『スマイル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
中学2年生の頃、悪ふざけで学級目標に「スマイル」が選ばれた。
ニヤニヤ笑っていたあいつら。
ヘラヘラ笑っていた僕。
下を向いていた先生。
あれ以来学級委員にはなっていない。
口角を吊り上げていけ星までも
届け落ちろ我が手中に
(260208 スマイル)
辛くても、苦しくても、
何かの拍子にクスッと笑えるなら
その後は多分いいことあるよ。
…多分ね。
#スマイル
スマイル
今日もいい日になりますように
鏡の中の私は笑っている
意外と上司好きで良かった(案外恋愛矢印向きかもしれん…いや、部下がなんか兄妹(姉弟)いたのかもしれんが)
それと,あの人…自分が思ってたより熱意あって好きだったわ…アツイ女大好きです
…原作とまた別の発見があって、良かったです(原作で見つけられなかったところが見つけられて大満足です)
スぐ人に元気をあげられる
マるで太陽のようなあたたかさ
イつでもどこでも
ルんるん
自分の笑顔なんて自分の好きな人にだけ見せたいし、自分にだけ見せてほしい。
「ちょっとこれ見てください」
向かいに座った真田さんにスマホの画面を見せると、真田さんは素直に顔を上げた。
俺がチョイスしたのは、猫がキュウリにびっくりする動画だった。俺はわくわくしながら真田さんの反応を盗み見たが、彼は依然として真顔のままである。
やがて「これ何ですか?」と聞いてきたので「猫がびっくりする動画っす」と答えたら、至極興味のなさそうな「へえ」が返ってきた。
「面白くないですか?」
「面白いっていうか、びっくりしました」
「びっくりするんすか?」
「猫がこう、急にびよーんってなったから」
一応、そこがこの動画のおもしろポイントではあるんだが、どうやら真田さんのツボにはハマらなかったらしい。結果、今日も今日とて、俺のチャレンジは失敗に終わった。
最近の俺の挑戦。それは、バイト先の先輩・真田さんを笑わせること。
真田さんの素性は謎めいている。店長は適当な人で、真田さんについて聞いてみても「普段なにやってんのかはよく知らない」とのことだった。
年の頃は二十代後半。細身で、銀のフレームの眼鏡をかけていて、どことなく神経質そうな印象がある。口数は少なく、表情もあまり変わらない。何を考えているのかいまいちわからないし、休憩が被ったときは会話が続かなくて気まずい。そういう理由で、俺は正直、真田さんのことが苦手だった。
けれども最近、ある出来事をきっかけに、真田さんを見る目が変わった。
先月、同じく先輩である森さんが、みんなにおはぎを配っていた。なんでも森さんは料理が趣味らしく、おはぎを手作りしたものの、うっかり作りすぎてしまったらしい。
俺は喜んで貰って、さっそく休憩時間に食べることにした。ラップを剥がしながら、なにとはなしに向かいに座った真田さんをちらりと見ると、ちょうど真田さんもおはぎを食べているところだった。
勝手なイメージで、真田さんは人の手作りが無理なタイプだと思っていた。意外だなと思いつつ見ていると、視線を感じたのか、真田さんもこっちを見た。目が合って、なぜか焦った俺は、咄嗟に真田さんに向かって「おいしいですか」と尋ねた。
真田さんは目を瞬いてから、ちょっとはにかんで「おいしいですよ」と言った。その唇には少しだけあんこがついていた。
そのとき俺は、真田さんの笑顔を初めて見た。真田さんって笑うんだ。おはぎを食べて「おいしい」とか言うんだ。俺はなんだか無性に感動して、それ以来、ちょくちょく真田さんに話しかけるようになった。真田さんは、相変わらず無愛想ではあるけれど、話しかければそれなりに答えてくれた。
