『スリル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
残った線はふたつ。
赤か青か。
ニッパーを握る手が震える。
これ以上ないと思うほど早く脈打つ心臓。
ゆっくり…大きく…そんなふうに思いながら呼吸をしても、どうにも乱れてしまう。
スリルを感じるもの
そんなものについて
考えてみた
ジェットコースター
アクション映画
お化け屋敷
生憎、私は
そういうものを避けて生きてきた
要するに、
スリルとは無縁の人生なのだ
これからも
そうだと思う
スリルという言葉は
恐怖というイメージから
私の中では
『避けるべきもの』
という印象になっていた
調べてみると
極度の期待からくる緊張感のことも
指すらしい
そういうものならあるかも
と思って
記憶の中を探っていた
〜スリル〜
山 川 海 自発的ならハイになるけど
寝れない 人が倒れたり
暴れたり 予期せぬものだと
焦ったり何だったり……
同じスリルでも
動機が変われば 何かは変わる
そういうコントロール大事ー
とりあえず
人様に迷惑はかけちゃいかんです!!
スリル、あの時は良く感じたものだよな~。
魔女様を救うために、人間から堕天をして、
悪魔となり、救ったんだもんなぁ…。
その事を考えていると頭から湯気が出そうになる
恥ずかし過ぎるよ…。黒歴史過ぎ…。
悶え苦しんでいたら、魔女様がこう言った。
"貴方が居なければ、こんなにも幸福が降りては
来なかったのでしょうね。"
そう言って、照れ隠しをしていた魔女様を見て、
また、顔が赤くなった惚気を友達に話したのは、
別日のお話である…。
終わり。
「普通」がイヤだと言うと、
「普通」が一番難しい。普通をあなどるな!!
と親友に怒られた事があった。
それでも、20代はスリルや未体験に憧れたものだ。
何故かお金持ちに好かれ、
フェラーリの扉を閉める時、
バンッとは閉まらず、
ぷすぅ〜と最後空気が抜けるみたいに閉まるとか、
高層階に泊まって、雲の中にいるみたいだったり、
知らない経験を沢山した。
でも、それをずっと手に入れたいとは、
思わなかったし、
お金があるからって、好きにはなれなかった。
普通の思いやりや、
普通の日常や、
それって当たり前じゃないなと感じた。
高校の時の彼は、普通で面白くなかったから、
新しい世界が楽しすぎて、
進学と共に別れた。
でも、色々なスリルを体験してきて、
今、あの彼と一緒になっていたら、
普通の暖かい家族が出来ていたのかもしれないなぁ
と懐かしく思う。
「普通」って難しい。
侮る事なかれ。と20代の私に教えてあげたい。
【スリル】
#スリル
退屈だったんだ
嫌気がさしてたんだ
黙って言うことさえ聞いてれば
相手はニコニコしてくれてる
揉めなければ自分さえ黙ってれば
今日一日は平穏でいられる…なんてね
心の中に刃物を隠した
言葉を封じ込めて無言という毒を
手に入れた
いつ私を見破るの?
私のバケの皮を剥ぐのは誰?
あなた?
