどが色違いの
お揃いの服だったが
ワガママな妹の私が、いつも先に赤系を選び
姉が残りの青系だった
なのにこのときは逆で、私が水色で姉が桃色
やっと性格が改善され出したか
ただ好みが変わっただけか
もう手元にはないけれど
お気に入りでしょっちゅう着ていた
思い出のセーター
「セーター」
今は着ないが
編んでもらった感動は
心にそっと閉まってある
ひんやりとした朝
朝焼けが綺麗
コーヒーをつくって
お気に入りのセーターに袖を通す
湯気が眼鏡をくもらす
ぬくぬくのスリッパを履いて
朝日が顔を出すのを待つ
お題 セーター
学生が立ち並ぶ人気店
寒いのに短いスカート
色とりどりの可愛いセーター
あの頃の私を思い出す
色んなことを飛び越えた
青春を楽しんでね
お題「セーター」
「さむ〜…」
そう言う君は、少し大きめのセーターを着ていて萌え袖になっている所が可愛らしい。
写真に残したいと考えてしまう僕は、思っているよりも彼女の事が好きなようだ。
「暖めてよ。」
ほら、なんて手を広げた彼女を真似して、僕も手を広げた。
ぽすりと収まった彼女は、ぬくぬくと僕の子供体温で暖まっている。
きっと、夏は暑くて僕から離れるんだろうな…と考えたら悲しくなってきた。
「帰りさ、手繋いで帰ろ。」
恥ずかしそうに頬を染めた彼女が、上目遣いで僕に言った。
もし、僕が雪だるまだとしたらもう溶けてしまっているに違いない。
彼女に釣られて、僕の顔まで熱持っていくのが分かる。
「いいよ。」
昼休みの終わりを告げるチャイムが流れる。
授業は全く頭に入って来ることはなく、右から左へと流れて行った。
もちろん、彼女と帰ることで頭がいっぱいだったのだ。
僕は、体温を分け合った今日のことを忘れないだろう。
カラオケレッスン案内ハガキ 手に取れば冷たく後を見れば教室が一つ減り先生の哀しみも一緒に配達されていた。