あのときの笑顔をもう一度見たい一心で、渾身のすべらない話を聞かせたり、変顔をしてみたり、ネットで見つけたおもしろ動画を見せたりするのだが、真田さんは一向に笑わない。
他の人に聞いてみると、真田さんが笑っているところを見たことがある人は一人もいないのだという。つまり、真田さんの笑った顔を知っているのは俺だけ。
そんなSSR笑顔を引き出したくて、俺は日々奮闘している。明日はどんな手を使おうか。自転車で帰路を辿りながら、あれこれと考えを巡らすのだった。
【テーマ:スマイル】
とにかく笑顔を
絶やさないこと
面倒なことも
笑顔でやり切るの
たとえば
掃除はちゃんとする
当番の黒板消しも
赤点の担当の先生にも
わかりません〜💦って
笑顔で聞きに行く
笑顔は私の
おまじないなのだ
スマイル
笑顔を作れない
無表情が多い
喜怒哀楽がわからない
と言われる
けど楽しくないから
楽しい顔ができないだけ
腹立っても表情に出したら
周りが不愉快に思うから
出さないだけ
結果無表情になるだけ
それが一番楽だと気づいたのは
小学生の時
それが癖ついて
笑顔を振りまけないだけ
どうしてスマイルのテイクアウトなんて頼んでしまったのだろう。ただの悪ふざけのつもりだった。店員の反応が見れれば良かっただけだ。
窓の外にピエロのような男が覗き込んでいる。ハンバーガーを片手に。
(スマイル)
某ハンバーガーチェーン店、スマイルのテイクアウトはマスコットキャラクターが家まで着いてきます。
―スマイル―
笑っていれば、何も問われない。
笑っていれば、期待も失望も向けられない。
笑っていれば、踏み込まれないで済む。
便利だ。
本当に、吐き気がするくらい。
本音を出さない代わりに、
感情そのものを薄めてきた。
怒らない。
泣かない。
欲しがらない。
欲しがらなければ、奪われもしないから。
「大丈夫?」
その言葉に、反射で笑う。
大丈夫じゃないと答えたあとに待っている
沈黙と、気まずさと、後悔を知っているから。
誰も悪くない。
だからこそ、余計に救いがない。
私が笑っている限り、
誰も私を傷つけていないことになる。
笑顔は麻酔だ。
もう、何が辛いのかも分からない。
分からないから、助けも呼べない。
呼べないから、誰も来ない。
それでも笑う。
笑わなかった瞬間、
「何かを欲しがってしまった自分」が
はっきり見えてしまうから。
欲しがるのは、期待だ。
期待は、裏切られる前提で存在する。
だったら最初から何もない顔をしていたほうが楽だ。
それは、私を生かしているように見えて、
ゆっくり、確実に、私を消していく。
でも、もう戻れない。
笑わない私には、
居場所がないことを知ってしまったから。
だから今日も笑う。
中身が空っぽだと、
誰にも気づかれないように。
選ばなかった。笑っていれば、何も問われない。
笑っていれば、期待も失望も向けられない。
笑っていれば、失敗しても「まあ、あの子だし」で済む。
便利だ。
本当に、吐き気がするくらい。
本音を出さない代わりに、
感情そのものを薄めてきた。
怒らない。
泣かない。
欲しがらない。
欲しがらなければ、奪われもしないから。
「大丈夫?」
その言葉に、反射で笑う。
大丈夫じゃないと答えたあとに待っている
沈黙と、気まずさと、後悔を知っているから。
誰も悪くない。
だからこそ、余計に救いがない。
私が笑っている限り、
誰も私を傷つけていないことになる。
笑顔は、麻酔だ。
痛みを消すんじゃない。
「痛いと感じる権利」を奪う。
もう、何が辛いのかも分からない。
分からないから、助けも呼べない。
呼べないから、誰も来ない。
それでも笑う。