言葉の駆け引きに飲み込まれないよう
あなたに心を許してしまわないように
今日も恋の駆け引きは続く
惚れたりしないなんて
崖っぷちの思い飲み込まれないよう
今夜も薄明かりの中
サヨナラを背中に隠して
あなたが待つ場所へ奔る
遊園地に行ったときには、絶叫系のアトラクションにたくさん乗る。だってスリルがあって楽しいから。絶叫系が苦手な人の心理は、よくわからない。怖いからなのかな。こんなに楽しいのに。
「こんちはー、マサムネくん」
「……ちわす、」
アパートの外階段で、遭遇する二人。隣同士の西門と遠山真宗。
気安く声をかけるのは西門の方。
「こっちでの暮らし、慣れた?大学で何かのサークルとか入ったの?」
「いや、バイト入れてるんで」
そっけない反応は、初対面の時から。クールな和男子の外見のマサムネに対して、ピアスやパーマかけたふんわりヘアーの西門は今風のおしゃれな風貌で、対照的。
「へー、偉いじゃん。でもさ、折角親元から離れたんだからさー、色々羽目外さないと。彼女とかも作んないとね」
「……興味ない、す」
「ふーん。あんまなぎさちゃんに心配かけちゃダメだよ。おねーちゃん君のこと友達できないみたいって気を揉んでたよ」
先を行っていたマサムネが振り向きもしないまま、背中で言った。
「…、こないだ、うちのWi-Fiのルーターの調子悪くて配線見たんすよ、俺。そしたらなんか変な機械みたいなの出てきて」
「へえ?」
「おかしいなと思って調べたらーー盗聴器でした」
そこで振り向く。西門と目が合う。
「盗聴器? ほんと?」
「俺、工学部なんで、そっち系強いんです。何でうちに盗聴器仕掛けられてるんだろうっていま、警察に相談してるとこです」
「……それ、なぎさちゃんは?」
「内緒です、まだ。変に怖がらせるとあれなんで。色々判明したらちゃんと言います」
「そうか、それがいいね。物騒だなぁ、俺もうちの中調べてみようかな」
「……」
「ところでさ、なぎさちゃん。他にも俺にこぼしてたんだよね。買ったはずの下着の数が合わないって。外に干してるわけじゃないのに、何でだろうって気味悪がってたよ。この辺に下着ドロいるとか、噂ない?って」
「……へえ」
「女の子の下着盗んで、はあはあしてる変態がいるのかもね。キショいなあ」
マサムネくん、おねーちゃんからその話聞いてない?と言う。
「いえ」
「そっかー。心配させたくないんだね、姉ごころだね。優しいなあ」
「……じゃあ俺、こっちの駅なんで」
「あ、俺向こうの地下鉄。じゃあ、またね。マサムネくん、また情報交換しようね!」
バイバイと手を振って笑顔を見せる西門。
黙って会釈をして急ぎ足で駅に向かうマサムネ。
別々の方角へ向かいながら、同じタイミングで二人は舌打ちした。
〜〜あんのやろう……!
#スリル
「柔らかな光6」
久々に、ゾクゾクとした感覚がキた。
この感覚は、私以外に言わせると…恐怖、らしいのだが、私はこのゾクゾクを……興奮と、捉えている。
「ひぃぃー!?アっ、アニキっ!ここっここここれ、マズイっすよぉーー!?!?!?」
「おおおお、おち、おちつけフッガ、みろぉ!商隊の護衛の兄ちゃんを見なぁ!奴は落ち着いているぞぉ!!!」
「あ!?たたっ、たしかにそうッスね!?じゃぁ…オラたちはまだ死なないッス!?」
ははっ…私のような冒険者が護衛中の、商隊を襲っちまうような、おマヌケ盗賊が騒いでいる。まったく、本当にマヌケな盗賊だなぁ。
「スィリル君!?ほっ、本当に相手にするつもりですかぁ!?あっ、あれは⸺本物のドラゴンですよぉぉ!?」
私を雇った商隊の隊長が、何か言っている。何故聞く?これは”よくある遭遇”だろう?
「⸺しかし、夏の時期に氷竜と遭遇するとは、久々だぁ……あは♡今年”も”、氷菓と暑さ対策には困らんなぁ、くっくっく!!!」
「「「「「えぇぇぇぇぇ!?」」」」」
【スィリル、23歳。久しぶりのスリル】
想像してみる
お腹の、みぞおちの奥のあたり
小さな不動明王がいて
パチパチと、ちろちろと、ずっと炎が燃えている
嫌なことがはらはらとお腹に落ちていって
湧き出る嫌な気持ちが燃やされていく
私が内側から護られている
消えない焔がそこにある
私はそっと手を当てて
感謝する
〚スリル〛
彼との恋は、スリルがあってとても好きなの。
僕だけかも知れないけれど、彼はいつどんな時でも僕を忘れない、不思議な方。
"だからすき"
「好奇心は猫をも殺す」なんて言うけれど。その「好奇心」は、「怖いもの見たさ」とかの意味も孕んでいたりするのかな。
ちょっと調べれば危険ってわかるはずなのに、なんでそこへ行ったのだろう。
そんなに、その姿を拝みたかったのかな。
見えたって、いいことは何も無いのに。
"彼ら"は、ある意味では自己顕示欲の塊。
見える存在が少ないからこそ、見えると分かるや近づいてくる。距離的にも、精神的にも、生命的にも。
あれ、何人いるんだろう。互いに捕食しあって、よりヤバい存在にならなければいいけれど…。
…いや、肩車している時点で、なにも良くないか。
ネコの慣用句は、「しかし物を知れた満足感で生き返った」って続くらしいけれど。
肩車しているあの人は、果たして満足したのだろうか。
(『死期折々』―月見里 珀亜の小話―)
❤︎111
「スリル」
私には彼氏がいる。そんなことは分かっているが、、、、
やっほー、おつかれさま。
おつかれ、ご飯食べる?