笑わなかった瞬間、
「何かを欲しがってしまった自分」が
はっきり見えてしまうから。
欲しがるのは、期待だ。
期待は、裏切られる前提で存在する。
だったら最初から、
何も持たない顔をしていたほうが楽だ。
それは、私を生かしているように見えて、
ゆっくり、確実に、私を消していく。
―でも、もう戻れない。
笑わない私には、
居場所がないことを知ってしまったから。
だから今日も笑う。
中身が空っぽだと、
誰にも気づかれないように。
進まなかった。
続けなかった。
私は視線を落とし、
そのまま、何もしなかった。
私は、諦めたわけじゃない。
最初から、始めていないだけだ。
題名:【文明の利器】
スマイルはどうやら0円らしい。
お金にはならないのに笑わされるなんて
なんて惨い世の中なんだろう
スマイル。
スマイルは
今日ものはずなのに
ゲーム2連敗。
相手の事信じて
裏切られる。
明日こそ。
お題:スマイル
後日あげるのでお題とスペース保存しておきます。
スマイル(オリジナル)(異世界ファンタジー)
「君はいつも笑っているね」
そう指摘されて、私は首をかしげた。
あまり実感がなかったからだ。
「そうでしょうか?」
「そうだよ!言っとくけど褒めてるからね?」
「それはありがとうございます」
お礼とともに微笑むが、これは普通の事だと思う。
私は長い任務を終え、主の元に帰ってきた。
私の役目は様々な知識と経験を得、主の元に持ち帰る事であった。
今回の階層と経験の概要を語り、記憶の泉に出力する際、ふと思い出したので聞いてみた。
「主よ、私はいつも笑っているそうですが、なぜそのようにつくったのですか」
主は私を見て、
「当たり前だろう。皆、笑顔の人間には良い印象を得、心を許すものだからだ」
と言った。
なるほどと思う。けれど。
「それは私の経験を狭める事にはなりませんか」
主は感情の動きなども収集している。笑顔でない事で得られる経験もあるはずで、私はそれを憂慮したのだが、主は私の頭に手を置くと、
「できることならば幸せな経験を沢山集めていきたいのだよ」
と、愛おしむように言った。
「君にはずっと、優しい人でいて欲しいんだ」
主はきっと生物の性善説を信じたいのだと思う。
私はそのように理解した。
そして、その理想を私に託しているのだと。
私は頷き、今回の成果である記憶を全て泉に流した。
主は壊れてしまった。
人の傲慢さや悪辣さに絶望し、全てを壊そうとした。
それだけのことができる偉大な魔術師だった。
私は記憶の泉に流した全ての記憶を取り戻し、彼を止めるべく塔を登った。
優しくあれと私をつくってくれた主を助けたかった。
けれど、それと同じくらい、これまで出会ってきた人々を助けたかった。
「ライ!」
私の記憶を取り戻す手助けをしてくれた友が、吹き飛んでくる瓦礫から私を守ってくれた。
命の危険があるのに、共に来てくれている。
私は気を引き締めた。
空を飛び、嵐の吹きすさぶ中、主に肉薄する。
私は、主が作った最高傑作の人形だった。
誰よりも強い魔力を持つ。
巨大な魔法が双方から放たれた。
衝突による爆発が、塔の階層を消しとばす。
主は憎悪に顔を歪め、爛々と目を輝かせていた。
私は、優しくあれと笑顔につくられた本分を忘れ、悲しみと悔しさに顔を歪めた。初めての感情に頭がパンクしそうだ。涙が止まらなくて、心が痛い。
主が邪悪に笑って掌を向ける。
その先に、私の友たちがいた。
魔法が放たれる瞬間、私は射線に割り込んだ。
魔を練り上げて放つ。
主の魔法の射線をずらすことに成功したが、私の半身は今の攻撃で消し飛んでいた。
「ライ!!」