いや、お腹は大丈夫、それよりホテル行こーぜ
、、、はいはい、行こうか
あなたがいけないんだよ、私に構ってくれない。
いつも、寂しいんだから
【スリル】
スリルのない人生なんてあなたには想像できる?私はそんなの絶対に無理。だって生きてるだけで周りではいつだって刺激的なことで満ち溢れているのだから。
って言えるような人生が欲しい~。
題 スリル
あれは確か、12の頃のことだ。
子供は、何かと無茶なことをしたがる。私もそうだった、雑誌やらテレビで影響を受けそれをまねしたくなる。
そのときは、ある小説を読んでのことだった。
内容はよく覚えてるさ、何せ今でもお気に入りの一冊なんでね。
上京した青年が、久しぶりに故郷へ帰りとある神社を見つけたことから始まる。ホラーと、ミステリー本。
大人やある程度成熟した者ならそんな内容を読んで、同じようなことをするなんて憚られるだろう。しかし、まだ12歳の子供。
子供は、無邪気さ故にときに残酷なこともできる。それが影響したのだろうと、今になって思う
飽きた
人生はスリルなしじゃつまらない。
だって、決められたレールを進むだなんて平凡なことしたって楽しくない。
まだ成否も分からないような道を自分で開拓してこそ人生に色がつくってもんだ。
その過程でリスクは常についてくる。
そのリスクと隣り合わせなのがたまらなく楽しいんだ!
ハイリスクハイリターンのスリル!
それほどまでに人生に価値あるものはない!
もちろんギャンブルとかは別の話だ。
ただ、そんなものではなくて、自分の選択でできるスリルが楽しいんだ!
スリルがあるから人生の選択がある。
人生の選択があるからスリルがある。
そうだろう?
だから、やめられないんだ。
ハイリスクハイリターンの選択の連続の人生が。
チャレンジ114(スリル)
子供の頃から怖がりで、周りから笑われた。家族ができて、少しはメンタルを鍛えようとジェットコースターに乗った。何とかクリアした。妻によると、あなたの真っ青な顔を見ていると心配だったけど、笑えてきた、とのこと。スリルのあるものは、眺めるから面白いのか。そう言えば、テレビの番組で絶叫マシンに乗っている人を見るぶんには、怖さを感じない。他人だからである。自分のことになると、しんどい。
控え目なスリルは、ゲームセンターのアーケードゲームをクリアする時だ。これくらいのドキドキが、私にはちょうど良い。
僕にもスキルはある
けど、そのスキルはおそろしい
『望んだことが本当になる』
一見うらやましいスキルだろう
だが、相手の不幸・幸せを望めばそのとおりになってしまう
これを上手に扱わないと“世界”をいつでも‘滅ぼせてしまう’だろう
「スキル」
スリルをあじわうために
したいことがある
それは
イチャイチャパラダイスだ
親に見つからず
イチャイチャできるところを
探してる
まったく
すきもなにもありゃしない
イチャイチャしたいだけなのに
時と場を考えなきゃならないなんて
つらすぎる
あ~あ
ツラタン
【スリル】
スリルを感じるものとはなんだろう
ジェットコースターだろうか
心霊スポットだろうか
それともアクションシーン
たっぷりの映画やアニメだろうか
いずれにしても、それは
貴方をドキドキとした世界に引き込むものだろう
そして終わった後に
“また来たい・見たい”と感じさせる
貴方の日常を少し彩るものだろう
貴方にとってスリルを感じるものとはなんだろう