治癒魔法が飛んでくるが、自分たちの結界に使って欲しい。私は歯を食いしばり、治癒魔法を振り切って主へと飛んだ。
血の涙を流し、狂ったように笑う主を止めるために。
弾丸となった私は彼を貫き、
世界は爆発した。
笑えない日も君は困った笑顔で
慰めてくれた さあ取り戻そう
#スマイル
「笑えって言われたって、おかしくもないのに笑えませんよ」
オーディションで審査員にそう答えてみせたのは三船敏郎だったか。
記念撮影の際に「バター」と発したのは車寅次郎。
フォレスト・ガンプのTシャツにはニコちゃんマーク。
記憶を巡らす口もとに笑みがこぼれる。
ユチロ
12
私は私の笑顔が大嫌い
いじめられていた時に、散々言われたから。
ずっとずっと暗い道を歩いて、下を向いて、私の足だけが視界の全て。
それで人生終わると思ってた。
でも、貴方に会ってから変わったの
貴方は笑顔を誉めてくれた
私の生き様を認めてくれた
いじめてきたあいつを否定するのでもなく、いじめられた私を甘やかすのでもなく
ただ私が私であることを、私が私として生きてきた事だけを
それだけを見て私のそばにいたいと言ってくれた
だから私救われたの
心から笑えるようになったの
視界が貴方でいっぱいになったのよ
私、貴方のこと大好きよ
私を大衆の一人にしてくれたから。
悲劇のヒロインではなくて、ただの雑多の中の一人に戻してくれたから。
ありがとう、笑顔が素敵な貴方。
【題:スマイル】
ニコリと穏やかに話す先方の方々。
いつもとは違う笑みをはりつける同僚たち。
俺にはその笑顔が、この空間が、とても恐ろしく映る。
笑顔は俺にとって、どす黒い社会の象徴だ。だから怖くて、嫌いなんだ。
昔からだ。中学のときからずっと、両親や塾講師からの笑顔が、なんだかおかしく見えた。
全教科ほぼ満点のテスト。すべての欄に5と記された成績表。名門高校への入試の合格印。
全てが、大人たちにいびつな笑顔を与えた。
大人が使う笑顔なんて、ただの道具だ。そこに喜楽はひとつもない。
それは、俺も例外じゃない。皆と同じように笑顔を装備して、武器にしている。
金を稼ぐため
名誉を得るため
弱さを隠すため
そして生きていくために、笑顔を使う。
あのとき嫌っていた大人たちのようになるなんて、自分が嫌になる。
~~~
ある日、会社で『笑わない人』に会った。
この春から、ともに仕事をする同い年の女性だ。
仕事はできるものの、常に無表情で必要以上の会話をしない彼女は、一般的に見ると社会人として異端だった。
俺は気になって、休憩時間に少し、彼女と話すようになった。
彼女との会話は楽だった。笑顔という呪いに気を使わなくてすむからだ。
二ヶ月ほどそんな日々を送ったある日、週末に二人で出掛けようという話になった。
提案は彼女から。駅前で小さく芸術品の展示をするらしいから、よければ一緒に行かないか、ということだった。
駅前の小さな展示と、休憩がてらよった小さな喫茶店。
少し、出掛けるにしては地味かもしれない。
お出掛けの間、彼女は相変わらず無表情だった。
けれど、展示の前では足を止める時間が長く、気に入ったものの前では、ほんの少しだけ姿勢が前のめりになる。
喫茶店の扉をあけるスピードが、いつもよりわずかに速い。
会話のトーンも心なしか上がっているような気がする。
表情には出ていないが、楽しんでくれているんだと理解した。
胸の奥が、少しだけ温かい。その温度が心地よかった。
そのうち夕方になり、駅で別れることとなった。
去り際、彼女は一瞬だけこちらを見て、言葉を紡ぐ。
「……やっと、心から笑ってくれましたね」
思わず立ち止まる。自分の頬に触れて、ようやく気づいた。
――ああ、今、笑えてるんだ
その時、笑顔が呪いから喜びへと変わった。